家電のリサイクル方法を詳しく解説!リサイクル以外の処分方法も確認

買い替えや故障により、不要になった家電は廃棄せずにリサイクルをする必要があります。家電リサイクル法により、エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、乾燥機は勝手に処分や廃棄ができなくなりました。リサイクルにかかる費用は、家電の料金購入時にあわせて払ったり、家電の費用に上乗せされたりなどの料金前払いの制度は取られていません。そのため、家電リサイクル法では、消費者か事業者がリサイクルにかかる費用を払う必要があります。家電リサイクル法で決められた家電を処分するには、自分で引き取り場所に持参する方法や家電を購入したお店に持参する方法などがあります。また、リサイクル費用を払う以外の処分としては、リサイクルショップに持ち込んだり、フリマアプリで売ったりする方法も。家電の廃棄は法律で禁止されています。環境に配慮して家電は、正しくリサイクルをおこないましょう。

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家電リサイクル法の対象家電はリサイクルが必要

家電を買い替えたい、壊れたから処分したい場合、家電の種類によっては、勝手に廃棄や処分ができません。リサイクル対象の指定家電は、家電リサイクル法で決められた方法での処分が必要です。不要になって処分したい家電がリサイクル法の対象になっているか、また、家電リサイクル法の対象の場合、リサイクル料金がどれくらいかかるかを事前に確認しておきましょう。

家電リサイクル法とは

家電リサイクル法は、特定家庭用機器再商品化法の別称です。家庭用電化製品のリサイクルをおこなうことで、廃棄物を減らし、資源を有効活用する目的で制定されました。家電リサイクル法には、従来の燃やして埋める廃棄処分方法では、最終処分場が足りなくなってしまうゴミ処理の背景があります。また、平成9年に廃棄物処理法が改正されて、リサイクルが促進されるようになったのも、家電リサイクル法の制定を後押ししたといえるでしょう。

家電リサイクル法に定められている家電の対象品目

家電リサイクル法に定められている家電は、エアコン、テレビ(ブラウン管式テレビ・液晶テレビ・プラズマテレビ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4点です。ほかの廃棄物との処分が難しいものや、粗大ごみ処理場での粉砕がむずかしいもの、金属やガラスなど有用な資源が含まれているものをリサイクルの対象と定めて、廃棄物の減少と資源の有効活用に役立てています。

家電のリサイクル料金は、メーカーや家電の種類によって異なる

家電の4品目のリサイクル料金は、それぞれの家電の大きさや製造業者によって異なります。
・エアコンのリサイクル料金:エアコンは大きさによる料金の違いはありません。製造業者により、990円か、2,000円かの違いがあります。
・テレビのリサイクル料金:テレビのリサイクル料金は、大きさ、製造業者だけでなくブラウン管式か、液晶・プラズマ式かでもリサイクル料金が異なります。
・ブラウン管の場合:15型以下で、1,320円から3,100円、16型以上で2,420円から3,700円のリサイクル料金がかかります。
・液晶・プラズマテレビの場合:15型以下で、1,870円から3,100円、16型以上で2,920円から3,700円のリサイクル料金が必要です。
・冷蔵庫・冷凍庫のリサイクル料金:容量170リットル以下で、3,740円か5,200円のリサイクル料金がかかります。容量171リットル以上のリサイクル料金は、4,730円か5,600円です。
・洗濯機・衣類乾燥機のリサイクル料金:洗濯機、衣類乾燥機もエアコンと同じく大きさによるリサイクル料金の違いはありません。製造業者により、2,530円から3,300円のリサイクル料金がかかります。
価格はすべて消費税込みの料金です。

家電リサイクル法では排出者が回収料金を支払う義務がある

家電リサイクル法では、家電の利用者か販売者が、処分時にリサイクル料を支払います。家電購入時には廃棄にかかる料金がわからなかったり、製造業者が倒産した場合に、再度リサイクル料金を払わなくてはいけなくなったりする場合があるため、家電の価格にリサイクル料金を上乗せする方法はとられていません。

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家電リサイクル4品目の処分方法

家電リサイクル法で決められた指定家電4品目の処分は、自分で指定引取場所に持ち込むか、引き取りを依頼するかのいずれかの方法です。持ち込みと引き取りの違いは、家電リサイクル券を使用者と事業者のどちらが用意するかの違いがあります。それぞれ、申し込みの手続き方法を確認しておきましょう。

郵便局窓口でリサイクル券を購入して指定引取場所に持ち込む

指定引取場所に持ち込む場合は、郵便局で先にリサイクル料を支払う必要があります。郵便局の窓口で、家電リサイクル券(料金郵便局振込方式)を受け取り、必要事項を記入したうえで、リサイクル料金を支払います。リサイクル料の振込には、振込料金がかかるので、注意が必要です。家電リサイクル券は、一部の郵便局では取り扱いがないので地元郵便局に家電リサイクル券が置いてあるかを事前に確認しましょう。家電リサイクル券と処分したい家電をあわせて、指定引取場所に持ち込みます。家電リサイクル券の排出者控えは、忘れずに持ち帰りましょう。

自治体指定の回収業者に、収集運搬と回収を依頼する

自治体の中には、独自に家電リサイクル事業をおこなっているところがあります。東京都の場合は、家電リサイクル受付センターで事前に予約をすれば、収集日に回収をおこなってくれます。回収業者のなかには、無料回収をうたっているところも。しかし、無料回収業者は自治体の指定を受けておらず、市町村の一般廃棄物処理業の許可を得ずに営業をおこなっている場合もあります。また、無料といいながらもガソリン代や手数料などの名目で請求書を渡されて、金銭を要求される可能性も。家電の回収は、自治体が指定した業者に依頼するようにしましょう。

家電量販店や販売店で処分してもらう

家電を買い替える場合、購入先の家電量販店や販売店で、家電を引き取り処分してもらえます。家電を回収してもらう際は、家電のリサイクル料金だけでなく、収集運搬料金がかかります。事前に、料金がいくらかかるかを確認しておきましょう。また、小売店や販売店には、古くなった家電を引き取る義務があるので、家電を新しく購入しなくても、家電の回収を依頼できます。

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家電リサイクル以外の処分方法

使わなくなったり故障したりした家電は、家電リサイクル法に基づいた処分方法以外にもさまざまな方法で回収が可能です。処分方法によっては、不要になった家電を買い取ってもらえることも。リサイクル以外に家電を処分する方法を確認しましょう。

買取業者に引き取りを依頼する

買取業者に、不要になった家電の引き取りを依頼する方法です。まだ使える家電だけでなく、故障した場所や、テレビの状態によっては壊れていても家電を買取してくれるところも。一方で、家電が動いていても、製造年が古いと引き取りを断られる場合もあります。処分したい家電が、買取の対象になっているかを事前に確認しておきましょう。

中古家電買取ショップで買取を依頼する

中古の家電を買取してくれるお店で引き取ってもらう方法です。テレビや冷蔵庫などの大型家電は、持ち込む前に引き取りが可能かを確認しておきましょう。買取ショップによっては、出張査定をおこなってくれるところもあります。大型家電の持ち込みが難しい場合や、大量にある場合は、出張査定をおこなっている買取ショップを利用しましょう。また、買取ショップでは、ジャンク品として壊れた中古家電を引き取ってくれる場合も。問い合わせのさいに、壊れた家電があることを伝えておくとスムーズです。

ネットオークションやフリマアプリで販売する

個人でネットオークションやフリマアプリに、不要になった家電を出品する方法です。途中に買取業者をはさまないため、利益を得やすいメリットがある一方で、出品や購入者とのやり取り、梱包などを自分でおこなわなくてはいけないため、手間がかかる場合もあります。また、配送の費用を出品者が支払う場合、売れても利益があまり残らない可能性もあります。

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家電リサイクル法に基づいて不要な家電を正しく処分しよう

不要になった家電は、家電リサイクル法できめられた方法を守って正しく処分をおこなう必要があります。家電のリサイクルは、廃棄するゴミが減り、有効に使える資源がふえる大切な取り組みです。不要な家電は、家電リサイクル法以外にも、買取業者や買取ショップに買取を依頼したり、ネットオークションやフリマアプリで販売したりする処分方法も。家電の処分方法を知って、正しくリサイクルをおこないましょう。

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