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【奈良】世界遺産「春日大社」の見所をご紹介|強力な神様を集めたパワースポット!

1,300年の歴史を誇る「春日大社」は、2015年に20年に1度の「式年造替」を迎え、この期間中はさまざまな催しが行われ、普段は見ることのできない見どころもあるので、より一層のご利益を求めて訪れる人も増える、ぜひとも訪れたいパワースポットです。「南門」を入ってすぐ左手にある「砂ずりの藤」は、樹齢700年以上の鎌倉時代に献木されたといわれている歴史深い名木で、4~5月の見頃の時期には至るところで藤を見ることができます。そこで今回は初めて訪れる人にもわかりやすいように見所をご紹介します。

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更新日: 2024年4月19日

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春日大社とは

奈良-春日大社

「春日大社」は神護景雲2年(768)、平城京の守護と国民の繁栄を祈願するために創建された神社です。 春日山原始林に続く御蓋山の西麓に鎮座する藤原氏の氏神を祀っていて、全国に約1,000社ある「春日神社」の総本社です。神が白鹿に乗って奈良の地にやってきたとされていることから、鹿が神使とされています。祭神は、鹿島神宮から「武甕槌命」、香取神宮から「経津主命」、枚岡神社から「天児屋根命様・比売神」を招き祀っています。平成10年(1998)に「古都奈良の文化財」のひとつとして「春日大社」と「春日山原始林」がユネスコ世界遺産として登録されています。

式年造替(しきねんぞうたい)

20年に一度執り行われる「式年造替」は、祭神がお鎮まりになる神殿や、祭神の御料で御殿の中に納める御神宝などを造り替え、修繕を行うことによって、神威のさらに若々しく力強い発揚を願う、日本人固有の信仰に基づいて行われるもので、世界遺産に登録された30万坪の境内が創建時のままの自然が保たれ、祭神からご利益がもたらされているのは、この儀式が行われてきたからです。「春日大社」では、1300年前から代々受け継がれる建築技術を伝承し、改めて祭神に感謝をし、次世代にその存在意義や歴史を伝えるとても大切な行事となっています。

見どころを紹介

表参道

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春日大社の表玄関、一之鳥居をくぐると東へ、二之鳥居まで馬場としても用いられた真っすぐな参道が続きます。参道わきに並ぶ重要文化財の、2,000基ほどある石灯籠のそれぞれ異なる絵柄や形を楽しみながら進みましょう。宝物殿に向かって斜めに延びる石畳の左手に奈良公園内で最大のケヤキがそびえていて、宝物殿のピロティーには、重要文化財の灯籠と並んで、先代の影向の松の幹(樹齢250年)と直径3m、樹齢1000年の大杉の切り株を見られます。馬止橋を渡った左手には「萬葉植物園」、右手には「鹿苑」があります。

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南門

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二之鳥居から、蔓が道の上空を横切って向かいの杉に絡みついている、花の季節には白い花が咲く藤の絡む脇道「藤鳥居」を通って「慶賀門」へと進みます。祓戸神社から斜めに分かれる道が「剣先道」で、分かれ道には扇形に敷石があり、 要の部分の石をよく見ると剣形になっているのでこの名が付いたとされています。昔から先端の石は踏んではならないと伝えられています。着到殿のあたりから参道は勾配を増して石段となり、 石段を上ると正面は御蓋山の森です。左手が、御本殿の正面玄関である南門です。重要文化財に指定されている「春日大社」正面の楼門で、高さは12m、鮮やかな朱色の荘厳な門です。また、灯籠や朱色の南門に花がかかる花が大変美しい、撮影スポットでもある枝垂桜も見どころです。

若宮神社の自然

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康暦2年(1380年)の燈籠を始め室町時代から江戸初期のものが多い、御間型灯籠(おあいがたとうろう)が並ぶ、南門から若宮神社までの間には、貴重な自然が多く存在しています。灯籠籠の奥の森には、殆どが竹柏(なぎ)の木だけという純林が多く見られ、極めて稀であるとして大正12年に天然記念物に指定されていて、春日社では古くから榊の代わりに神事に用いられた神聖な木でもあります。また、幹周が約11.5mあって、奈良県下で1、2を争う巨樹「若宮の大楠」、花弁の形や配列が一定にならないのが返って魅力的な八重咲きの椿は、愛好家の間で「若宮椿」と呼ばれ親しまれています。そして、若宮社本殿北側の竹柏に巻きつき、屋根を覆うように花をつける濃い紫の八重咲きの藤は、江戸時代の中頃には、すでにこの位置にあったとされ、「八ツ藤」とも呼ばれています。

御本殿

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御本殿は国宝で、平城京鎮護のため、まず第一殿に「武甕槌命(たけみかづちのみこと)」を鹿島神宮(茨城県)から 奈良・春日御蓋山頂に奉遷して祀っていましたが、それから数十年後の神護景雲2年に藤原氏の血を引く女帝、称徳天皇の勅命により、左大臣藤原永手らが現在の場所に初めて南面する神殿を創建して、香取神宮(千葉県)から第二殿「経津主命(ふつぬしのみこと)」、枚岡神社(大阪府)に祀る藤原氏の遠祖である、第三殿「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」と第四殿「比売神(ひめがみ)」の四柱を祀る四所神殿の創建をしました。

直会殿

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回廊内に建つ東を正面とする南北8間、東西4間の広大な建物で、素木造の重要文化財です。東の2間が母屋となり、 春日祭には、勅使・弁以下の直会の儀式が殿上で行なわれます。その際は一般の参拝は不可ですが、毎日朝9時より行われる「朝拝(ちょうはい)」は、誰でも参加できます。御本社で「大祓詞」という祝詞を唱え、お参りののち、若宮神社を始めとする各神社を順次お参りしています。朝拝は毎日(但し、祭典執行日は行なわれません)行われていて、午前9時前から約30分で、無料で参拝できます。

藤浪之屋の万灯籠

回廊/春日大社(Kasuga-Taisha Shrine / Nara City) 2015/05/21

御本殿を取り囲む回廊の、北回廊の端にある重要文化財の「藤浪之屋(ふじなみのや)」には平安時代から現在まで奉納された釣灯籠がおよそ3,000基あります。「春日大社」の燈籠は数が多いだけでなく、歴史的な資料としても重要で、現存する室町時代以前の燈籠の六割以上が春日大社にあると言われています。2月の節分、8月14日・15日の年3回には、すべての燈籠に浄火をともす「春日万燈籠」が行われていて、現在は今回の「式年造替」を記念し、特別に春日大社の灯籠に火を灯す、年に数回しか行われない万灯籠の雰囲気を体験できるように、ろうそくではなくLED電灯の釣燈籠を灯し特別に公開し、万灯籠を再現しています。

お土産を買おう!

春日祭で御神酒を盛る祭器を小型に写し作られた、缶(ほとぎ)は春日大社荷茶屋のオリジナル商品です。吉野の柿を贅沢に使用した「柿あん」に、香り豊かな柚子を合わせた、あっさりとした味わいの「柿もなか」や、柿ジャムと干し柿の入った柿の形そっくりの「柿けーき」。子鹿のハンカチ・エコバッグ・鹿のシールなどの鹿サポーターズクラブのグッズは、売上げの一部が鹿の保護育成に寄付されます。特に人気が高いのは、木製の鹿が口におみくじを咥えた、「鹿みくじ」で、おみくじも楽しめてインテリアにもなるかわいらしさです。

春日大社

奈良市春日野町160
0742-22-7788
4~9月6:00~18:00 10~3月6:30~17:00 (本殿前特別参拝は8:30~16:45)
http://www.kasugataisha.or.jp/index.html

ユネスコ世界遺産としても、ぜひ訪れたい「春日大社」は、歴史的建造物としても一見の価値がありますが、そのほかにも一年中いつ訪れても楽しめる豊富な自然と、縁結びのご利益があるパワースポットとしても大変魅力的です。
藤原氏が作った神社のため、名前に「藤」が入っている方には特にオススメという説もあります。

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