ムクドリの駆除方法は？自分でできる有効な対策方法を紹介

ムクドリは体長24cm程度、黒っぽい体に白い頬、オレンジ色のクチバシと脚を持つ日本の野鳥です。近年、森林伐採などで居住地を追われたムクドリが人が住む市街地で生活し始めたため、騒音や糞害などが大きな問題となっています。ムクドリは防鳥ネットを使ったり、電気ショックやバードスパイクなどを設置したりする方法で自衛できます。ただし、ムクドリは鳥獣保護管理法で保護されている野鳥なので、資格や許可なく捕獲し殺してしまうと法律で罰せられる可能性があります。自分でムクドリ駆除を行う際は、あくまでも追い払う程度にとどめましょう。自力で駆除できない、追い払っても何度もやってくるという場合は、専門の駆除業者への依頼もおすすめです。

ムクドリの生態

ムクドリはスズメ目に属する体長24cm程度、体重75〜90g程度の日本の野鳥です。全体的に黒っぽい体色で、頭部から首にかけてとお腹は淡い色、頬は白く、クチバシと脚はオレンジ色をした可愛らしい見た目が特徴の鳥です。日本全国に生息し、林や果樹園、農耕地や牧場、公園など樹木の多い環境を好みます。鷹やフクロウなどの天敵から身を守るため、大きな群れを作って生活しています。繁殖期にはつがいで巣を作り、ヒスイのような色の卵を4個から7個程度産み子育てをします。産卵から巣立ちまでは23日程度と短く、繁殖数が多い鳥としても知られています。

急増するムクドリの被害とは？

農作物につく害虫を好んで食すことから、農薬などがなかった時代は益虫として重宝されていたムクドリ。しかし、近年では都市開発や森林伐採などにより住処を追われた ムクドリが人間の住む市街地に住み着き、大きな問題となっています。 急増するムクドリの被害について詳しくみていきましょう。

鳴き声による騒音被害

集団で行動するムクドリは大きな鳴き声をあげ、仲間とコミュニケーションをとります。ムクドリの集団は数百羽から数千、数万羽にのぼることもあります。そのため、鳴き声が大きな騒音となり、付近の住民を悩ませています。ムクドリは暗くなると鳴くのを止める習性がありますが、市街地は街灯や車のライトなどで夜でも十分に明るいので、日が落ちてもムクドリが鳴くのをやめず、 長時間騒音被害が続くことも問題 となっています。

悪臭、汚染、ウイルス感染などの糞害

糞による被害は他の鳥類でも見られます。しかし、ムクドリは集団で一斉に糞を排泄するため、 他の鳥と比較しても被害が大きくなる のが特徴です。 大量の糞による悪臭や、道路や標識、家の外壁や窓などの汚染は深刻な問題となっています。 また、野鳥の糞はウイルスや菌を媒介するため、乾燥して舞い上がる糞の粉塵を吸い込んでしまったり、直接手で触れてしまったりすると、私たちの健康が損なわれる可能性もあります。

ダニなどの害虫が大量発生する可能性も！ムクドリの巣による被害

市街に居住地を移したムクドリは、猛禽類や野良猫などの動物から身を守ったり、雨や風、暑さなどの気候変動から逃れたりするため、 家屋の軒下や屋根裏、雨戸の戸袋、排気ダクトなどに入り込み巣を作ります。 野鳥の巣、特に卵が孵化し、雛が生まれた巣では ダニや羽虫などの害虫が大量に発生する と言われています。ダニなどの害虫は網戸から家屋に容易に侵入するため、激しいかゆみやアレルギー症状などを引き起こす可能性もあります。また、 雛のいる巣は強い獣臭がしたり、鳴き声による騒音があったり とさまざまな被害の原因となります。

ムクドリを自分で駆除する方法は？

糞害、騒音、家屋への侵入など私たちの生活や健康に深刻な被害をもたらすムクドリ。ムクドリの被害を抑えるために、自分でできる駆除対策はないのでしょうか。詳しく紹介していきます。

ムクドリを駆除する前に知っておきたい鳥獣保護管理法

日本には鳥獣保護管理法という法律があります。野生の鳥獣を保護するために定められた法律で、 許可なく野生の鳥獣を駆除したり、飼育したりすることを禁止しています。 ムクドリもこの法律の対象となっています。ムクドリが近づかないよう追い払うだけであれば問題ありませんが、許可や資格なく駆除をしたり、駆除の際に傷つけたり、殺したりしてしまうと罰せられる可能性があるので注意しましょう。

鷹やフクロウなどムクドリの天敵を置く方法は有効？

ムクドリの対策グッズとして、天敵である鷹やフクロウなどの猛禽類の鳥型カカシや鳴き声を発するスピーカーなどが市販されています。これらのグッズは猛禽類の活動時間や習性を考慮し上手に使用すると、 天敵がいると錯覚して、ムクドリが寄り付かなくなる と言われています。しかし、ムクドリは非常に頭のいい鳥なので、 すぐに偽物だと見破ってしまう 可能性も高いです。そのため、ムクドリ対策として長期間有効な対策をしたいという場合には向かない方法かもしれません。

防鳥ネットでムクドリの侵入を防止

ムクドリ対策としておすすめなのが、 防鳥ネットの設置 です。ムクドリが好む軒下や雨戸の戸袋部分などに設置することで、家屋や敷地内にムクドリが侵入するのを防ぎ、巣作り防止にも効果的です。防鳥ネットを選ぶ際は網目の大きさと強度を重視しましょう。網目の荒い網だとムクドリが隙間から侵入する可能性が高くなります。また、強度の弱い網を使用すると、ムクドリがクチバシでひっぱり穴を広げ侵入することもあるのでご注意ください。

電気ショックやバードスパイクを利用して予防

鳥害対策用の電気ショックやバードスパイクを設置するのも効果的です。ムクドリがとまる可能性の高い箇所に設置することで、 ムクドリがここは危険な場所だと認識し、寄り付く可能性が低くなります。 これらの対策は、 カラスやハトなどにも有効 なので、鳥被害にお悩みの方には特におすすめです。

ムクドリの居処を撤去する

ムクドリが庭の木などに住みついている場合は、枝を剪定したり、思い切って木自体を伐採したりするのもひとつの手段です。また、万が一、家屋内に巣を作られてしまった場合は、雛が巣立ったあと、速やかに巣を駆除しましょう。巣をそのままにしておくと 巣内で発生したダニが家屋内に侵入 したり、再びムクドリの巣作りの地として利用されたりする危険性があります。

自力で駆除できない場合は専門業者への依頼がおすすめ

ムクドリは学習能力が非常に高く、個人で行う対策ではなかなか成果が出ないことも少なくありません。ここでは、ムクドリ対策として自治体が行っている施策と専門業者への駆除依頼について解説します。

自治体でも手を焼くムクドリ対策

ムクドリの被害が深刻的な地域では、市役所などの行政機関が中心となり、さまざまなムクドリ駆除対策が行われています。ムクドリが嫌う忌避音を流したり、街路樹にネットを張ったり、パルス発生装置を導入したり、ロケット花火を使用したりと費用や時間をかけ対策を行っていますが、根本的な解決に至らない自治体が多いのが現状です。

徹底駆除するなら専門家への依頼を検討しよう

自治体でも苦戦するムクドリ対策。自身で行える対策にも限度があるため、徹底的な駆除を目指すのであれば、 害鳥対策を行う専門業者へ依頼するのがおすすめです。 専門の駆除業者へ依頼することで、ムクドリ駆除に効果的な対策や適切な対処方法を講じてくれます。また、すでにできてしまった巣の駆除や、再来を防ぐための手立てを行ってくれる業者もあるので、困ったら一度相談してみましょう。駆除業者を選択する際は、ムクドリ駆除の実績や、駆除方法、アフターフォローの有無や料金体系などを考慮して選びましょう。

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鳩駆除事例とグラックスの口コミ

賃貸マンションの防鳥工事｜京都市下京区 A様

マンションのベランダにハトが飛来し、糞害が深刻な状況となっているとのこと。
まずは清掃作業が行われます。作業者により、掃除機で落ちている固形の糞の吸いとりと高圧洗浄機を使用した糞汚れの除去がされます。最後に消毒作業を行い、糞に含まれる菌が除去されます。
そして防鳥ネットの設置をします。専門家がネット固定具を設置しそこに防鳥ネットを固定していきます。これにより ハトはもう侵入出来ません。

柔軟な対応で助かりました

バルコニー防鳥工事｜滋賀県近江八幡市 B様

近江八幡市のマンションの入居者様から防鳥工事の依頼です。サービスバルコニーへ鳩が侵入し、しつこく侵入してくるという状況。
エアコンの室外機の下に小枝が落ちていたりと 巣作りの初期段階 なので専門家に物理的に防ぐ防鳥工事を依頼。
外壁にボンドで固定用具を取り付けネットを張り 鳩が入れなくなったようです。

隣のお宅にもおすすめしました

工場のハト対策｜滋賀県栗東市 法人様

シャッターボックスの上にハトがとまり糞をするという事。
糞の清掃と防鳥ネットを設置し侵入対策を行います。
こういった作業を行うことで、 ハトの住処をなくし、糞害を抑えていきます。

複数の会社から見積もりを取りましたが、高額になり躊躇していました

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くらしのマーケット

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くらしのマーケットの口コミ

ムクドリ被害にあったら早めに適切な駆除対策をとろう

糞害や騒音、家屋への侵入や巣作りなどムクドリの被害にあった場合は出来るだけ早めに駆除対策を取ることが重要です。しかし、学習能力が高いムクドリは個人ではなかなか駆除が難しいのが現状です。自己対策で成果が出ない場合や、そもそもどのような対策を取ればいいかわからないという場合は、被害が大きくなる前に迷わずムクドリなどの害鳥駆除を行う専門業者へ相談をしましょう。

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