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冬にしか見られない絶景とは
画像提供：Katie Goldie @goldiehawn_
冬のカナディアンロッキーで見られる景色は、夏のそれとは全く異なります。夏は美しい水や、青々とした緑が広がる大自然を見ることができますが、冬はその全てが凍り付き、雪と氷に覆われるのです。
夏には豪快に流れ落ちていた滝も全て凍り、水の音も止み、時が止まったような迫力ある姿を見せてくれます。
凍った小川や巨大な氷柱が見られるのも冬ならではです。洞窟に行けばそこはまさに氷の世界。キラキラと輝き何層にも重なる氷が幻想的で芸術的です。フォトジェニックな写真が撮れること間違いなしです。
アイスウォークってどんなアクティビティ？
画像提供：Jason Hill @jasoncharleshill
アイスウォークとはその名の通り、氷の上を歩くアクティビティ。カナディアンロッキーの山あいをトレッキングします。氷と雪で覆われた道の上や、狭くて深い岩場や洞窟、凍った川の上などを歩くことができる、冬の間だけの特別な体験です。運が良ければ氷が落下する様子も目撃できることも。
トレッキング用のブーツや滑り止め、スノーシューなどの装備は、ツアーに参加すれば用意してもらえます。氷の上をザクザク歩くのも、深い雪の上をスノーシューで進むのも、冬の大自然の中ではとても気持ちが良く楽しいものです。厳しい寒さの中を数時間歩くので、防寒着やホッカイロなどで寒さ対策を万全にして参加すると良いでしょう。
カナディアンロッキー最長最深の渓谷、マリーン渓谷
画像提供：Parks Canada / Ryan Bray
カナディアンロッキーの北の拠点といわれる小さな街、ジャスパー。ここにカナディアンロッキーで最も長く深い渓谷といわれる「マリーン渓谷」があります。マリーン川の急流が長い歳月をかけて石灰岩を削り作られた渓谷で、51mもの深さがあります。
渓谷を下から見上げると、より深さが感じられます。自然に何層にも重なってできた巨大な氷柱はとても荘厳で、大自然の神秘を感じられるでしょう。マリーン川も凍っている部分は上を歩くことができます。夏には行けない渓谷の奥にも、冬なら行くことができるのです。
歴史を感じたいならグロット峡谷へ
画像提供：Travel Alberta/Hubert Kang
バンフ国立公園を出てすぐ、カルガリーからは車で1時間ほどで行けるのが、グロット峡谷。
トレッキングコースとして夏でも人気の場所で、冬には凍った滝を登るアイスクライマーの姿もよく見られます。
グロット峡谷でも、狭くて深い岩場や凍った川の上を進みながら、奥を目指します。凍った川はカナディアンロッキーらしいターコイズブルーの色を有しており、雪が積もっていなければ足元にも神秘的な美しさを感じることができるでしょう。トレッキングコースのゴールには凍った滝があり、その横の壁には500～1300年前に原住民によって刻まれたとされる象形文字が残されています。歴史を感じられるスポットとしても人々を惹きつけているのです。
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