歯の黄ばみの原因は?対策とセルフケア・予防方法もまとめて紹介

歯の黄ばみの原因は、加齢や抗生物質の服用などの内的要因と、色の濃い食べ物や飲み物、タバコのヤニなどに含まれるステインによる外的要因とがあります。歯が黄ばんでしまったら、美白効果のある歯みがき粉を使うなどのセルフケアで対策しましょう。また、自分では思うように白くならないと感じる方は、歯医者でホワイトニングやクリーニングなどを受けることをおすすめします。歯の黄ばみを予防するためには、ステインが付着しないようにタバコや色の濃い食品を摂るのを控え、食後にうがいをしましょう。研磨剤が大量に入った歯みがき粉を使いすぎると、歯の表面が傷ついて逆効果です。

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歯の黄ばみはもともとの象牙質の色にも関係が

歯は表面を覆う「エナメル質」とその内側にある「セメント質」と「象牙質」、神経と血管が通っている最奥部の「歯髄(しずい)」とで構成されています。一番外側のエナメル質は半透明なので、その中の象牙質の色が透けて見えます。象牙質の乳白色は、髪や肌と同様に一人ひとり濃さが違います。そしてエナメル質の透明度や厚さ、凹凸の有無によっても、歯の色の見え方が変わることがあります。日本人はほかの人種と比較するとエナメル質が薄めで、歯が黄色い人が多いようです。また、永久歯は乳歯よりも象牙質が厚いため、より黄色っぽく見えます。

歯の黄ばみの原因は?

もともと歯が白い人でも、加齢により歯が黄色くなっていくことも。歳をとるにつれ象牙質の色が濃くなる、病気などの内的要因のほか、食事やタバコなどによる外的要因とがあります。歯を白くしたいと考える方は、まずは自分がどの原因で黄色くなっているのかを知りましょう。きれいな歯に見せるためには、原因にあわせた対策をすることが大切です。

(1)加齢や抗生物質の服用などの内的要因

多くの人は、歳をとるとともに歯が黄ばみます。表面のエナメル質がだんだんとすり減ってしまうのに対し、その内側の象牙質は徐々に厚く、色が濃くなるからです。また、抗生物質を服用すると歯が黄色くなることがあります。例えばマイコプラズマ肺炎などの治療に使われる「テトラサイクリン」は、永久歯に生え変わる時期に服用すると歯が黄ばみやすくなります。遺伝による病気、代謝異常で歯が変色することも。上皮小体機能亢進症や先天性ポルフィリン症、糖尿病などにかかっている方は、歯の色が濃くなる場合があります。むし歯などで歯の内部の神経が死んでしまった歯、治療で神経を取った歯は黒く変色してしまいます。

(2)食事やタバコのヤニなどの外的要因

ステインの汚れが歯の外側に付着して、歯の色を変えてしまいます。ステインは唾液中のタンパク質と、食べ物に含まれるポリフェノールなどとが結合すると生じ、歯を黄色や茶色に着色します。特にチョコレートや赤ワインを摂ると、ステインが歯に付きやすくなります。歯の表面が乾いているとよりステインは増えやすく、しかもそのまま放置するとエナメル質内部に浸透して、着色汚れが落ちにくくなることも。また、タバコのヤニはステインよりも歯への粘着力が強く、より強く歯を黄ばませます。ほかにも醤油やカレー粉、ケチャップなどの調味料の着色料や、紅茶やコーヒー、ウーロン茶などに含まれるカテキンやタンニンも歯を変色させる原因です。

歯の黄ばみをとるには?

歯に付いてしまった黄ばみをとるには、毎日の歯みがきでセルフケアをしましょう。ホワイトニングができる歯磨き粉や歯の着色汚れを浮かせられる歯みがき粉を適切に使い、正しい方法で歯みがきをします。ホワイトニンググッズとして市販されている歯を白くする成分が入っている歯みがき粉や、シリコンでできた消しゴムなどは、歯に負担がかかりすぎないよう、週1回程度の使用にとどめましょう。セルフケアで歯の汚れが落としきれない場合、歯が黄色い原因が内的要因にある場合は、歯科医院へ相談することをおすすめします。歯科医院ではクリーニングやホワイトニングなど、専門的な機器と薬剤を使った治療を受けられます。

歯磨きをして毎日セルフケア

毎日付いてしまう着色汚れは、歯みがきのセルフケアでその都度落とすようにします。「ホワイトニング歯みがき粉」などの専用商品を利用してもよいでしょう。最初は水だけでていねいに磨き、それから歯みがき粉が全部の歯に付くように、もう一度磨きます。歯ブラシは歯と歯ぐきを傷つけないような「やわらかめ」または「ふつう」の硬さのものを使いましょう。歯ブラシが歯に直角に当たるよう意識し、磨き残しがちな歯と歯ぐきの境目、奥歯の噛み合わせ部分、歯と歯の間も注意して磨きます。歯ブラシのヘッドは小さめな方が、口の中で小回りがきくのでおすすめ。奥歯手前にはブラシのかかと部分を、奥歯の奥の方や歯の裏側はブラシのつま先を当てるようにしましょう。

歯科で専門のホワイトニングクリーニングを受ける

毎日のセルフケアでは黄ばみが落ちないとお悩みの方は、歯科でメンテナンスや治療をお願いしてはいかがでしょうか。ステイン汚れを除去するクリーニングに加え、歯石と歯周病ケアなどを行うメンテナンスを3か月に1回程度受けると、歯の健康ときれいさを維持できます。加齢変化などの内的要因で変色している場合は、ホワイトニング治療で改善できることも。ホワイトニング剤で歯の黄ばみを分解し、元の歯の自然な白さを取り戻せます。むし歯や治療後の詰め物で変色した歯など、これらの方法で白くできない場合には、薄いセラミックの被せもので対応できます。

歯の黄ばみの予防方法

普段の生活の中でできることで、歯の黄ばみを防ぎましょう。食後はすぐに歯をみがくのが望ましいですが、できないときでもうがいをして口内の汚れを落とします。研磨剤や酸などで歯の表面のエナメル質を薄くしてしまうと、かえってあとで黄ばみが進み、むし歯などを併発するおそれもあります。唾液をたくさん分泌して、歯の再石灰化を促すようにもしましょう。

食後にうがいをする

食事のあとは歯みがきをし、できない場合はうがいをして汚れを速やかに落としましょう。歯の着色汚れは付着してすぐにこびりつくわけではないので、原因物質を少なくすることが大切です。冷たい紅茶やコーヒーを飲むときはストローを使うなど、着色しやすい飲み物を摂るときは歯につかないように工夫しましょう。

研磨剤などで歯を傷つけないようにする

研磨剤が多く入っている歯磨き粉は歯の表面のエナメル質を薄くして、逆に歯の色を濃くしてしまうことも。ステイン汚れが気になるときでも、水酸化アルミニウムやリン酸水素カルシウム、炭酸カルシウムなどの研磨剤入りの歯みがき粉を使うのは、週1回程度にしましょう。また、口腔用ではない掃除用のメラミンフォーム、スポンジや、レモン汁や酢などの強い酸性のものを使ってはいけません。一時的には歯が白くなったとしても、歯の表面を傷つけたり溶かしたりしてしまい、むし歯や知覚過敏を引き起こすおそれがあります。

唾液の分泌を盛んにする

口内の唾液を十分に出して、歯の着色を防ぎましょう。ご飯やおやつを食べると、歯の表面のエナメル質からミネラルが溶け出す「脱灰」が起きます。その後唾液が分泌されると唾液中のカルシウムなどが作用し、ミネラルが歯に戻って「再石灰化」します。脱灰したままではエナメル質が薄くなり、歯が黄色くなりやすくなるため、再石灰化を促す必要があるのです。食事直後は大きく脱灰しており、その後2〜3時間程度をかけてゆっくり再石灰化しますから、あまり四六時中飲み食いしていては再石灰化が進みません。食事中はゆっくりとよく噛んで、唾液がたくさん出るようにしましょう。高齢になると唾液の分泌量が減ってしまうので、唾液量を増やす納豆や海藻類、柑橘類や梅干しなどを献立に入れることをおすすめします。

口腔内を健康に保って歯の黄ばみを防ごう

歯が黄色いのは、髪や肌の色のように個性の違いもありますが、加齢や病気、食べ物や飲み物などによって後から色が濃くなることもあります。歯みがきなどのセルフケアで改善することもありますが、思うようにいかないときは歯科医に相談してみましょう。日頃から歯に汚れを残さないように心がけ、唾液を多く出して歯を健康に保てるように努めましょう。

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