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■入館は「帳場(フロント)」
「大江戸温泉物語」の入口を入ったら、お台場から「江戸の町」一瞬にして切り替わります。まずは履物を下足箱に預けます。下足箱のカギは帳場での預かりがないので、帰るまでしっかりと保管しておきましょう。
帳場に入ったら、入館料を支払って、「江戸の町人に必要なアイテム」である「通行手形」を受け取ります。「通行手形」の中にはロッカーキーが入っていて、手形に記された4桁の番号がロッカー番号です。館内でのすべての支払いはこの「通行手形」で記録し、帰る時に帳場で清算します。
■「越後屋」で衣装替え
帳場で受付を済ませたら、その奥にある「越後屋」で、浅草十番組「を組」で火消として活躍した「新門辰五郎」や、遊女の「仙台高尾」をはじめ、相撲取りや浮世絵などをモチーフとした種類豊富な浴衣と帯から好きな柄を選んで受け取ります。女性には中紐がつき、はだけにくいので安心です。
浴衣と帯を持ったら、一旦男女別に別れて「更衣室」で衣装替えです。手形に書かれた「いろは」別にのれんが下がっていて、ロッカーが区切られているので、ゆったり着替えができます。浴衣の下には下着を付けて行くので、全部脱がないように気をつけましょう。着替えが済んだら、更衣室を通り抜けて江戸の町並みに出ます。更衣室を出たところに待合室もあります。
■「江戸の遊び」を楽しむ
衣装替えが済んだら、いざ江戸の町並みへ繰り出しましょう。広小路のお店は、すべて通行手形で支払いができるので、余計な荷物を持ち歩かなくてもいいのが嬉しいですね。
飲食店だけでなく縁日のお店も出ており、普段手にすることのない手裏剣や吹き矢で遊ぶことができます。「手裏剣道場」は成績に応じて景品がもらえたり、弓矢でビンゴをゲットすると小判をもらえることも。また、「忍者吹き矢」のほか、懐かしのお菓子が買える駄菓子屋さん、人形すくい、日によっては「型抜き」もあります。似顔絵屋さんがあったり、お土産物屋さんもあるので、温泉に入る前や、クーリングタイム、食事のついでなどに江戸の雰囲気をたっぷり楽しめる空間となっています。
お土産屋さんもあり、箸やお江戸デザインのTシャツ、中高生に人気のご当地キティ「はろうきてぃ 大江戸温泉物語バージョン」も手に入ります。
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■「東海道五十三次」の足湯
700坪の日本庭園に伸びる全長50mの足湯は、東海道五十三次をテーマにしています。浴衣のまま出ることができ、日本橋を渡り、小田原でひと休み、箱根の木立を通り、大井川、琵琶湖へと進み、最後は今日の都で炭酸泉という流れで、足裏を刺激する丸石を踏みながら、風景も楽しめる健康風呂です。
奥にある小屋の中には、皮膚の古い角質をついばむことで肌をきれいにしてくれる魚が居る、フィッシュセラピーコーナーで、その刺激は低周波マッサージを受けているような心地よさです。足湯エリアは男女一緒にお湯を楽しめるので、夜にはライトアップされた橋や川沿いの柳が時代劇のような雰囲気で、チラリと覗いた足もとに江戸の色気を感じながら、静かに会話を楽しんで温泉を回れる人気のエリアです。
■「湯屋」の本格温泉
広小路の一角にある「湯屋」の暖簾をくぐって中に入ると、奥にお手軽なクイックケアや足つぼから、本格的なボディケア・タイ式・全身オイルリンパで全身の疲れを癒すマッサージルームと、脱衣所があります。大椎所ではタオルとタオルバックを無料で貸出しています。鍵付きのロッカーに浴衣と下着を入れて、大浴場に向かいます。
源泉の「大江戸温泉」は、お台場の地下1400mから掘削したという、本物の温泉を使っており、泉質は弱アルカリ性の「ナトリウム-塩化物強塩温泉」です。黄褐色で舐めるとしょっぱく、肌触りはツルツルです。内湯と露天風呂があり、内湯は11:00~翌8:00まで夜通し入ることができ、露天風呂は11:00 ~ 24:00(金/土/休前日は翌2:00まで)と5:00~8:00の2部制になっています。
百人風呂(内湯)は非常に広く、通常の大きな浴槽のほかに、マイクロバブルで真っ白なお湯に見えるシルキーバスや、ジャットバス、寝湯などがあります。女性専用でぬる湯もあり、ゆっくりと半身浴でリラックスできますよ。このほか露天風呂に桶風呂があることや、通常のサウナに加えてミストサウナがあるなど女性専用施設に力を入れています。
もちろん男性側にも通常の露天風呂とサウナは用意されています。
■そのほかのリラクゼーション施設
約3億年前の天然ヒマラヤ岩塩を贅沢に敷き詰めた低温サウナの「岩塩風呂」や、約43度の温かい砂を身体にかけると、心地よい重みを感じるうち、ジンワリと身体の芯からポッカポカになる体内浄化に効果のある「砂風呂」もあります。
リラグゼーションといえば外せないエステもありますよ。短時間で上半身をほぐすお手軽なものから、全身に溜まった疲れををしっかりとほぐしていくものまであり、アロマオイルエステなど、バリエーション豊富にメニューが用意されています。
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温泉施設の定番にもなっているあかすりもあり、皮膚表面の古くなった角質を落として、新陳代謝を活性化させて肌荒れから血行不良まで効果が期待できます。 全身パックや塩揉みなどのセットメニューも充実しています。
■休憩は「中村座」
温泉めぐりをしたり、遊んだりして少し疲れたら「中村座」で休憩しましょう。200畳の大広間は、思う存分ゴロゴロしたり、のびのびくつろぐことができます。平日・日曜日は11:00~21:30、土・祝前日は11:00~22:30まで利用でき、それ以降は仮眠処として翌7:00まで利用できます。
仮眠室にはリクライニングチェアがあり、背もたれをフラットに倒せるタイプです。全席テレビモニターがついており、リラックスした姿勢でテレビを楽しめます。男女共用96席、女性専用36席があり、夜には満席になることもあります。
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■種類も豊富な「食の店」
大江戸温泉物語には、食事処や居酒屋、麺類にスイーツまで種類も豊富なお店がたくさんあります。
オープンスペースの多い大江戸温泉物語の中で、唯一、お座敷の個室のある「川長」は落ち着いて食事をするのに最適です。「ふぐ唐揚げ」「手羽薩摩揚げ」などの一品料理のほか会席膳や、宮崎県産日向灘ふぐ三昧を楽しめる「大江戸コース」などもあります。
また、「片口屋」はゆったりくつろげる居酒屋で、お風呂上がりに嬉しい、冷たいビールにぴったりの「地養鶏串焼」や自家製モツ煮込みなどのほか、「大江戸豚丼」などの食事メニューも豊富です。
屋台風の外観の「大勝軒」は行列の絶えない繁盛店「東池袋大勝軒」の味をそのまま再現しています。
広小路湯屋入り口付近にある「喜の字屋」は、昭和5年にあんみつを考案した「銀座若松」の味をそのまま受け継ぐ、老舗の味です。
■宿泊は「大江戸宿 伊勢屋」
大江戸温泉物語には宿泊施設も完備されています。
施設の2階にある「大江戸宿 伊勢屋」はゆったりとして小粋な部屋です。宿泊者用のキーがないとフロアに入れないため、専用フロントと個室が並び、静かに過ごせるのも魅力です。露天風呂付きの特別室からバス・トイレなしの一般和室まで全部で5タイプの客室が用意されています。
宿泊料金には入館料と深夜追加料金が含まれていて、平日1名14,000円からです。2時間からの部屋の時間貸しもしていて、平日1室2名3,000円からと非常にリーズナブルです。チェックイン17:00、チェックアウト9:00ですが、館内は11:00から利用ができるので温泉や食事などを満喫してから、客室に入るといいでしょう。
一番上級の特別室は、広さ65平方メートルで4名まで宿泊できるようになっており、東京の一流ホテルと比べても見劣りしません。客室には露天風呂がついており、アメニティもシャンプーやコンディショナー、歯ブラシ、ドライヤーなど一般的なホテルと同じようにと整えられています。露天風呂付きの客室はほかに広さ58平方メートルの準特別室と、29平方メートルの和室タイプの2種類があります。
男性専用の「黒船キャビン」は仮眠室よりもワンランク上の深い眠りを提供する、手軽さが人気の簡易宿泊施設です。料金は深夜追加料金2000円含む、1名3980円〜となっています。お台場のイベントに備えて、近くで手軽に寝られる場所が欲しいという人におすすめです。
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