スズメバチ駆除の料金相場｜業者に依頼する場合の費用はどのくらい？

スズメバチは攻撃性や毒性が強いことで知られる危険な蜂です。集団で人間に襲ってくることもあるので、スズメバチを見つけたら刺激しないようにゆっくり逃げましょう。スズメバチは軒下や床下、屋根裏、エアコンの室外機などに巣を作る傾向があります。スズメバチ用の殺虫剤などで駆除することもできますが、非常に危険なので専門の業者に依頼するのがよいでしょう。スズメバチ駆除の料金は、巣の大きさや場所によって異なります。見積もりを出してもらい、作業内容も確認してから依頼しましょう。自治体によっては補助金が出るところもあるので、自分の住んでいる地域が該当するか事前にチェックすることをおすすめします。

スズメバチは一番危険な蜂

スズメバチは攻撃性が高く、強い毒により毎年死亡者が出ているとても危険な蜂です。針から毒液を飛ばして何度も刺したり、巣に近づくだけで攻撃してきたりします。 スズメバチに遭遇したら、刺激しないようにしてください。 大声を出したり、手で追い払ったりすると警戒フェロモンを出し、集団で襲ってくる場合があります。 スズメバチが近くにいたら走って逃げずに、ゆっくりと静かにその場を離れるようにしましょう。

スズメバチの種類と特徴

日本には7種類のスズメバチがいますが、人間を襲う主なスズメバチは、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、コガタスズメバチです。オオスズメバチは働き蜂の体長が25～40mm、女王蜂は40～45mmほどある大きな蜂。スズメバチの中で 最も獰猛で毒性が強く、大きな顎をカチカチ鳴らしながら飛ぶことが特徴です。 キイロスズメバチは働き蜂の体長が17～24mm、女王蜂は25～28mmほどあり、黄色い胴体が特徴。攻撃性が高く、都市部でもよく見られます。コガタスズメバチは働き蜂の体長が22～28mm、女王蜂は25～30mmほどの小さい蜂です。スズメバチの中では 比較的おとなしい性質ですが、巣を刺激すると刺されることがあるので注意しましょう。 都市部にも生息しています。

スズメバチとアシナガバチの見分け方

スズメバチだけでなく、アシナガバチも毒を持っているので注意が必要です。スズメバチに比べ攻撃性は低いですが、近づいたり、刺激を与えたりすると攻撃してきます。アシダカバチの中でも最大級のセグロアシナガバチは体長21～26mmほどあります。スズメバチと比べると足が長く、腰がくびれていることが特徴。スズメバチは直線的に速いスピードで飛びますが、アシダカバチは足を垂らしながらフラフラとゆっくり飛びます。蜂の巣にも大きな違いがあります。スズメバチの巣はマーブル模様が特徴で、出入り口が1箇所しかありません。大きさが1mになることも。アシダカバチの巣は六角形の巣穴が外から見える構造で、蓮の花のような形をしています。大きさは15cmほどです。

スズメバチが巣を作りやすい場所とは？

スズメバチの種類によって、巣を作る場所が異なります。オオスズメバチは土の中や樹洞などの閉鎖的な空間に巣を作ります。キイロスズメバチは軒下や床下、屋根裏など開放的な空間から閉鎖的な空間まで、さまざまな場所に巣を作ることが特徴です。コガタスズメバチは軒下や木の枝などに巣を作ります。家でスズメバチがよく巣を作る場所は軒下や玄関、ベランダ、屋根裏、給湯器など雨風をしのげる場所です。スズメバチは毎年同じ場所に巣を作る習性があるので、巣を作らせないような対策も必要です。

自分でスズメバチの駆除を行う方法

スズメバチの駆除は、 まだ巣が小さい段階だと自分で駆除できる可能性があります。 スズメバチは4月頃から巣作りを始めます。作り始めの時期は女王蜂と幼虫しかいないので、刺される危険が少なく比較的駆除しやすいでしょう。自分で駆除できる条件は巣の直径が10cm以下で、4月頃の初期の段階です。巣の直径が10cm以上で、 7月以降なら自分で駆除するのは危険なので、業者に相談してください。 駆除する時間帯はスズメバチが活動する昼間を避け、活動が鈍くなる日没後に行いましょう。

スズメバチ専用の殺虫剤や捕獲器を使う

スズメバチを駆除するには、市販のスズメバチ用殺虫剤を使用するとよいでしょう。スズメバチの巣から3mほど離れた場所で、巣穴にたっぷりと殺虫剤を噴射します。もし働き蜂が出てきた場合は、蜂に向かって噴射し続けてください。スズメバチの羽音が消え、死んだのを確認したら巣を落とします。蜂の巣をゴミ袋に入れ、もう一度殺虫剤を噴射してから袋の口を縛り、燃えるゴミとして出しましょう。死んだスズメバチでも反射的に針を刺す場合があるので、触らないようにしてください。他にも置くだけで駆除できる毒エサタイプや、捕獲器タイプもあります。

防護服を貸し出してくれる自治体もある

スズメバチを駆除する際には、防護服や厚手の手袋、防虫ネット、長靴、タオル、マスクなどを用意してください。蜂は黒い色に攻撃してくるので、なるべく白や淡い色でそろえておきましょう。手袋や長靴の隙間から蜂が入らないように、服の裾をガムテープでしっかり巻きます。防護服はレインコートなどで代用できますが、防護服の貸し出しを行っている自治体もあるので問い合わせてみましょう。

スズメバチ駆除を業者に依頼したときの料金相場

スズメバチの駆除は非常に危険を伴うので、業者に依頼するのがよいでしょう。蜂は巣を除去しても、駆除するときにいなかった蜂が元の場所に帰ってくることがあります。 業者に駆除を依頼すると、戻り蜂対策もしてくれます。 巣の状況によって価格設定が変動しますが、 料金相場は15,000～40,000円です。 駆除後に法外な料金を請求する悪徳業者もいるので、見積もり以上の料金が発生しないか確認を。料金に疑問があれば質問し、納得できる業者に駆除を依頼しましょう。スズメバチ駆除業者を探す際には、2～3社に現場調査を依頼して見積額を比較してください。料金が明瞭で、説明を丁寧にしてくれるところがおすすめです。

スズメバチ駆除の費用は、蜂の巣の大きさや場所によって異なる

スズメバチ駆除の料金は、危険性や難易度によって異なります。大きな蜂の巣や、高い場所にできた蜂の巣の駆除は、危険が伴うため料金も高く50,000～60,000円かかることも。スズメバチの活動が盛んになる時期は危険性が高いので、追加料金が発生することがあります。また蜂の巣の数によっても料金が変わります。蜂の巣1個あたりの駆除料金は10,000円前後です。 巣が大きくなりすぎないうちに業者に依頼すると危険性も低く、駆除料金も抑えられるので、巣を見つけたら早めに相談しましょう。

スズメバチ駆除の流れ

スズメバチを見つけたら電話で駆除を依頼します。出張料やキャンセル料が発生するか確認し、料金の支払方法なども聞いておくとよいでしょう。業者によっては1時間以内に来てくれるところもあります。専門の担当者が現場を確認し、その場で見積もりを出してくれます。現地調査や見積もりは、無料で行うところがほとんどです。料金や駆除方法などを確認し、納得できたら駆除を開始します。駆除作業は最短15分程度で完了。駆除後1週間のアフターフォローを行ってくれる業者もあります。

スズメバチ駆除に補助金制度がある自治体も

スズメバチ駆除の費用に、補助金を出してくれる自治体があります。地域によって補助金がもらえる条件は変わりますが、個人の建物にできたスズメバチの巣の駆除が主な対象です。補助金の上限額は5,000～10,000円程度。自治体によっては指定した登録駆除業者でなければ補助金がもらえないところもあります。スズメバチ駆除の料金を抑えたい方は、事前にチェックしてみましょう。

スズメバチの駆除は業者に相談し、料金もしっかりチェックしましょう

スズメバチは山林が近い場所だけでなく、都市部でも見かけます。家にも巣を作るので、生活に支障が出る場合も。自分でスズメバチを駆除できる場合は料金を抑えられるメリットがありますが、 やはり危険なので業者に相談しましょう。 スズメバチの巣が小さくて手の届く場所にあれば駆除料金も安く、短時間で終了します。スズメバチ駆除の料金相場を参考に、信頼できる業者に依頼してくださいね。

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