ゴキブリの侵入を防止するには？侵入経路と防止策をまとめて紹介

家の中はゴキブリにとって快適な場所が多く、餌もあります。ゴキブリの侵入を防止するために、場所にあった対策をとりましょう。玄関やベランダ、窓際など開け閉めのある場所には毒エサタイプの駆除剤がおすすめ。排水口の小さい穴からでもゴキブリは侵入しますので、流し台や風呂場を使わないときはネットやふたなどで塞いでおきましょう。エアコンの排水ホースや洗濯機の排水口からも侵入することがあるので、スキマテープやネットなどで穴を塞ぎます。日頃から部屋の湿度を抑えて掃除をこまめにする、生ゴミをためずに廃棄するなどしてゴキブリの侵入を予防しましょう。

ゴキブリの侵入を防止する方法はある？

ゴキブリを家の中で見ないようにするには、侵入経路を塞ぎ、万が一入りこんだあとも住処にさせないことが大切です。ひんぱんに開け閉めする玄関や窓などは塞いだままにするのが難しいので、毒エサタイプの防除剤を設置します。小さなゴキブリは、わずか3mmほどの隙間があれば入りこめるといいます。排水溝や換気扇など外と繋がっている隙間がないかをチェックし、ネットなどで塞ぎましょう。外から持ち込む荷物に卵が付いている可能性もあるので、裏まで確認することをおすすめします。

玄関

玄関は出入りが頻繁なので、隙間を塞いで侵入を防ぐのが難しい場所です。ドア周囲に毒エサタイプの防除剤を置いて対策しましょう。ゴキブリは毒エサ剤のそばで死ぬのではなく、物陰に隠れたあとや、巣へ帰ってから死に至ります。そして毒エサ剤を食べたゴキブリの死骸や排泄物を仲間が食べると、その仲間にも毒が回るので巣ごと駆除できます。メスの体の中に毒が回ると、その後産んだ卵から幼虫が生まれるのを防ぐことも。ゴキブリは排除したいけれど、死骸は目にしたくないとお思いの方におすすめです。

窓やベランダ

マンションで上の方の階に住んでいても、ゴキブリを見かけてしまうこともあります。ベランダに置いた植木鉢はゴキブリが好んで潜む場所ですし、ダンボールは食料にもなります。好きな観葉植物と一緒に、ローズマリーやミント、ラベンダーなどをベランダに置いてみましょう。ゴキブリはこれらのハーブ類の香りを嫌うので、忌避剤代わりになります。また、スパイスの香りや柑橘系のアロマも苦手なので、窓近くに置くと効果的でしょう。ベランダや窓も洗濯や換気のために開け閉めする場所ですから、毒エサタイプの防除剤を使うのがおすすめです。

風呂やトイレ・キッチンの排水口

ゴキブリは、わずかな隙間からでも室内に入り込みます。風呂場やトイレ、キッチンなどの排水溝は、蓋に小さな穴しかないから大丈夫と油断していると、そこから小型のゴキブリの侵入を許してしまうケースも。浴槽を使わないときには栓をしておき、洗い場の排水溝にも覆いをしましょう。洗面器などをひっくり返して置いておいたり、髪の毛取りシートを貼ったりすると侵入防止になります。台所の排水溝には、細かい目の水切りネットをプラスしましょう。ゴミ受けを水切りネットで覆ってしまい、しっかりと結んでから設置するとゴキブリが入ってくるのを防げます。

エアコンの排水用ホースや換気扇

エアコンや洗濯機の排水ホースも、屋内と外とが繋がっています。ゴキブリが入ってこないよう、塞いで対策しておきましょう。エアコンの排水ホースは、外にある末端部分に三角コーナー用ネットをかぶせて縛っておけば、排水しつつゴキブリの侵入を防げます。洗濯機の排水管が刺さっている排水溝周りにも隙間があるので、しっかりと塞ぎます。ホームセンターや100円ショップで売られている隙間テープを排水管に巻きつけるように貼り、排水溝との隙間を埋めましょう。換気扇を止めているときは外との隙間がある状態なので、つけっぱなしにしておくのも一つの手です。販売されている防虫フィルターやストッキングをかぶせても、ゴキブリをシャットアウトできます。

物に卵でくっついて侵入

外からの荷物にゴキブリの卵が付いていると、あとで室内にゴキブリが発生することもあります。特にゴキブリが好むダンボールや鉢植えの植物などを家に入れるときには、ゴキブリの卵がないかを隅々までチェックしましょう。不要な物を溜め込まないよう、普段から処分と片付けをしておくことも大切です。

ゴキブリが家に入ってくるのはなぜ？

ゴキブリが家の中に入ってくるのは、そこがゴキブリにとって快適な環境であり、餌も豊富にあるからです。人間が過ごしやすい屋内は、ゴキブリにとっても住みやすい場所です。特に高温多湿な場所を好んで棲みつき、卵を産んでしまいます。また、屋内には水場と人間の食べ残しやゴミなどの、餌になるものがたくさんあります。

家の中はゴキブリにとって快適な場所

家の中は外に比べ、ゴキブリにとって居心地のよい場所です。冬でも暖かく、適度な湿度もあります。ゴキブリがエアコンの中を住処にすることがあるのは、年中高温多湿であるからといわれています。また、ゴキブリは夜行性で、暗く狭い場所を好みます。昼間は屋内の家具や家電品などの隙間に潜み、夜になってから徘徊します。

家の中にはゴキブリの餌がある

ゴキブリはお風呂場やキッチンなどの水場も好みます。ゴキブリは湿気のある場所が好きですし、水を一滴飲むだけでも数週間は生きられます。加えて家の中にはゴキブリの餌になるものが豊富です。人間の食べ物だけでなく、フケやペットのフン、ホコリやダンボールなども食べられます。

ゴキブリの侵入を予防するには

ゴキブリが入り込まないようにするには、家の中をゴキブリが住処にしづらい環境に保ちましょう。室内の湿度を抑え、ダンボールなどは処分しておきます。食べ物は匂いが漏れないようにラップをかけ、食べ残しや生ゴミはこまめに捨てましょう。

室内の湿度を抑える

ゴキブリは、湿度の高い場所を好みます。特に活発になる温度は25〜28℃、湿度75〜100％です。エアコンや除湿機を動かし、高すぎる湿度を抑えましょう。キッチンにある冷蔵庫の裏や食器洗浄器の周辺は湿度が高くなりやすいので、毒エサタイプの防除剤や捕獲シートを設置します。

ダンボールや古新聞などは処分する

古いダンボールや新聞、雑誌類はゴキブリの住処兼エサになります。屋内はもちろんベランダにも置かないようにし、こまめに捨てましょう。ダンボールを処分すれば、ゴキブリだけでなくシロアリやダニ、ノミなどの害虫が居つくのも防げます。処分できないダンボールは畳んでおき、縦にして隙間を作らずに保管します。大きなビニール袋で、ダンボール全体をすっぽりと包んでもよいでしょう。

食品や食材にラップをかける

ゴキブリは外にいるときは果実や種子、樹液と朽木、小さな虫やその死骸などを食べています。そのため、家庭にある果物やデンプンを含んだ甘いものはゴキブリに狙われがちに。ゴキブリはまず食べ物の匂いに惹かれて近づき、味を確かめてから食べます。食品や食材はテーブルの上などに放置せず、冷蔵庫にしまったり、皿にラップをかけたりして、匂いが漏れないようにしましょう。

食べ残しはこまめに捨てて生ゴミを溜めない

食べ残しは放置せず、こまめに捨てましょう。床などに食べかすなどが落ちたままだとゴキブリを寄せ付けてしまうので、掃除をしてきれいを保つようにします。生ゴミはシンクの三角コーナーや排水溝のゴミ受けに貯めておかず、ゴミ袋に入れてしっかりと口を縛ります。ゴミの取集日にはゴミを出して、家の中をすっきりとさせましょう。

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ゴキブリの侵入防止策を日頃から実践しよう

ゴキブリは玄関や窓などの出入り口や、排水溝や換気扇などの外と繋がっている隙間から入ってきます。場所にあった対策方法で、ゴキブリが屋内に侵入しないようにしましょう。家の中にはゴキブリにとって快適な環境です。家の中に巣を作らせないよう、湿度管理や整理整頓、掃除とゴミ捨てを日頃から習慣にしましょう。

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