ヒメカツオブシムシの駆除方法は？対策についても紹介！

衣替えの時期、お気に入りの服に穴が開いていたことはありませんか？それはヒメカツオブシムシの仕業かもしれません。ヒメカツオブシムシは日本の家によく出る害虫、カツオブシムシの仲間。いつの間にか家に入り込み、服や食品を食べて被害を与えます。ヒメカツオブシムシは小さな虫ですが、放置しておくと被害が拡大してしまうので早めの対応が必要。ヒメカツオブシムシの知識を手に入れ、適切な方法で駆除しましょう。ここではヒメカツオブシムシの駆除方法や発生しやすい時期、環境などをまとめました。生態や見た目なども紹介しますので、合わせて参考にしてください。

ヒメカツオブシムシとは？

ヒメカツオブシムシは大切な衣服にダメージを与えるカツオブシムシの仲間。家の中でも特にクローゼット近くで発見したら要注意です。スピーディーに対応するためにも、ヒメカツオブシムシをまず詳しく知っておきましょう。ここではヒメカツオブシムシの生態や見た目、見分け方、ライフサイクルなどを紹介しますので参考にしてください。

ヒメカツオブシムシの生態は？

ヒメカツオブシムシの幼虫は赤褐色の毛で覆われたイモムシ状。体長は7～10mmほどで、お尻の部分が細くなり尾から長い毛の束が出ています。さなぎは黄色で体長約6mm。成虫は体長3.5～4.5mmくらいの黒い甲虫です。その名の通りカツオブシなど乾燥した動物質を好み、毛織物や絹織物、革などを食害しますが、食害するのは幼虫だけです。

ヒメカツオブシムシの種類、見分け方は？

日本でよく見られるカツオブシムシには「ヒメカツオブシムシ」と「ヒメマルカツオブシムシ」の2種類がいます。ヒメマルカツオブシムシの幼虫は約4～5mmとヒメカツオブシムシよりも小さく、丸みがあるのが特徴。尾からはヒメカツオブシムシ同様毛束が出ています。またヒメカツオブシムシの成虫は黒一色ですが、ヒメマルカツオブシムシの成虫は白と茶色のまだら模様です。

ヒメカツオブシムシのライフサイクルは？

ヒメカツオブシムシの幼虫期間はとても長いのが特徴。幼虫期間は通常約300日ですが、中には600日程度続く個体もいます。そして幼虫状態で越冬して4～5月頃にさなぎとなり、5～6月頃に羽化します。成虫の寿命は1カ月ほど。その間衣類などに数粒から数十粒の卵を産みつけます。また幼虫の生命力は強く、6～12カ月の絶食に耐えられることもあります。

ヒメカツオブシムシによる被害は？

カツオブシムシ類の幼虫はその名の通り、カツオブシのように乾いた動物質を好みます。アゴの力が強く包装なども食い破るので、その穴から別の虫が入り込む二次被害も懸念されます。成虫は花粉や蜜を食べるだけなので、被害は幼虫の方が深刻。しかし成虫が屋内に入り込むと産卵される恐れがあります。ここではヒメカツオブシムシが発生しやすい時期や環境、好物などをまとめました。

ヒメカツオブシムシが発生しやすい時期は？

ヒメカツオブシムシの発生は年に1回で、多く出現するのは5～6月。気温が15度以上の晴れた日、特に午前10時～午後3時頃の時間帯によく見られます。この時期は産卵シーズンにもあたり、屋外に入り込むとふわふわした衣類の上などに卵を産み付け、再び屋外へ出ていきます。そのためこの時期は成虫が屋内に入り込まないよう注意が必要です。

ヒメカツオブシムシが発生しやすい環境は？

ヒメカツオブシが発生する原因は外からの侵入です。特に白い色に引き寄せられるため、外で白い衣服を干した時には注意が必要。成虫や卵がついていることがあります。それに気づかずにそのまま保管してしまうとタンスの中などで孵化してしまうことに。またマーガレットなどキク科の花も好むため、この種の花を飾る時は成虫がついていないかチェックしましょう。

ヒメカツオブシムシの好物は？

カツオブシムシ類の幼虫は名前の由来となっているカツオブシはもちろん、煮干しやペットフードなど乾いた動物質が大好物です。そのため動物性タンパク質でできたシルクやカシミア、毛皮、ウール、革製品などを食害します。ナイロンや化学繊維でも汗や食べこぼしのシミなどがあるとその部分を食べることも。また床に落ちたペットの毛や食品クズを食べることもあります。

ヒメカツオブシムシの駆除方法は？

カツオブシムシ類の侵入を許してしまうと衣服に卵を産み付けられる可能性があります。ヒメカツオブシムシの卵は1mm未満と小さく、乳白色をしているので見つけるのはとても困難。また幼虫の生命力はとても強いため、しっかりと駆除する必要があります。ここではヒメカツオブシムシの駆除方法としておすすめの方法を3つ紹介しますので、参考にしてください。

エアゾール剤を使用する

成虫になったヒメカツオブシムシには不快害虫用のエアゾール剤が効き目を発揮します。カーペットや気になるすき間などに散布すると出現率が徐々に減ってきます。散布した後は粘着カーペットクリーナーでの掃除がおすすめ。このようなエアゾール剤はヒメカツオブシムシの他、チョウバエやユスリカなど幅広い害虫駆除に使えるので1本常備しておくと便利です。

くん煙殺虫剤を使用する

ヒメカツオブシムシがどこに潜んでいるのか分からない場合は部屋を丸ごとくん煙して殺虫する、くん煙殺虫剤の利用もよいでしょう。この場合タンスやクローゼット、引き出しなどは開けて使用するとより高い効果が期待できます。しかしくん煙殺虫剤は犬やネコ、ハムスター、熱帯魚などのペットがいる場合は使う時に注意する必要があります。

アイロンや乾燥機の熱を使って駆除する

カツオブシムシ類などの害虫は60℃以上の高熱にあたると死滅します。そのためスチームアイロンや乾燥機、コインランドリーなどを使って高熱処理するのもよいでしょう。ドライヤーなどではあまり効果は期待できません。ただし高熱処理に向かないカシミアやシルクなど高価な素材は、用心のためクリーニングに出すことをおすすめします。

ヒメカツオブシムシ発生の対策は？

ヒメカツオブシムシは一度発生してしまうと駆除がなかなか難しいもの。その手間を減らすためにも発生はできるだけ未然に防ぎたいところです。ここではヒメカツオブシムシ発生の対策方法として代表的な3つの方法を紹介します。どれも特別な方法ではなく手軽に試せるものばかり。カツオブシムシ被害を最小限に抑えるためにも日頃からしっかり対策しておきましょう。

防虫剤や防虫シートを使う

衣替えなどで衣服を収納する時、防虫剤や防虫シートを入れておくとヒメカツオブシムシが寄り付きにくくなります。防虫剤・防虫シートには「引き出し・衣装ケース用」や「洋ダンス用」、「ウォークインクローゼット用」などがあるので保管場所に合わせて選びましょう。また防虫剤と一緒に除湿剤を入れておくと湿気対策が同時にできるのでおすすめです。

部屋や衣類を清潔に保つ

いくらタンスやクローゼットに防虫剤を入れても、押し入れの中などにゴミがたまっているとヒメカツオブシムシが発生しやすくなります。カツオブシムシ類は床に落ちた食べカスや虫の死骸、ペットの毛などもエサにするためです。そのため押し入れの隅やベッドの下、窓のサッシなどゴミがたまりやすい部分は定期的に掃除しておきましょう。

乾物は密閉して保存する

幼虫が好むカツオブシや煮干しなどの乾物は密閉容器での保存がおすすめ。アゴの力が強いヒメカツオブシムシの幼虫はビニール包装だと簡単に食い破ってしまうため、缶やプラスチックなどの容器を使用しましょう。またカツオブシムシ類などの幼虫は5度以下の低温環境では生きられないため、密閉した状態で冷蔵保存するとよりベストです。

害虫駆除におすすめの業者！

おすすめの害虫駆除業者はこちら！

1年後の無料点検で安心！街角害虫駆除相談所

害虫の徹底駆除・予防はもちろんのこと、 被害があった箇所の修繕・リフォーム全般まで 一貫して対応しています。

現地調査・出張費・見積りは0円 被害状況を写真付きで説明し、最適なプランを掲示してくれるので、害虫が棲みついているか確かめたい人、被害の度合いを把握したいという人にもおすすめです。

料金面では「他社に徹底対抗」を掲げ、 他社の見積もり提示で最安値 に値下げしてもらえるメリットも！

さらにアフターサービスとして、 再発保証は最長5年、施工1年後に無料点検 を実地。
24時間365日対応！関東エリアでは最短30分以内での駆けつけも可能です。

街角害虫駆除相談所の駆除の流れ

街角害獣駆除相談所の口コミ・評判を詳しく見る

街角害虫駆除相談所では、 駆除代金が20％OFF となる街角安心キャンペーンを実施中！

駆除代金が割引になるのは 「4月20日までの期間限定」 費用を抑えたい人はこちらのキャンペーンを活用しましょう。

関西の害虫駆除なら！グラックス

https://gaichukujo.jp

グラックスは京都を中心とした関西エリアで幅広い害虫の駆除を請け負ってくれる専門業者です。
シロアリ、ハチ、ゴキブリなどあらゆる害虫に 予防から駆除まで幅広く対応 しています。相談があれば 有資格者が徹底調査 を行い、施工プランや見積りを作成。
一般的な戸建て住宅から大規模マンション、寺社や重要文化財まで、 多数の施工実績 を持つ会社なので安心して任せられます。

■関西の害虫駆除ならここ！株式会社グラックス

5年後の予防もよろしくお願いします。

グラックスでは、 クチコミ投稿で駆除代金が30％OFF になるオトクなキャンペーンを実施中！

害虫駆除110番

現地無料調査に即日対応してくれるので、悩みをスピーディに解決できる害虫駆除業者。24時間365日全国からの相談を受け付けており、その豊富な経験と知識に基づいた確実な効果が特徴です。ホームページ内でサービス内容を分かりやすく提示していて、安心して利用できるのもメリット。また正式な見積もりの後は余計な費用が一切かからないというのもポイントです。

くらしのマーケット

素人には対応しきれない蜂の巢（スズメバチなど）やシロアリなどの害虫の駆除を依頼したい場合、害虫駆除業者の情報を集めたくらしのマーケットを参照してみましょう。こちらでは、害虫駆除を料金や相場・口コミで比較して、オンラインで予約することができます。

それぞれ地域に密着した業者の情報を顔写真つきでアピールポイントとともに掲載。サイト上で複数のところを比較することができるため、効率的にニーズに合ったところを選定することができます。サイト上に写真添付OKのメッセージ機能があり、予約前に不明点を確認することができます。

迷ったら業者に依頼しよう

しまい込んだ衣類の中で発生することの多いヒメカツオブシムシ。幼虫の生命力はかなり強いため、駆除がなかなか難しいのが厄介なところです。どこで発生しているのか分からないと気になる人は業者に相談してみるのも一つの手。原因を突き止めしっかり駆除してもらえますよ。また普段からもヒメカツオブシムシの対策を行い、大切な衣類を守りましょう。

害虫駆除に関連する記事