アートメイクはどのくらい痛い？施術部位による違いなどを解説

皮膚のごく浅い層に色素を入れて、ナチュラルメイクをしているようなすっぴんを目指すアートメイク。消えにくいタトゥーとは違い1～2年で薄くなっていくので、おしゃれ感覚でできるメリットがあります。また真皮に色素を入れるタトゥーよりも痛みがマイルドなので、やってみようかなと検討している人も多いのではないでしょうか。
そこで今回はアートメイクはどれくらい痛いのか？ということを詳しく解説します。施術部位や施術方法による違い、その原因なども取り上げていくので、アートメイクをしたいけど痛みはどれくらいなんだろう……と悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

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アートメイクってどれくらい痛いの？

アートメイク施術時の痛みは時に「毛抜きでまとめて抜いたような痛さ」と表現されることがよくあります。しかしながら痛みの感じ方には個人差が大きく、麻酔がなくてもまったく平気な人もいれば、我慢できなくて施術を途中でやめてしまったという人も。ここではアートメイクする部位によってどれだけ痛みに違いがあるのか見ていきましょう。

眉のアートメイクの場合

アートメイクの中でも多くの人が選ぶ部位。形を整えるため毛を抜いたりといったケアを日常的にしている部位なだけあって、比較的痛みに強い場所とされています。そのため麻酔なしで施術をするクリニックも珍しくありません。また中には麻酔をすると痛みを感じないために施術中に寝る人も。そのため眉アートメイクに関しては、痛みに敏感な人を除けば、それほど心配する必要がないといえるでしょう。

アイラインのアートメイクの場合

アイラインを引くのにいつも失敗する人や、すっぴんでも目をぱっちりさせたい人に選ばれている部位。ここは目の近くなので皮膚も薄く、痛みを感じやすい場所です。しかしながら麻酔なしで施術を行って患者が動いてしまうと大変危険なので、しっかり麻酔を効かせて施術するのが一般的。そのため少しでも麻酔の効きが弱いと感じたら早めに伝えましょう。

リップのアートメイクの場合

加齢によってリップラインがぼやけてきた、つやつやしたリップを手に入れたいという人に選ばれている部位。リップ周辺は粘膜が近く皮膚も弱いことから、痛みを感じやすい場所とされています。しかも普段のお手入れで刺激に慣れている眉とは違い、痛みに慣れていないということも原因。しかししっかり麻酔を効かせることで痛みに配慮した施術が可能です。

ヘアラインのアートメイクの場合

おでこのラインや透け感が気になる生え際などに色素を入れて、毛髪があるように見せるのがヘアラインのアートメイク。小顔に見せる効果や女性らしさの演出などが期待できます。ヘアラインはアイラインやリップに比べて皮膚が厚いので、痛みを感じない人も。具体的には「つまようじでひっかかれたくらい」の痛みで、それも麻酔によって痛みを少なくできます。

施術方法によって痛みに違いも

アートメイクは眉やアイラインなどパーツによって痛みに違いが出るということは先ほど紹介しました。では施術方法の違いではどれくらい痛みが変わってくるのでしょうか？アートメイクで使われる施術方法は2種類あります。ここではそれぞれの特徴やメリットとともに痛みの違いをまとめました。どちらの施術方法がいいか悩んでいたら参考にしてください。

手彫りの場合

ペン型器具の先に細いブレードを取りつけ、その名の通り手で1本1本眉毛を描いていく施術方法。そのためナチュラルな仕上がりがメリットですが、後で紹介するマシン彫りに比べて痛みを感じやすいというデメリットがあります。また手彫りの場合、痛みを感じる度合いは施術者の技術に大きく左右されることも。未熟な技術者だと内出血などを起こす可能性もあります。

マシン彫りの場合

専用マシンに取りつけた針が高速で動いて着色していく施術方法。手彫りとは違って一定の深さで針を刺すことができるため、手彫りよりも痛みが少ないとされています。ただし手彫りと比べると微調整しにくいというのがデメリット。最近は手彫りに近い仕上がりが期待できるデジタルマシンが開発されました。そのためマシン彫りの場合、デジタルかアナログかということを確認するのもおすすめです。

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アートメイクで使用する麻酔は？切れそうならすぐに伝えて！

アートメイクは部位によっては確かに痛みを感じますが、多くの場合麻酔で対応してくれるのでそれほど心配はいりません。ですが麻酔の効きには個人差があるので、効き始めるまでに時間がかかることも。どちらにせよ麻酔が効いている間は痛みを心配せずに施術を受けられます。また麻酔の効きが薄い、切れそうな感じがする場合は速やかに施術者に伝えましょう。

多くは麻酔クリームで対応

アートメイクで多く使われているのが塗るタイプの麻酔薬。クリーム状で、塗布後20分から30分ほどで麻酔が効いてきます。施術は麻酔が効いているかどうかを確かめてから行われます。ですが痛みに弱い・敏感な人は確認の時点で心配な旨を伝えましょう。麻酔クリームは施術途中で効果が徐々に薄くなることもありますが、その場合は施術者に伝えると適宜追加してもらえます。

時には局所麻酔も

極度に痛みに敏感な人や痛みを感じやすい施術部位に対しては、注射タイプの局所麻酔や点眼タイプの麻酔薬を使用することもあります。局所麻酔は即効性があり一定時間ほぼ痛みを心配せずに施術を受けられますが、注射自体の痛みもあり施術後の腫れや内出血の可能性があるデメリットが挙げられます。そのため多くの場合、麻酔クリームのみで施術が行われています。

施術後の痛みには

アートメイクの施術後の痛みはそれほど問題にならないことが多いですが、それでも皮膚が薄く粘膜が近いリップは1週間ほど腫れてしまうことが珍しくありません。その場合は、クリニックの指示に従った方法で保冷剤等でクーリングすると痛みが和らぎます。またその他の部位でも痛みや腫れが引かないようであれば、クリニックで処方された痛み止めの薬を使用しましょう。

痛みの主な原因とは？

このように痛みを感じる原因には皮膚が薄い部位であること、また施術方法によっても違いがあることを説明しました。ですがそれ以外にもさまざまな原因があるので、それをいくつか紹介します。そのポイントを押さえれば避けられることもあるので、余計な負担を負わないためにも参考にしてください。これらのポイントはアートメイクを受ける際、気をつけるべきことでもあります。

痛みに敏感

痛みへの耐性や麻酔の効きやすさには個人差があります。ですが自分が麻酔が効きやすい体質なのか、痛みに強いのかということは気づかないことも。そのため不安を感じたら、麻酔クリームと局所麻酔の両方を用意しているクリニックを選ぶ方法もあります。

施術当日の肌が敏感な状態

アートメイクは皮膚に直接色素を入れていくので、当日の肌が乾燥等で敏感だと痛みを強く感じることがあります。そのため体調管理を十分することがとても大切。スキンケアを行ったり、睡眠をしっかり取ったりすることが挙げられます。また当日どうしても体調がすぐれないなら無理せず施術を延期しましょう。

施術者の技術不足

アートメイクの施術方法の中でも手彫りによる痛みの度合いは、施術者の技術に大きく左右されます。また手彫りのデメリットとしてマシン彫りよりも時間がかかることが挙げられますが、施術者の技術不足が原因で施術に時間がかかり途中で麻酔が切れてしまうというケースも。そのため手彫りを希望するならアートメイクの経験を重ねた施術者がいるクリニックを選びましょう。

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エステサロンで施術を受けた

2005年よりアートメイクは医療行為と定められており、医療機関以外で施術することは違法行為です。またエステサロンだと、施術後の痛みのケアに対応できません。クリニックならドクターや看護師が施術後にトラブルがあれば対応してくれます。

まとめ

アートメイクの痛みを部位や施術方法に分けて解説してきましたが、いかがでしたか？クリニックでは麻酔を使えるので、痛みに関しては心配ないことがお分かりいただけたかと思います。またクリニックは施術途中に痛みを感じた場合には、麻酔を追加してくれるのもポイント。アートメイクを受けるならアフターケアにも配慮があるクリニックで受けましょう。

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