ペットの土葬・火葬比較|場所・注意点・方法を徹底解説

大切なペットが亡くなった時のこと縁起が悪くて考えたくないという飼い主さんは多い物。実際にペットが亡くなった後に供養の方法や埋葬方法などを考えるという方も多いようですが、 悲しみの中では何かと準備不足になったり、正しい判断ができなかったりということもあるため、もしもに備えて検討しておくのも良いでしょう。
今回はペットの土葬、火葬に関して比較して解説していきたいと思います。どちらが良いというわけではなく、ご自身が納得のできる方法を選ぶことが大切です。供養方法などに関しても解説しているので、併せて検討していきましょう。

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土葬よりも火葬の方が一般的?

最近では人間と同じようにしてあげたいという飼い主さんの気持ちから、ペット葬儀を行いその後に火葬を利用する方が増えているようです。しかし一方でペットに火をともすということに耐えられないという飼い主さんもいるため、埋葬の方法に関してはよく考える必要があります。ここでは火葬方法やメリットなどを解説していきますので、ご参考にお役立てください。

ペット火葬の方法は?

ペット火葬に関しては人間とは違い、個別火葬、合同火葬などから選べるほか、斎場の火葬炉を利用する場合、火葬炉を搭載した車で行う訪問火葬を利用する場合があります。お住まいの地域や生前のペットの性格や思い出などを考慮して選ぶことができるため、飼い主さんのニーズに合わせたサービスを選びやすいとも言えるでしょう。

火葬にするメリットは?

土葬ではなく火葬にする最大のメリットと言えば、やはり遺骨を手元に残せることでしょう。これによってペットの旅立ちを受け入れることができ気持ちの整理ができます。そして遺骨があることで、末永く供養していくことができるためペットの思い出を残していくことができ、遺骨にはカビが生えたりすることもないので、火葬後に供養方法をじっくり検討することも可能です。

ペット火葬にかかる費用は?

土葬とは違いペット火葬にはそれなりの費用が必要になり、見積もりが信頼できる業者に依頼することが大切です。特にペットの大きさに応じて火葬費用が異なるので、体重が25キロを超えるような大型犬などの場合は合同火葬の場合でも4万円以上かかるのが相場。インコやリス、ハムスターなどの小型ペットの場合では1.5万円程度を目安としておきましょう。

火葬後にはどんな供養をしていくべき?

先の項目で紹介したように、個別火葬にした場合はペットの遺骨を受け取ることができます。しかしこの後に検討しなければいけないのは、どのように供養をしていくかということ。これに関しても正解はないため、飼い主さんの事情やお気持ちを優先させ、無理なく供養していける方法を考えなくてはいけません。ここでは火葬後の供養方法を解説していきます。

遺骨を自宅で供養する手元供養という方法

手元供養を行う場合は、ペット用の仏壇や仏具を揃えなければいけないというイメージがあるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。骨壺に入ったペットの遺骨と共に写真やお花、ぬいぐるみやおやつなどを飾ったりするだけでも立派な供養となります。引っ越しの可能性がある場合などはとくに手元供養を選ばれる方が多いようです。

ペット霊園や墓地を利用する

整備された空間で供養したいという場合には、ペット霊園や墓地を利用しましょう。専用の納骨堂を用意しているところもあり、定期的に供養のための催しを開催しているところが多いため、手厚く供養をお願いすることができます。ただ、霊園や墓地がご自宅から離れた場所にある場合などは飼い主さん自らがお参りするのに苦労するというデメリットもあります。

散骨して自然に還してあげる

ペット火葬の業者では火葬後の遺骨をパウダー状にする粉骨というサービスを行っているところが多くあります。パウダー状の遺骨はカプセルなどに入れたメモリアルグッズにもできますが、散骨という供養方法もあります。海への散骨を行っている業者もあるので、海でよく遊んでいたという子や海が好きだった子への供養方法として人気があります。

ペットの土葬に適した場所や方法は?

かつては火葬よりも一般的に行われていた土葬。最近では法的な観点などからも土葬を行う場所や方法に気を配る必要があるため、土葬は難しいと考えているかもしれません。しかし土葬は家族に一番近いところで眠らせてあげられるというメリットもあるため、土葬したいという方もいます。ここでは土葬を行う注意点などを解説していきます。

土葬を行うなら私有地で!

ペットの遺体は一般廃棄物という扱いになってしまうため、土葬は必ずご自宅の庭などの私有地で行いましょう。もし他人の所有地で許可なく土葬を行った場合には、懲役や罰金が科せられることもあります。そして私有地の場合でも、水道管や畑に近い位置は避けた方が良いでしょう。腐敗により衛生面での問題が発生する可能性があります。

土葬はどうやって行う?

土葬を行う際には、臭いや衛生面を考慮して1メートル以上の深い穴を掘りましょう。石灰や腐葉土を撒き、その上にペットの遺体を寝かせることで自然に還るのを促す効果があります。ペットの体はタオルなどに包まず寝かせるようにします。そして再度、石灰や腐葉土を撒いて土を盛るようにかぶせて、墓石などの目印を立てて完成です。

土葬の注意点は?

私有地であれば土葬をしても法的に問題はありませんが、穴の深さや土のかぶせ方が不十分であると、鳥が寄ってきて掘り起こしたり、虫が湧いたりということもあるので、ご近所に迷惑をかける可能性もあります。そのためお庭がご近所と隣接している場合には細心の注意が必要。異臭が発生しやすいので、消臭用の炭を用意して一緒に埋めるなどしましょう。

土地が狭くても土葬はできる?

私有地ならば土葬を行っても法的には問題はありません。しかし引っ越す可能性がある場合や、マンションの場合などはまた別です。そんな場合にはプランターにペットの遺体を埋葬するプランター葬という供養方法もあります。遺骨を埋めることもできるので、火葬後の供養にも。ここでは土葬に近いプランター葬の方法や注意点などを紹介していきます。

プランター葬の方法は?

ペットの体の大きさに合わせ、最低でも30センチの深さが取れる陶器製のプランターを用意します。そして針底石と針底ネットを通気性の確保とナメクジなどの侵入を防ぐように設置、プランターの下には受け皿を敷いておきましょう。そして園芸用の土や腐葉土、肥料などでペットの遺体を埋葬し、土葬と同様に自然に還りやすくしてあげます。

プランター葬に向いているペットは?

ペットの遺体が骨になるまでは数年かかるため、プランター葬を行う場合には、ハムスターや小鳥、リスなどの小型の動物にしましょう。小型の動物であっても、骨から土に還るまではさらに数年かかります。またわんちゃんや猫ちゃんなどの場合には、かなりの大きさのプランターを用意する必要があるため、準備も大変なうえ、骨が完全に土に還らないこともあります。

プランター葬のメリット・デメリットは?

土葬より土地がいらず、マンション住まいでも可能なプランター葬。お引越しをされる場合でもそのままプランターを持っていけるので、いつでもペットと一緒にいられる安心感もメリットです。しかしコバエが発生しやすくなったり、臭いが気になったりというデメリットもあるため、心配な場合には火葬後の遺骨をプランター葬で供養すれば、衛生面も気になりません。

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ペットの埋葬は納得できる方法を!

今回は火葬、土葬それぞれに関して解説してきましたが、どちらの方法が良いというものではありません。ご自宅の事情や飼い主さんのお気持ちに沿った最適な埋葬、供養方法を選ぶことが一番大切です。ペットが亡くなった場合を考えたくないという方も多いかもしれませんが、これを機に末永くペットを供養していける方法を考えてみましょう。

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