ノミにバルサンは効かない？くん煙剤について詳しく紹介

ハエやゴキブリ、ダニなど不快な害虫は数多くいますが、その一つであるノミ。ノミは人間や犬、猫などのペットの血を吸って生きているため、目に見える皮膚への被害も出やすく厄介な存在です。肉眼で確認できるものの非常に小さな虫なので、市販のくん煙剤が効かないと思いがちですが、実はちゃんと効果があります。
今回はバルサンなどのくん煙剤を使用した駆除方法や、ノミを見つけた際に気をつけたいポイントなどをまとめて解説しています。ノミは一年中、油断できない害虫なので早速読んでみてください。ペットを飼っているお宅や、お庭があるお宅は特に必見です。

バルサンはノミに効かないって本当なの？くん煙剤の効果は？

殺虫剤の中でも最大の効果を持つ、くん煙剤。中でもバルサンが代表的ですが、ゴキブリやダニのイメージが強く、ノミには効かないと思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実はパッケージにもノミへの効果は明記されているものもあり、 しっかりと効果を発揮してくれます。 正しい使用方法を知って、効果的に使いましょう。

バルサンはノミにも効果があります！

自宅のノミ退治をするなら、バルサンが非常に効果的です。 商品を選ぶ際には、ノミと明記されているかどうかを確認しましょう。しかしノミの成虫に即効性があるものの、卵は耐性が高く、効き目がないこともあります。そのため、一度バルサンを焚いて5～7日後にもう一度行えば孵化したタイミングで効率よくノミを退治できます。

ノミを見つけたらすぐにバルサンを焚いて！

ノミは体長2～3ミリほどあり、長い後ろ足で飛び跳ねているので、ダニとは違って肉眼で確認できます。犬や猫だけでなく、外から侵入してきたり人間にも付くことがあります。アレルギーや病気の感染源にもなりえるため、 見つけた場合にはすぐに退治が必要 になります。そういった場合には、やはり 手っ取り早く広範囲に対処ができるくん煙剤が一番です。

バルサンを使う頻度は？

ノミ退治を行う際には、バルサンなどのくん煙剤は季節の変わり目ごとに 年に4回程度実施 するのが理想です。とくに春先や梅雨、夏は高温多湿でノミが繁殖しやすい時期で、ペットも皮膚病にかかりやすい時期なので、いつも清潔にしておきましょう。また冬でも人間の暮らす環境はノミが活動しやすい温度なので、寒い時期だからと油断は大敵です。

ノミ退治に効果的なバルサンの使用方法は？

ペットや小さいお子さんがいるお宅では、とくにお家の衛生状態には気を付けていることでしょう。ノミも害虫の一種であるので、バルサンなどのくん煙剤を使用して徹底的に駆除していくのがおすすめ。ここでは効果的な使用方法や押さえておきたいポイントを紹介します。ぜひ、最大限の効果を得るためにも、次回から実践してみてください。

くん煙剤使用前に掃除機をかけよう！

掃除機はくん煙剤使用後にかけるイメージですが、床や畳の上などにホコリが溜まっている状態だと、お部屋の隅々まで薬剤が届かない可能性もあるため、掃除機をかけたりフローリングは軽く拭いておくなど事前のお掃除をしておくのがコツです。またくん煙剤を使用する前にはお子さんやペットのおもちゃ、食器類などの片付けも必須です。

布団にも効果はある？

ペットが使うお布団はもちろん、ペットが人間の寝室に出入りしている場合にはお布団にノミが移っていないか気になるところです。しかしながら、くん煙剤を使用する際にお布団をそのままにしておいても効果は期待できません。むしろ殺虫剤の成分がついてしまうため、 布団や衣類などは密閉できる袋にしまっておき、後で洗濯する方が効果的です。

ペットがいる場合には要注意！

くん煙剤を使用する際には、家のどこか一室だけであっても外出するようにしましょう。そして 犬や猫などのペットも必ず外に出して避難させておきます。 そして、くん煙剤の成分は昆虫や魚類のペットには私たち哺乳類以上に害が出てしまうため、 水槽などで飼っているペットも移動させる必要があります。 そして植物類も外に出すことを忘れてはいけません。

くん煙剤以外のノミの退治方法はある？

くん煙剤をすぐに使いたくても、なかなかお部屋の片づけができなかったり、さらに徹底してノミを駆除したいという場合には、くん煙剤と併用して使うのにおすすめのアイテムがあったり、方法があります。そこでこちらの項目では、くん煙剤の他にノミ退治に有効な方法をご紹介しますので、日ごろのお掃除などにも取り入れてみてください。

ノミは熱に弱い！

ノミは約60～70度の熱で死滅する と言われています。そのため洗えるものなら60度のお湯で洗濯するのがおすすめです。そして家庭で洗うことができない布団やクッション、ぬいぐるみなら乾燥機にかけると効果的です。しかし、成虫よりも卵の方が熱に耐性があるため30分程度は熱をかけておくようにしましょう。 乾燥器がない場合は、アイロンを当てるだけでも効果があります。

掃除機と粘着シートで掃除する

こまめに掃除機をかけることで、大量のノミを一度に退治できます。そしてローラー型の粘着シート、いわゆるコロコロを使えばソファーやクッション、ぬいぐるみなどについているノミを絡め取ることができるので、こちらもまめに行うのがおすすめです。退治とともに、ノミの再発予防には 日ごろの掃除が一番効果的 と言えます。

殺虫スプレーとの併用

掃除機や粘着シートが行き届かない部分には、 殺虫スプレーを使うのがおすすめ。 人体に優しい成分でできた殺虫スプレーもあるため、お子さんやペットがいるお宅でも安心して使えます。殺虫スプレーは駆除するだけでなく、ノミを近づけないようにする効果もあるため、クッションやぬいぐるみなどに使ったり生活空間に使用するのも良いでしょう。

ノミの被害とノミを見つけた場合の注意点も知っておこう！

小さくてぴょんぴょん飛び跳ねている虫がいたら、ノミの可能性が非常に高いですが、ノミを見つけた場合に、咄嗟にどう対処していいか分からないですよね。実はノミを見つけた時にやってはいけない行動もあるため、正しい対処法を知っておく必要があります。またどんな被害が出るのかを知っておけば、ノミが潜んでいるかどうかも分かります。

ノミはどんな被害があるの？

ノミの成虫は生物の血を吸います。刺された幹部はかゆみや腫れを生じるだけでなく、ノミの唾液に反応してアレルギーを引き起こしてしまうこともあるため、ノミを見つけた場合には 早急な駆除が必要 になるのです。またペットに関しての被害では、一度に大量に血を吸われてしまった場合には、貧血を起こす可能性もあるので、注意してあげましょう。

ノミを潰すのは絶対NGです！

ノミに限らず小さな虫ならティッシュなどで潰してから包んで捨てるという方が多いはず。しかし ノミに関しては絶対に潰してはいけません。 潰したノミがメスで卵を持っていた場合には、潰してしまうと広範囲に卵が飛び散ってしまう可能性があるためです。かえってノミの被害を大きくしてしまうことになるため、潰さずに掃除機で吸うのが安心です。

庭のノミにも注意！

ノミは草むらなど屋外にもたくさんいます。そのためペットを外で遊ばせている場合やガーデニングなど雑草に触れる機会が多い場合も、ノミを家に連れて帰りやすくなります。これを防ぐには、草刈りをしたり落ち葉を溜まったままにしないなど、家の中と同様にこまめに庭の掃除や手入れをする必要があります。とくに草木が多い場所にお住まいの場合には注意しましょう。

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ノミには早急な対応が必要！くん煙剤をうまく使いましょう

アレルギーや重大な病気の感染源にもなりえる厄介なノミ。ペットも被害に遭ってしまうので、見つけたらすぐにくん煙剤を焚いて、家の掃除をこまめにするなどの対策を講じましょう。くん煙剤を季節の変わり目の習慣にすることで、安心して過ごすことができるので、毎年ノミ被害に悩んでいるというお宅は早速試してみてください。

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