隣の部屋の大学生がうるさい時どうすればいい？対処法をご紹介

バタンと乱暴に閉めるドアの音や深夜の洗濯機の音など、隣の部屋の騒音は神経に触るものです。賃貸物件に騒音トラブルはつきものとは言え、日常生活に支障が出るほどとなると問題。特に隣が大学生の場合は友達や恋人などを呼んで昼夜問わず騒ぐことがあり、悩まされている人が多くいます。しかし感情的な行動に出てしまうと大きなトラブルに発展する可能性があるので注意が必要。長く住み続けるためにもできるだけ穏便に解決しましょう。この記事では隣の大学生がうるさい時に確認したいことや対処法などをまとめました。やってはいけない行動も取り上げます。隣の大学生の騒音にお悩みならぜひこの記事を参考にしてください。

大学生の騒音に悩まされた時に確認したいこと

音の出る方向は意外に間違えやすく、右隣がうるさいと思い込んでいたら実は違う部屋だったということがよくあります。よく確認せずにクレームを入れると新たなトラブルの火種になりかねません。また建物自体の防音性に問題があると自分も相手に迷惑をかけていたということもあり得ます。ここでは大学生の騒音に悩まされた時にまず確認したいことを取り上げました。

騒音元の部屋を確認する

音の種類には空気中を伝わる「空気音」と、壁や床などの固体が振動して伝わる「固体音」があります。中でも固体音はいわば建物自体が音の発生源になるので、伝わり方が複雑。給排水管から壁に伝わるということもあります。そのため騒音トラブルをきちんと確認したいなら「うるさいのは隣に違いない」と決めつけずにしっかり確認することが大切です。

壁の薄さなど防音性に問題はないか

明らかに大きな足音や話し声が気になるのではなく、ささいな生活音が気になる場合は建物自体の防音性に問題があります。この場合はいくら静かに暮らそうと努力をしても解決できないことがほとんど。またこちらの生活音も相手に筒抜けという可能性もあります。どうしても我慢できないならこの際思い切って引っ越しを考えるのもおすすめ。相手の騒音だけでなく自分の騒音も気にする必要がなくなります。

大学生の騒音に悩まされた時に試したいこと

大学生は親元を離れての一人暮らしでついつい浮かれて騒いでしまうもの。また社会人経験がない故の常識のなさも手伝い、普段の生活音に配慮がないことも多いようです。ここではそのような騒音に手軽に対処できる方法をいくつかまとめました。振動を伴うようなあまりにひどい騒音には向かないかもしれませんが、ぜひ一度試してみてください。

耳栓をしてみる

一番手軽な防音対策。耳に合わないと寝ているうちに外れてしまったり、フィットしなかったりするので吟味が必要ですが、うまく行けば就寝時やリラックスタイムの騒音をシャットアウトすることが可能です。しかしながら「振動には効かない」「目覚ましが聞こえない」などのデメリットも。しかし騒音対策としては一番手軽なので、まず試してみるのもおすすめです。

防音グッズを使ってみる

防音グッズを使ってみるのもおすすめ。例えば防音シートは壁などに貼り付けることによって外部からの音をかなり軽減してくれます。賃貸物件にシートを貼るのに抵抗がある場合、ホームセンターなどで売っている「跡が残りにくい両面テープ」などを利用しましょう。費用をかけたくないなら、家具とのすき間にダンボールなどを挟むのもひとつの手です。

騒音を感じる方向の壁に家具を置く

隣の騒音が気になる時、そちら側にタンスなど背が高い家具を置くのもよいでしょう。こちら側の空間に振動が伝わるのをブロックしてくれるので、防音効果が期待できます。タンスがない、動かせないという場合はカラーボックスをいくつか置くだけでも効果的。また前述したように、家具の間にダンボールや紙でできた卵の空き容器などを挟むのもおすすめです。

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うるさいからと言って感情的になるのはやめよう！やってはいけないことは？

大学生特有の大騒ぎはどうしても神経に触るもの。特に深夜に騒がれるとついイライラして、今から乗り込んで注意してやる！と思うかもしれませんが、それはNG。売り言葉に買い言葉でお互い感情がエスカレートし、大きな事件に発展しかねません。ここでは大学生の騒音に悩まされた時にしてはいけない行動を紹介します。ぜひ参考にしてください。

いきなり部屋に乗り込んで苦情を言う

普段から相手とコミュニケーションが取れたとしていてもこれはあまりおすすめできません。イライラしている時に乗り込んでも冷静に話ができないため、相手に分かってもらいにくくなります。またお互い感情的になり、下手すれば逆恨みされる恐れもあります。そうならないためにも騒音の苦情は直接でなく、匿名性を保ちワンクッション置くのがベターです。

怒りに任せて壁をドンドンとたたく

隣がうるさい時に一番やってしまいがちな「壁ドン」。これは相手の感情を逆なでする行動なので、余計ひどい騒音になったり、逆に壁ドンをやり返されたりして解決にはつながりません。騒音トラブルを穏便に解決したいなら壁ドンはNG。また木造で薄い壁の場合、壁ドンによって壁が傷ついたり穴が開いたりする可能性もあります。

警察へ通報する

あまりに騒音がひどい時は通報を考える人もいるかもしれませんが、これもおすすめできません。場合によっては通報したことがバレ、逆恨みされる恐れがあります。警察へ通報するのは管理会社などに連絡しても解決できなかった場合の最終手段。ただしケンカなど緊急性が高いと考えられる場合はすぐに通報することをおすすめします。

隣の大学生がうるさい時のベストな対処法とは？

管理会社や大家などに相談・連絡する

騒音が気になる時は直接苦情を言うのではなく、管理会社などを通すとスムーズな解決が期待できます。騒音元の住人も聞き入れてくれる場合が多く、こちらの匿名性も保てます。騒音問題を相談する時は「騒音の内容や時間」「いつ頃から発生しているのか」などを詳しく伝えましょう。またこの時必ずこちらの名前を出さないようにお願いすることも大切です。

大学へ連絡して注意を促してもらう

もし問題の学生が通っている大学が分かるなら、その大学に連絡するのも効果的。大学にもよりますが、就職相談の窓口となる学生課から注意されるため素直に聞き入れることが多いようです。もちろんこの場合もこちらの名前は伏せてくれるようお願いすることが大切。ただし学生マンションならある程度の騒音は仕方がないことかもしれません。

法テラスなどに相談する

今直面している騒音トラブルにどう対処すればベストなのかアドバイスをもらうのもよいでしょう。日本司法支援センター(法テラス)では無料法律相談を受け付けているので、費用をかけたくない場合にもおすすめ。その時は証拠として、音の大きさや頻度、発生する時間帯などを記録して持っていくと役立ちます。音の大きさを測る騒音計は市町村によっては無料で貸し出しています。

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警察相談窓口「＃9110番」に連絡する

この窓口は、緊急性はないけれど警察に相談したいという時に利用できます。ストーカーやDV、悪徳商法など生活のあらゆる悩みを相談できるので、騒音問題に悩んでいる時にもおすすめ。電話すれば地域管轄の警察につながり、相談業務専門の担当員が相談者のプライバシーに配慮しながら対応してくれます。受付時間は都道府県にもよりますが、平日の午前8時30分頃～午後5時15分頃です。

騒音トラブルは事件にならないためにも冷静に対処しよう！

騒音トラブルが元となった事件は数多くあります。そうならないためにも騒音トラブルは穏便に解決したいもの。うるさいからといって壁ドンや直接苦情を言うのはNG。感情的に動かず管理会社や大学などを通すことで匿名性が保てる上、スムーズに解決する可能性が高くなります。騒音はイライラするものですが、ぐっとこらえてスマートに対処しましょう。

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