ED（勃起不全）の原因は何？治療法や手術と対策についても解説

ED（勃起不全）は身体的な原因による「器質性ED」と精神的な原因の「心因性ED」、それらが合わさった「混合性ED」があります。EDは原因に合わせた治療が必要なので、医師に相談してみてはいかがでしょうか。EDの治し方には投薬と注射、手術があります。治療とともに毎日の生活を見直し、ED対策もしましょう。運動をして下半身を鍛える、血液をサラサラにして血行不良で勃起を妨げないように。十分な量の精液を作るために、ビタミンやタンパク質をたっぷりと摂ります。ED治療を受けつつ充実した性行為を続けて、じょじょに勃起感覚を取り戻すことを目指しましょう。

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夫婦仲の悪化や離婚に繋がる？ED（勃起障害・勃起不全）の原因を知ろう

男性は性的な刺激を受けたり性的に興奮したりすると、脳から勃起をするように命令信号が伝達されます。そうすると陰茎の海綿体に多量の血液が流れ込み、勃起するしくみです。このしくみのどこか一部、または複数が正常に働いていないと、ED（勃起不全）になります。EDになる原因は複数あり、それらが混ざり合っているケースもあります。

身体的な要因からの「器質性ED」

器質性EDとは、体の機能低下や不調が原因のEDをいいます。たとえば高血圧や糖尿病などの生活習慣病を持っていると、動脈硬化を引き起こしEDの原因になることが。加齢で血管のしなやかさがなくなると、血管が十分に拡張せず、血流不足でEDの原因になるおそれもあります。お酒の飲み過ぎや喫煙も、血流悪化を助長する原因になります。また、歳を重ねると男性ホルモンの一種、テストステロンの分泌量は低下します。そうすると勃起させる力が弱まり、EDになることもあります。

トラウマなど精神的な要因からの「心因性ED」

心因性EDとは、心理的または精神的な原因によるEDをいいます。過去の性交時の失敗やショック、トラウマを思い出してしまったり、子供を作るための性交をプレッシャーに感じたりすることが原因で、EDを引き起こすことがあります。また、毎日の生活で強いストレスにさらされることも、EDの原因になることがあります。心因性EDの治療は薬物の服用に加え、旦那さんは奥さんにも協力してもらい、お互いに原因を取り除く努力が必要です。

2つが合わさった「混合性ED」

EDの実際の症例には、器質性EDと心因性EDの原因が組み合わさっている混合性EDもあります。器質性EDであることがストレス、プレッシャーになってしまい、心因性EDになってしまうケースも。混合性EDは複数の原因が混ざり合っており、勃起できない原因を特定しづらいのが特徴。思い込みや鬱々とした気持ちがEDを悪化させることもあるので、医師に相談されることをおすすめします。

男性のEDの治し方は？まずは内科や専門外来に相談

ED（勃起不全）の治し方は主に薬物と注射、勃起補助具、手術の4つです。EDで離婚覚悟かと一人で悩むよりも、まずは病院で相談してみましょう。近年では経口のED治療薬が一般的になったため、泌尿化だけでなく、内科でもEDの相談が可能です。

EDの治療方法（1）ED治療薬

最近のEDの治し方でもっとも多いのは、内服薬を飲むことです。診察で心臓などに異常がなく、硝酸剤（ニトログリセリン）や血圧の薬などを服用していなければ、すぐに内服薬が処方されます。ED治療薬は複数発売されていますから、医師と相談して自分にあったものを選びます。脂っこい食事や飲酒後の服用は避けましょう。ED治療薬には催淫剤は含まれていないため、勃起させるには性的な刺激も必要です。個人差はありますが、性行為の1時間前に服用するのがよいとされています。薬の服用でEDが改善されない場合は、注射や手術など別の治療方法を検討することとなるでしょう。

EDの治療方法（2）陰茎海綿体注射

陰茎海綿体注射は欧米で普及しているEDの治し方で、陰茎海綿体にプロスタグランジンE1を注射し、勃起させます。プロスタグランジンE1はそれ以前に使われていたパパベリンと比較すると陰茎海綿体の線維化や持続勃起症が起きにくく、現在は世界の標準治療薬にもなっています。ですがまだ日本では認可外なので、自費治療となります。医師から薬液の作り方と注射のやり方の説明を受け、性交前に自分で陰茎に注射を打ちます。半分ほどの人が陰茎痛を感じ、まれにめまいや不整脈、顔面紅潮などの副作用があることもあります。

EDの治療方法（3）陰圧式勃起補助具

陰圧式勃起補助具とは陰茎に陰圧をかけ、勃起状態にできる器具をいいます。多くはED治療薬で効果がなかった場合に適応されます。9割ほどの方が性交できる勃起状態になるといいますが、陰茎のしびれ感と陰茎痛の副作用になることが多いこと、器具の扱いが煩雑になることから、短期使用のケースが多いようです。満足に器具を操作できるようになるには、医師の指導が必要です。

EDの治療方法（4）陰茎プロステーシス手術

陰茎プロステーシス手術は、他のED治療で期待した効果が得られなかった場合や、適応しない場合に行います。この治療後は後戻りできないため、陰茎海綿体注射や陰圧式勃起補助具を試していない方は十分検討した方がよいでしょう。陰茎プロステーシス手術は動脈硬化や糖尿病、前立腺がんや直腸がんの手術後、若年者の静脈性EDなどに適用されます。手術で陰茎海綿体内に器具を挿入し、勃起できるようにする治療法です。術後2か月間は性交できない、自然な勃起を取り戻すことができなくなるなどのリスクはあります。

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不満のない性生活のために生活習慣を見直してED対策

ED（勃起不全）を根本的に改善し、自然な勃起を取り戻したいと考えるのであれば、治療と並行して運動や食事などの生活習慣を改善しましょう。治療で性交時の勃起をサポートして勃起感覚を取り戻し、充実した性行為を繰り返します。それと並行して体を整えてED対策をし、治療なしでも勃起できることを目指しましょう。

下半身を鍛えて運動不足解消

運動不足で血行不良になっていると、EDになってしまうこともあります。下半身を鍛え、血流を促進させると勃起する力も強まります。下半身の筋トレには、スクワットを毎日の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。サイクリングも有効に思えますが、自転車のサドルで勃起に関係する神経と血管とを圧迫してしまい、かえってEDを助長してしまうこともあるようです。マウンテンバイクがとくにEDを引き起こしやすいようですが、毎日1時間程度のサイクリング、サイクリング用のパッド入りパンツを履けば問題はありません。

血液をサラサラに保つ

血行不良がうまく勃起できない原因になるので、生活習慣を改善して血液をサラサラに保ちましょう。「お魚好きやね」は、お茶と魚、海藻、納豆、酢、きのこ、野菜の頭文字を取った、血液をサラサラにする食材の合言葉です。とくに焼肉などの脂っこいものを食べたときは、これらの食材も意識して摂取するようにしましょう。水分を多めに摂る、喫煙を控えることも血行を促進し、ED対策になります。まだEDを発症していない方も、ED予防に取り入れてみてはいかがでしょうか。

ビタミンとタンパク質をたっぷり摂取

勃起して射精するためには、十分に精液が作られている必要もあります。ED対策にはビタミンとタンパク質をたっぷりと摂り、精液が作られるようにしましょう。外食や脂っこい食事が続いてしまうと、これらが不足気味になってしまいます。毎日3食バランスよく食べるよう心がけましょう。加えて、牡蠣やレバーなどに含まれるビタミンB群や亜鉛、山芋やオクラなどのネバネバに含まれるムコ多糖類は、精力を高めたい方におすすめです。

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■アトムクリニック

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アトムクリニックは当日予約、日帰り治療が可能な完全予約制のクリニックです。プライバシーを守り、EDや包茎治療に悩む男性に寄り添ってくれます。包茎施術実績件数は15,000件以上と信頼の出来るクリニックであることもおすすめのポイントです。大手のクリニックで10年以上経験を積んで院長を歴任し、自信の持てる仕上がりを追求していることが特徴となっています。カウンセリングに重点を置いているため、包茎施術やED治療を行うことに不安を抱えている人や心配がある人にもおすすめのクリニックとなっています。施術後のアフターフォローも無料で行ってくれるため安心して任せることができます。

自分のEDの原因を知って女性と充実した性行為を

EDは身体的な原因からの器質性EDと、心理的・精神的な原因からの心因性EDとがあり、それらが複雑に混じり合ったケースは多くあります。一人で悩まずに、医師に相談してみましょう。一般的なED治療には内服薬が用いられますが、それでも改善しない場合は注射や勃起補助具、手術の選択肢もあります。治療で勃起を促しつつ、妻やパートナーとの性行為を繰り返すとともに生活習慣を改善し、自然に勃起できるようにしましょう。

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