日本国内でも屈指の人気観光地として知られている、長崎のハウステンボス。海外からの観光客も多く、各メディアでも多数取り上げられています。「ハウステンボス」(Huis Ten Bosch)という名称は、オランダ語で「森の家」という意味で、オランダのベアトリクス女王が住むハウステンボス宮殿を再現したところから名づけられました。
ハウステンボスはテーマパークですが、「ひとつの街として造る」というコンセプトに基づいていて、驚くべきことに舞台裏というべき部分がまったくない、オランダの街を忠実に再現したテーマパークです。いつ訪れても楽しめる常設アトラクションの他、季節ならではのイベントが多いハウステンボス。春は、チューリップ、バラ、あじさいと順々に咲き誇る美しい花を楽しめます。夏は、巨大プールが登場し、ひんやり涼しいアトラクションを楽しめます。秋は、ハロウィーンをはじめ、ワインやチーズ、カステラなどグルメの祭典が満載！冬は、全国イルミネーションランキングで9年連続1位に輝く「光の王国」を楽しめます。
まずは、ハウステンボスに関して、全く知らない！という方に入門編、ハウステンボスの概要と周辺の見どころをご紹介です。（画像提供：©ハウステンボス/J-20227）
目次
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ハウステンボスの場所
ハウステンボスは、大村湾の北端、針生島の東端に位置し、総開発面積は152ヘクタールという日本最大のテーマパークです。住所は「佐世保市ハウステンボス町1-1」。博多から約2時間、長崎駅から1時間半のところにあり、ドラマ・映画・CMなどのロケ地としても使用されています。
ハウステンボスへのアクセス
ハウステンボスへのアクセスは、飛行機、電車、高速船、バスなどを利用するのがおすすめ。飛行機利用の場合には、長崎空港着で高速船かバスでアクセスするか、福岡空港着で、高速バスを利用するのが便利です。電車利用の場合は、JRの博多駅から特急「ハウステンボス」を利用すると便利になっています。
長崎空港利用の場合、2番のりばから西肥バスの特急バス、佐世保・ハウステンボス行きで56分（1,250円）、長崎空港マリンターミナルから安田産業汽船の連絡船で50分（2,000円）。
博多空港利用の場合は、西肥バスの高速バスで福岡空港国際線のりばから1時間34分（2,310円）。
電車は国内線第2ターミナルB1から地下鉄で博多駅へ出て、博多駅からJR特急ハウステンボスで1時間52分（普通車自由席3,970円）です。
ハウステンボスの入場料金
©ハウステンボス/J-20227
＜1DAYパスポート＞
ハウステンボス入場1日+約50施設のアトラクション1日利用
7,000円(18歳以上) / 6,000円(中・高校生) / 4,600円(小学生) / 3,500円 未就学児(4歳～小学生未満) / 5,000円 おもいやり (65歳以上、妊婦の方+同伴者1名、3歳以下のお子さまをお連れの方 (同伴者2名)、ペット連れの方 (1頭につき1名) )
＜2DAYパスポート＞
ハウステンボス入場連続2日間+約50施設のアトラクション2日間利用
12,200円(18歳以上) / 10,400円(中・高校生) / 8,000円(小学生) / 6,100円 未就学児 (4歳～小学生未満) / 8,700円 (おもいやり)
＜アフター3パスポート＞
午後3時から入場＋約50施設のアトラクション利用
5,000円（18歳以上）/ 4,300円（中・高校生）/ 3,300円（小学生）/ 2,500円（4歳～小学生未満）/ 3,600円（おもいやり）
＜アフター5パスポート＞
午後5時から入場＋約50施設のアトラクション利用
4,000円（18歳以上）/ 3,400円（中・高校生）/ 2,600円（小学生）/ 2,000円（4歳～小学生未満）/ 2,900円（おもいやり）
＜オフィシャルホテル1.5DAYパスポート＞
オフィシャルホテル宿泊の場合に使える。ハウステンボス入場連続2日間[初日15:00以降]+約50施設のアトラクション利用連続2日間[初日15:00以降]利用可
9,100円(18歳以上) / 7,900円(中・高校生) / 6,000円(小学生) / 4,600円（4歳～小学生未満）/ 6,600円（おもいやり）
＜オフィシャルホテル2DAYパスポート＞
上記同様。ハウステンボス入場連続2日間+約50施設のアトラクション利用連続2日間利用可
11,000円(18歳以上) / 9,500円(中・高校生) / 7,300円(小学生) / 5,600円（4歳～小学生未満）/ 7,900円（おもいやり）
＜オフィシャルホテル宿泊者の翌日再入場専用1DAYパスポート＞
前日の入場券が必要
4,200円(一律)
-年間パスポート-
1年間ハウステンボス入場+約50施設のアトラクション利用できるほか、会員専用特典など満載の年間パスポート
＜新規料金＞
22,000円（大人）/ 16,000円（シニア・ジュニア）/ 12,000円（未就学児）/ 5,000円（75歳以上）
長崎県民であればさらにお得な料金になっています。パスポート対象施設は、場内のアクセスがフリーに楽しめるカナルクルーザー、パークバスのほか、人気アトラクションが利用できます。また、期間限定のイベント・ショーや場内の美術館も楽しめます。
なお、ハウステンボスには入場料不要のフリーゾーンがあり、ホテルヨーロッパ正面の「ハーバーゲート(南ゲート)」から南側のエリア、マリンターミナル(港町)、ホテルヨーロッパ、フォレストヴィラのエリアが対象となります。
異国情緒たっぷりのハウステンボスの場内
花の街
©ハウステンボス/J-20227
日本一広いテーマパーク、ハウステンボスの広大な敷地内には、四季折々の花々が一年中咲き誇ります。
入園してすぐにあるフラワーロードは、風車のあるオランダの田園風景に、春はチューリップ、夏はひまわりなどが一面に咲く花畑が広がっています。
5月頃にはアジア最大級の規模のバラが咲き誇る「バラ祭」が開催されます。
初夏にはあじさいやゆりが見頃を迎え、秋はダリア・マム、冬はポインセチアや胡蝶蘭を楽しむことができますよ。季節に合わせたグルメやグッズも要チェックです！
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光の王国
世界最大1,300万級が輝くイルミネーションは、夜景日本一です。
虹色に輝く「光の観覧車」や「光の滝」、また音楽に合わせて光が彩る「アンブレラストリート」は夜のメインスポットになります。また、3Dプロジェクションマッピングは必見です。
他にも季節限定のイルミネーションスポットもあるので1年中楽しむことができますよ。
©ハウステンボス/J-20227
アトラクション
©ハウステンボス/J-20227
ハウステンボスではヨーロッパの街並、季節の花の他にも、子どもから大人まで楽しめるアトラクションが充実しています。「VRワールド」「VR-KING」などのVRアトラクションはもちろん、無人島でのARシューティングゲームができる「ジュラシックアイランド」もありますよ。
また美術館や、ゴンドラ、小さなお子さま向けの施設もあるため家族みんなで楽しめます。
©ハウステンボス/J-20227
ショー・イベント
©ハウステンボス/J-20227
ハウステンボスの場内の様々な場所で、1日中、生の音楽とショーが楽しめます。
人気の「歌劇ザ・レビューハウステンボス」は、宝塚歌劇団のOGやオーディションから選抜された女性だけのメンバーで、その人気は今やDVDの発売やオリジナルグッズが作られるほどです。場内の「MUSE HALL」を拠点に公園を行っています。
また街の中心地のアムステルダム広場ステージでは、世界で活躍する実力派アーティストの生演奏や一緒に踊ることができる「仮面ダンスパーティ」と一日中楽しめますよ。
ホテルヨーロッパでは毎日クラシックコンサートが開かれ、贅沢なひとときを過ごせます。
ハウステンボス
- 長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1
- 9:00～21:00（日により異なる）
- 無休
- ハウステンボス総合案内ナビダイヤル:0570-064-110
©ハウステンボス/J-20227
ハウステンボス観光を楽しむ豆知識
ハウステンボスの主要宿泊エリア
日本国内だけでなく、海外からの観光客にも人気のハウステンボス。そんなハウステンボス周辺の宿泊施設は、ハウステンボス内をはじめハウステンボス周辺に集中しています。ハウステンボスに隣接しているホテルも多く、どこのホテルも、ハウステンボスの雰囲気にマッチしたおしゃれな雰囲気のホテルばかり。大型リゾート、別荘感覚のコテージタイプ、温泉リゾートなどさまざまなタイプが揃います。宿泊先に迷ったら、ハウステンボス直営5ホテルをおすすめします。
「ホテル ヨーロッパ」「ホテル アムステルダム」「ウォーターマークホテル長崎・ハウステンボス」「フォレストヴィラ」「変なホテル ハウステンボス」の5つのオフィシャルホテルがあります。宿泊特典として開園前にパークを散策できたり、小学生までの添い寝無料サービスと魅力たっぷりです。
ハウステンボスで味わいたいおいしいグルメ
世界のグルメから長崎の郷土料理までさまざまなグルメを楽しむことができるハウステンボスで、ぜひ味わっておきたいのは、「ピノキオ」のピッツァ。世界で唯一の有田焼の窯で焼き上げるピッツァです。パリッとした食感がやみつきになる本格ローマ風のピッツァは大人気で、2時間待ちの行列ができることも少なくありません。
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ハウステンボスのお土産ならこれ！
ヨーロッパの雑貨から長崎土産まで豊富なお土産が揃うハウステンボスで、大人気のお土産が「シュフォンボブ」のハウステンボスオリジナルのチーズケーキ。100種類以上ものチーズを取り扱っている「チーズの城」や総合売店で購入することができる大人気商品です。レモンの風味でさっぱりとしており、スポンジのふんわりとしっとり生地の食感も楽しく、お酒にもコーヒー・紅茶にもぴったりです。
ハウステンボス周辺にも見所満載！
九十九島
西海国立公園「九十九島（くじゅうくしま）」は、佐世保港の外側から北へ平戸瀬戸まで25kmにわたり連なる、大小およそ208の島々島々が点在する海域のことで、島の密度は日本一といわれています。人が住んでいる島は4つあり、それ以外はすて無人島です。約750人と最も人口が多い黒島には、国の重要文化財に指定されている「黒島天主堂(正式名称:黒島教会)」があります。
西海国立公園 九十九島ビジターセンター
- 長崎県佐世保市鹿子前町1053-2(九十九島パールシーリゾート内)
- 0956-28-7919
- 9:00～18:00(3月～10月) 9:00～17:00(11月～2月)
- 無休
- 入館料無料
九十九島パールシーリゾート
西海国立公園「九十九島(くじゅうくしま)」の玄関口となるリゾートパークです。約1,000種の魚たちが生息する九十九島近海の多様性に富んだ生き物たちを展示する水族館「海きらら」があります。また、島々をめぐる日中の定期便とサンセットクルーズのできる優雅な「パールクィーン」、大型の遊覧船では通ることのできない遊覧コースを巡る「リラクルーズ」での遊覧や、舵取りやセール操作も体験できるヨットセーリング、マリーナ内で楽しむシーカヤックなどを体験できます。
九十九島パールシーリゾート
- 長崎県佐世保市鹿子前町1008番地
- 0956-28-4187
- 海きらら / 9:00～18:00(3月～10月) 9:00～17:00(11月～2月)
- 無休
グラバー園
国指定重要文化財のグラバー リンガー オルトの旧邸があった敷地に、長崎市内に残っていた歴史的建造物を移築し市内に点在していた6つの明治期の洋館を移築復元したものです。園内は高低差のある地形のため、動く歩道やエスカレーターが設置されています。旧三菱第2ドックハウスのベランダからは美しい夜景を楽しむことができ、日本で初めての西洋料理レストランであった旧自由亭の2階喫茶室では、ダッチコーヒーやカステラを味わうことができます。
はさみ温泉 湯治楼
とろみがあり、美肌にいいと評判の波佐見のお湯。湯治楼の3つの内風呂はすべて「源泉かけ流し」です。ドイツなどで古来から「心臓の湯」と呼ばれ、伝統的医療として人々に広く親しまれてきた、珍しい高濃度炭酸泉もあります。シャワーのお湯も温泉水を使用する贅沢な温泉です。サウナとマッサージ施設もあります。
はさみ温泉 湯治楼
- 長崎県東彼杵郡波佐見町長野郷558-3
- 0956-76-9008
- 9:30～22:30
- 無休
- 利用料金600円、タオル150円、バスタオル500円、シャンプー、リンス、ボディーソープ有り
異国情緒たっぷりのハウステンボスを楽しんだら、そこを拠点に長崎の「良いところどり」とも言える周辺施設に足を延ばして、海に山に温泉と、長崎を満喫するのもおすすめです。
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