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初めての山小屋泊登山でも挑戦できる! 日本第2の北岳

北岳は山好き以外にはそれほど名前が知られていませんが、南アルプスの一部に含まれており、標高3,193mという日本第2位の標高を誇る山です。もちろん日本百名山に名を連ね、夏の登山シーズンには、個人でもツアーでも多くの人が訪れます。北に目を向ければ、美しい甲斐駒ケ岳の姿を拝め、東には富士山の姿、南には白峰三山を構成する間ノ岳、農鳥岳へと続く稜線の絶景が楽しめます。実は、間ノ岳も日本第4位の標高を誇ります。登山慣れした人には北岳から南下していく縦走路が人気。登山口からの標高差が大きく、きつい傾斜のある山道を登っていかなければなりませんが、山岳風景が次々と変化していくので、同じ景色に飽きることはありません。 日帰りでも楽しめないことはありませんが、初めての方であれば急がず焦らず、山小屋で宿泊して、景色を堪能しましょう。北岳の山小屋はどこに泊まっても、朝日の登るご来光を楽しめるのもまた魅力です。 傾斜はきついものの、テクニックを要するような難所はありませんので、長時間しっかりと歩ける体力さえあれば、山小屋泊は初めてという人でも挑戦できます。北岳は交通のアクセスも良くツアーも多く出ていますので、自分達だけでは不安という人は登山ツアーを利用してみるのもいいでしょう。日本一の富士山だけでなく、二番目の山にも登ってみませんか?

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更新日: 2024年4月19日

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■北岳とは

北岳は南アルプス(赤石山脈)に含まれ、富士山に次ぐ日本第2の標高を誇る登山者に人気の山です。標高は3,193mにもなり、火山でない山では日本一。3つに連なっている北岳と間ノ岳、農鳥岳は、古くから「白い雪をかむった山」を意味する白根山や白峰山と呼ばれていました。そのため、今もこの3峰を合わせて白峰三山と呼ぶこともあります。北岳はこの3峰の中で最も北にあることから、江戸時代後期のころに今の名で呼ばれるようになったようです。
現在、北岳は動植物が豊かなことでも知られ、裾野を針葉樹林が覆い、森林限界を超えた先には多様な高山植物が自生しています。高山植物には北岳の固有種も多く、その多くが絶滅に瀕しているため、保護が盛んに叫ばれています。動物に目を向ければライチョウやイワヒバリなどの珍しい鳥類やニホンカモシカ、ホンドオコジョなどの姿を見ることもできます。このように多様な生物が共生している北岳は、山を登ることや頂上からの眺望ばかりでなく、動植物に目を向けても大変面白い山となっています。

北岳

日本 / 山梨 / 韮崎・増富

山梨県南アルプス市芦安芦倉

■北岳のシーズン

北岳は通年で解放されている山ですが、その登山シーズンは夏の無雪期と冬の積雪期に大きく分かれます。夏のシーズンは山小屋が営業を始める6月中旬ごろから始まり、11月上旬ごろには終わりを迎えます。ただ、山小屋が営業を開始して間もなくの6月中や、場所によっては7月中旬ごろまで雪渓が残っている場所もあり、ルートによっては冬山用のアイゼンやピッケルなどが必要になるので事前に山小屋の方に確認を取るなどするといいでしょう。

■北岳の見どころとコースについて

北岳登山は、日本2番目という標高の高さもありますが、驚くべきは登山道の入り口との標高差です。約1700mもの標高差があり、これほどの標高差はなかなか味わえません。緑豊かな樹林帯からぐんぐんと上へ進んでいき、森林限界を超えて突き出した岩場を乗り越え進む変化に富んだコースとなっています。山頂に向かってほぼ直線的に進んで行くルートもあり、梯子道や丸太のトラバース道(斜面を横断する道)など、ルートそのものが見どころといっても過言ではありません。山頂からの景色や、尾根の稜線を歩きながら見る開けた眺望も抜群です。
山頂までのコースタイムは、おおよそ6時間程度で、北岳のみの登山であれば日帰りも不可能ではありません。ルート上には山小屋も多く、泊まりながら進む登山ルートでは北岳から南下し、白峰三山を踏破する縦走路が人気です。ただ、そこまで行くとスケジュールに3日は欲しくなるため、一般的なのは、頂上付近の山小屋である「北岳肩の小屋」か「北岳山荘」のどちらかに1泊して下山するルートです。

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■北岳の注意点

北岳の登山の際に注意すべきなのはまず、3000mを超える高山であるため、高山病のリスクがあることです。一番メジャーな登山口である広河原からの登山道では、頂上まで一気に1700mも登っていきます。気づかぬうちに体に無理をさせていたのが、頂上付近になって吹き出すこともありますので、頂上が見えてもはやる気持ちを抑えて、休憩をこまめに取りながらゆっくりと登りましょう。
「あれが頂上かな?」と見えていた山を登りきると、さらにその先に高い山が見えるという登山あるあるな錯覚も多いので、気持ちが盛り上がっても急がずゆっくり登っていきましょう。

■名峰、北岳を3日間で回るゆとりの山小屋泊登山

大きく分けると登りで1日、頂上付近の山歩きで1日、下山に1日というゆったりとした行程であれば、体にあまり無理をかけずに北岳登山を楽しめます。初心者の方は、難所と言われる「八本歯のコル」を避けたルートで安全に巡るのがおすすめです。道中には元気な子どももおり、安心して登れます。2日目の宿泊をおすすめする北岳肩ノ小屋からは、山小屋から外に出てすぐ富士山も望め、暗いうちから歩き出さなくても富士のご来光を拝めます。

■北岳で高山植物の花園をめぐる山小屋泊登山

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植生豊かな北岳の花園を楽しみ、草スベリのルートを通って山頂を目指す1泊2日の登山は、体力に自身のある方ならば、1日目の出発はゆっくりでも大丈夫なルートです。1日目は中腹の白根御池小屋に泊まり高山に体を慣らしていき、2日目の登山がメインとなります。1000m近くの高さを登り、その後1600mを下るのでアップダウンの激しい1日。北岳の頂上から見る360度のパノラマや、山小屋の「肩ノ小屋」から望む甲斐駒ヶ岳の景色は大きな感動の思い出となることでしょう。

■3泊4日で北岳を踏破! 北岳~間ノ岳~農鳥岳縦走登山

山小屋を渡り歩きながら3泊し白峰三山を踏破する、行程日数、歩行距離ともに長めのルートです。1日目は北岳の中腹、白根御池小屋まででストップして体を山に慣らしますが、2日目には北岳を越え、3日目は間ノ岳と農鳥岳の双方に立ちます。4日目は下るだけとなり、降りた後には、ぬる湯の名湯として知られる奈良田温泉へ入浴するのがいいでしょう。4日間の疲れも吹っ飛びますよ。3泊4日という長めのスケジュールで、大変な登山ではありますが、3000m級の山々が連なる稜線の景色は、そんな疲れを忘れさせてくれるほどです。時間があり体力にも自信がある方にはぜひチャレンジしてほしい登山ルートです。

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■山小屋泊登山に関するまとめ

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