テレビアンテナのブースターとは？取り付け方・寿命・価格について解説！

「テレビ映りを気にせずに視聴したい！」「電波が弱い場所に住んでいる」

そんなお悩みにおすすめなのがテレビアンテナのブースター。 アンテナが受信した電波を増幅することができます。
とはいえ、我が家に必要なのかな？室内用や屋外用など種類が多くてどれを選べばよいのか分からない...と疑問に感じる人もいるでしょう。

本記事では、 テレビアンテナのブースターが必要な場合、費用の相場、選び方 について徹底解説！テレビのブースターの接続方法や、自分で取り付けする際の注意点についてもまとめました。

テレビアンテナのブースターとは？寿命はどれくらい？

テレビアンテナのブースターとは、アンテナからの信号を増幅する機器のこと。 テレビの映像や音声が乱れる原因が 「テレビ信号が弱い」 場合、ブースターを使うのは有効です。

テレビアンテナのブースターは、地上デジタル放送の電波だけでなく、BS/CS放送の電波にも対応しています。ここでは、ブースターとはどんな機器なのかくわしく見ていきましょう。

テレビアンテナのブースターの仕組み

テレビ信号は、アンテナで電波を受信した信号→テレビ端子→テレビ本体やレコーダーという順番で伝わります。ブースターは、テレビ端子とテレビ本体とのあいだに挟むように設置することで、端子から入力された信号を増幅してテレビ本体まで届けます。

ブースターはアンテナで受信した信号の強さのみを増幅するため、アンテナが受信した電波自体の品質が低ければ、画質や音質はそのままの状態で反映されます。 つまり、アンテナは問題ないが信号がテレビ本体に伝わるまでの経路で問題が生じる場合にブースターが効果的になります。

テレビアンテナのブースターはどこに取り付ける？

ブースターには「電源分離型ブースター」と「ビデオ・TVブースター」の2種類があります。

電源分離型の場合には、「アンテナ直下に増幅部、テレビ本体の前に電源部」というふうに2カ所に取り付け、アンテナ直下に設置するためノイズが少ない状態で増幅します。
一方、電源一体型の「ビデオ・TVブースター」の場合には、テレビ本体の前に1カ所だけ取り付けて使用するため、テレビ端子まで届くあいだに少々劣化した信号を増幅します。

テレビアンテナのブースターの寿命

テレビアンテナのブースターの寿命は、10～15年が目安です。 不具合がでているのにそのままにしておくと、テレビ映りが悪い原因になることも。設置してから10年以上たっている場合は、交換を視野に入れておくとよいでしょう。

テレビアンテナのブースターは必要？判断ポイント

テレビの映りが悪い場合、電波が悪いのではないかとブースターの使用を検討する人がいるかもしれません。しかし実際のところ、テレビの映りがブースターで改善できない場合も。ここでは、ブースターが必要かどうかの判断基準を説明します。

映像が乱れはじめた原因は何か

急にテレビの映りが悪くなった、ノイズが出るというような場合、なにか機器を加えたり配線を変えたりしたことはありませんか？

例えば、もともとは「テレビ端子→テレビ本体」と直接的に接続していたが、「テレビ端子→レコーダー→テレビ本体」に変えるとノイズがでる場合があります。

また、ブースターを交換したときに、アンテナ直下に「電源分離型」の増幅部を残したまま「電源一体型」のブースターをテレビにつないでしまったときも映りのトラブルに繋がります。まずは原因をはっきりさせましょう。

アンテナレベル(電波強度）は低いか

アンテナレベルとは、実際にアンテナが受信している電波の強度・感度のこと。 もしアンテナレベルが基準数値よりも大幅に低い場合は、ブースターを使用することで改善される可能性があります。

アンテナレベルはテレビの設定で確認することができますが、メーカーや機種によって差異があります。また、アンテナレベルが低い場合は、ブースターの設置より、アンテナの向きや設置場所を変えることで改善する場合もあります。

アンテナに経年劣化が生じていないか

テレビの映りが悪い場合、使っているアンテナが「経年劣化して性能が落ちている」「すでに寿命を迎えている」というケースも考えられます。その場合は、アンテナ自体に問題があるため、ブースターでは改善が見込めません。

アンテナの寿命は10～15年程度で、「塗装の剥がれ」「部品のサビ」「支柱や取り付け金具のぐらつき」などが寿命のサイン。 もし、アンテナを設置してから10年以上が経っているときには新しいアンテナへの交換がオススメです。

アンテナの角度は適切か / 遮蔽物はないか

BS/CS放送は衛星から電波を受信しているため、アンテナの角度や天気、遮蔽物などによって電波強度が大きく変わってしまうという特徴があります。

たとえば強風でアンテナの角度がずれてしまったり、アンテナの正面に高層ビルが出来てしまったりといったことで、テレビの映りは悪くなることも。

その他にも天候が悪いときにも電波が届きにくくテレビの映りに影響することも。この場合は、アンテナの設置場所を変えるなどの対策方法が必要です。

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さらに八木式アンテナだけでなくデザインアンテナにも対応しています。4K8K対応のBSアンテナ設置も取り扱っており、より高画質な画像を楽しみたいという方にもおすすめできます。

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「家を新築したのでアンテナ工事が必要になった」「BS放送やCS放送を見るためアンテナを取り付けたい」などでアンテナ工事を依頼したいとき、くらしのマーケットを参照すれば、料金や相場、口コミで比較してオンライン予約することができます。

多くの地域密着型の業者を紹介しており、顔写真つきで業者の特徴やセールスポイントを掲載。 1つのサイト中で複数のところを比較できるため便利です。業者側でアンテナを用意すること、取り付けた後にテレビ映りの確認と簡易清掃を行うこと、などを共通の作業内容としています。写真添付OKのメッセージ機能があるので、依頼前の不明点の確認もスムーズです。

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テレビアンテナのブースターの種類

テレビアンテナのブースターには地デジ対応・BS/CS対応、CATV(ケーブルテレビ)対応、マルチブースターがあり、設置場所では屋外用と室内用があります。

自宅の環境や、見たいチャンネル・放送局によって、使用するブースターを選ぶ必要があるため、ブースターを購入する場合は、どの種類のブースターが必要かを明確にしておきましょう。

周波数でブースターの種類が違う

ブースターには、地デジだけに対応しているもの、BS/CS放送やCATV(ケーブルテレビ)に対応しているもの、これら複数に対応しているマルチブースターがあります。 それぞれ電波の周波数帯が異なるため、自分が増幅したい電波に対応しているブースターを使う必要があります。

マルチブースターは1つの機器にそれぞれの入力口がありますが、地デジとBS/CSとの電波を1つのマルチブースターで増幅するとき2つのアンテナが別の場所にあれば、距離が離れた場所からケーブルを引く必要があります。

屋外用と室内用の違い

テレビブースターは、屋外用と屋内用(卓上型)があります。屋外用は「アンテナ直下に増幅部、テレビ側に電源部」というふうに2つに分けて設置する「電源分離型」というタイプです。

室内用は「卓上型」ともいい、「テレビ端子とテレビ・レコーダーとの間に設置」するタイプで、アンテナが受信する電波が弱いわけではないときに効果的です。 屋外用は、電波の受信元に近い場所にブースターを取り付けるため、効率よく電波を増幅できます。

4K/8K放送対応のブースター

最近は、4K/8K放送に対応しているテレビを使っている家庭も増えてきています。 4K/8K放送を視聴するためには、それに対応したアンテナを設置しなければいけませんが、ブースターも同様に4K/8K放送に対応したものが必要です。

もし、4K/8K放送を視聴している場合は、ブースターもBS/CSやCATVだけでなく、4K/8K放送に対応したものを選びましょう。4K/8K放送のアンテナを設置しているのに、それに対応していないブースターを使っても意味がありません。

テレビアンテナのブースターの選び方

テレビブースターの種類は多いため、どの商品を購入すればよいのか迷いますよね。せっかくブースターを設置するなら、より効果的な商品を選びたいもの。

ここでは、ブースターの種類以外に、ブースターを選ぶ時にチェックするポイントを説明します。テレビアンテナのブースターを購入するときは、ぜひチェックして下さいね。

ゲイン(利得)が最適か

ゲイン(利得)とは、キャッチした電波の信号をどれくらい増幅できるかを数値で表したもので、ブースターを選ぶ上で最も重要となります。 数値が大きければ大きいほど増幅する効果は強力で、dB(デシベル)という単位で表されます。 たとえば「現在のアンテナレベルが30で、安定するのが60以上」だとすれば、「30dB以上」のゲインがある製品が最適ということ。 高ければよいというわけではなく、最適なレベルに近づけることが大切です。

入力・増幅レベル調整機能はあるか

テレビブースターは、「ゲイン」を調整できるタイプの商品があります。ゲインの調整は多くの場合、3段階切り替えや、ダイヤルでの微調整などの方法で調整可能です。商品によって調整できる数値範囲は変わりますが、微妙な数値の差でテレビの映りが変わるため、できれば調整機能が付いているブースターを選ぶのがおすすめです。 ゲインが大きすぎる場合やブースターの設置・接続不良によって、異常発振という現象が起こりますが、ゲインを調節できればこれを防ぐこともできます。

定格出力は広いか

定格出力とは、ブースターが出力できる映像信号の最大レベルを数値で表したもの です。映像信号を安定して送信するためには、信号のレベルがこの定格出力の範囲内におさまっていることが大切。たとえば、テレビブースターで増幅させた結果が合計90dBだった場合、もしも85dBが最大値だったとすれば、ブースターがうまく機能しない可能性があります。定格出力の範囲から外れると、ノイズが大きくなるので、できるだけ数値の幅が広い製品を選ぶと良いでしょう。

雑音指数(NF)は低いか

ブースターの特徴は、アンテナが受信した電波をそのまま増幅するので、信号品質が上がるわけではありません。そのため、ノイズもあわせて増幅させてしまうので、ブースターを付けることで信号レベルが高くなりすぎて、ノイズが混じる場合があります。 このとき、ノイズの影響を抑えるには「雑音指数(NF)」が大切で、数値が「1」に近いほど、電波の質を落とさずに増幅できます。 「地デジなら3dB以下」そして「BS/CSなら6dB以下」を目安に選ぶのがおすすめ。

ラインブースターの併用について

ラインブースターとは、ブースターの補助装置のことです。たとえば、極度に超弱電界エリアの地域などでは、ブースターだけでは適正入力レベルに達しない可能性があります。そんなときに便利なのがラインブースターで、地デジの場合にはアンテナ直下に、BS/CSアンテナの場合にはケーブルで20m以上離して使用します。必ずしも必要になるわけではありませんが、状況によって併用を検討しましょう。

大手メーカーの製品か

テレビブースターを選ぶとき、人気のメーカーで選ぶと安心です。 人気メーカーは「DXアンテナ」「マスプロ電子」「日本アンテナ」の3社。 この3社は、古くからテレビ周辺機器を扱っているので信頼感もあります。とくに日本アンテナの商品は品質面でも安心で、電波法が定めているよりも厳しい基準をクリアして商品を製造しています。ただし、ネット通販などでは口コミの評価が高いDXアンテナやマスプロ電子が人気を集めています。

テレビアンテナのブースター料金は？

テレビアンテナのブースター利用で気になるのが価格です。ブースターには種類があり、種類や商品の性能によって価格に差があります。価格も大切ですが、安すぎる商品を使用すれば、せっかく設置しても効果がないということにも。また、高いから良いというわけでもありません。

テレビアンテナのブースターは、あくまで自分の視聴環境に対応したブースターを設置することが大切です。 ここでは、ブースターの一般的な価格相場について説明していきます。

ブースターを購入して自分で取り付けする場合

個人で地デジアンテナのブースターを購入する場合、家電量販店やホームセンター、ネット通販などで購入できます。 ブースターは安いものだと4,000円前後から購入でき、高機能な製品ほど価格が高くなります。 ブースターを個人で購入するということは、設置も自分で行うため、設置費用もかかりません。自分で設置するということは、ブースターの購入費だけで済むため、コストを抑えることができます。

業者にブースターを取り付けてもらう場合

アンテナ工事業者などにブースターを取り付けてもらう場合は、ブースター代に加え、取り付け作業の工賃がかかってきます。 ブースター代と工事費を合わせて、およそ15,000円から25,000円が相場です。 もし地デジアンテナの設置自体を検討している場合は、セットのほうがお得に工事をしてもらえる業者もあります。

ブースターの設置を業者に依頼した場合の価格は業者によっても違うため、まずは見積もりを出し、費用を比較してみることが大切です。

地デジアンテナ以外のブースターの価格

ブースターには、地デジ専用のブースター以外にも、地デジとBS/CS衛星放送対応のブースターや、地デジと4K8K放送対応のブースターがあります。そのため、ブースターを取り付ける場合は、自分の視聴環境に対応したブースターを設置しなければいけません。ブースター本体の価格相場は、地デジ＋BS/CS衛星放送対応ブースターで5,000円前後、地デジ＋4K8K放送対応ブースターで7,000円前後です。 もしこれを業者に依頼した場合は、工事費も含めて20,000円から35,000円が相場となっています。

テレビブースターの接続方法は？自分で取り付ける際の注意点

テレビブースターは、テレビアンテナの設置に比べて工事の難易度は低いため、ある程度の配線の知識があれば自分で設置することも可能です。しかし、はじめてブースターを設置する場合は「テレビブースターの接続方法はどうしたらいい？」と気になりますよね。ここでは、テレビブースターの接続方法について説明します。

【屋外用】ブースターの接続方法

屋外用ブースターは、増幅部と電源部との2つに分かれているタイプです。増幅部はアンテナ直下に設置しますが、1m以上離した位置に設置します。電源部は室内に設置するのが一般的です。

1.増幅部をアンテナの支柱(マスト)に設置する
2.同軸ケーブルに防水キャップやコネクターを取付ける
3.室内で電源部を設置し、テレビ・分配器などと接続する
4.アンテナと増幅部、増幅部と電源部をそれぞれ接続する
5.アンテナレベルを確認しながらゲイン数値を設定して完了

屋外用ブースター設置の注意点
屋外用ブースターを設置する場合、高所での作業となるため、転落には十分に注意しましょう。また部品や工具が落下しないように気をつける必要があります。
他の電波が混ざってしまったり、それによって雑音(ノイズ)が発生したりするのを防ぐため、増幅部はアンテナから1m以上離した位置に設置します。 設置後はテレビのアンテナ強度を確認して、問題なければ完了です。

もしアンテナ強度が上がらない場合には、アンテナ業者に相談をしてみましょう。

【室内用】ブースターの接続方法

室内用ブースターを設置するときは、室内での作業だけで済むので比較的簡単に接続できます。

1.アンテナ端子からテレビブースターに接続する
2.テレビブースターから分配器またはテレビに接続する
3.テレビの映りを確認しながらゲイン数値を調整する
4.アンテナレベルに問題なければブースターの設置完了
5.最後に配線を整える

室内用ブースター設置の注意点
室内用のブースターの設置のポイントとは、なるべくアンテナに近い場所にテレビブースターを設置すること。

ブースターは「アンテナ端子→テレビブースター→分配器・テレビ」の順につなぎます。
テレビの周辺機器など、ケーブルがごちゃごちゃしているとノイズの影響を受けやすくなるので、なるべく配線はすっきりさせておきましょう。 ゲインの高すぎは、ノイズの原因になるので、最適レベルになるよう調節するのがおすすめ。

ブースターでテレビの映りを改善しよう！

テレビの映りが悪いとイライラしますよね。電波が弱くてテレビの映りが安定しない、ノイズが入るという場合、ブースターの設置で改善できる場合もあります。

ブースターは、わりと低価格で購入でき、ある程度の知識があれば自分で設置することも可能ですが、プロの業者に任せた方が安心です。気になる点があれば、早めにプロに相談しましょう！

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満足度が高いのも、依頼するのには安心ですね。

※口コミ情報は公式サイト・提携サイト・Googleレビューからの引用です。

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テレビアンテナのブースターに関する疑問

• Q：テレビアンテナのブースターが必要なのは？

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• Q：テレビブースターの取り付け方法や接続方法は？

  屋内型・屋外型によっても取り付け方は異なります。自分で取り付けることもできますが、高所作業になり危険を伴ったり、設置場所の選定が必要になったりなど、判断が難しい場合もでてきます。アンテナ業者のプロに任せた方が安心できますよ。
  
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• Q：テレビブースターの寿命は？

  テレビブースターの寿命は、10～15年が目安です。不具合がでているのにそのままにしておくと、テレビ映りが悪い原因になることも。設置してから10年以上たっている場合は、交換を視野に入れておくとよいでしょう。

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