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■大内宿の概要
福島県の会津若松市の南側にある「大内宿」は、高い山々に囲まれた盆地に立地している宿場町。江戸時代に会津から日光を結ぶ会津西街道の宿場であった歴史からこの名がついています。
現在も約30軒の茅葺き屋根の宿や食事処、みやげ店などの民家が軒を連ねています。昭和56年に全国で3番目となる重要伝統的建造物群保存地区にも指定されており、タイムスリップをしたような昔ながらの風景が広がっています。
大内宿は、昔は旅人、現在は年間100万人以上の観光客で賑わっており、福島県の中でも1番目2番目を争うほどの人気スポットなのです。
■大内宿観光の見どころ
大内宿町並み展示館
大内宿のほぼ中央にある、かつては大名の宿として利用されていた本陣を復元し、展示館にしたスポットです。本陣は江戸時代の初期に建てられ、会津藩の藩主などが江戸への参勤交代のためこちらで昼食をとったなどと言われています。館内では茅葺きに関する資料や昔の民具や生活道具等の所蔵、展示がされています。また通年囲炉裏も焚いており、茅葺き屋根の保存にも一役買っています。当時の生活を肌で感じてみてはいかがでしょうか。
大内宿町並み展示館
- 福島県南会津郡下郷町大内山本8
- 0241-68-2657
- 9:00〜16:30
- なし
- 料金:大人250円、小中学生150円
大内宿雪まつり
毎年2月の第2土・日の18:00から開催されるお祭りです。雪で作られた灯篭やかまくらに蝋燭の火が灯され、とても幻想的な風景の大内宿を歩いて楽しめます。また、高台からの写真は写真愛好家が絶景をカメラに納めに来るほどの美しい風景が広がります。写真コンテストも行われるので、写真好きの方はぜひ参加してみて下さい。花火の打ち上げも行われ、茅葺き屋根の民家との花火を一緒に見られる貴重な体験もできます。
当日の来場者が多いことや雪が積もっているので、雪道の運転に慣れていない人は臨時のバスの利用をおすすめします。
高遠そば
大内宿に来たら必ず食べたい、大内宿を代表する名物が「ねぎ蕎麦」です。ねぎが丸ごと一本入っているというユニークな一品でその見た目に驚かされます。このねぎは箸の役割もしており、そばをねぎですくいながら甘辛いねぎを少しずつ食べます。この名物の元祖は大内宿内にある「三澤屋」であり、現在も茅葺き屋根の民家で営業しています。手打ちのコシが強い蕎麦に甘辛の出汁の効いたスープ、大根おろしと箸代わりの甘辛いねぎの相性が良く、シンプルながらもおいしくいただけます。
三澤屋
- 福島県南会津郡下郷町大内山本26-1
- 0241-68-2927
- 9:00〜16:00
- なし
■大内宿に関する豆知識
大内宿のおすすめお土産
お店に吊るされたカラフルな小物
大内宿のお土産屋では、小物が上から吊るされ販売されています。手作りのキーホルダーや果物や野菜のオブジェなど色彩豊かなものが沢山吊るされており、見ているだけでも楽しめます。ちょっとした旅の記念にいかがでしょうか。
手焼きせんべい
大きなサイズが特徴的な手焼きのお煎餅です。秘伝だれの一度づけや二度づけなどタレの付け方も自分好みにオーダーできます。焼きたてはもちろんのこと、持ち帰って食べてもおいしく頂けるお手軽な一品です。
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大内宿観光の注意点
歩きやすい服装で
大内宿では茅葺き屋根の民家を見て回ったり、食べ歩いたりすることが魅力的な観光スポットです。履きなれたスニーカーなど散策するのに困らない服装で行きましょう。また夏は日差しが強いので帽子、冬は寒いので防寒対策をすることをおすすめします。
混雑には注意
お盆や紅葉の時期などの観光シーズンは駐車待ちの車の列が絶えないほど混雑しています。車で行く際は、混雑の時間帯を避けたり、空いているルートで行ったりなど工夫が必要です。駐車の列が嫌な場合は、公共交通機関やツアーの利用も考えてみてはいかがでしょうか。
また、大内宿の中心部から手前には、舗装されていない臨時駐車場もありそちらは無料で利用できます。(通常の駐車場は普通車1日300円)そこから歩いても3分程度しか変わらないため、初めから臨時駐車場に停めてしまう方がいいかもしれません。
■大内宿の観光シーズン
大内宿観光のベストシーズンは5月中旬から10月中旬の暖かい時期。春は新緑、秋は紅葉の風景に茅葺き屋根の民家が美しく映え見応えがある日本の原風景を味わえます。夏もよく、平均気温25℃という過ごしやすい気候で人気です。これらの時期はいつ訪れてもいいのですが、GWやお盆休み、紅葉シーズンは車で長い行列ができるため注意が必要です。
毎年、大内宿周辺混雑予想カレンダーが発表されているので、そちらを確認し混雑対策をしていくとよいでしょう。
冬には毎年2月2週目の週末に「大内宿雪まつり」が開催され、そちらも人気です。豪雪地帯のためお店が締まっていたり、車の運転が危険であったりするので注意して下さい。
■大内宿周辺の宿泊情報
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大内宿には3軒の宿泊施設があります。茅葺き屋根の古民家で宿泊できる「山形屋」元気な女将さんが人気です。そして、300年前から宿泊所を営んでいる茅葺き屋根の「民宿 伊勢屋」、蔵に宿泊ができる「民宿 本家扇家」の3軒です。日常では中々味わえない茅葺き屋根の古民家や蔵でゆったりした時間を感じてみてください。ただ、繁忙期には3軒しか宿泊所がないこともあり、大内宿での宿泊は中々難しいです。その際は大内宿の最寄り駅でもある湯野上温泉駅周辺にも旅館や宿があるので、そちらでの宿泊をおすすめします。
山形屋
- 福島県南会津郡下郷町大字大内字山本43
- 0241-68-2932
- 8:00〜17:00
- 不定休、12月中旬〜2月末(予約のみ可)
- 旅籠部屋数3部屋、料金:7800円/泊(2名〜受付)
■大内宿のアクセス情報
会津鉄道+レトロバス「猿游号」
JR会津若松駅
会津鉄道に乗車
↓
↓乗車時間:約40分
↓運賃:1030円
↓
湯野上温泉駅
大内宿行きのバス「猿游号」に乗り換え<要予約>
↓
↓乗車時間:約20分
↓運賃:1000円(1日フリー券)
↓
大内宿入り口
観光のベストシーズンに行かれる際は、車で行かれると大変混雑し駐車場の待ち時間も発生するため、電車とバスで行かれることをおすすめします。JR会津若松駅から会津鉄道に乗り、湯野上温泉駅にてバスに乗り換えて行くことができます。湯野上温泉駅からのバスは猿游号(さるゆうごう)という昭和初期に走っていたような珍しいレトロ調のバスなので、そちらも見どころです。1日6便しかないので乗り遅れないようにすることとバスの乗車には事前予約が必要であることに注意して下さい。また会津鉄道と猿游号がセットになったお得なチケットもあるので、費用を抑えたい方は是非チェックしてみて下さい。
■大内宿の周辺観光地
会津若松市
大内宿から電車とバスを乗り継いで1時間ほどで行けます。赤瓦の屋根と白塗りの壁が美しい会津若松のシンボルである鶴ケ城やその周りの風情あふれる城下町、白虎隊の悲劇の舞台である飯盛山、会津の奥座敷東山温泉など観光スポットが多く、歴史が好きな方やゆっくり癒されたい方におすすめの場所です。
大内宿まで電車とバスで来られる方のほとんどは会津若松駅にて乗り換えるので、行きもしくは帰りに一緒に観光される方が多いです。
猪苗代湖
大内宿から車で1時間ほどの場所にある観光スポットです。猪苗代湖は東北地方最大の大きさを誇る湖であり、水の透明度が高いことで知られています。磐梯山が映る風光明媚なリゾートエリアでもあり、夏は湖水浴をはじめ、水上バイクやヨット、ウインドサーフィンなどウォータースポーツも楽しめます。8月のお盆の時期は長蛇の渋滞が予想されますのでご注意下さい。