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■尾瀬とは

尾瀬は群馬県と福島県、新潟県の3県にまたがって形成されている盆地状の高原です。この一帯は尾瀬国立公園に指定されており、中心部の尾瀬ヶ原の湿原は1万年も前にできたと考えられています。
湿原には木道が整備されており、毎年多くの人が観光に訪れます。特に初夏の時期に咲くミズバショウは尾瀬を象徴する花となっており、家族連れのハイキング客でにぎわいます。
日帰りの人も多いですが、尾瀬はかなりの広さがあり日帰り登山で1周するのは困難です。そのため、しっかりと味わい尽くそうと思ったのなら山小屋に泊まり、ゆっくりと尾瀬の中での時間を過ごすのがおすすめです。

■尾瀬のシーズン

尾瀬のメインシーズンは暖かくなって雪が溶けてからとなります。おおよそ5月中旬頃にシーズンインとなりますが、雪がたくさん残っている場合があるので、冬山登山の準備をしておくと安心です。
雪が溶けると一斉に草花が芽吹きはじめ、5月下旬頃からミズバショウがシーズンを迎え、続いて7月上旬にはワダスゲが、7月下旬にはニッコウキスゲが見頃に。9月になると徐々に緑が失われていき、いいときにはススキの色が抜けて湿原全体が金色に染まります。さらに10月上旬には美しい紅葉も見られ、下旬には雪が降り始めて尾瀬のシーズンの終わりを告げます。
■尾瀬の見どころとコースについて

尾瀬の見どころはなんといっても、湿原と水模様と言えるでしょう。夏の時期には鮮やかな緑の景色が広がり、透き通る水の様子と相まって、ここでしか見られない景色を描き出しています。周囲にそびえ立つ至仏山や燧ケ岳(ひうちがたけ)まで足を進めれば、尾瀬ヶ原が眼下に広がり、拠水林によって縁取られた尾瀬の模様を楽しめます。
尾瀬にはたくさんの山小屋があり、宿泊するからこそ見られる景色は素晴らしく、夕日に照らされる湿原や朝もやが立ち込める幻想的な雰囲気などは、一度訪れたらその虜になってしまいます。
コースに関しても、尾瀬は周囲を山に囲まれてはいますが、林道や木道が整備されていることから、尾瀬沼や尾瀬ヶ原を中心にめぐるコースはそれほど大変ではありません。ただし、至仏山や燧ケ岳への登山となると、足場の地形が様々に変化し注意が必要となるので、その場合は万全の準備を整えていくことが大切です。
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■尾瀬の注意点

尾瀬を訪れる際に1番注意しなければならないのは、その植生に影響を与えないようにすることです。植物の採取はもちろん禁止されていますし、林道の入り口ではしっかりと靴の泥を落として、湿原の中に外の生物を持ち込まないようにすることが大切です。
続いて尾瀬で宿泊するときの注意点ですが、尾瀬は入場規制の観点からも、全ての山小屋が事前予約制となっています。ツアーを利用する方は心配いりませんが、もし個人で訪れる際には忘れずに予約しておくようにしましょう。
そして、日中の尾瀬は涼しくて気持ちの良い気候ですが、朝晩はかなりの冷え込みを見せます。高原地帯ということもあり、夏場でも暖かい服装を用意して防寒対策はしっかり行ってください。
■尾瀬ヶ原から尾瀬沼をめぐる尾瀬花街道

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ハイキング初心者でも気軽に歩けて、小さなお子様からお年寄りまで幅広い方が楽しむなら山には登らず尾瀬の湿原歩きを楽しむのがおすすめです。初日は尾瀬ヶ原周辺を歩き、尾瀬の真ん中の山小屋で1泊。2日目に尾瀬沼を通り、最後には大清水の流れを楽しみながら降りてくるのはいかがでしょうか。2日間で歩く距離は約24km。整備されている道が多いとはいえ、しっかりと歩くのでしっかりした靴で参加してくださいね。

■燧ヶ岳(ひうちがたけ)から会津駒ヶ岳へ抜けるダイナミック尾瀬歩き

燧ヶ岳から会津駒ヶ岳へとアタックするルートは、本格登山を楽しみたい人に人気ですが、挑戦するならば2泊3日の登山計画となるでしょう。1日目は、尾瀬の湿原の中の山小屋に泊まり英気を蓄え、2日目、3日目で山を歩いていきます。難所の鎖場もあり登山技術のレベルアップも見込めます。
