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トラピスチヌ修道院は1898年創立の日本最初の女子修道院
トラピスチヌ修道院は、北海道函館市にある日本で最初の観想女子修道院で、1898年にフランスから派遣された8名の修道女が創立しました。歴史を感じる美しい建物や、キレイに整備された庭園、無料で見学ができる資料室などがあり、函館の人気観光スポットにもなっています。トラピスチヌ修道院で作られているマダレナケーキやクッキーは、函館を代表するお土産です。
現在でも約60人の修道女が規律正しく共同生活を送る
トラピスチヌ修道院は、観光スポットとして有名ですが、現在でも約60人の修道女が共同生活を送っています。そのため、一般の人が入れるのは、前庭や資料室など一部で、無料で見学することができます。トラピスチヌ修道院で生活する修道女は、農作業やお菓子工場での作業などの労働、そして聖堂でのミサや祈りなどを行いながら、静かに規則正しい生活を送っています。
門から入ると「大天使聖ミカエル像」がお出迎え
トラピスチヌ修道院の敷地内には、たくさんの像がありますが、門を入って最初に建っているのが「大天使聖ミカエル像」です。トラピスチヌ修道院の正門は、観光客用の開放的なアーチ門と、修道女たちが利用する重厚な門扉があります。大天使聖ミカエル像は、日本に初めてキリスト教を伝えた聖フランシスコ・ザビエルが聖ミカエルを日本の保護者と定め、フランスから送られてきたものです。
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優しく両手を広げる「聖母マリア像」
正門を抜け、レンガ造りの聖堂を目指して進むと、優しく両手を広げる純白の「聖母マリア像」があります。これは、「慈しみの聖母マリア」と呼ばれ、フランスのラ・トラップ修道院のマリー・ベルナルド神父が作った像です。四季折々の美しい自然に囲まれた、優しい雰囲気の「聖母マリア像」は、トラピスチヌ修道院を訪れた人々に安らぎを与えてくれます。
観光客も自由に出入り可能な「旅人の聖堂」
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観光客が多く利用する売店の反対側には、観光客も自由に出入り可能な「旅人の聖堂」があります。旅人の聖堂は12角形の小さな建物で、2000年の大聖年を記念して建てられた、まだ新しい建物です。中に入ると祭壇やオルガン、美しい壁画などがあり、静かで厳粛な雰囲気があります。美しい建物ですが、残念ながら、建物内での写真などは撮影禁止となっています。
南仏のルルドの洞窟を再現した「ルルド」
トラピスチヌ修道院の敷地内には、南フランスのルルドの洞窟を再現した「ルルド」があります。かつて、田舎娘ベルナデッタ・スビルーのもとに聖母マリアが現れ、お告げに従って掘り当てた泉が病気を治す効果があったという言い伝えで有名になったのがルルドで、多くの教会や修道院でルルドが造られました。聖母マリアと少女ベルナデッタの像もあります。
バラで飾られた十字架を胸に抱く「聖テレジア像」
トラピスチヌ修道院を象徴する像とも言えるのが「聖テレジア像」です。1936年にフランスから送られたもので、バラで飾られた十字架を胸に抱いています。テレジアは、幼きイエスと尊き面影のテレーズという修道名をもつカルメル会修道女で、自叙伝「ある霊魂の物語」は、世界中で読まれています。現在でも女性が選ぶ洗礼名の中ではテレジアが最も人気となっています。
赤レンガの外観が美しい「司祭館・聖堂」
トラピスチヌ修道院で一番目立つ赤レンガの大きな建物が、「司祭館・聖堂」です。司祭館は男子のトラピスト修道院や司祭などが派遣されています。修道院の中心にある聖堂は、修道女の生活の場で、毎日ミサが行われ、7回の祈りが捧げられます。屋根の上には小さな鐘楼があり、1日に数回、2つの鐘が鳴ります。キレイに整備された庭園に囲まれた、美しい建物です。