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フィレンツェ観光の準備:歴史を1分で解説
フィレンツェの起源は紀元前59年、執政官カエサルにより「ローマ植民都市」が建設されたことに始まります。その後はゴート族やビザンチン帝国に制圧されて不安定な状況が続くも、中小貴族や商人が力を持ち始め、ようやく13世紀に「フィレンツェ共和国」として正式に誕生しました。今のような優美な建物が立ち並んだのは14世紀初頭のことで、当時有力者であったメディチ家がフィレンツェを美しい街にする事業計画を始めたからです。さらにメディチ家は芸術も深く愛しており、ボッティチェッリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなど今でも名を残す多くの芸術家たちを自身がパトロンとなることで育てました。
そのため現在フィレンツェに残る建造物は13世紀~16世紀ごろのものが多く、まさに街中が美術館のようです。
フィレンツェで一気に見たい定番観光スポット
フィレンツェ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria del Fiore)
洗礼堂(Battistero di San Giovanni)
フィレンツェ観光の定番と言えば、やはり「フィレンツェ大聖堂」と「洗礼堂」、「ジョットの鐘楼」です。「フィレンツェ大聖堂」は1296年に着工が開始され、140年もの月日をかけて完成したフィレンツェの象徴的な建物です。ドーム型の屋根の大きさは世界最大級で、外観を埋め尽くすファサード、800人収容可能な内部の広さ、そして幾何学模様の床の大理石に注目してください。一番奥にある祭壇の真上には美しいステンドグラスが輝きます。これはかの有名な「最後の晩餐」をモチーフにしたものです。「フィレンツェ大聖堂」を見終われば、向いかいある「洗礼堂」で旧約聖書の10つの場面が彫刻してある豪華な扉を眺めましょう。
ジョットの鐘楼(Campanile di Giotto)
最後に「ジョットの鐘楼」に登って、よく見るあのフィレンツェの茶色い屋根が重なる美しい光景に酔いしれてください。これらのスポットは、すべてドゥオモ共通チケットで回ることができます。
チケットの購入はこちらから
OPERA DI SANTA MARIA DEL FIORE DI FIRENZE(英語)
サン・ロレンツォ教会(Basilica di San Lorenzo)
「サン・ロレンツォ教会」もまた必ず見ておきたい定番スポットで、4世紀末に創建されたフィレンツェ最古の教会です。メディチ家の繁栄によって生まれた典型的なルネサンス様式の建物で、主祭壇前の床にはメディチ家の紋章が描かれています。控えめな外観に対し内観は派手で、白を基調とした壁に黄金色に輝く天井画や大理石の彫刻がよく映えます。
ヴェッキオ宮殿(Palazzo Vecchio)
ヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)
1299年に建設された「ヴェッキオ宮殿」は当時はフィレンツェ共和国の政庁舎の役割をはたしていて、メディチ家が住んでいたこともありました。この「ヴェッキオ宮殿」を越えるとアルノ川に架かる「ヴェッキオ橋」に行きつき、フィレンツェに来たのだと実感できる風景に出会えます。
フィレンツェ観光で美術館に行くならここ!
フィレンツェには多くの美術館がありますが、定番はイタリア最大の展示数を誇る「ウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)」と「アカデミア美術館(La Galleria dell'Accademia a Firenze)」です。まず「ウフィツィ美術館」は誰もが一度は教科書で見たことのあるレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロの作品を擁し、芸術に詳しくなくとも一度は訪れるべき美術館です。「アカデミア美術館」も同様にミケランジェロの傑作「ダヴィデ像」があることで有名で、本物を前にすると予想以上の大きさと力強さに圧倒されるでしょう。
いずれの美術館も事前に予約をしておくと便利です。特に7~8月は混みあうので、予約なしでは入れないと思ってください。もし予約ができなかった場合は、朝方もしくはランチ後の13時くらいだと入れてくれる場合もあります。
72時間有効のフィレンツェカードがあれば、優先的に入れます
ウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)
- Piazzale degli Uffizi 6, 50122, Florence, Italy
- +39 055 238 8651
- 8:15~18:30
- 月曜
アカデミア美術館(La Galleria dell'Accademia a Firenze)
- Via Ricasoli 58 - 60, 50122, Florence, Italy
- +39 055 238 8612
- 8:00~18:30
- 月曜
フィレンツェの穴場観光スポット
オルティクルトゥーラ庭園(Giardino dell’Orticultura)
本当のフィレンツェに出会いたいなら、「オルティクルトゥーラ庭園」がおすすめです。ここはフィレンツェっ子もイチ押しの庭園で、中世を舞台とした映画でしか見たことのないようなガラス張りの温室や、ヘビの形をした面白い噴水が見られます。地元の人たちもよくここに足を運び、ハイキングをしたりヨガを楽しんだりしているので、リアルなフィレンツェの生活を“ウォッチング”してみるもの楽しいです。丘の上へと続く階段を上るとフィレンツェの旧市街が一望でき、ベンチもあるのでゆったりとただただ眺めることができます。
1859年に造られた、フィレンツェの中では比較的新しい庭園ですが、時折イベントが開催されるなど、バラエティに富んだフィレンツェの姿を見ることができるでしょう。
フィレンツェから少し足を伸ばして「プラート(Prato)」観光へ
フィレンツェを十分堪能したならば、そこから20分ほどにある「プラート」へと足を運んでみてもいいでしょう。「プラート」はお菓子の街としても有名で、イタリアに行くとよくコーヒーとともに出てくるビスコッティ「ビスコッティ・ディ・プラート(BISCOTTI DI PRATO MATTEI)」の発祥の地でもあります。大きな街ではありませんが、いたるところにお菓子屋さんが軒を連ね、どの店に入っても外れがないほどレベルが高いです。イタリア人は朝食に甘いものを食べる習慣があるようで、ほとんどの店が朝から開いています。
フィレンツェとは違うかわいらしさがあり、そこまで遠くもないので、朝食を食べるためだけに早起きして訪れてみてもいいでしょう。
イタリア独自の食べ放題システムはぜひ試したい
食事も旅の醍醐味の一つです。フィレンツェには数え切れないほどのレストランがありますが、その中で“当たり”を引くのは難しいかもしれません。そこでいくつかおすすめレストランを挙げるなら、まずおすすめは「イエローバー(Yellow Bar)」です。ここは竹野内豊さんが通ったこともあるという老舗レストランで、手作りニョッキとトスカーナステーキが絶品です。ただしステーキの大きさは指定できるものの、基本的にはお店にお任せでカットされるので、思ったよりサイズが大きいこともあります。数人でシェアするといいでしょう。
またフィレンツェにはドリンクを頼むだけで料理ビュッフェがついてくる「アペリティーボ」というシステムがあります。一口サイズのおつまみが多いところで数十種類並び、しかもかなりレベルが高いです。アペリティーボを食すなら「コッレ・ベレート(Colle Bereto)」がおすすめです。
イエローバー(Yellow Bar)
- Via del Proconsolo 39r, 50122, Florence, Italy
- +39 055 211766
- 12:00~15:45、18:30~24:00
コッレ・ベレート(Colle Bereto)
- Piazza degli Strozzi 5/r, 50100, Florence, Italy
- +39 055 283156
- 8:00 ~翌3:00(日曜9:00~)