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世界4大砂漠のひとつ ゴビ砂漠に行ってみたい!ゴビ砂漠情報まとめ

モンゴル屈指の観光地、ゴビ砂漠。首都ウランバートルから約600キロ離れたこの砂漠は、砂漠でありながらも緑が多いのが特徴です。草原からいきなり砂丘が姿を現す独特の風景はゴビ砂漠ならでは。ここは古くからモンゴルに生きる遊牧民たちの活躍の場所でした。シルクロードの重要な拠点があったことでも知られています。また、今でこそ砂漠が広がる土地ですが、遥か古代では緑や水にあふれた巨大恐竜の楽園でもありました。そのためゴビ砂漠では珍しい恐竜の化石が多く見つかっています。今回はそんなゴビ砂漠の歴史や日本からのアクセス方法、見所などさまざまな情報をまとめました。世界有数の観光地、ゴビ砂漠を徹底解析します。

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更新日: 2023年11月21日

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ゴビ砂漠とは

ゴビ砂漠はサハラ砂漠、タクラマカン砂漠、リビア砂漠に続いて世界で第4番目の大きさを誇る砂漠。ゴビとはモンゴル語で「草がまばらに生えている土地、荒地」という意味で、いわゆる砂漠の種類の1つを指します。そのためゴビ砂漠というと本当は“砂漠砂漠”という意味。ですが“サハラ砂漠”や“チゲ鍋”と同じように、日本ではこの表記で定着しています。ゴビ砂漠は見渡す限り砂丘が連なる砂漠ではなく草原や町も点在。また恐竜の化石の宝庫としても知られており、地球のダイナミックな自然を体験したい人に人気の観光スポットです。ちなみに春先に日本に黄砂として飛んでくる砂はここの砂がほとんど。はるか遠くモンゴルの砂漠から巻き上げられた砂が気流に乗って日本まで運ばれてくるなんて、少しロマンを感じますね。

ゴビ砂漠の歴史

ゴビ砂漠は今から2億年前、ジュラ紀の頃には大きな湖がありました。1億4000年前の白亜期初期、火山活動が活発になり湖はより大きくなりましたが、白亜期後期の1億年前~6500年前になってくると、周囲の山々の隆起により湖は小さくなっていきます。その頃から砂漠が目立ち始めるものの、緑は豊かで多くの恐竜が闊歩していました。そのため、ゴビ砂漠の恐竜化石のほとんどはこの白亜期後期の砂層から発見されています。

ゴビ砂漠はどこにある?

ゴビ砂漠は中国の北にある内モンゴル自治区からモンゴルの南部にかけて広がる世界第3番目の砂漠。モンゴルの国土の実に約30%を占めます。モンゴルの首都ウランバートルがゴビ砂漠の玄関口。ゴビ砂漠には砂漠だけでなくサインシャンドやツォグトツェツィ、ダランザドガドなどいくつかの町も点在しており、ゴビ砂漠観光の拠点として多くの観光客が訪れています。

ゴビ砂漠へはどうやって行くの?

ゴビ砂漠へアクセスするには、まずモンゴルの首都ウランバートルを目指します。ウランバートルまでは成田と関空から直行便が運航しており、所要時間はそれぞれ約5時間半と約4時間半。ウランバートル到着後はゴビ砂漠にある町ダランザドガドを目指すのが一般的。ウランバートルからダランザドガドまでは飛行機で約1時間半で到着します。飛行機で移動できるのでダランザドガドまでのアクセスは比較的簡単ですが、肝心なのはここから。現地のホテルなどでドライバーを紹介してもらい、行き先や値段を交渉する必要がありです。自分でレンタカーを借りて目印もなにもない砂漠を目指すのはあまりにも無謀で、おすすめできません。また、ウランバートルからあらかじめツアーに申し込んでおくのも1つの手です。

楽しみ方

ゴビ砂漠の魅力はなんといってもその地球の息吹を感じるダイナミックな自然。砂丘が織り成す風景はもちろん、砂漠と草原が入り混じるゴビ砂漠ならではの緑と砂とのコントラストはまるで絵のようです。その他、見逃せないのがなんといってもゴビ砂漠で眺める星空。空そのものが光っているような星の多さは少し怖さを感じるほどで、人生観を変えるほどの美しさです。

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ゴビ砂漠で見れる景色

ゴビ砂漠では、砂と緑の織り成す風景、星が落ちてきそうな星空とさまざまな景色が見られます。またラクダに揺られながら砂漠を見渡すと、かつてこの場所がシルクロードの拠点としてさまざまな民族が行き来していた古代の風景が頭に浮かんでくるかも。そして砂漠の風景にぴったりなモンゴルの伝統的住居「ゲル」や彼らのカラフルな民族衣装も、ゴビ砂漠の風景の一部となっています。

ゴビ砂漠で出会える生き物達

ゴビ砂漠はまったくの砂漠ではなく、草原や森もあるためさまざまな動植物が生息しています。ヨリーンアム渓谷では野生のヤギ(アイベックス)の群れや愛らしい鳴きウサギが見られることも。また遊牧地では小さな色とりどりの小さな花が咲き乱れ、命のたくましさを感じさせます。またゴビ砂漠は希少な野生フタコブラクダの生息地。絶滅から救うため、多くの人々が保護に取り組んでいます。

ゴビ砂漠に泊まる

ゴビ砂漠滞在の醍醐味の1つに、モンゴルの伝統的住居ゲルでの宿泊があります。ゲルはシンプルなタイプから、豪華リゾートホテル風タイプまでさまざま。中は電気が灯り、不自由さはありません。ゲルの外に毛布を敷いて空を眺めれば、降るような星が眺められます。また日本皇太子が2008年に滞在したドリームランドホテルは、元横綱・朝青龍の親族が経営するホテル。クーラーも完備されており、ツーリストキャンプとして人気です。ゴビ砂漠の真ん中にあるロータスホテルもユニーク。テントのような部屋が円を描くように配置され、まるでミステリーサークルのようです。ロータスホテルは風力・太陽光・水力発電を使用し、環境にも優しいホテル。ゴビ砂漠滞在の候補にいかがでしょうか。

ゴビ砂漠の見どころ1:ヨリーンアム渓谷

ヨリーンアム渓谷はゴビ砂漠観光で最も人気のスポット。ダランザドガドからは約40キロ、東ゴルワンサエハン山脈に位置しており、モンゴルの国定公園に指定されています。夏の観光シーズンには入園料が必要。ヨリーンアムとはモンゴル語で「鷲の谷」と言う意味で、その名の通り、空を眺めればたくさんのワシが空を舞っています。ここは野生動物たちも多く生息しており、時にはユキヒョウやキツネに出会えるかも。砂漠の中ながらも冬には雪に覆われ、標高が2200mと高いため観光シーズンの夏でも谷間には雪が残っています。ツアーによっては谷間の雪渓まで馬に乗っていくこともOK。標高が高いため夏でも涼しく、トレッキングにも人気の場所。夏には高山植物が咲き乱れ、砂漠とは思えない景色を堪能できます。

ゴビ砂漠の見どころ2:ホンゴル砂丘

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緑の多いゴビ砂漠ですが、ここは砂漠のイメージそのままです。山のように連なる大きな砂丘の高さは50m以上。このような砂漠らしい砂漠はゴビ砂漠の約10%ほどしかありません。その中でもホンゴル砂丘は最も美しいとされ、歩くと音がする鳴き砂丘としても知られています。ここでは観光客を乗せたラクダをよく見かけますが、その風景も砂漠とぴったり。見渡す限り何もない果てしない風景を、ここでは眺めることができます。

ゴビ砂漠の見どころ3:バヤンザク

バヤンザクは命の気配を全く感じない険しい場所。別名「炎の壁」とも呼ばれています。その理由は夕日が当たると崖が炎のように輝くことから。日が落ちてくるとまるで炎が迫ってくるように赤く鮮やかに輝きます。そしてここは1922年、アメリカの古生物学者ロイ・チャップマン・アンドリューズが世界で初めて恐竜の卵の入った巣の化石を発見した場所。その発見により恐竜が卵で子孫を残すことが証明されました。そのためバヤンザクは恐竜化石の聖地としても知られています。今では殺風景でさえあるバヤンザクの風景ですが、約6500年前以上には巨大な恐竜が闊歩する豊かな土地だったことがうかがえますね。またバヤンザクへ向かう途中では数千年前以上に描かれた壁画があちこちにあり、古代に生きた人々の息吹を感じさせます。

ゴビ砂漠周辺の観光スポット

多くの人がゴビ観光の拠点とする町、ダランザドガド。ウムヌゴビ県の県庁所在地ではありますが小さな町で、メインストリートでも10分ほどで歩けてしまうほど。町全体は清潔で、おしゃれなレストランやホテルもあります。少し歩けばモンゴルらしい大草原が広がり、旅気分も倍増。ゴビ砂漠に行く前に少し散策してみてはいかがでしょうか。また中国国境にほど近いサインシャンドも砂漠の町。ここにはシャンバリーンオロンと呼ばれるパワースポットがあります。時にエネルギーセンターとも呼ばれ、国内では有名。最近では多くの外国人観光客も訪れます。そこに立ち朝日を浴びると、本当に自分にパワーが注入されているような不思議な気分がすると人気。そこから電話をかけると相手にもエネルギーが送れるとされています。

ゴビ砂漠のグルメ情報

モンゴルでは小麦や米が主食。ですが肉も同じくらいたくさん食べます。使われる肉はほとんどが羊。茹でる、蒸す、煮るといったシンプルな調理が特徴で、香辛料などはほとんど使いません。中でも、小麦粉でできた生地にひき肉を包んで揚げたホーショール、羊肉を串焼きにしたショルラッグ、肉と野菜と麺を入れて蒸し揚げたツォイバンなどがモンゴル料理の定番。その他、遊牧民たちの間で昔から飲まれている、馬乳から作られた馬乳酒もモンゴル名物です。アルコール分はほとんど含まれておらず、その味はすこし発泡性のある乳酸飲料のような感じ。ペットボトルに入ったものも売られていますが、やはり現地のゲルにお邪魔していただく味が一番。この馬乳酒はカルピスの原点とも言われています。

ゴビ砂漠の気候

ゴビ砂漠の緯度は日本の札幌市とほとんど同じ。そのため涼しい印象がありますが、5月から9月までの夏には最高気温が45度を超えることも珍しくありません。冬になると今度は寒風が吹き荒れる極寒の地に。特に1月から2月にかけては最低気温がマイナス40度以上になることもあります。夏は日中は暑くても夜は過ごしやすくなるためベストシーズンとされていますが、真冬のゴビ観光はすこし厳しいかもしれませんね。

ゴビ砂漠を訪れる際の注意点

砂漠では肌の露出を最小限に務めることがとても大切。体を紫外線や乾燥から防いでくれる最も効果的な手段です。夏には砂漠が白く輝きまぶしいこともあるのでサングラスを常備しておくのもおすすめ。また細かい砂が終始飛んでいるので、コンタクトの人も要注意です。カメラにはサランラップなどで目張りをしましょう。また、恐竜化石の宝庫バヤンザクで思いがけなく化石を発見しても国外への持ち出しは禁止。注意してください。

まとめ

ゴビ砂漠の魅力をいろいろな方向から紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。ゴビ砂漠は壮大な時間の流れとダイナミックな自然の迫力を体感できる場所。古くからそこで暮らす遊牧民たちの文化もそこに彩りを添えています。360度何もない風景と降るような星空は、きっとあなたの世界観、人生観を変えるはず。そんな地球のドラマを感じる旅にあなたも出かけてみませんか?

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モンゴルと言えば、どこまでも続く大草原に、遊牧民の移動式住居「ゲル」や羊やラクダの群れが点在しているイメージですよね。実際、21世紀の現在でも、私たちのイメージを裏切らない昔ながらの大自然と暮らしが残っている国なのです。 日本と同じアジアに位置しているに関わらず、遠い国という印象を持っている人も少なくありませんが、東京から飛行機で僅か5時間半でアクセスできる、意外と近くて治安も良い国なんです。近年は、一人旅や家族旅行、ハネムーン先としても人気が出ています。 ここでは、モンゴル旅行の事前情報から、交通事情など現地での生活、観光スポットやアクティビティなどの楽しみ方まで、モンゴル旅行のイメージがわくような情報を紹介しています。

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