【アメリカ】ロサンゼルス「ザ・ヴァイパー・ルーム」で伝説のハリウッドスター、リバー・フェニックスを追憶する

ザ・ヴァイパー・ルームはロサンゼルスの有名クラブ

ロサンゼルスのウエスト・ハリウッドのサンセット・ストリップにある伝説的なナイトクラブ。メタル、パンク・ロック、オルタナティヴ・ロックなど、様々なジャンルのバンドによるライヴが開催されます。ハリウッドのスターやミュージシャンたちが訪れることでも有名。日本からも過去には少年ナイフなどのバンドが出演しています。

ザ・ヴァイパー・ルームはジョニーデップが所有していた

過去にはジョニー・デップが所有権の一部を持っており（アンソニー・フォックス氏との共同経営）、ザ・ヴァイパー・ルームのオーナーはオープン時の1993年からしばらくの間、ジョニー・デップでした。その後、2008年にはこのクラブはハードロックカフェの創設者であるピーター・モートンの息子・ハリー・モートンの手に渡ってしまいます。

人気ハリウッド俳優やミュージシャンの遊び場としてのザ・ヴァイパー・ルーム

ザ・ヴァイパー・ルームは人気ハリウッド俳優やミュージシャンのたまり場として有名です。ここを訪れる有名人の常連客には、アンジェリーナ・ジョリーやレオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・アニストン、トビー・マグワイア、リサ・マリー・プレスリー、クリスティナ・アップルゲイト、ロザリオ・ドーソン、ジャレット・レトらがいます。

伝説のハリウッドスター、リバー・フェニックスが亡くなった地

映画「スタンド・バイ・ミー」などの代表作がある俳優リバー・フェニックスは、23歳の若さでザ・ヴァイパー・ルームで亡くなっています。公表されている死因は、ヘロインとコカインのオーバードーズ（過剰摂取）による薬物中毒が原因の心不全。ストイックな思想信条と反する死因の発表は様々な憶測を呼び、当時はマスコミによる捏造説まで現れました。

リバー・フェニックスはどんな人物？

麻薬のオーバードーズが死因に繋がったという説にたくさんの疑問が浮上した理由は、リバー・フェニックスがかなりのストイックな思想信条を持っていた人物であるという事実。彼は自分の飼い犬にも菜食を徹底させるほどの厳格なビーガン（菜食主義者）であり、独特な政治思想を持ち、環境保全やにも熱心に取り組んでいました。

リバー・フェニックスの代表作は「スタンドバイミー」「旅立ちの時」など

若くして亡くなったリバー・フェニックス。甘く端正なルックスに知性と憂いを含んだ眼差し、子役の頃から完成されていた演技力で、没後25週年あまり経過した現在でも、とても人気がある俳優。代表作には「スタンド・バイ・ミー」や「旅立ちの時」などがあります。存命であれば主役のオファー予定を考えていたと「タイタニック」の監督は述懐しています。