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<目次>
■タージマハル物語
■タージマハルの見どころ
■タージマハルの観光シーズン
■タージマハルへのアクセス情報
■タージマハルに関する豆知識
■タージマハル物語
タージマハルは、ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが亡くなった妻のために建てた愛の証というロマンティックな伝説が残るお墓です。妻のムムターズ・マハルは子宝に恵まれ14人もの子供を授りましたが、その出産が原因で1631年、36歳の若さで亡くなりました。死を悼んだ皇帝は17年の歳月と2万人の職人を費やして、タージマハルを建てたのです。名前は、「ムムターズ・マハル」が訛ったもので、ムムターズ=妻の名前とマハル=宮殿という意味です。タージマハルにはその名前からも、妻を失った皇帝の深い悲しみと愛が感じ取れます。
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■タージマハルの見どころ
タージマハルは南北約560m、東西約300mにもおよぶ広大な敷地を持ち、水を配したペルシア風の庭園の後ろに緻密に計算された左右対称のタージマハルが建設されました。建物には、浮き彫り、透かし彫り、象嵌細工によるアラベスクなどの美しい細工が施されており、内部にはシャー・ジャハーンと、ムムダス・マハルの棺が寄り添うようにして安置されています。
大楼門(メインゲート)
タージマハルの大楼門(メインゲート)は、入場門を抜けると一番最初に目につくところにあります。高さ30m、幅46mの3階建ての巨大な門。赤い砂岩で建てられており左右のアーチ型の飾り窓や上部の白い鍾乳石の小塔などが備わった、古典的なムガル・イスラム建築です。石柱には、砂岩と2色の大理石が交互に組み合わされた幾何学模様が施されています。様々な宝石が随所に埋め込まれ、正面のアーチには白大理石と黒大理石でコーランの一部が刻まれています。
庭園(チャールバーグ)
メインゲートを抜けるとタージマハルが見え、目の前には美しい庭園が広がっています。4本の水路で4つに区分けされたイスラム様式の庭園で、左右対称に造られ中心にある霊廟をより優美に魅せています。庭園の名前は、チャール=4、バーグ=庭との意味です。芝の緑がとても美しく、白亜の霊廟をより壮麗に彩っています。
日本では4という数字はあまりいい感じはしませんが、イスラムでは、4は神聖な数字とされています。
墓所
墓所には夫婦二人が仲良く葬られています。小さい方が王妃ムムターズ・マハル、大きい方が王シャー・ジャハーンのもので、王の墓石には花柄模様が施されています。大理石の上にある象嵌細工(ぞうがんざいく)と呼ばれる文様やレリーフも必見です。周りを飾る4本の塔をよく見ると外側に傾いているのが見えます。これは王妃に使える侍女に例えられているそうです。この墓所は撮影禁止ですのでご注意ください。
一般的に知られる大理石は水や酸に弱く外部には使われませんが、西インドの白大理石は水にも酸にも強いという特徴があります。だからこそ白亜のタージマハルを造ることができたのです。
満月の夜
タージマハルでは、満月の日をはさむ5日間、夜間に入場できます。青白い月光に照らされて、闇にうっすらと浮かび上がる姿は神秘的な美しさを見せています。
マターブ・バーグ
ヤムナー河をはさんだ対岸にある庭園から、タージマハルの全景を見渡すことができます。日没時、夕日に染まるタージマハルの美しさも必見です。
■タージマハルの観光シーズン
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タージマハルの美しい姿を写真に収めたい方はたくさんいるでしょう。乾季にあたる10〜3月が観光のベストシーズンです。特に、11~12月中旬は涼しくて観光しやすい時期です。日の出から日没まで開いていて、おすすめは早朝です。
4~5月は暑くて40度近くになることもあり、7~9月は雨も多いのでこの時期の観光は避けた方がいいでしょう。また、イスラム教の休日である金曜日はお休みなので注意してくださいね。
■タージマハルのアクセス情報
難易度:★★☆☆☆(公共交通機関で行けます)
タージマハルに行くには、まずインドの首都デリーからアグラまで行きましょう。飛行機で約40分、電車で約2時間、バスでは約5時間が目安です。なかでもよく使われるのが列車で、切符はネットや代理店で事前に購入できます。日帰りで観光するなら、ニューデリー駅6時15分発の特急シャタブディー・エクスプレスがおすすめです。
デリーからタージ・マハルへのアクセス
ニューデリー(New Delhi)駅からアーグラー・カント(Agra Cantt)駅まで、約2時間です。リクシャーに乗り、約20分です。
鉄道+リクシャー
所要時間:約2時間15分
運賃:鉄道 約Rs500/リクシャー 約Rs80
デリーから車でタージマハルへ行けるツアーもあるので、初めてのインドで列車が不安な方はツアーに参加するのもおすすめです。
入場方法
タージマハルの入場口は東西の門と南の門の3ヶ所。車やオートリクシャで乗り入れ可能なのは南門のみです。東西の門は近くの駐車場から無料電気自動車で門まで行けます。タージマハルの開場時間は少し変わっていて、日の出から日没までとなっています。ただ、南門だけは8:30頃から16:30頃になっているので、朝早くに行く場合には、注意してください。入場料には水、シューズカバー、ミニマップ、チケット売り場からの送迎代金が含まれ、そのほかに税金が付加されています。
墓所の入り口では国内の観光客と国外の観光客の列は別ですので間違えないように。その場でもらえる靴のカバーは必ずつけることが義務付けられています。
■タージマハルに関する豆知識
注意したい持ち込み禁止物
タージ・マハルに入場の際には荷物検査があり、本やタバコ、水、三脚など持込不可のものも多いので注意してください。ついつい持っていきがちな携帯電話も持ち込み禁止物ですので、写真を撮りたい場合は専用のカメラを持っていく必要があります。
人がいない写真を撮るなら朝がおすすめ
人が写り込まない写真を撮るには、朝が一番です。開門してから1時間もすると人でいっぱいになるので、早いほどおすすめです。目安として暑い夏は9時まで。12〜2月の朝は霧が発生しやすいため、9時以降のなるべく早い時間がおすすめです。
チップは必要に応じて
タージマハルのベスト撮影ポイントには、現地カメラマンがたくさん常駐し話しかけてきます。インドももちろんチップ社会ですので、撮影を頼む場合は、事前にチップの交渉をしましょう。彼らも生活がかかっているので必死です。ここに限らずインドの方に何か頼むときは、まず「チップ交渉」と頭に入れておいてくといいでしょう。
アーグラ城からのタージマハル
世界遺産のアーグラ城は、悲しい歴史が残るタージマハル観光と一緒に訪れたいお城です。赤い城壁が印象的なムガール帝国の象徴的なお城で、シャー・ジャハーンの2代前にあたる3代皇帝のアクバルが建てたものです。タージマハル建設で国を財政破綻の危機に陥らせたうえに、さらに、自分のお墓をタージマハルが見える対岸に作ろうとしたシャー・ジャハーンの浪費ぶりに激怒した息子が彼を幽閉したお城です。亡くなるまで7年間もヤムナー河を挟んで立つ白亜のタージマハルを見ながら涙して暮らしたそうです。それだけに、ここから見るタージマハルは美しく、穴場的なビューポイントにもなっています。
タージマハルの情報をGET!
タージマハルの情報は下記でチェックしましょう。
UP政府観光案内所/U.P. Tourism Reception Counter
- Agra Cantt R.S. Platform1 India
- 0562-2421204
- 7:30~21:00
- 無休