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ティルタ・ウンプル寺院ってどんなとこ?
みなさん、ティルタ・ウンプル寺院をご存知ですか?最近まで、あまり日本人に知られていないバリ島の穴場スポットだったのですが、その神秘的な雰囲気が口コミで話題となり、近年注目を集め始めています。
ティルタ=水、ウンプル=聖なる
という意味を持つこの寺院は、10世紀~14世紀に栄えたワルマデワ王朝の遺跡で、バリ島の中でも、特に由緒ある寺院として知られています。
寺院に沸く泉は、インドラ神が、魔王マヤ・ダナワと戦った大地を杖で突き「不老不死の水・アメルタ」を沸きださせたという伝説が残っており、962年に発見されたとされています。その背景から
「聖なる水」「病を治す水」
が湧き出る場所として知られ、その水を求めてバリ島の各村から参拝する方が後を絶ちません。寺院内には「魔よけの泉」というスポットがあり、祭礼の時にはヒンドゥー教の方々が沐浴を行っています。特に2012年に世界遺産に登録されて以降は、その神秘的な雰囲気を味わおうと世界中から観光客が訪れるようになり、今や
「死ぬまでに一度は訪れたい」スポット
として、その名を挙げる方もいるくらい人気となりました。
ティルタ・ウンプル寺院の基本情報!
ティルタ・ウンプル寺院の歴史
インドラ神によって創造された泉の伝説を持ち、バリ・ヒンドゥー教徒の方々を魅了してきたティルタ・ウンプル寺院。960年にワルマデワ王朝時代の王が創立したとされ、 約1000年以上の歴史を持つ由緒正しい寺院 です。ヒンドゥー教が誕生する11世紀以前から、沐浴や聖水の文化があったとされ、以降 バリ・ヒンドゥー教の聖地 として大切に守られてきました。その神秘的な雰囲気と歴史的背景から、2012年には「トリ・ヒタ・カラナというバリ・ヒンドゥー教の哲学を元に、独自の水利システム・スバックによって維持される、水田地域の文化的景観」の一部として、 バリ島初の世界遺産 として登録されました。
バリ・ヒンドゥー教徒が集まる祈りの場
ブサキ寺院、タナロット寺院、ウルワツ寺院などバリ島にはバリ・ヒンドゥー教が祈りをささげる寺院がたくさん。もちろん、ティルタ・ウンプル寺院もその1つであり、毎日バリの各村から多くの信者の方々が訪問しています。このバリ島に住む人々の当たり前な日常生活を垣間見ることができるのも寺院観光の魅力の1つですがその一方で、注意しなければならないこともあるので、意識するようにしてくださいね。
ティルタ・ウンプル寺院を訪問する際は
バリ・ヒンドゥー教信者の方々の聖域
という認識を強く持ち、観光を行ってください。もちろん、寺院内には、一部
信者の方以外足を踏み入れてはいけないエリアもある
ので、そこでは
撮影や見学を行わないよう注意してください
ね。
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ティルタ・ウンプル寺院の入場料・入場の際のマナー
「世界遺産ということもあり、入場料が高いのでは」と思いますよね。筆者も訪問した際は、そこそこお値段がするのかと思ったのですが、入場料は
Rp.15,000(約120円)
!なんとも格安のお値段で、ティルタ・ウンプル寺院の魅力を満喫できます。
また、現地を訪れた際、注意しなければならないのが
服装
です。特に女性の場合は、タンクトップやミニスカートなど
露出度が高い格好はできるだけ避けるようにしてください
。どうしても所持している服装にロング丈の服装がない場合は、男女問わず露出を避けるためのサロンの貸し出しが
無料
で行われているので、きちんと身に着けるようにしてください。
ティルタ・ウンプル寺院の営業時間
●8:00~17:00
すべてのスポットを見るのに
大体約30分から2時間
ほどかかります。沐浴を楽しみたいというかたはもちろん、ゆったりとした空気感を満喫したいという方は、早朝に行くとあまり人がいないのでより神秘的な雰囲気を味わえますよ。
ティルタ・ウンプル寺院の場所と行き方
ティルタ・ウンプル寺院は、
主要都市のウブドから約1時間、クタから約2時間
の場所にあります。アクセス手段ですが、公共機関では行くことが難しく、基本的に現地で空港からレンタカーを借りるか、タクシーを利用するして向かう必要があります。ただ、その場合、現地の文化や環境を知り尽くしていないと危険な場合もあるので、初めて現地に行く方にはあまりおすすめはしません。
もし、初めてバリ島に行く方、あまり現地に詳しくない方は、
ティルタ・ウンプル寺院もプランに入っているツアーに申し込むことをおすすめ
します。現地の参拝文化をより体感したい方は、ヒンドゥー教の方にとって
大切な祝日・クニガン
にティルタ・ウンプル寺院を回るツアーがおすすめ。日本でいう「お盆」の最終日に当たり、街中はお祭りムードで、華やかになります。寺院に参拝する方も多いので、現地の魅力をより満喫できますよ。
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1度は訪れて欲しい!バリ島のパワースポット!
自然あふれる楽園・バリの新たな魅力を垣間見た気分になれる、ティルタ・ウンプル寺院。自然やビーチはもちろん、現地の文化を味わうことで、その国の人や雰囲気をさらに好きになることもありますよね。あまり日本人にかかわりがなさそうですが、あのデヴィ夫人の旦那様である スカルノ大統領ともゆかりのある地 としても知られているので、その視点で見てみると、面白いかもしれません。伝説が語り継がれているのも神秘的で、素敵ですよね。その空気感を味わいに、ぜひ バリの世界遺産・ティルタ・ウンプル寺院 を訪れてみてくださいね!