【横浜】日本の文明開化の軌跡を学べる港町ならではの歴史的建造物５選

■外交官の家

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最初におすすめする横浜の歴史的建造物は「外交官の家」。1910年に東京・渋谷の南平台（なんぺいだい）に建てられた明治政府外交官の内田定槌氏の邸宅です。木造2階建てで、アメリカン・ヴィクトリアンの影響を色濃く残しています。設計者はアメリカ人建築家J.M.ガーディナー。1階に食堂や大小の客間などがあり、2階には寝室や書斎など当時の生活を感じられる部屋が並びます。展示室では、ガーディナーの作品や外交官の生活についての資料が展示されています。横浜市は1997年に、内田定槌氏の孫の宮入氏からこの館を譲り受け、山手イタリア山庭園に移築復元しました。国の重要文化財に指定されています。

■ホテルニューグランド

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続いておすすめの横浜の歴史的建造物は「ホテルニューグランド」。クラシックホテルの代表例である「ホテルニューグランド」は1927年、関東大震災の復興のシンボルとして建てられ、開業しました。東京・銀座の和光などの設計をてがけた建築家渡辺仁氏が設計したホテルです。細部にわたり東洋のエッセンスがちりばめられた斬新なつくりで、第二次世界大戦終結直後には、連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサーも利用したホテルです。横浜市歴史的建造物に認定されています。

■横浜赤レンガ倉庫

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3番目におすすめする横浜の歴史的建造物は「横浜赤レンガ倉庫」。明治・大正時代に国が模範とする倉庫として創建されました。日本で一番最初にできた荷物用エレベーターや消火水栓（スプリンクラー）、防火扉など最新鋭の設備が整えられ、1913年に完成しました。耐震のため、レンガの中に鉄材を埋め込む手法が採用されるなど、当時の最新技術が導入された建造物です。買い物や食事が楽しめる商業施設に生まれかわった今も、内観、外観ともに、当時のデザインが残されています。

■横浜市イギリス館

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4番目におすすめする横浜の歴史的建造物は「横浜市イギリス館」。1937年、英国総領事公邸として建造された鉄筋コンクリート2階建ての建物です。領事公邸の中でも、東アジアで上位に格付けられていた建造物です。玄関脇にはめ込まれた王冠入りのプレートや、正面脇の銅板が歴史を感じさせます。珍しい丸窓や美しい庭が特徴で、ポーチや芝生の庭は広々としており、開放的な雰囲気が漂っています。1階ホールはコンサートなどに、2階集会室は会議などに利用されています。