
FXチャートの見方をしっかり学んで取引をはじめよう!
更新日: 2025年2月13日
初心者には聞き慣れない言葉が飛び交うFX取引ですが、始めるにあたってチャートの見方をおさえることは投資手法を増やすことに繋がるため、非常に重要であるといえます。FX取引では、今後の相場予測をするためのテクニカル分析にチャートは欠かせません。基本的なチャートの種類、特徴や見方を理解することで、現在の相場を読んだり今後の高値や下落を予測したりする精度が高まるため、毎日グラフを見て慣れることから始めてみましょう。チャートの見方がわかれば、さまざまなテクニカル指標と合わせることで、取引したい銘柄に活用できます。自分に合った指標を見つけるためにも、FXチャートの見方をマスターしましょう!
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そもそもチャートとは
チャートとは価格の変動を表したグラフのことです。チャートは過去の値動きの傾向や価格の推移などがわかるため、相場がどのように動くかを予測し、利益に繋げていくアイテムの一つです。特に、投資は集団心理が働くことが多いため、チャートの活用は有効性があります。どの投資家も同じチャートを見て判断しているので、似たような価格帯で売買を行います。つまり、多くの投資家が同じような価格の時に売買するため、急激な相場変動が起こることがあり、チャートを見ていればどのような動きになるか把握することができます。
取引の基本!チャートは為替相場だけを表すものなのか?
FX取引で用いられる「チャート」は取引になくてはならないツールです。このチャートを利用して様々な情報が得られます。バーや折れ線グラフが並んだ表は、いったい何を表しているのかというと「時間の経過による物価の動き」です。形が違うのは表す銘柄が違うからであり、知りたい内容によって確認するチャートが変わってきます。それぞれの特徴を把握し、自分が知りたい情報によってチャートを使い分け、正確でスピーディな取引を目指しましょう!
相場の強弱が簡単に見分けられるローソク足チャート
日本では、この「ローソク足チャート」が使われることが多く、値動きを始値・終値・高値・安値の4本値で表されます。白色(もしくは青色・緑色)が価格が上昇した日を、黒色(もしくは赤色)が価格が下落した日を意味しており、色が使われるようになったのは最近のことです。1本を実体とヒゲ(高値表示)で表現され、ひと目で多くの情報が得られます。また、始値よりも終値が高かった時を「陽線」、始値よりも終値が低かった時を「陰線」と呼びます。
大まかな動きを把握するのに便利なラインチャート
もっともシンプルなのが「ラインチャート」で、長期の大まかな値動きを一瞬で判断できるため、複数の取引銘柄を比較する時によく用いられます。高値・安値ではなく終値だけをつなぎ、折れ線グラフで表現しています。多くのトレーダーは終値に注目している傾向があることから、このようなチャートが生まれたようです。大まかな動きを見られるシンプルなチャートですので、トレンドを把握したい時に使えます。
毎日の物価のレンジを表すバーチャート
4本値をバーで表したものが「バーチャート」で、欧米で多く使用されています。縦長のバーは日々の物価レンジを示し、その日の始値を左側に出た短い横線、終値が右側に出た短い横線で表しています。「レンジ」とは「値幅」という意味です。相場の動きにしっかり対応できているので取引に優位性をもたせられるようになります。
FXチャートの縦軸・横軸が意味することとは
チャートには縦軸と横軸がありますが、縦軸は「価格」を、横軸は「時間」を表現しており、時間の経過で物価がどのように動いたかを見て取れます。
時間軸である横軸は、見たい情報内容によって設定を変えることが可能です。見たい期間によって「秒足(1秒毎)」「分足(1分毎)」「5分足(5分毎)」「日足(1日毎)」「週足(1週間毎)」「月足(1か月毎)」「年足(1年毎)」などの変更が可能で、一般的に直近の値動きを確認したい時には「分足」や「5分足」、長期的な値動きを確認したい場合は「月足」や「年足」を設定しますが、初心者はまず相場確認を正確に把握するために長期的な値動きを見た上で、徐々に短期的な値動きを確認しておくとよいでしょう。最終的に自分が取引する時間軸の値動きを把握します。
FX初心者が慣れてほしいチャートの見方とトレンドの把握
FXでいう「トレンド」とは、価格の動きが上向きか下向きかなど、一般的にマーケットの動く方向性を指します。その動きは直線的なものではなく、山・谷を描いたようなジグザグな動きが展開されます。チャートは様々なパターンが展開されますが、その中で価格が同じ値幅を上下していたり、上げ基調もしくは下げ基調にあったりと、特徴的なパターンの動きをを示すことがあります。必ずしも過去と同じパターンで動くとは限りませんが、過去と同じや似たような動きを示した際には、そういったトレンドが発生したことを見抜くことで、取引の参考にできます。トレンドをいち早く把握するために、価格がどのようなラインを描いているのか注目してみましょう。
トレンドラインは上昇トレンド・下降トレンド・横ばいトレンドの3つ
トレンドの傾向を判断しやすくするために引かれたチャート上の補助線のことを「トレンドライン」と呼び、トレンドの転換点を見極めるのに役立ちます。トレンドラインには価格の動きが上向きである「上昇トレンド」、または下向きである「下降トレンド」、横ばいである「横ばいトレンド」があり、「横ばいトレンド」は「レンジ相場」とも言われます。「上昇トレンド」と「下降トレンド」は、まとめて「トレンド相場」とも言われます。横ばいトレンドは一定の値幅を上下に移動している状態で、何かのタイミングで上昇トレンドもしくは下降トレンドに切り替わるため見極めが重要となります。
サポートライン(下値支持線)
サポートラインは、チャート上の過去の価格の安値と安値をつなぎ合わせた線で、「下値支持線」とも言われます。分かりやすく言えば、価格が下落した際にサポートラインを維持するのか、下へ割り込むのかなど確認するためのもので、主に上昇トレンドが見られる際に活用します。サポートラインを割り込んだ時は下落の転換として気を付けなければなりません。
レジスタンス(上値抵抗線)
レジスタンスラインはサポートラインとは逆に、価格の高値と高値をつなぎ合わせた線で、「上値抵抗線」とも言われます。価格が上昇した際に、レジスタンスライン(抵抗ライン)で反落するか上抜けるかなどに注目し、上抜けた場合は上昇局面への転換と捉えられます。
様々な売買やトレンドの判断に使用される移動平均線
「移動平均線」とは、過去一定期間の終値の平均値を求め、つなぎ合わせた線のことを言います。参考とする期間で多く用いられるのは5日、25日、75日、200日です。移動平均線は「向き」に注目することで売買のシグナルとして利用でき、向きが下から上へ変わったポイントを「買い」、上から下へ変わったポイントを「売り」として捉えます。また「ラインの角度」に注目することで、そのトレンドの勢いがどれくらい強いものなのかを判断できます。
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相場予測の判断に欠かせないFXチャート上のテクニカル指標とは
「テクニカル指標」とは、価格などのデータをもとに算出した数値をもちいて分析を行う、FXには欠かせないテクニカル分析に使用される指標のことです。その中でもっともポピュラーなのが「移動平均線」であり、様々な売買やトレンドの判断に使用されます。多くの取引手法がある中で、FX初心者がはじめて利用するテクニカル指標におすすめです。移動平均線を使用した売買のサインで代表的なものに、買いのサインとなる「ゴールデン・クロス」や、売りのサインとなる「デット・クロス」などがあります。
トレンド系指標
「トレンド系指標」とは現在の相場状況がどのようなトレンドなのかを見極めるための指標で、これまでにも出てきた「移動平均線」の他に「ボリンジャーバンド」という指標があります。
<移動平均線>
先ほど説明した通り、5日、25日、75日、200日という任意の期間の終値の平均値を示したものです。移動平均線は利用する人が多く、指標の中でも有名です。移動平均線の向きが変わった位置を見ることで、売買のタイミングを測ることができます。
<ボリンジャーバンド>
ボリンジャーバンドとは、テクニカル指標の一つで一定期間の価格変動の範囲を振れ幅として測定しているものです。「標準偏差」という統計的に変動範囲を導き出す方法で、過去の変動を見ることで未来の値動きを予測します。とてもシンプルな指標なので、ボリンジャーバンドを利用する人が多く人気の指標です。
オシレーター系指標
オシレーター系指標とは、相場の勢い・過熱感を測る指標で、指標の数値が決まった一定の範囲で推移します。オシレーターとは「振り子」という意味です。オシレーター系のテクニカル指標には、「RSI」と「MACD」があります。
<RSI>
上昇もしくは下降の勢いはどれくらいなのか、急騰急落を一定期間の値動きから評価できます。オシレーター系の指標の中ではもっとも有名なので、しっかり把握しておきたい指標です。RSIは70と30という数値が基本になります。70以上になれば買われすぎなので売り(逆張り)をエントリーし、30以下になれば売られ過ぎなので買いをエントリーします。
<MACD>
移動平均の応用版がMACDで、売買の周期やタイミングを見ることができます。MACDは指標の中でも比較的制度が高いと言われており、トレーダーの中でも信用性が高く人気の高い指標です。特に、トレンド相場での有効性は抜群です。MACDは3本のラインとなる、上抜け、下抜け、ゼロラインがあり、これらの基準となるラインが交差、逆行することで売買のタイミングを図ります。
FXチャートの見方を習得することがテクニカル分析を行う第一歩!
テクニカル分析に必要な指標がテクニカル指標であり、相場の値動きを予測する大事な指標です。過去の相場の値動きを見ることが必要となり、チャート上の情報から導き出されるということがわかりましたね。
チャート上にはたくさんの情報が散りばめられているため、見方がわからないと先に進めません。聞き慣れない言葉と見慣れないグラフには、はじめは戸惑ってしまうかもしれませんが、ひとつひとつクリアにしていきましょう!テクニカル分析は、数多く存在するトレンド系指標とオシレーター系指標を組み合わせて使うことでうまくいきます。
FXチャートにもパターンがある!
FXで利用されるチャートには鉄板と呼ばれているパターンがあり、「継続パターン」と逆方向へ向く「反転パターン」があります。継続パターンならトレンドが続行される可能性が高く、反転パターンなら逆方向へ変動するため、売買しやすくなります。では、反転パターンと継続パターンがどのようなものか解説していきます。
反転となるパターン
反転となるパターンには、次の5つがあります。
<ヘッドアンドショルダー>
3段の波が人の頭と肩に見えることでヘッドアンドショルダーと呼ばれています。出現頻度は低めですが、高確率で反転するパターンです。
ネックラインを割り込む場合や、戻ってきたところがエントリーするタイミングです。ただし、「ヘッドアンドショルダー」になる前にエントリーしてしまうとダマシに合ってしまうこともあります。
<スパイク>
ローソク足の実体部分が狭くなっていて、長いヒゲができるとスパイクと呼ばれます。ヒゲが長いほど反転の兆候が強いのですが、スパイクが出たとすぐにエントリーするのは危険です。他のチャートを利用してエントリーする必要があります。
<ソーサー>
ソーサ―とは日本語でお皿という意味がありますが、楕円形の緩やかなカーブを描くように相場が変動します。これが反転の予兆と言われているのですが、カーブが緩やかなのでエントリーするタイミングがわかりにくくもあります。そのため、ソーサーはプロのトレーダーが使用することが多く、初心者には向いていません。
<ダブル>
チャートパターンがMの形を反対に向けた形になるため、ダブルと呼ばれています。エントリーのタイミングは、ネックラインを超えた時です。上昇トレンドの時は「ダブルトップ」、下降トレンドの時は「ダブルボトム」とも言われます。
<ライン>
反転パターンが台形のような形で、長期間トレンドが続いていたのに長いレンジが出現すると反転する可能性があります。サポートラインを割ったらエントリーするタイミングで、上昇トレンドの時に出現すると「ライントップ」、下降トレンドの時に出現すると「ラインボトム」と言います。
トレンド続行の継続パターン
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では次に、トレンドが続行される可能性が高い「継続パターン」の解説をしていきます。
<トライアングル>
水平線から三角形の形ができるためトライアングルと呼ばれています。抵抗線を抜けた後にエントリーするのが一般的ですが、ダマシがある可能性が高いため、すぐにはエントリーせず様子を見てから行うようにしましょう。
<ペナントフラッグ>
ペナントとは、その名の通り、お土産などでよく見るペナントという三角形の旗のような形をしています。トレンドの状態から一時的に逆向きの値動きが起こります。フラッグとは、ペナントと同じく一時的に逆向きの値動きになるのですが、三角形ではなく四角形の旗の形をしています。初心者でも覚えやすく、よく出てくる継続パターンなのですが、確実にトレードしたいなら、トレンド方向に抜けてしまうまではエントリーしないようにしましょう。
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FXチャートの見方をマスターして投資手法の幅を広げよう!
FXにおいてチャートを正確に読むことは、今後の値動きを予測することの第一歩と言えます。取引に必要なトレンド分析の相場予測に確実性をもたせるには、様々な指標を組み合わせることが肝心。どれか一つを使って必ず勝てる!ということではなく、取引したい銘柄や通貨ペア(米ドル/円などの取引する通貨の組み合わせ)などによって使い分けたりします。FX口座開設はDMMやGMOクリック証券など数多くの会社が存在しますので、最初はどこが良いのか迷うかもしれませんが、練習用の架空口座をつくれる会社もあります。自分に合った会社を選び、チャートは毎日眺めるだけでもいいので時間がかかっても、しっかり覚えていきましょう。
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