![](https://d37wt07f7gwihi.cloudfront.net/jp/images/4629226/9c35158a420de48bbfc3d7f1ab4816e5df998cb0.jpeg?w=600&fm=auto)
美術品の買取ってどうやるの?美術品の買取について解説します!
更新日: 2025年1月25日
親から譲り受けた絵画にどんな価値があるのかわからない…。亡くなった祖父母の家で見つかった茶道具や焼き物を売りたいけれど、どこに行けば売れるの?近頃ではコミュニケーションゲームのあつ森でも、美術品が登場して話題になりました。実際、家にずっと置いてある美術品らしきものの価値は素人目にはなかなか判断しにくいもの。美術品買取の専門家がいるお店で査定してもらうことをおすすめします!価値があるように見えないからといって、美術品買取の専門店ではないリサイクルショップや下取り業者で処分したり、不用品として捨てたりする前に、一度専門店で査定・鑑定してみましょう。思わぬものが実は高価なものと鑑定されて、現金化できるかもしれません。
同一ページ内に掲載される各商品等は、費用や内容量、使いやすさ等、異なる観点から評価しており、ページタイトル上で「ランキング」であることを明示している場合を除き、掲載の順番は各商品間のランク付けや優劣評価を表現するものではありません。
なお当サイトではユーザーのみなさまに無料コンテンツを提供する目的で、Amazonアソシエイト他、複数のアフィリエイト・プログラムに参加し、商品等の紹介を通じた手数料の支払いを受けています。掲載の順番には商品等の提供会社やECサイトにより支払われる報酬も考慮されています。
査定と鑑定の違いって?
持っている品が美術品であるか、博物館で似たようなものを見たことがあるが本物かにせものであるか、もしくは売却をするか処分せずに手元に保管しておいた方がよいのか。知識がなければ判断はしにくいものです。整理や処分して捨てる前に、美術品取り扱いのプロに聞いてみることをおすすめします。美術品の現金化を検討する際に、まずは査定と鑑定の違いを知っておきましょう。
美術品の価格を知るための査定
美術品における査定とは、その品がいくらで売れるのかを判定することです。作家名や作品が作られた時代についてや、作家は有名であるか無名であるか、描かれているものが細密であるか雑なものか、掛軸や茶道具などであれば箱があるかないか、その箱の保存状態はどうなのかなど。さまざまに作品が判断され、作品の善し悪しが高価に現金化できるかの要因となります。
美術品が本物か偽物かを判断するのが鑑定
美術品の鑑定とは、作品が本物か偽物であるかを判定することです。店舗によっては無料もしくは有料で鑑定を行います。また、本物であることを証明するための鑑定証書を発行している店舗もあります。鑑定証書の発行には一般的に数万円の費用がかかりますが、店舗によって価格が異なりますので、複数の店舗情報を見比べることをおすすめします。
美術品の買取をしているところって?どんな店に行けば売れるの?
美術品の買取や下取りは人が行っています。査定・鑑定する店頭によって、持っている知識や価値観の違いで換金額が大きく変わる場合もありますので、複数の店頭に持ち込み、慎重に比較することをおすすめします。また、鑑定証書の発行などで費用がかかり有料買い取りになるケースもありますので、高価現金化を望むなら専門店の鑑定士に相談してみましょう。
査定・鑑定・買取・換金を担っている専門店
鑑定・査定・買取・換金を一手に行っている店、鑑定士がおらず査定と買取を行う店、買取と販売の両方を行っている店など、業者の形態はさまざまです。鑑定のみを行い買取はしていないところもありますので、まずは電話などで問い合わせてみましょう。店舗持ち込みや出張買取の場合は、その場で換金・現金化となります。宅配買取であれば買取金額は振り込みになります。
リサイクルショップで引き取ってもらう
美術品の買取・下取り専門店では売値がつかなかったり、自宅での保管が難しかったりして、処分や整理に困り捨てることを検討する場合は、骨董品やアート作品の取り扱いのあるリサイクルショップに持ち込んでみましょう。ゴミとして処分するのには費用がかかるものも無料で引き取ってくれたり、意外な高値がついたりする可能性があります。こういったリサイクル店ではこけしなどの工芸品の取り扱うこともあります。出張・宅配買取を行っている店舗もあります。
店頭や出張買取はその場で換金、宅配買取を行う専門店もある
美術品の買取や下取りを行っている比較的規模の大きい店は東京などの都市に店舗を構えていることが多いものです。売りたいのに地方に住んでいるために作品を店頭に持ち込みになかなか行けない…品数が多くて自分で持ち込むのは難しい…などという場合は、鑑定士の出張買取や、作品を店頭に送る宅配買取サービスを実施している店もありますので問い合わせしてみましょう。
広告
少しでも買い取り額を上げたい!
京都の骨董店で商人から高価な金額で購入した作品を買取店で査定してもらったら購入価格よりも買い取り額の方が下がってしまった…というケースなど、美術品の売買にはさまざまな損得が予想されます。売りたいものの買い取り額を上げるためにはどのようにしたらよいのでしょうか?いくつかの方法をチェックして、買取方法を検討してみましょう。
ネットや専門書で知識をつける
絵画・工芸・現代アート・古美術など各ジャンルの専門家がいる買取店を選びましょう。そして手元にある美術品がどんなものかを知っていれば、該当する専門店へ持ち込めます。見当違いの店では正しく査定できない場合もありますので、注意しましょう。美術品に知識を持つことは、トラブル防止に繋がります。作品や作者についてインターネットでも調べられますが、公開されていない情報もありますので、専門書なども併用して情報を集めましょう。
いくつかの専門店で査定してもらう
買取のみを行う店では、買い取った作品を業者市場や他の専門店などに転売して差額を利益としているため、一般的に買取価格を低めに査定する傾向があります。一方で鑑定から買い取りまで一手に担っているところでは他の業者との取り引きで生じる仲介手数料などが省かれるため、売りたいものを比較的高値で買い取ってくれる場合があります。出張や宅配買取の場合でもリモートで査定をする店舗もあります。
どんなものを売りたい?美術品ジャンル別のチェックポイント
美術品はデリケートなものが多く、保管条件が悪ければ作品の価値を落としかねません。作品が作られた頃の状態をできるだけ保つこと、作品が入っていた箱や包み紙、鑑定書などの付属品の有無や状態も高価買取のポイントになります。要らないものと整理して捨てるなどせずに、そのままの状態で鑑定してもらいましょう。また、絵画や骨董品など、ジャンルごとに保管方法や取り扱い方法が異なります。
日本画や海外作家などの絵画
絵画作品の幅は広く、年代の古いものから現代アート作品にまで至ります。描かれているものも、風景画や人物画、静物画、掛軸、水墨画、着色画、複製画などさまざまで、真贋を見分けるには各ジャンルを専門に扱っている鑑定士に任せることをおすすめします。有名な作家のものであれば値がつきますが、絵画の場合は無名作家のものは値がつきにくい傾向にあります。また、絵の具のひび割れ具合や、紙のシミやカビなどの品質も査定額に影響します。
骨董品や焼き物などの工芸品
陶磁器や珊瑚、彫金細工、竹細工や木製の工芸品などは、一般的に直射日光や湿気を嫌います。日焼けやカビによる色の劣化や、ひび割れや欠けなどの破損箇所がある場合は買取価格が下がる要因になります。汚れなどを取ろうとして壊してしまうこともあり得ます。売るために無理に綺麗にしようとせずに、そのままの状態で美術品の買取専門店に持ち込むことをおすすめします。
広告
無名作家のアンティーク品や工芸品に買い取り額がつくことも
買取店の査定士には値をつけてもらえなかったけれど、インターネットのフリーマーケットサイトに販売出品したら購入を希望するコレクターが現れて、無事に売れたケースもあります。アンティークのアクセサリーや食器、レースやボタンなどの手芸品、人形など、汚れているものや保存状態が心配なものでも、コレクターにとってはお宝であることも。捨てる前に、売る方法がないか検討してみましょう。
売るか、手元に残しておくか。美術品の価値は人それぞれ
美術品の価値は人それぞれです。値段がつかないものでも、思い入れがある人にとっては誰にも渡したくないものでもあるし、整理して捨てることやリサイクル店への下取りを検討したものに高値をつける人もいます。価値が金額に換算される場合、美術品に資産価値がつき持っているだけで課税対象になることも。売るか、保管するか、飾っておくかなど、どのように作品を扱うことがベストなのかを検討しましょう。
遺品整理などで相続した美術品に税金が課せられることも
土地や建物などだけでなく美術品も相続品に含まれます。美術品の税金は現在の時価で査定された金額により発生します。美術品を含め、相続したものの総額が3,600万円を超えた場合に相続税が課せられます。また、美術品の売却時にも税金がかかりますが、全ての場合に該当するのではなく、買い取り額30万円を超えた場合は課税の対象となり、30万円以下の場合は非課税となります。
査定後でも買取を断ることも可能
鑑定・査定をして売り値がついたり査定額の見積もり後に、売却を思いとどまり家族や親族と売却について話し合いたいという場合、査定額をキープしてもらったり、買取を断ることも店によっては可能です。買い取り額が高いものでも低いものでも、作品に思い入れがあるのであれば、売流ことだけでなくじっくりと作品の今後について考えてみましょう。
美術品の買取、目的を明確にすることが大切です
美術品の買取について、高く売ることだけが目的ではありません。鑑定によって価値が判明したことで売却をやめて保持したり、文化価値が高いものであれば博物館や美術館に寄贈したりするケースもあります。美術品を生み出した作家のこと、作品が歩んできた歴史背景なども作品の価値となります。信用できる鑑定士の判定により価値を明らかにすることで、美術品に対する目的が決まっていくことでしょう。
骨董品買取に関連する記事
コスメ・スキンケア、健康食品・サプリメント、ヘアケア、ダイエット、脱毛など、あらゆる切り口から自分らしい便利な暮らしをサポートします。「めったに起こらない」が起きた時、解決のヒントがここにある。
- コンテンツポリシー: https://www.travelbook.co.jp/themes/our_contents/
- Travelbook編集部: https://www.travelbook.co.jp/authors/author-5/
広告