【カラス対策】カラスがゴミを荒らす原因とは？自分でできる対処法とカラス駆除業者のおすすめを紹介

ゴミ収集場所にカラスが群れ、ゴミを荒らしている光景はよく見かけますよね。ネットをかけたり、ゴミ出しの時間を変えたりなど、荒らされないように地域や家庭ごとに様々な対策をとられていますが、対策をしていてもゴミが散乱していた、というのを見たことがある人も少なくないでしょう。カラスはゴミの臭いに寄って来ていると思いがちですが、実は匂いではなく視覚でゴミを認知しているのです。カラス対策にはまず、カラスの生態について知識が必要です。今回の記事ではカラスの生態とゴミを荒らす原因、対策について紹介していきます。

カラスがゴミを荒らす理由

本来カラスは山で過ごす生き物ですが森林伐採や都会化により食べ物が減少したため、エサを探しにゴミを漁っています。カラスは雑食性で果実、肉、動物の死骸や生ゴミなどよほど腐敗していない限り様々なものを食べ、特に脂質の高いものを好みます。家庭ゴミにはスナック菓子の袋や生ゴミなど、脂質の高いものが含まれているのをカラスは覚えてしまっているので狙われやすいのです。

カラスは頭も視力も良い

カラスは鳥類の中で最も頭が良く、社会性があり、仲間と意思疎通をしながら協力することもできるといわれています。人間には見えない紫外線も識別できるほど色彩感覚が優れ、赤や黄、オレンジなどの色は餌だと認識しているため、生ゴミの中にあるみかんの皮や残飯の肉、などは餌に見えています。餌となるものをゴミの中から見つけると仲間と共有し、ゴミを荒らしてしまっているのです。

カラスは臭いに鈍感

ゴミから出る臭いにカラスは寄ってきていると思われることが多くありますが、鳥類は哺乳類に比べて嗅覚は未発達で、特にカラスは嗅覚が弱いといわれています。知能の高さと優れた色彩感覚で餌を判別しているといわれています。

カラスによるゴミ荒らし対策

生ゴミを減らす

カラスの餌になる生ゴミを減らすことが最も重要です。生ゴミが普段から多いと、カラスに餌場と認識され、狙われやすくなります。カラスの被害をなくすためには、買いすぎや作りすぎをできるだけなくし、生ゴミを減らしましょう。生ゴミ処理機を使うという方法もあります。

生ゴミは新聞紙で包む

生ゴミを出す際には水を切って、新聞紙や紙袋などで包んで捨てましょう。カラスは色彩感覚が優れているため、半透明の袋では生ゴミを認知し荒らされる可能性があります。生ゴミを視覚的になくすことがカラス対策に効果的です。

ゴミ出しの時間に気をつける

ゴミ収集日以外にゴミを出さないようにしましょう。カラスに狙われやすく、臭いが出て近所迷惑になりかねません。収集日に出すときにも収集時間の直前に出すなど、荒らされないように気をつけましょう。

ネットを使う

一般的にとられている対策で、ゴミ袋にネットを被せて荒らされるのを防ぎます。折りたたみができるボックスタイプのものもあります。ネットの網目が細かいものを選び、被せるタイプのものはゴミがネットからはみ出さないように被せましょう。隙間があればカラスは狙ってきます。十分な大きさで、ネットの端には重りがついているものがおすすめです。中にはネットの上からでもゴミ袋をついばむカラスもいます。ネットを被せるだけで被害が収まらないのであれば、カラスが苦手な唐辛子の成分のカプサイシンが含まれているネットの使用をおすすめします。

超音波を使う

カラスが苦手な超音波を出し追い払います。ゴミ収集場所に置いておけば、カラスが近づいたときに赤外線センサーがカラスを感知し超音波を発して追い払うというものです。ソーラー充電式のものであれば設置するだけなのでおすすめです。

反射材を使う

カラスは強い光が苦手なため、CDなど反射材を付近に設置し、光を反射させてカラスを寄せ付けないという方法があります。注意しておきたいのがカラスは賢く、慣れて危険なものではないとわかると再び狙われてしまうということです。定期的に反射材の位置を変えること、ネットも合わせて使用することをおすすめします。

テグスを使う

テグスとはナイロン製の細い糸のことです。テグスを使った対策とは、ゴミ置き場周辺にテグスを張り、カラスを近寄らせないようにする方法です。一般的なテグスは白ですが、反射してカラスにもみえてしまうので、カラス対策には黒色のテグスを使用しましょう。黒色のテグスは見えにくいため、カラスに見えない何かに引っかかるという恐怖を与えることができ、寄り付きにくくする効果が得られます。

ゴミ箱に入れる

収集場所が指定されていない地域や、カラス対策が施されていない地域ではフタ付きの大きなゴミ箱の使用がおすすめです。フタ付きなのでカラスに荒らされる心配はありません。キャスター付きのものだと移動が楽になります。サイズが大きいため、自宅に保管しておくスペースが必要になります。

カラスを駆除する

カラス対策を施しても被害が続くようであればカラスを駆除するという方法もあります。自治体によってはカラス駆除費用に補助金が出る場合があります。自治体に確認しましょう。カラスを駆除するといっても、鳥獣保護管理法により許可なく捕まえること、処分することは禁じられています。カラス駆除には「有害鳥獣捕獲の許可」を申請し、道具を揃え、カラスの習性についても知識を得る必要があるため手間がかかります。時間と手間を考えると業者に依頼することをおすすめします。

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ハトは糞の量が多く、棲み着いてしまうと不衛生な状態になり悪臭を放ちます。また、ハトの糞には病原菌が含まれていてアレルギーを引き起こすこともあります。鳴き声や羽の音もうるさく、騒音被害に悩まされることも。
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カラス駆除業者の選び方

カラス駆除業者を選ぶ際、自分の住まいが対応地域内かを確認し、価格、実績、サービス内容、利用者の口コミを比較して選ぶようにしましょう。業者によっては割引キャンペーンやクーポンを出している場合もあります。カラス駆除・対策は基本的にカラスを追い出して巣を駆除し、侵入防止対策をとります。サービス内容や見積金額には業者によって大きく異なる場合があり、3社以上で比較することをおすすめします。

まとめ

生ゴミを極力減らし、ゴミの出し方に注意していてもカラスに荒らされる可能性は十分にあります。カラスによるゴミ荒らしに困っているなら、まずはカラスがゴミを荒らす原因を知って自分で対策をしてみましょう。自治体によっては収集場所に対策を施している場合もありますが、対策がされていない地域ではカラス対策ネットや超音波など対策グッズを使用し様子をみましょう。改善されなければ駆除業者を呼ぶことをおすすめします。

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