自毛植毛の費用相場は？気になる治療費用とコスト感を確認しよう！

自毛植毛はAGA治療の一つで、AGA治療薬による投薬治療や育毛剤、かつらなどに比べても、最もコストがかかる治療法です。しかし手術を1回完了すれば、半永久的な効果が実感できる点がメリットと言えるでしょう。ただデメリットは、値段が高額である他に、傷痕が残る可能性があること。植毛は自毛植毛と人工植毛があり、自毛植毛の治療法の種類や植毛が必要な範囲、治療を行うクリニックによって治療費用の相場は異なります。
自毛植毛を検討する際は、治療方法や費用相場、クリニック選びのポイントを参考に、一度カウンセリングに行って相談してみましょう。

自毛植毛とは？人工植毛との違い

自毛植毛は、AGA（男性型脱毛症）治療法の一つであり、AGA治療薬による投薬治療や育毛剤、かつらなどに比べても、コストがかかるとされる治療法です。薄くなった部分に、AGAの影響を受けていない自分の後頭部や側頭部の毛根を移植する手法で、手術を1回完了させれば、半永久的な効果が実感できるという利点があります。植毛には、人工的に作られた毛髪を移植する人工植毛という手法もあり、自毛植毛より料金は抑えられるものの、移植後に拒絶反応を起こす可能性と定期的なメンテナンスがあることから、取り扱っているクリニックは少ないようです。

自毛植毛の治療法の種類による費用相場

自毛植毛は健康保険適用外の治療であるため、高額な初期費用がかかるのが特徴ですが、定期的なメンテナンスが必要ないため、継続的なコストが発生しません。長い目で見れば、かつらや増毛よりも維持費が抑えられるといえます。自毛植毛は治療を行うクリニックによって治療費用の相場は異なりますが、基本的に植毛の費用は、約1～4本を1グラフト（1株）として、植毛に必要な株数で料金が設定されます。現在多くの病院で採用されている治療法の特徴と種類ごとの平均的な費用相場を紹介します。

皮膚ごと移植毛を採取するFUT法（ストリップ法）

FUT法はストリップ法とも呼ばれ、メスを使って毛根を移植する治療法。髪の毛を育てる組織を丸ごと切り取るため、傷跡が目立ちやすいのは難点ですが、生着率が高く仕上がりが自然な手法です。500グラフト（1,000～1,500本程度）を移植した場合、おおよそ「500,000円」ほどの費用がかかります。

小さなパンチで移植株をくり抜くFUE法（ダイレクト法）

別称ダイレクト法ともいわれるFUE法は、メスを使わずに、小さなパンチで自分の頭髪のAGAになりにくい箇所から毛根ごとくり抜いて株を移植する治療法です。術後の痛みが少なく、傷が残りにくいのはメリットですが、FUT法と比べて採取できる株数が半分ほどで、費用が高くなりやすいのが特徴です。500グラフトを移植すると、FUT法より少し高い「600,000円」ほどの費用がかかる計算になります。

グラフトを植毛針で植え付けるCHOI法（ニードル法）

ニードル法とも呼ばれるCHOI法は、植毛針を用いて穴開けと植え込みを同時に行う治療法です。1本1本人の手で植え込むので、角度や方向、間隔など細かな調整がしやすく、繊細さが求められるような生え際などに適しています。こちらの手法も手間がかかるため、費用は高額になりやすく、広範囲の植毛を行うのは難しい場合があります。ニードル法の費用相場は、500グラフトあたり、およそ「800,000円」前後になるようです。

ARTAS植毛（ロボット植毛）

ARTAS（アルタス）植毛はメスを使用しないFUE法の一種であり、ロボットがグラフトの摘出部位にムラができないよう適切な間隔を計算し、ロボットアームで正確に採取する治療法です。比較的短時間で毛根を傷つけずに採取可能で、体への負担が少ないのが特徴です。500グラフトの移植で、平均「500,000円」ほどのコストがかかります。

スマートグラフト自毛植毛

スマートグラフト自毛植毛は、専用のドリルで毛根を採取して冷却保存し、そのまま新鮮な状態の毛根を植え付ける治療法。生着率が高く、傷が目立ちにくい手法と言われています。ただ医師の経験に左右されやすいため、病院選びには注意が必要です。ニードル法同様、他の手法より高額になりやすく、500グラフトを植毛すると、約「800,000円」になります。

自毛植毛の値段はいくら？植毛範囲による費用相場

自毛植毛は薄毛の範囲により植毛グラフト数が異なり、植毛する範囲が広くなれば移植に必要な株数も多くなり、株数に応じて施術費用も高額になります。クリニックによっては、植毛費用だけでなく、手法に応じた基本治療費が含まれる場合もあります。

生え際から進行した浅めのM字型

おでこの生え際から進行し始めた比較的範囲の狭い浅めのM字修正では、必要となる植毛グラフト数はおよそ「400～600グラフト」で、植毛毛髪本数の目安は「1,000～1,500本」とされています。M字が浅い場合にかかる費用は、「320,000～740,000円」ほどの相場が一般的です。

生え際から進行し目立つ深めのM字型

浅めのM字型より進行が目立つ深めのM字修正では、必要な植毛グラフト数が「800～1,200グラフト」で、植毛毛髪本数の目安は「2,000～3,000本」が必要になります。費用相場はおよそ「640,000～1,280,000円」とされています。移植本数や移植範囲でも価格は変動するので、あくまで目安の費用となります。

頭頂部・つむじが脱毛したO字型

頭頂部やつむじ部分が円形に脱毛したO字型は、自分では確認しづらい箇所でもあるため、薄毛の進行に気づくのが遅くなる傾向にあります。頭頂部から症状が進行するO字型は日本人男性に多いとされる薄毛の型です。植毛グラフト数は「500～1,000グラフト」、毛髪本数目安は「1,250～2,500本」で、かかる費用は「390,000～1,100,000円」ほどになるようです。

前頭部と頭頂部

頭頂部のてっぺん辺りと前頭部の薄毛が進行したU字型は、M字とO字が同時に起こるため対象範囲は広く、施術費用は比較的高額になる薄毛の型です。U字型の薄毛を改善するには、植毛グラフト数「1,000～1,500グラフト」が必要で、毛髪本数目安は「2,500～3,750本」となっています。また費用の相場は、「730,000～1,550,000円」前後を目安としましょう。

全体的な進行状態

全体的に薄毛が進行した状態では、対応範囲が広くなるので、必要なグラフト数は多くなります。目安として、必要となる植毛グラフト数は「2,000～3,000グラフト」ほど、植毛毛髪本数は「5,000～7,500本」、かかる費用の相場は「1,310,000～2,900,000円」になります。

自毛植毛ができるクリニックを選ぶポイント

高額な費用が発生する自毛植毛を行うのであれば、失敗することなく安全に施術を受けたいと考えるのは当然のこと。生着率を得ながらも、高い初期費用の他にかかる費用はできるだけ抑えたいものです。中には、施術費用の割引や交通費・宿泊費補助などキャンペーンを実施していたり、高額な初期費用を分割できるメディカルローンが利用できたりするクリニックもあります。

確かな技術と実績をもつ医師がいる

自毛植毛の仕上がり具合は、施術を行う医師のもつ経験や技術が大きく関わってきます。執刀する担当医師が信頼できるかどうかは、自分で実際に会ってみて、親身に相談に乗ってもらえるのか確認することが大切。また確かな経歴や実績があるのかどうかは、事前にクリニックのホームページなどで調べてみましょう。

スタッフや看護師が質問に的確に答えられる

医師はもちろんですが、看護師やスタッフが自毛植毛について熟知しているかどうかも重要になってきます。不安の多い術前や術後に、できるだけ安心して施術を受けるためにも、質問を投げかけたときに、親身に対応してもらえるか、的確に答えてくれるかも、質の高いスタッフのいるクリニックだという確認になるはず。カウンセリング時や電話で信頼できる対応をしてもらえるか、確認してみましょう。

適切で明確な料金体系を表示している

自毛植毛は他の治療法に比べても、高額な金額が伴います。手術後に追加料金が発生するのか、実際にかかる費用を明確に提示しているかなど、コスト面での不安のない費用体系を提示する良心的なクリニックを選ぶのが大切です。

アフターケアの体制が整っている

自毛植毛は定期的なメンテナンスが必要ない手法と言われていますが、予期しないことが発生したときに、親身になって対応してくれるアフターケアの体制が整っているかどうかも、クリニックを選ぶ判断材料になるでしょう。

口コミや評判は参考程度に

自毛植毛を行うクリニックを選ぶ際には、医師の実績や経験、対応時の印象とともに、各クリニックの公式サイトに記載の自毛植毛症例写真も参考にしてみるとよいかもしれません。またインターネット上の口コミや評価は、そのまま鵜呑みにせず、参考程度に考えておいたほうがいいでしょう。

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■アイランドタワークリニック　新宿院

自毛植毛に特化したクリニック。新宿・大阪・名古屋・福岡の4院を展開。自毛植毛のプロフェッショナルが揃っています。95％以上の生着率を持ち施術痕が目立たないのが特徴の独自の自毛植毛技術「i-Direct」を採用しています（2022年3月12日現在）。費用はダイレクトMが治療したい面積16～24㎠の場合、標準的な総額は1,540,000円です。カウンセリングは無料、施術をする場合には血液検査無料。（2022年3月12日現在）

自毛植毛の施術方法や費用相場を把握しよう

自毛植毛を検討する際は、治療法の種類や植毛範囲による費用相場、クリニック選びのポイントを参考にしましょう。それぞれの病院ごとの料金・値段、施術内容を吟味したうえで、直接カウンセリングに行って相談してみることをおすすめします。

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