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【広島】世界遺産「厳島神社」でご利益にあずかれる見所まとめ

厳島神社は、広島県廿日市市の宮島にある神社です。平成8年12月に世界文化遺産に正式に登録されました。 推古天皇元年(593)に、佐伯鞍職(さえきくらもと)により創建されたと伝えられています。社殿は、災害等により何度か立て替えられていますが、平清盛が造営した当時の建築様式を忠実に守って再建されています。厳島神社は海の上に立っていて、潮が満ちるとまるで海に浮かんでいるように見え、山々の緑や海の青、本殿の朱とのコントラストが美しく、まるで竜宮城のようです。厳島神社のある宮島は紅葉が美しいことでも有名で、「安芸の宮島」と呼ばれ、日本三景の一つとなっています。

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更新日: 2023年11月22日

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海の青さに映える朱塗りの廻廊

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【海からの参拝】

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平清盛の時代は、船で海中の大鳥居をくぐって参拝する海上参拝が、厳島神社の正式な参拝作法とされていました。今でも、艪(ろ)と櫂(かい)で進む“ろかい船”で大鳥居をくぐる参拝が行われており、3月~11月頃の海が穏やかな時期で日中の満ち潮の時には、海のルートで正式参拝できます。冬の時期には、夜の宮島ナイトクルージングでの海上参拝も行われており、この時期だけの美しい景色が見ものです。

【陸からの参拝】

石鳥居

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商店街の端にある石鳥居は、20年もの歳月をかけて明治39年に建てられました。御影石でできている、継ぎのない巨大な石柱は、高さ10m、横幅1.5m、柱の周囲は3.6mという圧巻の大きさです。
鳥居をくぐる際、中央は神様が通られる道なので、石鳥居の中央を通らず両端を歩くのがルールです。この先が、厳島神社の境内地とされています。

廻廊(かいろう)

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国宝に指定されている廻廊は、朱塗りの美しさが格別です。東廻廊入口は切り妻造り、西廻廊入口は唐破風造りで、昔は東廻廊が入り口、西廻廊が出口とされていたようです。長さ約260mある廻廊は、一般の神社の廻廊のように敷地を四角く区切るものではなく、海上の各建物と陸地とを結ぶ渡り廊下の役割を担っています。廻廊の床板は、板と板の間は「目透し」と呼ばれる隙間がありますが、潮が高い時や台風時に波の圧を弱くする構造になっていて、建物を守る工夫がされているなど、先人に知恵が随所に感じられます。

客神社(まろうどじんじゃ)

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厳島神社の摂社の中でも一番大きい客神社は、本殿が一重両流れ造り屋根は桧皮葺で、国宝に指定されています。平安建築様式の美しさを今に伝えています。天忍穂耳命(あめのおしほのみこと)、天穂日命(あめのほひのみこと)、天津彦根命(あまつひこねのみこと)、活津彦根命(いくつひこねのみこと)、熊野櫞樟日命(くまのくすのひのみこと)の5男神が祀られています。秋の大潮のころには、床上に海水がかかることもあります。
また、神社で行われる祭典は、すべてこの「客神社」から始まります。

枡形(ますがた)

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客神社祓殿と廻廊で囲まれたところを「枡形」といい、鳥居と海を臨む景観は、ここでしか見ることができない美しさです。旧暦6月17日の管絃祭のときには、枡形に御座船や江波船が入り、舟を廻します。

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朝座屋(あさざや)

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東廻廊のつきあたりにあり、国の重要文化財に指定されています。屋根は、東が切妻・西が入母屋造りで、三方に廂(ひさし)の間があり、寝殿造りの特徴的な建造物です。朝の祭典の前に使うことが多かったので、このような名前になったと伝えられています。
1168年の造営記録には、すでに朝座屋の名前が残っていることから、厳島神社創建当初から建てられていた建物ではないかといわれていますが、現在の建物は、江戸時代前期に建てられたものです。

内侍橋(ないしばし)

御本殿拝殿への両側に1基づつある小さな橋で、国宝に指定されています。厳島神社にお仕えする内侍(巫女)が渡って、神錧をお供えしていたので、内侍橋と名付けられたと伝えられています。

平舞台(ひらぶたい)

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寝殿造りの庭にあたる部分とされていて、国宝、特別保護建造物に指定されています。厳島神社の本社祓殿の前にひろがる、檜の素木が使われた広場で、167.6坪(約553平方メートル)あります。安元2年(1176年)に平氏一門が社参して千僧供養が行われた際、社殿の前方に仮廊を設けたという記録が残っています。こうした仮廊が常設となったものと言われています。ここからの大鳥居は、景色を独り占めしたかのような迫力です。

高舞台(たかぶたい)

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本社祓殿前にある、高舞台。平舞台より一段高い場所にあります。擬宝珠附の高欄があり、黒漆塗りの羽目板で、前後に素木の階段をつけた舞台は、国宝に指定されています。大阪・四天王寺の石舞台、大阪・住吉大社の石舞台と共に「日本三舞台」と呼ばれています。高舞台から見て、左に左楽房と左門客神社、右に右客神社、右楽房があります。舞楽のときなどに笛などを演奏する人が左楽房・右楽房に入ります。

祓殿(はらいでん)

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祓殿は、お祓いをするところで、管絃祭の時に鳳輦(ほうれん:御輿のこと)が置かれる場所であり、また雨天時の舞楽奉奏などに使われます。床板は、明治より浅野藩の藩船厳島丸の板が使用されています。

拝殿(はいでん)

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拝殿は、参拝者が神様と向き合い、お祓い・参拝する施設です。結婚式や、お祓いなどで、この中に入ることができます。三棟造りという奈良時代の建築様式の建造物です。

本殿(ほんでん)

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切妻両流造りの本殿は、平安時代の建築様式である寝殿造りならではの建造物で、優美で格調高い様相は、神々しさを感じるほどです。広さは正面8間・背面9間・梁間4間で、本殿の面積は日本一です。
現在の本殿は元亀2年(1571年)、毛利元就によって改築されたもので、国宝に指定されています。
市杵島姫(いちきしまひめ)・湍津姫(たぎつひめ)・田心姫(たごりひめ)の宗像三女神が祀られていて、宗像三女神は大和朝廷によって古くから重視された神々です。

大鳥居(おおとりい)

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本社火焼前(ひたさき)より88間の海面に立っている朱塗りの大鳥居は、高さの16m、重量は約60tという圧巻の大きさで、国の重要文化財に指定されています。現在の鳥居は、平安時代から8代目にあたり、明治8年に建立されたものです。主柱は樹齢500年~600年のくすのきの自然木を、袖柱(そではしら)は杉の自然木を使っています。
大鳥居は、脚を地中に埋めているのではなく置かれているだけで、構造の工夫によって自力で立っています。
干潮時には潮が引いて、大鳥居まで歩いて行け、大鳥居に触ることもできるので、一度間近にその迫力を感じるのもおすすめです。

能舞台(のうぶたい)

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本社の西側にある、海に浮かぶ能舞台は、重要文化財に指定されている国内5つの能舞台のうちの1つです。朱塗りの華やかな建造物が多い中、能舞台は質素な感じですが、構造に重きを置いたためだそうです。慶長10年(1605年)に福島正則が常設の能舞台を寄進したのち、後の藩主浅野氏よって、延宝8年(1680年)に現在の舞台と橋掛及び楽屋が建てられました。海上にあるため、通常は能舞台の床下に置かれる共鳴用の甕(かめ)がなく、足拍子の響きをよくするため舞台の床が一枚の板のようになっているのが特徴です。

五重塔(ごじゅうのとう)

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千畳閣の隣に建つ五重塔は、桧皮葺の屋根と朱塗りの柱や垂木のコントラストが美しい建造物です。室町時代の応永(1407年)に建立されたとされており、現在は国の重要文化財に指定されています。内部を見学することはできません。
この五重塔が建つ塔の岡は、厳島合戦の際に陶軍が陣を構えた場所と伝えられている古戦場でもあります。

厳島神社

広島県廿日市市宮島町
0829-44-2020
<拝観料>大人:300円 / 高校生:200円 / 小・中学生:100円
http://www.miyajima-wch.jp/jp/itsukushima/index.html

【周辺の神社仏閣・観光スポット】

豊国神社(とよくにじんじゃ)

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1587年に豊臣秀吉が戦死した者を弔うために建てた経堂で、厳島内では最も大きな建物です。畳875枚分もの広さがあるために、通称、千畳閣(せんじょうかく)と呼ばれています。1587年に建立となったわけですが、秀吉の死によって工事は中止され、御神座の上以外は天井が張られておらず、板壁もない未完成のままの状態で現在に至っています。

豊国神社

広島県廿日市市宮島町1-1
0829-44-2020
9:00〜16:00(変動有り)
<昇殿料>一般:100円 / 高校生:100円 / 中・小学生:50円

大願寺(だいがんじ)

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正式な呼び名は、亀居山方光院大願寺といいます。建仁年間(1201年~1203年)の僧了海が再興したと伝えられる真言宗のお寺です。明治の神仏分離令までは嚴島神社の普請奉行として寺院の修理・造営を一手に担っていました。本堂には、国の重要文化財である仏像が四体あり、その中の薬師如来坐像は、弘法大師の作と伝えられています。

亀居山放光院大願寺

広島県廿日市市宮島町3番地
8:30〜17:00
年中無休
拝観料なし

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