電子タバコ「VAPE」健康への影響について|リキッドとは何か?
更新日: 2024年10月13日
タバコは健康被害をもたらすもの、とわかっていても、愛煙家はなかなかタバコを手放すことはできません。昨今、紙タバコから、燃焼による煙や副流煙の発生が少ない「IQOS」や「Ploom TECH」などの加熱式タバコへ移行する人が増えていますが、さらに健康に害が少ないとして注目されているのが電子タバコ「VAPE」です。
文字を見ただけではIQOS等と同じなのではないか、と思われるかもしれませんが、VAPEは加熱式タバコとは全くの別物。今回は、VAPEについて、いったいどんなものなのか、健康への影響について、など様々な角度からまとめてみました。VAPEの利用を迷っている方は是非ご覧ください。
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電子タバコ「VAPE」とはいったいどんな物?
日本国内で売られている電子タバコVAPEとは、紙タバコや加熱式タバコと違ってたばこ葉を使用せず、液体(リキッド)を電気加熱して発生する蒸気を楽しむものです。IQOSやgloも、電子タバコと呼ばれることもありますが、これらはニコチンを含む蒸気を吸うため、法律的に「たばこ製品」となります(両者を区別するため、一般的に、IQOSやgloは加熱式タバコ、VAPEは電子タバコと呼ばれます)。しかし、日本ではニコチンを含むリキッドの販売は禁じられており電子タバコVAPEの水蒸気はニコチンやタールを含まないため、たばこ製品には分類されずたばこ税もかかりません。
電子タバコ「VAPE」の仕組みとは
VAPEは、MODと呼ばれるバッテリーが入っている本体と、リキッドを入れる容器であるアトマイザーからできています。加熱式タバコの場合は、このリキッドの部分にタバコの葉を含んだタバコカプセル等を入れて使うのですが、VAPEの場合は、ニコチンもタールも含まれていないリキッドを入れ、そのリキッドを加熱して、蒸発したリキッドの香りや味わいを楽しみます。
持ち運びの際の注意点
VAPEは、加熱式タバコや紙タバコと同じようにかばんやポケットに無造作に入れてしまうと、リキッドが漏れてしまうことがあるので注意してください。リキッドの入れ過ぎや、アトマイザーの蓋の閉め方が緩かったなどが原因のことが多いです。また、リキッド補充が不要なVAPEの場合でも、急激な温度変化や気圧の変化には注意が必要ですので、飛行機に乗る際には特に注意しましょう。
電子タバコ「VAPE」の種類
VAPEには、大きく分けて3つのタイプがあります。リキッドタイプは本体のアトマイザーにリキッドを入れて使用するタイプで、蒸気の量を調整することができる製品も登場しており、自分好みにカスタマイズしたい人におすすめ。その他に、リキッドが充填されたカートリッジを本体に取り付けるカートリッジタイプと、リキッドの充填やカートリッジ交換不要の使い捨てタイプがあります。
電子タバコ「VAPE」のリキッドとは
VAPEのリキッドとは、主にプロピレングリコールと植物性グリセリン、香料でできている液体からなります。プロピレングリコールとは化粧品などのベースや食品添加物としても使用されています。。また、植物性グリセリンは主にヤシの実から採取される物で、どちらも過剰摂取をしなければ人体に悪影響を及ぼす可能性は高くないと現時点では考えられています。香料はメーカーによって様々な物を使用しており、国産にこだわったものなど多数の種類が発売されています。
電子タバコ「VAPE」のリキッドのフレーバーとは
VAPEのリキッドのフレーバーは様々あり、タバコ系と呼ばれるものやメンソール系、スイーツ(デザート)系、果物系など幅広く販売されています。タバコ系は禁煙をしたいと思っている方におすすめのタバコを再現したフレーバーであり、スイーツ(デザート)系にはバニラやキャラメル、チョコレートと言った女子に人気のフレーバーがあります。多彩なフレーバーから選べるのも魅力の1つです。
電子タバコ「VAPE」リキッドの選び方
上記に記した通り、リキッドには様々なフレーバーがあり、どのフレーバーを選んでいいか迷ってしまいます。タバコの代わりに、禁煙対策に、という人は迷うことなくタバコ系を選べますが、そうでない人は甘さや濃厚さを求めるのか、爽快感や刺激感が良いのかで選ぶと良いでしょう。また、メンソールにベリー系をブレンドする、等ミックス系のリキッドもあります。
電子タバコ「VAPE」の使用感
禁煙目的で紙タバコの代わりにVAPEを使用した場合、スロートキックがなく、物足りないと感じる人もいるようです。スロートキックとは、「煙を吸った時にのどに感じる抵抗感」の事ですが、VAPEでもキック感を求めることは不可能ではありません。抵抗値の低いコイルユニットを搭載している製品であれば、煙量を多くすることができるのです。
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電子タバコ「VAPE」の健康への影響は?
これまでご紹介してきた通り、VAPEは日本の法律上タバコ製品には当たりません。日本で正規に売られているリキッドにニコチンやタールは含まれていないので、ニコチンやタールによる肺ダメージはないと言えるでしょう。しかし、無害とは言い切れないデータも出てきています。それでは、どんな場合に健康への影響が出るのでしょうか。
個人輸入のリキッドの使用
日本国内では、ニコチン入りのリキッドを製造・販売することは法律で禁じられています。そのため、日本国内で正規に販売されているリキッドを使用しているのであれば、特に問題はないのですが、インターネットが普及している現代では、簡単に個人輸入されたニコチン入りのリキッドを入手することができてしまいます。ニコチン入りのリキッドであればタバコ同様健康への影響はあるので注意してください。
リキッドの成分が発がん性物質を発生させる?
リキッドそのものは先にも記しましたが、主にプロピレングリコールと植物性グリセリン、香料でできており、過剰摂取をしなければ人体に悪影響を及ぼす可能性は高くないと現時点では考えられているものです。。成分の一つであるプロピレングリコールは5V以上の電圧をかけて加熱した場合に、ホルムアルデヒドと呼ばれる発がん性物質が発生しますが、VAPEの電圧は3.5V程度であるため、通常通りに使用すれば問題ないと考えられています。
電子タバコVAPEの報告されている害
はっきりとVAPEが原因で健康に害が出たという確かな情報は少ないですが、報告されている中には重篤なものであると人工呼吸が必要な状態になったという例があるのも事実です。また、頻脈や発熱、寒気、吐き気、下痢などの症状を訴えたという例も報告されていますが、どの例もVAPE以外に要因があった可能性も考えられるため、確実にVAPEが原因とは言えません。ただし、VAPEの使用が始まってからの歴史はまだ浅いため、安全性についての議論が行われているところでもあり、研究結果が出揃っていないのが現状です。 リキッドの主成分であるプロピレングリコールや植物性グリセリンについても食品や化粧品、医薬品などに使用されることが多い物質であるだけに、過剰摂取になってしまうおそれもある点にも注意が必要です。 自己責任で楽しむかどうかを決めることが大切です。
もっと知りたい電子タバコ「VAPE」について
紙タバコや加熱式タバコに比べて健康被害の心配の少ない、電子タバコ「VAPE」ですが、実際に使用するとそのコスパはどうなのか、充電はどのくらい持つのか、など気になりますよね。もし喫煙者の方であればメンテナンスが面倒であれば、使用を避けたいところでもあります。ここでは、VAPEのコスパや充電、メンテナンスなどについて触れていきましょう。
電子タバコ「VAPE」のコスパや充電の持ちについて
加熱式タバコや通常の紙タバコに比べると、たばこ税もかかっていないVAPEのリキッドはリーズナブルであるため、コスパは断然よくなります。ただし、カートリッジタイプの物は製品によっては高くつくことがあります。充電の持ちについては、それぞれの製品のバッテリー容量や放電容量に変わってきますが、一般的に1回の充電で紙タバコ1箱程度の量を楽しむことができるでしょう。
電子タバコ「VAPE」のメンテナンス方法
使い捨てタイプの場合は、もちろんメンテナンスは必要ありませんが、それ以外のタイプの場合は電子機器であるため日ごろのメンテナンスは必要です。リキッド成分にも入っているプロピレングリコールは、単体で購入することができ、水洗いのできないアトマイザーなどを洗浄できます。また、無水エタノールを使用しマウスピースの汚れや本体をふき取りましょう。
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電子タバコ「VAPE」と火災報知器
VAPEが出すものは煙ではなく蒸気であるため、火災報知器には基本的に反応しません。しかし、火災報知器の中でも光電検出器と呼ばれる物が使用されている場合は注意が必要だと言えるでしょう。最も一般的に使用されている火災報知器の種類で、可視光線を利用し周囲の煙を探知する機器であるため、蒸気が間違って煙と検知されるとアラームが起動する場合があるのです。
正規品の電子タバコ「VAPE」で豊かな電子タバコライフを!
電子タバコ「VAPE」は、日本国内で製造・販売されている物であれば、ニコチンの影響を心配せず利用できる嗜好品です。フレーバーの種類も加熱式タバコなどに比べても豊富で、自分好みを見つける楽しさもあります。禁煙をしたい、と思っている人はタバコ系のフレーバーもあるため、この機会に電子タバコ「VAPE」に乗り換えてみてはいかがでしょうか。
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