愛犬に必要なタンパク質はどのくらい？与えすぎは危険？選び方やおすすめ商品をご紹介

タンパク質は、愛犬の体を作る重要な栄養素です。筋肉や臓器、皮膚、被毛などを構成するほかにも、栄養素の分解・吸収に必要な酵素やその他の伝達物質などの合成にも使われます。体を健康的に維持するためには欠かせない栄養素で、どの犬種・年齢でも適切な量で摂取することが重要です。今回は、愛犬に必要なタンパク質量の考え方について解説します。一般的なタンパク質必要量や、質のよいタンパク質の選び方をまとめています。おすすめのドッグフードも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。ただし、持病などによってはタンパク質の制限が必要な場合もあります。獣医師と相談しながらあげるようにしましょう。

愛犬に必要なタンパク質はどのくらい？

タンパク質の必要量は、さまざまな要素から考える必要があります。なかでも最初にチェックするのが年齢です。一般に子犬や母犬はタンパク質の必要量が最も多く、成犬になるとタンパク質必要量はやや低下します。では、具体的にはどの程度のタンパク質が必要なのでしょうか。

子犬や母犬はタンパク質22.5%以上

成長著しい子犬や、妊娠・授乳中で十分に栄養を摂る必要がある母犬は、タンパク質22.5％以上のドッグフードが適しています。いわゆる高タンパクフードとされるジャンルで、25～30％程度と高い割合でタンパク質が配合されている商品を選ぶとよいでしょう。

成犬は最低18%以上

1才を超えた成犬で妊娠していない場合は、最低でも18％以上のタンパク質を含むフードが適しています。ただ、ドッグフードのなかでタンパク質が18％前後のものは意外と少なく、療養食とされるような特殊な商品が多い印象です。一般的な成犬用ドッグフードでも20％以上のタンパク質を含むものが多いため、「成犬用」「アダルト」などの表記があれば問題ありません。

腎臓や肝臓に不安がある場合は獣医師に相談

年齢にかかわらず、腎臓や肝臓などの臓器に持病がある・不安がある愛犬は、タンパク質の摂取量を調節する必要があります。ただ、自己判断で療養食を使ってタンパク質を制限したり、適切なタンパク質量の管理を怠ったりすると、愛犬の健康を害することになります。臓器の状態によってどの程度のタンパク質が必要かは違うため、必ずかかりつけの獣医師に指示を仰ぎましょう。

高タンパクドッグフードのメリット・デメリット

「高タンパクドッグフード」と聞くと、ほかの商品よりも栄養価が優れているように聞こえるかもしれません。確かに高タンパクドッグフードならではのメリットもありますが、使い方によってはデメリットが生じることもあります。何となくのイメージで選ぶのではなく、メリット・デメリットを両方知った上で使いましょう。

成長に必要な栄養素が十分に摂れる

高タンパクドッグフードは。特に子犬や母犬の栄養補給に効果的です。この時期は共にタンパク質の必要量が増大している時期ですが、子犬はフードを食べ慣れていない上にたくさんの量を食べきるのが難しい時期。母犬も体調によっては食欲がわかず、必要な栄養素が摂れない可能性もあります。高タンパクドッグフードには効率よく摂れるタンパク質が豊富なので、少ない量でもしっかりタンパク質が摂れるのがメリットです。

肉や魚の風味がしっかり感じられる

主原料の肉や魚の味わいを存分に味わえるのもメリット。高タンパクドッグフードの主原料は、肉や魚などがほとんどです。なかには主原料を50％程度含むものもあり、より強い風味をもつものもあります。嗅覚に優れた愛犬にとって風味や香りは重要な要素で、嗜好性を高める効果も期待できます。今までのフードだと食いつきがよくなかったという方は、高タンパクドッグフードに切り替えてみるのもおすすめです。

与えすぎると胃腸やその他の臓器に負担をかけることも

高タンパクドッグフードは確かに高い栄養価がありますが、体質によっては愛犬に負担をかけることもあります。お腹の調子を崩しやすい敏感な愛犬は、高タンパクドッグフードで下痢や便秘を起こすことも。また、腎臓などの臓器に不安がある愛犬にも不向きな場合もあります。高タンパクドッグフードを試すときは、1週間～10日ほどかけてじっくり試し、愛犬の様子を見ながら慎重に変えていきましょう。持病があって不安な場合は、必ず獣医師に相談してから使ってください。

ドッグフードに含まれるタンパク質の選び方

愛犬の健康的な生活に欠かせないタンパク質ですが、実はタンパク質の選び方も重要です。タンパク質によって吸収効率が違うことを理解し、必要な成分が入っているかを判断してからフードを選ぶことで、よち効率的にタンパク質を摂取できます。ここでは、ドッグフードに含まれるタンパク質の選び方を紹介します。

動物性タンパク質を選ぶ

肉や魚といった動物性タンパク質を選びましょう。大豆などの植物性タンパク質も質はよいのですが、吸収効率に大きな差が出ます。動物性タンパク質の方が圧倒的に吸収しやすいため、主原料が肉や魚になっている商品がおすすめです。ただ、植物性タンパク質も一緒に配合されているものの方がより多彩な栄養素を摂れるのも事実。動物性をメインとして、植物性も一緒に含まれているフードがベストです。

必須アミノ酸を含むかチェックする

必須アミノ酸、体内で合成できず食事からしか摂れないアミノ酸を指します。20種類あるアミノ酸のうち、半分の10種類が必須アミノ酸です。ドッグフードを選ぶときには、必須アミノ酸がどの程度入っているかをチェックしましょう。商品の公式サイトに明記してあるフードを選ぶのがおすすめです。

総合栄養食であることを確認する

タンパク質だけでなく、ほかにもさまざまな栄養素が入った総合栄養食を選びましょう。体を支えるのはタンパク質だけでなく、炭水化物や脂肪、ビタミン・ミネラルも重要です。食物繊維など各種機能性成分も必要で、お互いに作用しあって健康をサポートしています。摂取したタンパク質を上手に使ってもらうためにも、さまざまな栄養素が一緒に配合されている商品を探してみてください。

タンパク質が摂れるおすすめ商品をピックアップ！

ドッグフードには多くの種類があり、どれを選んだらいいか分からない方も多いでしょう。ここでは、タンパク質が効率的に摂れるおすすめドッグフードをピックアップします。

■国産ドッグフード ZEN プレミアムドッグ 赤鶏 アダルト＆シニア

希少な国産赤鶏をメイン食材に据えたドッグフードです。タンパク質を25％以上含む高タンパクドッグフードで、全年齢対象とされています。室内飼いが多い日本の愛犬のために開発された商品です。「ZEN」は原材料の全てについて原産国や体内での機能が解説されている珍しいドッグフード。安全性や原材料にこだわる方に人気のシリーズです。

■POCHI ザ・ドッグフード ベーシック 3種のポルトリー

ドッグフードのなかでも一般的なドライタイプの商品です。どの年代でも使える総合栄養食として販売されており、栄養バランスを整えたい方におすすめです。フレッシュミート（生肉や生魚）を100%使用し、グルテン・グレイン・遺伝子組み換え食品などは全て不使用。3種のポルトリーにはチキン・ターキー・ダックの生肉を使っています。トッピングすることも考慮した作りで、そのままでもアレンジしてもおいしく食べられると評判です。

■ナチュラルハーベスト ベーシックフォーミュラ メンテナンススモール フレッシュフィッシュ

タンパク質18％以上、成犬に必要な最低限のタンパク質に抑えたい方におすすめのドッグフードです。タラやカレイといった白身魚とえんどう豆タンパクを使用し、低カロリー・低脂肪で作られています。子犬は対象外で、成犬・高齢犬向けの商品です。100g入りのちょこっとパックから1.59kg×8袋の大容量セットまで幅広い規格で販売されているのもポイント。小型犬でも食べやすい小粒タイプです。

他におすすめの高タンパクのドッグフードはこちら！

■UMAKA -美味華- (うまか)

人間もおいしく食べられるフレッシュな鶏肉を愛犬に食べさせたいという想いから開発した、九州産華味鳥を100%使用、国産素材をメインに作った、品質の確かなドッグフード。高タンパク・低脂肪だから愛犬の内臓に負担をかけず、さらにビフィズス菌・オリゴ糖を配合することで健康維持をサポートします。グルコサミン・コンドロイチンもプラス、元気に走る毎日を助けます。

• 無添加
• 低脂肪
• 国産
• 全年齢
• グルテンフリー
• グレインフリー
• ヒューマングレード
• 全犬種

UMAKA -美味華- (うまか) の口コミを紹介

■Butch（ブッチ）

Butch（ブッチ）は全犬種オールステージ対応の無添加ドッグフードです。人口添加物は不使用、グルテンフリーかつ高タンパク低脂肪の栄養バランスを実現。原材料の92％はワンちゃんが好きな肉類から成るウェットフードで、ドライタイプとは食いつきが違います。缶タイプのウェットフードは缶を開けるのや処理が面倒ですが、Butchはフィルムタイプなので片づけや保存が簡単なのもうれしいポイントです。
味は３種類有り、初回は３本セットでお試しできます。原材料に肉と魚を使った犬猫兼用タイプも１種類あります。

• 無添加
• 低脂肪
• 国産
• 全年齢
• グルテンフリー
• グレインフリー
• ヒューマングレード
• 全犬種

Butch（ブッチ） の口コミを紹介

■PHELTHIA（ペルシア）

国際薬膳調理師 合谷 幸生（ゴウタニ ユキオ）の手により“薬膳の考え”と“食いつき”を両立させて生まれたドッグフード。素材と製法にこだわったヒューマングレードで、牛肉、鶏肉、馬肉、豚レバー、魚肉といったタンパク質の他、クコの実やサツマイモなどをバランスよく配合しています。アレルギーに配慮してグルテンを含む小麦などは使われていません。
また添加物は徹底的に排除してノンオイルコーティングで仕上げられています。品質の劣化を防ぐため、あえて1kgごとに包装されているのも特徴。子犬や小型犬でも食べやすい直径約6mmの小粒サイズで、消化・吸収されやすい形となっています。

• 無添加
• 低脂肪
• 国産
• 全年齢
• グルテンフリー
• グレインフリー
• ヒューマングレード
• 全犬種

PHELTHIA（ペルシア） の口コミを紹介

■CANAGAN（カナガン）

*1=当製品を使用した獣医師114名を対象に「健康な犬の飼主から、当製品を使用してみたいがどう思うか相談された場合、当製品を推奨しますか？」と聞き、「（とても）良い製品だと思う」と回答した割合。2021年8月ベッツアイ調べ
*2=The Queen’s Award for Enterprise : International Trade 2017受賞

イギリスの最高級グレインフリードッグフード。小粒タイプで子犬や小型犬も食べやすく、食いつきがよくてベストな栄養バランス、安心・安全がポイントです。高タンパク、野菜も配合していています。骨抜きチキン生肉やサツマイモ等、ヒューマングレードの原材料のみを使用、徹底した品質管理のもと製造しています。

※ヒューマングレードの食品工場から仕入れた肉を使用。乾燥原材料等はペットフード用に生産されたものを使用。

• 無添加
• 低脂肪
• 国産
• 全年齢
• グルテンフリー
• グレインフリー
• ヒューマングレード
• 全犬種

CANAGAN（カナガン） の口コミを紹介

■やわか

大切な家族である猫や犬の健やかな毎日を守るこだわりのペットフードです。博多水炊きの銘店として知られる「博多華味鳥」が作った、人も食べることができる安心・安全で美味しい出来立ての味と香りをそのままに楽しめるソフトタイプのペットフードになっています。
九州産の博多華味鳥を100％使用し、着色料や小麦グルテン、オイルコーティングなどのペットの健康を損ねる恐れのあるものは一切使用せず、国産原材料をメインに作っており、全年齢のペットが美味しく味わえる柔らか差に仕上げています。栄養面においても、総合栄養食の基準を満たしているのも大きなポイントです。

• 無添加
• 低脂肪
• 国産
• 全年齢
• グルテンフリー
• グレインフリー
• ヒューマングレード
• 全犬種

■Mog Wan（モグワン）

イギリス直輸入のグレインフリーのドッグフードです。「愛犬家が選ぶドッグフードNo.1※1」に選ばれ、愛犬家のみならず、84.0％の獣医師からも「食べさせたい」と回答※2を得ています。
その秘訣は、着色料や香料、人工添加物も使っておらず、自然のお肉の香り、野菜や果物の美味しさで食欲を刺激しているところにあります。ユーザーアンケートでは90.5％が食いつきが良い、95.2％が継続したい※3と回答した実績があります。また、動物性たんぱくが50%以上と豊富に含まれているのが特徴です。

※1 犬を飼っている男女100名への10商品に対するイメージ調査の結果。2018 年8月統計研究所調べ。
※2 全国の獣医師43名のうち「手作り食のレシピから生まれた愛情たっぷりのスペシャルフードに興味がある」と回答した 25 名を対象に「あなたはこの商品を犬に食べさせてみたいですか」と聞いた結果。 2016年10月日本先端医療医学会調べ。
※3 ユーザー796名に対するアンケート。2020年8月～9月株式会社レティシアン調べ。

• 無添加
• 低脂肪
• 国産
• 全年齢
• グルテンフリー
• グレインフリー
• ヒューマングレード
• 全犬種

Mog Wan（モグワン） の口コミを紹介

■ネルソンズ

イギリスのトップブリーダーの手づくりフード・レシピを再現した、ワンランク上のグレイン（穀物）不使用のドッグフードです。お肉と食材をバランスよく配合、サーモンオイルや海藻が毛並みを整え、グルコサミン・コンドロイチンが関節をサポート、オリゴ糖が腸内環境を整えて免疫力を高めます。子犬からシニアまで与えられる安心安全のドッグフードです。

• 無添加
• 低脂肪
• 国産
• 全年齢
• グルテンフリー
• グレインフリー
• ヒューマングレード
• 全犬種

ネルソンズの口コミを紹介

1我が家のリベルは保護犬です。フードも色々な種類を試したり手作り食にしてみたりと試行錯誤していた時に主人がネルソンズを見つけてきました。
結構偏食ぎみなリベルもあげた途端早食い防止のお皿が必要なぐらいガツガツ食べ始めすぐに完食。
美容の調子もよく、今ではこのフードがないと不安で定期購入ができ買い忘れなく重いフードを玄関先まで届けて頂けるので愛犬、飼い主ともに有難いですね。「リベルママ様／リベルくん」
出典元： 公式サイト

■ミシュワン

大切な愛犬の健康と長生きのために作られた、イギリス生まれのドッグフード。全犬種・全年齢対応型で、穀物アレルギーを持つ犬にも配慮されたグレインフリーです。動物性たんぱく質は全体の約60％にあたり、チキン・サーモン・ターキーをバランスよくブレンド。人間でも食べられるヒューマングレードのみを使用しており、消化の良い良質なたんぱく質を与えることができます。さらに関節ケア成分としてグルコサミンやコンドロイチン、メチルスルフォニルメタンを配合。つらい肌荒れを防いで美しい毛並みに導くオメガ-3サプリメントもプラスしてあり、愛犬の健康を食事からしっかりサポートします。

• 無添加
• 低脂肪
• 国産
• 全年齢
• グルテンフリー
• グレインフリー
• ヒューマングレード
• 全犬種

ミシュワンの口コミを紹介

今までいろんなフードをあげてきたけど、中々食べてくれなかったうちの子ですが、ミシュワンは完食までしてしまいました！「ダックスフンド(12歳)」
出典元： 公式サイト

■犬猫生活

*1=2019年9月統計研究所調べ 犬を飼っている男女100名を対象に調査
*2=2021年1月 Vet'sEYE調べ 製品サンプルを使用した獣医師114名が評価

10kg以下の愛犬に標準を合わせたドッグフードで、チワワ・マルチーズ・トイプードルなど、便の状態や毛艶が気になる室内飼いの小型犬に特におすすめです。
ニュージーランドや国内産の生肉をつかって動物性原料は60%以上、穀物を使わず、芋や豆類を使ったボリュームのある栄養設計が魅力で、合成保存料や香料などアレルギーのもとになる添加物も極力抑えられています。安心・安全に徹底的にこだわった日本製で、高い品質も魅力のひとつですが、流通コストなどの経費が抑えられているので、値段が安価な海外製と大差ないのも嬉しいポイントです。

• 無添加
• 低脂肪
• 国産
• 全年齢
• グルテンフリー
• グレインフリー
• ヒューマングレード
• 全犬種

犬猫生活の口コミを紹介

■アカナ

高GI炭水化物、植物性タンパク質、合成添加物は一切使用していません。ワンちゃんが自然に口にする食事を再現したドッグフードで、良質な肉や魚、低GI値の野菜とフルーツをバランス良く組み合わせて配合していますよ。アカナはラインナップが豊富なので目的に合わせて使い分けることが出来るのも人気のポイントです。

• 無添加
• 低脂肪
• 国産
• 全年齢
• グルテンフリー
• グレインフリー
• ヒューマングレード
• 全犬種

ドッグフードのタンパク質は質を重視！

ドッグフードに含まれるタンパク質は、多ければ多いほどよいわけではありません。愛犬の年齢や体調に合わせ、適切な量をあげる必要があります。むしろタンパク質の量より、吸収効率やアミノ酸組成のような質を重視して選ぶことが重要です。愛犬に合ったタンパク質が分からないときは、かかりつけの獣医師に相談すると安心。適切な食事管理ができるよう、ぴったりのフードを探してみてください。

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