ウォーターサーバーはいらない？必要・不要の理由をシーン別に解説

ウォーターサーバーの導入を検討する際、「本当に必要なのだろうか？」と考えてしまう人もいるのではないでしょうか。

・一人暮らしだけど必要なのか
・水の消費量が追いつくのか
・設置スペースはあるのか

など、悩む理由は色々あります。結局、水の消費が多い家庭やオフィスくらいしか、設置する必要はないのではないかという結論になってしまう人もいることでしょう。ですが、本当にウォーターサーバーは必要ないのでしょうか。
実際、一人暮らしの人や水の消費量が少ない人、設置スペースがほとんどないという人でも導入しています。そこで、ウォーターサーバーがいらないと感じる理由や、必要と感じる理由、また特殊な機能を追加することでウォーターサーバー自体を楽しんで使える機種などを紹介していきます。

ウォーターサーバーがいらないと感じる理由

ウォーターサーバーを導入する前だと、何が良くて何がいらないのかわからないのも当然です。そこで、実際に導入していた人が不要と感じた理由を探してみました。人それぞれ感じるところは違うかもしれませんが、中でも多かった理由をご紹介していきます。

注文ノルマがあり水ボトルが溜まっていく

選ぶウォーターサーバーによっては、定期購入の水ボトルを何本注文しなければならないという決まりがあります。12リットルの水ボトルを毎月1本は注文しなくてはいけない、9リットルの水ボトルが3本入った1ケースを注文しなければいけないなど、注文単位は様々です。
家族人数が多かったり、水の消費量が多い人は問題ないのですが、一人暮らしだったり水の消費量が少ない場合は水ボトルを消費することができず、どんどん溜まってしまいます。ですが、水ボトルの注文ノルマがないウォーターサーバーもあるので、水の消費量が気になる人は、水ボトルの注文ノルマがないサーバーを選びましょう。

水ボトルが重くて交換するのが大変

特に、女性やお年寄りに多いのが水ボトルが重いという点です。ウォーターサーバーは基本的にサーバー上部に水ボトルを設置して、サーバー内部を水が通り給水されます。水ボトルにも色々な種類があるので、12リットルのガロンボトルだけではなく、9リットルや7リットルなど軽量のものもあります。ですが、最初はなんとか交換できていても、毎回サーバー上部に水ボトルを設置するのが大変になってくるため、ウォーターサーバーは必要ないと感じてしまうようです。
これは、全てのウォーターサーバーのデメリットとなっていたため、水ボトルではなく今軽量の水パックを導入するメーカーが増えてきました。ですが、水パックは容量が少ないため交換頻度が増えて面倒だと感じる人もいます。そこで、足元で水ボトルを交換できるタイプが出てきました。ウォーターサーバーの足元にある水ボトルケースを引っ張り出して交換するだけで良いので、水ボトルをサーバー上部まで持ち上げる必要がなく、女性やお年寄りの方でも簡単に交換できるようになりました。

ランニングコストがかかる

ランニングコストとしてかかってくるのが、サーバーレンタル料、水代、配送料、電気代などです。選ぶウォーターサーバーによってはレンタル料が高かったり、地域によっては配送料がかかるなど、負担する金額が多くなる人もいます。
もちろん、レンタル料や配送料、メンテナンス費用、初期費用も無料というウォーターサーバーもありますので、ランニングコストとして考えるのは水代と電気代だけでよいというものもあります。家族人数や使用する水の量によっても変わってきますが、市販されている2リットルのペットボトルを購入する量とウォーターサーバーで使用する水ボトルの本数を比較してみれば、どちらがお得かわかりやすいと思います。電気代はウォーターサーバーによって違いますが、さほど大きな変わりはありません。
エコタイプなら月額500円ほどで済みますし、スタンダードタイプでも月額800円程度です。市販のペットボトルを購入して重い荷物を何度も自宅に持ち帰ることも考えると、ウォーターサーサーバーの方がラクに感じるかもしれません。

水道に浄水器がついている

水道水に浄水器がついている人は、ウォーターサーバーの導入はとても悩むところだと思います。ですが、浄水器は水道水を濾過するだけのものですので、天然水を飲めるわけではありません。多くのウォーターサーバーメーカーでは、厳選した採水地から天然水を汲み上げ、自然のミネラル成分を豊富に含んだ水をウォーターサーバーで使用できるようにしています。
もちろん、水道水に直結するタイプのものもありますが、天然水が飲みたいという人はウォーターサーバーの導入を検討しても良いかと思います。また、ウォーターサーバーには基本的に冷水と温水の機能がついています。冷水は2～7℃、温水は80～90℃なので、夏はすぐに冷たい水が飲めますし、冬はお湯を沸かすことなく、すぐに熱いお茶やコーヒーを飲むことができます。
また、高温設定のあるものは95℃の温水が給水できるので、カップ麺などのインスタント麺もすぐに作ることができます。冷たい水は苦手という人は常温モードのあるウォーターサーバーもありますから、浄水器は使い放題なので料理に使うなどして、ウォーターサーバーはおいしい天然水を飲むという使い分けもできます。

ウォーターサーバーが必要と感じる理由

ウォーターサーバーはいらないと感じる人がいる一方で、実際に使ってみて「やっぱりウォーターサーバーは必要だった！」と感じている人もいます。
では、必要だと感じた人はどのようなポイントだったのでしょうか。ウォーターサーバーを導入するポイントになることもありますので、参考にしてみてください。

水を飲む量が多い

水を飲む量が多いだけではなく、料理にも使っているという人はウォーターサーバーを導入してよかったという意見が多いです。天然水を毎日飲める上、料理にも使うと味も変わるという意見もありました。水を飲む量が多い人は水にこだわっている人が多く、飲む量が多いからこそ体に良い水を取り入れたいそうです。たくさん飲むならおいしい水が良いですね。
また、料理に使う時もウォーターサーバーには温水機能があるため時短になります。即席のものなら温水や高温モードがあるウォーターサーバーならすぐにできますし、夏は冷水で冷やした素麺やアイスコーヒーを作るなど使い道はたくさんあります。

育児に便利

小さいお子様がいる家庭なら、ウォーターサーバーがあれば育児を少しラクにすることができます。毎回赤ちゃんのミルク作りにお湯を沸かして冷やしてという作業は、昼間ならまだしも夜間は特に面倒な作業になります。今なら電気ポットなどで簡単にお湯を沸かすことができますが、沸騰まで沸かすためミルク作りには熱すぎて少し水を混ぜて冷やしてからミルクを作る必要があります。
ですが、ウォーターサーバーなら80℃に温度設定されているものがあり、これなら哺乳瓶を洗浄しながらミルク作りを簡単にすることができます。ただし、小さなお子様がいる場合、気になるのがウォーターサーバーの稼働音です。深夜のミルク作りのためにとなると寝室に置くことが多いと思いますが、寝室で気になる稼働音がすると子供が起きてしまいます。そんな時は静穏タイプのウォーターサーバーがおすすめです。また、赤ちゃんのミルク作りに適しているな軟水を採用している天然水を選ぶようにしましょう。

温水や冷水がすぐに使える

ウォーターサーバーの特徴は冷水と温水がすぐに使えるという点です。普通は冷水は水を冷蔵庫で冷やさなければなりませんし、温水は水を沸かさなければなりません。ですが、ウォーターサーバーならボタン一つで冷水を温水を給水してくれるので、お湯を沸かすストレスもありませんし、水が冷えるまで待つ必要もありません。
水を冷蔵庫で冷やすのを忘れてしまうと、夏の暑い時期に常温水を飲まなければなりません。また、冬の寒い時期にお湯を沸かす間は待っていなければいけないのですが、そんな必要がなくすぐに冷水や温水を使えるのがウォーターサーバーです。冷水が苦手という人は常温モードを搭載しているものがおすすめです。

重いペットボトルを運ぶ必要がない

ウォーターサーバーを導入すれば、市販されているペットボトルを購入して重い荷物を運ぶ必要がなくなります。使用する水の量が多ければ多いほど、ペットボトルを購入する頻度は高くなり、重い荷物を運ぶ回数も増えます。
ですが、ウォーターサーバーがあれば毎月水ボトルを配送してくれるので、ペットボトルを買いに行く必要がなくなりますし、ペットボトルを処分する必要もありません。使用済みのペットボトルを置く場所に困っているという人も多く、ウォーターサーバーを導入したことで空のペットボトルを置く場所も必要なくなり、処分するストレスからも解放されます。

災害時の備蓄水に使える

ウォーターサーバーの水ボトルは災害時に備蓄水として使うことができます。全てのウォーターサーバーで使用可能なわけではありませんが、メーカーによっては停電しても常温水を給水できるものもありますし、もともと電源不要で災害時でも使用可能なウォーターサーバーもあります。また、停電するとウォーターサーバーは使用できなくなっても、ストックの水ボトルから直接水を飲むことができるものもあります。
水ボトルの水が飲みやすいように、水ボトル用の取り付け蛇口を販売しているメーカーもありますね。ペットボトルを備蓄水としてストックしている場合、賞味期限があるため期限が近づいてきたら飲むなどして次に新しいものを購入するというローリングストック法が必要になりますが、ウォーターサーバーの場合は毎月水ボトルが配送されてくるので、勝手にローリングストックができていることになります。

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特殊機能のあるウォーターサーバーもある

ウォーターサーバーは日々進化を続けており、今では特殊機能のあるサーバーもレンタルできるようになっています。ただ、冷水が出る、お湯が出る、自動クリーンシステムが搭載されている、チャイルドロックがあるなどいうわけではなく、水を飲むこと自体を楽しむ機能です。では、特殊機能とはどのような機能なのでしょうか。これがあれば便利！という機能もありますので解説していきます。

コーヒー機能付き

ウォーターサーバーの中には、コーヒー機能付きというものがあります。
これは、冷水や温水でコーヒーを作るということではなく、ウォーターサーバー自体にコーヒーを作る機能が搭載されています。コーヒー機能が付いているウォーターサーバーがレンタルできるのは、フレシャスやアクアクララなどがあり、アクアクララはコーヒーメーカー大手のネスカフェとコラボレーションしています。ホットコーヒーもアイスコーヒーも、すぐに給水できるため忙しい朝の時短にもなります。毎朝本格的にドリップしてコーヒーを飲んでいるという人も、おいしいコーヒーがすぐに飲めるのでおすすめです。

水素水が作れるウォーターサーバー

ウォーターサーバーには水素水を作れるものがあります。日頃から水素水を飲んでいる人や、これからの見たいと思っている人におすすめです。美容や健康に良いと言われている水素水は大ブームになったため、市販されているものもたくさんあります。ですが、水素の特性上開封後はできるだけ早く飲まなければならないため、飲み切ることができず蓋を再度締めていても次に飲む時には水素が抜けていたという状態になります。
ですが、ウォーターサーバーなら給水直前に水素水を作るため、新鮮で高濃度な水素水をそのまま飲むことができます。水素水専用のウォーターサーバーというわけではなく、冷水や温水が給水できる一般的なウォーターサーバーに水素水が作れる機能が搭載されています。また、後付けで水素水を発生させるキットが販売されているメーカーもあります。

炭酸水が作れるウォーターサーバー

炭酸水も体に良いということで人気が高まっていますね。実際、毎日炭酸水を飲んでいるという人もいるのではないでしょうか。炭酸水もペットボトル同様、購入すれば運ばなければなりませんし、瓶の形状になると重さも倍増します。
ですが、最近ではウォーターサーバーでも炭酸水が作れるようになったため、とても便利になりました。今、炭酸水が作れるウォーターサーバーは3社しかなく、「キララのスマートサーバー」、「ヘルシーウォーターの日光の雫」、「クリクラのShuwa」のみとなっています。炭酸水を飲み放題で飲めるので、気になる人はチェックしてみてください。

ウォーターサーバーはあれば断然便利！

ウォーターサーバーがいらないと感じている人もいますが、それは以前のウォーターサーバーに対しての評価だと感じます。現行のウォーターサーバーならしっかりカバーされていますし、コスト面もできるだけ負担がかからないよう各メーカーでプランが考えられています。
また、キャンペーンなどを利用すると初期費用が安くなったり、初月のみ水ボトルプレゼントなどの特典もあるので導入しやすくなっています。一人暮らしでも水の使用量が少なくても、水素水を飲んでみたい、コーヒーがすぐに作れるのは便利、天然水が飲みたいと感じれば導入するメリットはあるのではないでしょうか。

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