終活を考えるなら断捨離から始めよう！スムーズに進めるやり方を紹介

自分の人生の終わり方や死後の片付けなどを生前から準備する「終活」が注目されています。早めの終活は、自分の葬儀やお墓について準備したり、資産の分け方をあらかじめ示して置いたり、死ぬ前に介護が必要になったりした場合の対応の仕方を自分で決めておける点がメリットといえます。終活を始めるならエンディングノートを用意して、葬儀やお墓の手順を書いて今関わっている人や、家にある財産の分け方などを書いておきましょう。また終活のための断捨離も始めるといいでしょう。断捨離をすると身辺整理ができます。部屋の中にあるものの内容を把握できるので、いらないものや不要品と、とっておきたいものなどを分けて、生前のうちに片付けができます。実家暮らしの人も自分の部屋を断捨離してみるといいでしょう。

終活とは

離婚する人や生涯独身でいる人が増えたこともあり、終活を始める人が増えています。自分の寿命は自分で決められないもの。また死に方も自分では決められません。死に対するイメージがあっても、実際にはいつどんな亡くなり方をするか自分では誰もわかりません。だからこそ、生前の元気なうちからいろいろと終活について考えて、準備をしておこうと行動する人が増えてきたのでしょう。

自分の人生の終わりを考えること

終活は、「自分の人生の終わり」について考えることです。死んでしまったら、言葉を発せられないので意思表示ができません。葬儀やお墓について、また自分の家や保有している財産なども遺された家族がすべて対処します。自分の人生の最後をどうしたいかの希望があるならば、終活を早めに始めておきましょう。少しずつ気が付いたことをノートに記すなどして準備しておいて、ノートの存在を家族にも伝えておくといいでしょう。

葬儀やお墓の準備をする

終活では葬儀やお墓について考えておきましょう。一般的な葬儀をするのか、家族葬やお別れの会を開くのか、お寺にするか教会にするかなど決めておきます。どんな葬儀にしたいか決めると、葬儀にかかる費用の相場もわかってきます。生前に葬儀のためにどのくらいのお金を用意すればいいのか目安になるでしょう。また葬儀に使いたい写真や曲、棺に入れて欲しいものなどがあればそれらも少しずつ準備します。また遺骨をどうするかについても考えてください。お墓はいらないのか、購入する場合はいくらぐらい必要なのかも調べておきます。

持っている資産の処分を決める

今現在ある資産についての使い道を考えましょう。葬儀や死後の遺品整理にかかる費用の分を残して、あとは誰に譲るか、または寄付したい団体があるならそれらをエンディングノートに記しておきます。銀行口座の預金や保険類、不動産、貴重品なども細かく書き出してみてください。形見分けしたいものや価値のある資産は、両親や義両親、旦那や妻、子供に何をいくら渡したいのかも明記しておきましょう。

介護が必要になる可能性も考えて準備する

亡くなるときや亡くなったあとのことも大切ですが、独身の人は特に終活を考えるとき、介護が必要になったときのことも考えておきましょう。施設に入るのか、家で介護してくれる人を頼めるのか、仕事をどうするかなどイメージしてみてください。介護してくれる家族がいない場合は、亡くなる前に介護が必要な状態になったときどうしたらいいか、また介護生活に必要な費用を早めに貯めておいたほうがいいでしょう。

終活は60代、70代になったらやるの？40代、50代は早い？最適な年齢

終活はいつから始めればいいのでしょうか。仕事を定年で辞めた後や、70代に入ってからと考える人もいるかもしれませんが、いつから終活を始めても早すぎることはありません。40代、50代でも病気や事故で介護が必要な生活になるかもしれません。早めに自分の老後や死後に関して考えて準備しておけば、思ったよりも早く最期のときが来ても慌てずに済むでしょう。

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終活の手順

終活を始めるときの手順を紹介します。人生の最後についての準備は、簡単にはできません。少しずつ思いついたことから手をつけていきましょう。よい方法や解決策が見つからない場合は、課題としてノートに記しておけば忘れずに済みますし、時間が経ってから具体的な対処法が見つかるかもしれません。

エンディングノートに人間関係やお金の使い道を記す

まず、エンディングノートを用意しましょう。葬儀の方法や費用、お墓についてなど終活についていろいろ書き留めていきます。また両親や配偶者、兄弟、子供、仕事関係の人など現在自分と関わってくれている人を書き出してみてください。亡くなったら誰に知らせたいかも記しておくといいでしょう。現金はどこにいくらあるのか、保険類や家具や金品など自分が所有している財産についても書いておきます。死後のお金の使い道や、財産分与に関しても決めておきたいことは書いておきましょう。

終活のための断捨離をする

終活で考えるべきことをエンディングノートに書いたら、終活のための断捨離も少しずつ始めてください。生前整理をしておけば、死後の遺品整理も少なくて済みます。家の中にあるもの全部を断捨離する必要はありません。ものを増やさない、そして時間のあるときに断捨離を進めていくことも大切な終活です。また大切に手元に取っておきたいものが何かもよくわかるので、断捨離はおすすめです。

終活のための断捨離が必要な理由

終活では、断捨離もとても大切です。断捨離することでいろいろなことが見えてきて、終活に必要なものがわかってきます。引っ越ししたことがない人や、ものがなかなか捨てられない人などは、ぜひ断捨離してみてください。終活のことを具体的に考えられなくても断捨離するだけで部屋が片付いて、気持ちがすっきりするはずです。

整理整頓していらないものを処分できる

断捨離は、「取捨選択すること」です。すべてを捨てて断捨離するわけではなく、必要なものは何か、残しておきたいものは何かを分別して要らないものだけを捨てられます。「全部まだ使うかもしれないし捨てられない」と思う人は、身の回りの品で2年間一度も使っていないものはないか探してみてください。2年間手をつけていないものは捨ててもダメージは大きくありません。新品のものやまだ使えそうなものはリサイクルショップなどに買取してもらうといいでしょう。

卒業アルバムや友人との写真アルバムなど大切な情報を残せる

学校の卒業アルバムや友人とのアルバムなど、普段は出したり見たりしないものも、断捨離すると出てくることがあります。大切な昔の思い出は、捨てずに取っておきたいものなので、すぐに取り出せる場所に移動させて保管しておきましょう。

財産や遺品の相続について考えられる

断捨離していると、資産価値のあるものや家族や子供に遺したいものなどがわかってきます。それらも断捨離せず取っておいてください。エンディングノートにどんなものがあるか、また形見分けしたい人がいれば名前も記しておくと、死後その人に遺せます。家具や家電なども価値があって買取してもらえそうなものがあれば、エンディングノートに記しておきましょう。今のうちに買取専門店などに査定だけしてもらって、おおよその買取額を出してもらってもいいですね。

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ミニマリストの習慣がつき服や日用品、食器など無駄遣いしなくなる

断捨離をすると、必要なものは何か、生活になくてもいいものは何かがわかります。家の中がすっきりすると、その後は必要最低限のものしか買わない習慣がついてきます。ものを増やさないようになるので、死後の遺品整理も楽になるでしょう。

まずは終活のための断捨離を本気でやろう

終活はやることがいろいろあります。葬儀のことやお墓に関すること、自分の資産の処分の仕方などは、終活で考える人も多くいます。しかし、死ぬまでに介護が必要な生活になったときのことを考えている人はあまりいません。また、終活のために断捨離しようと考える人も少ないですが、生前のうちから部屋を片付けるようにすれば不要なものを死ぬ前に自分で片付けて、手元に残したい資産も保管できます。ぜひ終活を考えるなら断捨離もセットで行いましょう。

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