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■モンサンミッシェルの名物オムレツのできた由来は?
創業者は「プラールおばさん」
この名物オムレツのはじまりは、アネット&ヴィクトール・プラール夫妻が1888年に開いたオーベルジュ「ラ・メール・プラール」。料理上手なプラールおばさんには700ものレシピがあり、後に名物となるオムレツもそのなかのひとつだったのです。
現在のように交通機関が発達していなかった当時は、潮の満ち引きで命を落とす危険もあるモンサンミッシェルへの巡礼は非常に困難なものでした。それでも何とか辿り着いた空腹の巡礼者たちのために、プラールおばさんはメイン料理を待つ間に食べられるようにと、すぐに作れておいしいオムレツを振る舞い、彼らの旅の疲れを癒したそうです。そんな温かな心遣いが込められたオムレツですから、今もモンサンミッシェルを訪れる人々に愛されているのです。
■あのオムレツはどうやって作っているの?
銅製のボウルでたっぷりの卵をリズミカルに泡立て、ちょうど良い状態になったところでバターを溶かしたフライパンに流し込み、炭火で焼き上げます。卵を泡立てる小気味よい音はお店の外まで聞こえ、お店の中に入れば作っているところが見学できます。ちょうどスフレのように、外はサクサク、中はふわっふわでとても軽く、フランスのいわゆるオムレツとも違う、まさに"モンサンミッシェルのオムレツ"です。できあがりは大きく膨らんでいますが、ちょっと時間を置くとシューッとしぼんでしまうので、写真を撮りたい方はスピードが肝心です。
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■ラ・メール・プラール (La Mere Poulard)はどこにあるの?
モンサンミッシェル島内に入り、王の門をくぐるとすぐ左にあります。赤を基調とした外観が目を引くレストランで、看板にはプラールおばさんが描かれています。入口にあるメニューには、オムレツ以外にもたくさんの料理名が載っています。かつて巡礼者たちを癒したプラールおばさんのホスピタリティが受け継がれ、一口味わうとホッと心温まるおいしいフランス料理の数々がいただけます。
■ラ・メール・プラール以外のお店でも食べられるの!?
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今やオムレツはモンサンミッシェルの名物となり、ラ・メール・プラール以外にもオムレツを提供するお店が島内にはたくさんあるので、他店でも食べられます。さらに東京、横浜、名古屋など、日本にもラ・メール・プラールが上陸しており、本場仕込みの味が楽しめます。オムレツだけでも食べてみたいという方は、ぜひお近くの店舗で味わってみてください。
■実は賛否両論のモンサンミッシェルのオムレツ…
見た目のインパクトが強く、誰もが一度は食べてみたい! と思うモンサンミッシェルのオムレツですが、実際に食べてみると…皆の意見は賛否両論、必ずしも「おいしい」という声ばかりではありません。ですが、食べ物に好みはつきものです。まだ食べたことのない方、また、食べてみようと思っている方は、ぜひモンサンミッシェルを訪れる際に食べてみてくださいね。