ショベルカーを買取処分するには?主な下取り先や高額査定のポイント
更新日: 2025年1月19日
建設や建築、土木工事の現場では必ず活躍すると言っていいほどのショベルカーですが、故障や駐車場の整理などさまざまな理由で処分が必要になったとき「できることなら売りに出したい」と考えている方も多いのではないでしょうか?依頼先は、店舗やネット・出張買取などいろいろあるので事前に情報を集めて精査しておきましょう。元々が中古のショベルカーであっても査定額をなるたけ高額にするためには、ショベルカーの洗浄などといった自前でできる整備が必要になります。また、大型特殊自動車・小型特殊自動車といった車両区分だけでなく、ナンバープレートの有無によっても必要な書類が変わるので、こちらも事前にしっかり揃えておきましょう。
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ショベルカーを売りたいときの主な依頼先
ショベルカーは建設・土木工事や鉱山、農業などの現場には欠かせない重機として活躍しています。また、そういった屋外の過酷な環境でも壊れにくいうえ、年に一度の特定自主検査が義務付けられているため耐用年数が長い重機のひとつでもあります。以上の理由もあり、ショベルカーを法人だけでなく個人でも所有している方は少なくありません。しかし、ショベルカーの故障など、さまざまな理由で処分・整理が必要になった方もいます。処分方法としては、解体・下取り・買取といった方法があります。ここでは下取り・買取を検討されている方に向けて、処分方法にあった依頼先を解説していきます。
建設機械販売業者
所有している建機・重機を売ったお金で、新たな機体を購入する「下取り」を検討している場合には、建設機械販売会社や重機リース会社に依頼するのが一般的です。こういった業者では、交渉・質問・書類の提出先が一か所で済むので煩わしい手続きが省けるうえに、面倒な手間を最低限に抑えた換金処分ができます。ただし、中古市場の需要があまり反映されないので、買取専門業者よりも査定額が低くなります。ちなみに、無料査定はもちろん出張査定をしている業者も多くあります。
建機買取専門業者
下取りではなく、現金化を目的とした「買取」を検討している方向けの依頼先です。車検有無も問題なく現金化できるばかりか、コマツ製やヤンマー製といった人気メーカーであれば高値が付く場合があります。加えて店舗によっては、自社工場で解体・整備し独自の流通販路で売るので、故障の程度や機体の状態によっては対応してもらえます。ただ、複数の買取業者に査定してもらったり交渉が必要だったりと、それなりに手間がかかります。また、こういった業者でも無料査定・出張査定を行っている会社はあります。
ネットオークションやフリマアプリ
近年では、ネットオークションやフリマアプリでも売ることは可能です。出品した後は待つだけなので、時間がかかることもありますが高値が付くこともあります。ただし、出品するには価格を設定する必要があるので、相場の価格を知っておくと有利です。また個人情報の管理にも一層の注意が必要です。そういった事情もあるため、経験や専門知識のある方向けともいえます。ただ、ネットオークションでの換金が自分にとっては都合がいいと考えている方は、まず一括査定ができるサイトを利用して現在の相場だけでも知っておくことをおすすめします。
ショベルカーを売るために事前に用意するもの
ショベルカーの下取り・買取で売りたい場合は、印鑑はもちろん機体の種類によってさまざまな書類が必要です。書類の種類は、ナンバープレートの有無によって変わります。加えてナンバープレートのあるショベルカーの中でもさらに区分されています。ご自身、もしくは会社のショベルカーがどの区分に当てはまるかを確認のうえ、処分に必要な書類を事前に揃えておきましょう。
ナンバープレートがあるショベルカー
タイヤ式のショベルカーは、ナンバープレートを提示していれば公道を走れます。そしてタイヤ式ショベルカー・ユンボやブルドーザーなど、タイヤのついている重機のほとんどは道路交通法や道路運送車両法において特殊自動車に区分されています。さらに、大きさによって「大型特殊自動車」と「小型特殊自動車」に分けられています。公道を走れるショベルカーを下取りや買い取りに出す場合、区分によって必要な書類が違ってくるので注意してください。
大型特殊車両の場合
ナンバープレートの交付を受けており、大型特殊自動車に分類されるショベルカーに必要な書類は「印鑑証明書」「自賠責保険証明書」「車検証」「納税証明書」「譲渡証明書」「身分証明書」「委任状(買取業者へ手続きを委任する場合)」となっています。ちなみに、委任状と譲渡証明書の捺印は必ず「実印」で押してください。
小型特殊車両の場合
ナンバープレートの交付を受けており、小型特殊自動車に分類されるショベルカーに必要な書類は「標識交付証明書」「譲渡証明書」となっています。ちなみに小型特殊自動車の買い取りに出す場合の譲渡証明書には「シヤチハタ以外の印鑑」での捺印でも問題ないようですが、手違いをなくすためにも「実印」で押しておく方が無難です。
ナンバープレートがないショベルカー
鉱山や建設現場など私有地のみで使用し、タイヤ式であっても公道を自走しない、またはキャタピラ式で公道を走れないショベルカーは、ナンバープレートを提示する必要はありません。そういったナンバープレートがないショベルカーの買い取りに必要な書類は「譲渡証明書」「販売証明書」となっています。こちらの譲渡証明書も、手違いをなくすために「実印」で捺印しておきましょう。
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高額査定のポイント
業者の方が査定をする中で、注目しているのは中古車・中古トラックのような走行距離などではなく「見た目」といわれています。所有者、または会社が数える程度しか使っていないとしても、野外での風雨に晒され錆だらけになり、メンテナンスも怠っていたとなると当然、その分の車両本体価格が下がります。そういった事態を避けてショベルカーを売りたい方のために、ここでは査定額を高額にするためのポイントを解説していきます。
綺麗に洗車して査定額アップ
ショベルカーは、屋外のとても汚れやすい環境下で稼働する重機です。そのため、洗浄・清掃をしていないということは将来的に現金化を考えている方にとってマイナスでしかありません。先述のようにショベルカーを売る際、買取・下取り業者にとって「見た目」は重要な査定ポイントです。今まで洗浄してこなかった方は、業者へ現金化の依頼をする前に清掃・洗浄をして売るようにしましょう。ちなみに、自動車の洗車などに使われる高圧洗浄機が重機・建機の洗浄にも効果的です。
写真付きで差をつける
業者によっては、依頼時に査定対象の写真を求められるケースがあります。もちろん写真がなくても査定はしてくれますが、機体のグレードや状態(錆・汚れ)で査定額が変動するため、口頭で伝えただけではどうしても正確な査定額が算出できない場合があります。査定対象の写真を何枚か送るだけでも、売りたいときに円滑な査定が進めやすくなるうえに、より適正な価格で換金してもらえます。
他店でも査定・見積もりをしてもらう
高額買取でショベルカーを売りたい方は、必ず複数の買取業者に査定・見積もりをだしてもらうといいでしょう。そうすることで、所有しているショベルカーの相場を把握できるうえに、その複数の査定結果の中から高額な査定をした業者を選び交渉することで、高額な換金処分に繋がります。ちなみに、オンラインで複数の買取業者から「一括査定」を受けられるサイトもあり、わざわざ店頭窓口に向かう時間と手間が省けるのでおすすめです。
ショベルカーを売るときの注意点
ショベルカーの売却処分を考えたとき、主には買取業者に依頼する方法が一般的です。ここでは、あらかじめ把握しておきたい情報や査定に有利な条件、業者に買取を依頼する際に注意しておくべきポイントを解説していきます。所有しているショベルカーに可能な限り応用して、できるだけ高額な査定・買取に有利な状況を整えておきましょう。
稼働・使用可能な状態で売却する
売却したいショベルカーが稼働しない・使用できないなどの状態にあったとしても、売却可能な場合があるので必ず一度は見積もりを出してもらいましょう。しかし、買取可能な場合でも大幅に買取価格は下がります。例えば、オイル不足などの軽微な理由でエンジンがかからない状態でも業者側から故障(不動状態)と判断されたり、機体の稼働状態や騒音、使用感を見られなかったりして、低い見積金額を提示される場合があります。そのような事態をさけるためにも稼働状態のうちに売却を判断する、もしくは不動状態であっても点検や整備をして稼働できないかを確認しておきましょう。
必要な情報を正確に伝える
買取業者が買取価格を決めるために、必要な情報としてメーカー・年式・アワーメーター上の稼働時間などがあります。年式は間違えてしまうと、あとから価格を下げられる可能性があり、稼働時間が不明となれば買い手がつきにくいという理由で価格をさげられる可能性があります。査定に不利な状況にならないよう、必要な情報は事前に把握して正確に伝えましょう。
現場履歴や修復歴を作成・保管しておく
上記のような基本情報とは別に、中古ショベルカーの場合には他にも重視されるポイントがあります。それは現場履歴(これまでどのような使われ方をしたのか)や修復歴(どの箇所が修理済みとなっているか)といった情報です。これらはマイナス要素としてではなく「出どころや使用状況が明確である」というプラスの要素として判断されます。現場履歴・修復歴が不明なものは買い手がつきにくいため、買取価格が下がる可能性があります。こういった現場履歴や修復歴は必ず作成・整理・保管をして、現場の変更や修理が発生した際その都度必ず更新しておきましょう。
アタッチメントの有無や特殊仕様は有利
中古ショベルカーを求める人の多くは、現場ですぐに使える商品を探しています。そのため「こんな仕様の機体を、こういう用途で使用したい」といった、具体的な要件が定まっている人がほとんどです。特定の作業能力を発揮するアタッチメントや特殊仕様になっている機体は即戦力として買い手が付きやすいため、高額買取に有利な条件となり得ます。
基本情報の整理
ショベルカーに限らず中古重機にとって、メーカー・機種・型式・年式・アワーメーターの5つのポイントは、査定をするために必要な基本情報です。買取業者は、こういった基本情報がなければ相場の比較対象を正確に定められないため、正規の査定を受けられる保証はありません。また、海近くの掘削・採石場・災害復旧など、どこの現場で使用したかを正確に証明できれば適正な価格を提示してもらえます。買取業者へ正確に伝えて適正な査定を受けるために、大切な基本情報の資料作成・整理・保管・更新はしっかりやっておきましょう。
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詳細な写真撮影
オンラインや郵送で査定を依頼する場合、重要度の高い判断材料は現車の写真です。写真が不明瞭で状態がよくわからなかったり、撮影箇所が不足していたりすると、適切な査定ができないので適正な査定額に繋がりません。最悪の場合、再撮影が必要とされ換金までの時間が長引いてしまう可能性があります。早く正確な査定・見積もりにするために「コーションプレート・本体刻印・エンジン刻印・足回りシュー・シューリンク・スプロケット・ピンブッシュ・油圧ポンプ・ディーゼルエンジン・カバー内部」の写真は、できるだけ詳細が伝わるように撮影しましょう。
ショベルカー 買取で失敗しないために買取のコツをつかもう
ショベルカーを現金化する際、下取りは相場の影響を受けにくい分どうしても買取評価は低くなりがちです。ご自身の希望する査定額に見合った、またはそれ以上の価格にするには日常的なメンテナンスが必要です。また、現場履歴・修復歴など、基本情報の管理は査定・買取を有利に進めるためには重要です。そして、処分の手間を減らし円滑に進めるためにも「一括査定」活用した相場の把握をおすすめします。最後に、必要書類の準備やクチコミ評価も含めた業者に関する情報は、事前に収集・精査しておきましょう。
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