西寧旅行のポイント
どんな街？
西寧は青海省東部にある省都です。紀元前からの歴史がある古都で、海抜3000m以上の高地にあり、草原では牧畜が盛ん。チベット族をはじめさまざまな民族が暮らすため寺院やモスクなども多く見られ、中国最大の塩水湖などの景勝地もありあす。
見所は？
青海の観光名所と言えば、広大な草原風景や市街地の多様な建物。巨大な塩水湖の青海湖やチベット族自治州の広陵な黒馬河郷、西寧市の青蔵高原野生動物園のほか、タール寺、モスクなど、民族文化が感じられるスポットも多数あります。
おすすめのグルメ
青海省のグルメは、ヤクや羊など、チベット料理に使われる肉類が多いです。肉が柔らかい手抓羊肉、辛味のある羊腸麺、辣油でいただく豆腐脳、西寧ではヨーグルトも食べられます。民族独自の風俗習慣による独特な料理が多いです。
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西寧でおすすめの定番スポットを紹介
■クンブム・チャンパーリン寺（塔爾寺）
はじめに紹介する西寧（シーニン）の観光スポットは「クンブム・チャンパーリン寺（塔爾寺）」。塔爾寺(とうじじ)やタール寺とも呼ばれる、西寧にあるチベット仏教の寺院です。ゲルク派の開祖の生誕地で、チベット僧が集まる場所となっています。日本の寺院とは異なり、チベット仏教ならではの雰囲気を感じらます。クンブム・チャンパーリン寺へ行くには、新寧路バスターミナルの湟中行きのバスに乗車していくのがおすすめです。なお、観光の際には、入場料が必要となります。
■東関清真大寺（西宁东关清真大寺）
2番目におすすめする西寧（シーニン）の観光スポットは「東関清真大寺（西宁东关清真大寺）」。中国西北地区で最大の大きさを誇るモスクで、中国西北の4大イスラム寺院のひとつです。3000人を収容できる大礼拝殿があり、周辺には西寧の市場もあるので、たくさんの人でにぎわっています。中国様式で建立された寺院は、色鮮やかで異国感のある雰囲気です。入館には入館料が必要となり、金曜日は入れない時間帯もあるので、事前に調べておくことをおすすめします。
東関清真大寺（东关清真大寺）
- 青海省西寧市城東区東関大街31号
- 5～9月 8:00～18:00/ 10～4月 8:30～17:00
- 金曜、イスラム教の宗教活動期間
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■青海湖
続いておすすめの西寧（シーニン）の観光スポットは「青海湖」。西寧にある中国最大の塩水湖で、標高3000mの地点にあります。名前の通り、海が広がっているかのような眺めを楽しめます。7月～8月は菜の花が青海湖のほとりに咲き、青と黄色のコントラストが絶景です。湖内には海心山という島があり、そこにも寺院が存在します。周辺のテント風宿泊施設やホテルに泊まることも可能です。暑い夏でもここなら涼しく過ごせるでしょう。
20世紀最大の発見！8,000体もの兵馬俑を見に行こう
兵馬俑は西安市にある秦始皇兵馬俑博物館に展示されており世界遺産（文化遺産）に登録されています。兵士や馬は秦の敵国の方角とされている東を向いて整列しています。
広い館内に展示された俑の兵士たちは、どれも同じ顔をしておらず、一人一人を見ていると地位や人格まで想像出来そうな躍動感を感じさせます。
様々な文化が交差するシルクロードを辿る旅
2014年に「シルクロード:長安-天山回廊の交易路網」として世界遺産に登録されたシルクロード。中国、カザフスタン、キルギスと3カ国8700キロメートルにもおよび、世界遺産登録としては最大の規模を誇ります。
中国では、シルクロードの分岐点として栄えた砂漠の中のオアシス都市・敦煌が有名です。陽関、莫高窟、鳴沙山、月牙泉など見所を訪ねたり、砂丘でラクダに乗ったり、悠久の歴史とエキゾチックな文化に触れてみませんか？
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■西寧人民公園（西宁人民公园）
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4番目におすすめする西寧（シーニン）の観光スポットは「西寧人民公園（西宁人民公园）」。動物園やさまざまなアトラクションが楽しめる西寧にある公園です。動物園では、ユキヒョウやオオヤマネコ、キリンやパンダなどの生き生きとした姿を見られますよ。休日には子どもたちでにぎわいます。5月あたりには、園内の西部にチューリップなどの花が咲き広がり、観光客を楽しませてくれます。食事処もあるので、お腹が空いても安心です。
西寧人民公園（西宁人民公园）
- 青海省西寧市城東區勝利路72號810008
- +86 971 614 6668
- 07:55 - 18:00
■青海蔵文化博物院（中国藏医药文化博物馆）
最後におすすめする西寧（シーニン）の観光スポットは「青海蔵文化博物院（中国藏医药文化博物馆）」。別名「チベット医薬文化博物館」とも呼ばれている、西寧にある博物館です。チベットの歴史やチベット医学についての展示を主にしており、2階ではギネスブックにも載っている巨大なタンカ（宗教画）を見られます。タンカには、13世までの歴代ダライラマなどが描かれています。館内は3フロアあるので、時間に余裕を持って行くことをおすすめします。
青海蔵文化博物院（苍海仓库文化博物院）
- 36 Jing'er Rd. Chengxi. Xining. Qinghai. 中国 810016
世界最長の建造物！万里の長城を歩いてみよう
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西寧の基本情報はこちら
日本と中国の時差
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※2024年4月20日の為替価格です
絶対行きたい！中国のいくべき世界遺産は？
世界遺産の宝庫である中国。中でも世界最長の巨大建造物である「万里の長城」は有名です。全長2万キロを超える長城は、秦の始皇帝の時代に北方からの騎馬民族の襲撃に備えて建造されたもの。壮大なスケールの長城は実際に歩くことも可能です。映画『アバター』のモデルにもなった湖南省の「武陵源」は、3000本もの石柱が建ち並ぶ圧巻の大自然をロープウェーで上空から見ることができる世界遺産。「黄山風景区」でも奇峰と雲海が造りだす圧巻の自然美が楽しめます。北京市の「天壇」や[洋子1] 「頤和園（いわえん」は、中国建築を見たい人におすすめの世界遺産です。広大な黒土と深い歴史のある中国の世界遺産は、どれもスケール満点です！
2億年前にさかのぼる黄山の起源
黄山の誕生は2億年以上も昔のことで、地殻変動によって陸が少しずつ隆起し始めたことが最初だと言われています。ある程度地上に突起が出てくると、今度は固い岩盤に亀裂が生じ雨の浸食を受けて岩が削られ、現在のような姿になりました。紀元前3000年～2000年になるとその神聖な姿から、仙人が住む世界を意味する「仙境」と呼ばれ、漢民族の先祖といわれる黄帝もここで仙術を習っていたという伝説があります。今でも、漢民族の故郷として黄山は大切にされています。
現在はそこにいくつかの松が根をはり、その生命力の強い松と大量の霧によってできる雲海、そして怪石と温泉の4つを合わせて「黄山の四絶」と呼ばれています。この光景は古代の文化人たちにも親しまれ、漢詩のテーマや水墨画の題材にも使われてきました。
押さえておくべき黄山観光のポイントは？
黄山にはここでしか見られない絶景もさることながら、「天然動物園」と呼ばれるほど多くの動植物が存在していて、それを登山途中に観察してみるのも楽しいでしょう。1500種の植物と1500種の動物がここで暮らしていて、思いがけない珍しい動物との出会いに心が躍ります。黄山は海抜1864mの高さで、ひと昔前までは仏教の僧や道教の道志が命懸けで登る秘境でしたが、今では3つのケーブルカーがあり、そのうちの1つはなんと頂上付近まで行ってくれます。ケーブルカーから見る景色も相当なものなので、上手に利用して体力と時間を大切にしましょう。
黄山の気候は夏は20度前後、冬はマイナス5度近くになり雪が降る日も見られます。ただ、それ以上に年間を通じて雨と深い霧に覆われるので、湿気と雨対策は1年を通して必要です。
中国での移動手段は何があるの？
広大な黒土を有する中国国内での移動は、大都市間なら国内線の飛行機がベストです。限られた時間を有効に使うことができます。ゆったり旅をしたい人には鉄道や長距離バスもおすすめです。青海省・西寧とチベット・ラサを結ぶ青蔵鉄道は、標高4000ｍ以上を走る区間が1000kmも続くコースを走り、車窓の眺めも抜群です。世界最高書である5072ｍを通過する箇所もあってスリル満点です。国際空港である上海浦東国際空港からは、日本ではまだ走っていないリニアモーターカーも運行しています。飛行機や鉄道でアクセスできないエリアにも長距離バスが走っているので安心。市内移動には地下鉄やタクシー、路線バスがリーズナブルでおすすめです。
まとめ
中国旅行に必要な情報を盛りだくさん紹介してきましたが、いかがでしたか？広大な国土を有している中国は、近未来的な大都会や少数民族が暮らす村、水墨画のような景色の広がる景観区などエリアによって全く異なる表情を見せてくれます。世界遺産もイタリアと並ぶ世界位1番目の多さを誇っています。そんな魅力的な中国へぜひ訪れてみてください！
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