ハピログヘビーユーザーのママに聞いた。旅行写真の上手な管理の仕方

皆さんは、旅行で撮りためた写真をどうやって管理していますか。フェイスブック（Facebook）で写真アルバムにしたり、インスタグラム（Instagram）に投稿したりしている人が多いのではないでしょうか。かつては「写真＝現像したもの」だったのが、今ではすっかり「写真＝SNSに投稿するもの」になりました。しかしその分、みんなで一冊のフォトブックを囲み、写真を見ながら旅の思い出を語り合うような時間は減ってしまった気がします。いったい、旅行好き、写真好きな人たちはどのようにして旅の思い出を管理しているのでしょうかー。
FacebookやInstagramに投稿した写真をそのまま実際のアルバムにしてくれるサービス、ハピログを活用し、まめにフォトブックを作り続ける一人の女性に話を聞いてきました。旅先で撮った写真はFacebookのアルバムの中に眠り続けているだけという人は、ぜひ参考にしてください。

■写真を整理しようとしても、枚数が膨大すぎた。

写真を撮ったらFacebookやTwitterなどのSNSに投稿するのが当たり前になった現在。千葉県浦安市の会社員緒方瑞和（みわ）さん（35）も例に漏れず、写真はFacebookのアルバムに保存していました。

「ある時、家族写真と旅行写真を分けたいなと思い、整理をしようとしたのですが、数が膨大すぎてできませんでした。旅行写真を、自分のジャーナルのようにして後から振り返れるといいなと思ったんです。Facebookのアルバムをそのままフォトブックにできたらいいなと思っていた時に、ハピログを知ったんです。1回試しでやってみて、これいいなって思いました」

「時間をかけなくても旅の記録を残せる」と、ハピログについて語る緒方さん

ハピログは、Facebookの写真アルバムや、Instagramに投稿した画像を、そのまま現実の写真アルバムに製本してくれるサービスで、2014年に利用が開始されました。緒方さんが実際に注文してみると、出来栄えは期待以上だったといいます。

「質感は見てみないとわからないですし、ざらっとした紙なのかなって勝手に思っていました。でもハピログは、解像度の低い写真でも、きれいに印刷されていました。大きさも雑誌みたいで、リビングに並べて見返すのもいいなって。時間をかけなくても旅の記録を形に残せるので、私のニーズに合っていました」

最初は旅行の写真をフォトブックにしていたそうですが、次第に家族写真なども加えるようになっていったそうです。ハピログを使うことが習慣化していき、気付けば5冊も作成していました。

「いつも旅行から帰ってきて1、2週間で写真をFacebookに投稿します。『いつここに行った』というのを記録するために、ずっと写真アルバムを（Facebook上に）作ってきましたね。楽しくて5年前くらいから自分の"儀式"になっています」

「最近では、旅の写真だけじゃなく、子供や家族旅行、夫と知り合ったころの写真も（非公開設定でアルバムに追加投稿すれば）、自分たちしか見ないから、追加して発注するようにしました。せっかく製本するなら子供の写真も入れようって」

■旅行中は、祖父の一眼レフカメラで一日100枚以上の写真を撮ることも。

緒方さんのフォトブックに興味津々なハピログの中林秀仁代表（右）

高校時代から海外での短期滞在を経験していた緒方さんは、大の旅好き。結婚前の2010〜11年には月2回前後のペースで国内外に旅行に出かけ、これまでに訪れた国は30か国以上。撮りためた写真の総容量は1テラバイトを超えているんだそう。

「仕事で出張があると、代休を挟み1泊して、京都に紅葉を見に行ったり、愛知から白川郷（岐阜）まで足を伸ばしたりしていました。海外出張でも、香港に行ったら、中国・広州にも行っていました。旅が本当に大好きでした。友人からはよく『仕事しているの？ずっと旅行してるね』と言われていました」

家族での旅の前には、なんと持ち物や旅のスケジュール、お小遣い帳などを書いた"旅のしおり"を手作りしているといいます。そんな"旅行マニア"の緒方さんが観光スポットや街角、自然の景色を撮影する際に使うのが、今は亡きお祖父さんの形見の一眼レフカメラです。

「私の祖父が店員に勧められてうっかり買っちゃって、使いこなせずに宝の持ち腐れになっていたのを私がもらって使ってます。これが形見になったんです。買わされたんですけど、おじいちゃん嬉しそうだったんで。『使っていいよ』って言われて、私が使うようになりました」

お祖父さんのカメラで撮った写真が詰まったフォトブックなら、愛着も格別ですよね。

「子供がカメラを触ったり、引っ張ったりして危ないので、子供との旅行ではスマホで撮影しますが、ひとり旅や夫と旅行する時はこの一眼レフカメラで。夫はすごくカメラの操作が上手なんですけど、私は感覚で撮っています」

■ハネムーンで訪れたスリランカ。

緒方さんの特に思い出に残っている旅先は、2013年4月の新婚旅行でモルディブに行く途中に寄ったスリランカだそうです。

「私はリゾートよりも探検が好きで、スリランカについて調べてみると世界遺産がいっぱいで、あまり周りで行った人はいなかったので（スリランカに行きました）。熱心な仏教徒が多いからか、みんな人に優しく、きれい好きで、目があったら微笑んでくれるんです。寺院に行くと毎日教徒がお祈りしていました。まだ原生林があって、いっぱいゾウがいたり『ここはアフリカ？』と思ってしまいました。テレビで見る映像のような写真がいっぱい撮れました。キャンディという町から車で1時間の場所にある、ブッダの歯が収蔵されている仏歯寺にも行くことができました。ユネスコ世界遺産なんですよ」

緒方さんにとって、旅とは何なのでしょうか。

「以前も同じようなことを聞かれて、『私の人生は旅行だ』なんて答えたんですよ。旅行することで、いつもと違う景色を、写真や本ではなく、実際にそこに行って感じるものってすごくいっぱいあるんですよね。そんな非日常感が好きなのかもしれません。現地の人と交流するのがすごい好きで、"ザ・観光"というよりは、現地の人はどこでご飯を食べて、毎朝何をするんだろうって分かると楽しいんですよね。そういうのを頑張って聞き出すんです。なんでって言われると、、、わからないですけど、旅行が大好きなんですよね」

■ハピログは友人の評価も上々。

緒方さんは大学時代、英語学科で学んでいただけに、周りの友人も旅好きばかり。しかし、みんな同じように写真の整理に悩んでいるそうです。

「仲のいい友人にハピログのフォトブックを見せるんですが、よく整理したねって言われます。やっぱりみんな『写真が整理できない』『どこから手を付けていいかよく分からない』『どうにかしたいけど』で終わっている人が結構いますね」

4月まで育休中の緒方さん。これまではひとり旅や旦那さんとの二人旅ばかりでしたが、子供が成長したら、また新たな旅に挑戦するつもりです。

「子供が5歳くらいになったら、一緒に星空探検ツアーみたいなものに参加できたらいいですね。5歳より前なら、あまり冒険的なことはできないので、グアムや、時差の少ないシンガポールなどに行けたらいいですね。ビーチとか安全なところですね」

すでにさまざまな旅の計画を心に秘めている緒方さん。さらにハピログのフォトブックコレクションは増えそうです。

便利でおすすめの記事