【シンガポール】ガーデンズバイザベイ｜巨大な庭園でくつろごう！

ガーデンズバイザベイはとても大きな国立公園

ガーデンズバイザベイは、シンガポールの国立公園。101ヘクタールという東京ドーム21個分を上回る広さの敷地を誇るこのガーデンは、主に3つのエリアの庭園から成り立っています。メインのエリアは「ガーデン・サウス」エリア。肝入りの国家事業として計画されたガーデンズバイザベイは、世界中のたくさんの植物を展示している植物園でもあり、南極以外のすべての地域の植物があるので、ここだけで世界一周した気分になれるのが人気の理由のひとつです。2200種の魅力的な植物が50万本も展示されているのです。

ガーデンズバイザベイの入園はフリー

ガーデンズバイザベイへの入場はフリーです。ガーデン全体を電動カートで案内し解説してくれるオーディオツアーが、有料で用意されています。入園するだけならだれでも入れるのですが、メインとなる施設へは有料のチケットが必要となります。フラワードームとクラウドフォレストの両方への入場ができるチケットは、28シンガポールドルが必要です。また、OCBCスカイウェイは8シンガポールドル、フローラルファンタジーは20シンガポールドルの費用がかかります。

ガーデンズバイザベイのおすすめのみどころ

スーパーツリーグローブ

ガーデンズバイザベイを訪れて一番目立つのが、やはりスーパーツリーグローブでしょう。スーパーツリーグローブは高さ最大50メートルの人工の木です。ガーデンズバイザベイの中心に、12本の巨大な木が密集して立っています。印象的な姿をしたこの木を下から眺めると、かなりの迫力があります。ナイトタイムには、「ガーデンラプソディ」というナイトショーが開催されます。ショーは、ミュージカルのような雰囲気で、音楽に合わせてスーパーツリーグローブが美しくイルミネーションでライトアップされ、さらに幻想的な世界が広がり観客を魅了します。スーパーツリーグローブの中心にある一番高い塔は、上が展望レストランになっており、豪華な眺めを楽しみながら、シンガポールグルメを満喫できます。

ツリーの間には「OCBCスカイウェイ」という空中散策路が設置されています。22メートルの高さがあるこの散策路から、スーパーツリーグローブや、クラウド・フォレスト、フラワードームなどの他の園内の巨大な施設と、敷地外のマリーナベイサンズも眺められるのも人気スポットの理由のひとつです。

クラウドフォレスト

園内にある巨大なガラスのドームが、クラウドフォレストです。ガラスのドームの中には、高さ35メートルにもなる人工の山がまるごと入っています。山頂から人工の滝が流れ出ており、ミスト噴射によってドーム内にある人工の山が雲に覆われている様子を再現しています。常時うだるような暑さのシンガポールにおいて、このドームの中だけ涼しい山岳地方の天候が完全に再現されているところがすごいですね。ドーム内の山頂の部分は、標高2000メートルの環境が再現されています。「ロスト・ワールド」と名付けられたそのエリアでは、高山に生息する花々や草木を観察できます。また、ガラスのドームの外の景色もここから眺められますよ。そこからどんどん散策路を歩いて下っていって、標高1000メートルの峡谷の環境を再現したエリアまで下りていきます。登山の装備なしでも、気楽に山岳地帯の様子を体験できるのが人気です。散策路の最後には、頂上から落ちてくる滝の裏側を見られるようになっている仕掛けがあり、とても斬新で楽しめることでしょう。

フラワードーム

フラワードームも全面ガラス張りのドームで、こちらには世界各地の環境を再現して、シンガポールにいながらそこに生息する美しい花々や草木を観察できるようになっています。とっくりのようなフォルムをしたアフリカを代表するバオバブの木や南米の珍しい形のボトル・ツリー、さらには、世界中の珍しい花々を集めた「フラワー・フィールド」など、季節ごとに展示のラインナップが変わり、一度は見てみたいと思う植物がたくさん楽しめる内容になっています。フラワードームで特に注目したいのが、サボテン。さまざまな種類のサボテンが植えられていて、鮮やかな花を咲かせています。栽培環境ではなかなか難しいとされているサボテンの花が、ここフラワードームで可能になっているのです。

有料施設の混雑を見越して計画しよう

ガーデンズバイザベイを訪れるのにかかる時間は、有料施設の混雑具合によります。フラワードームとクラウドフォレストの見学所要時間はそれぞれ1～2時間程度。混雑していると、もう少し時間がかかってしまいますが、シンガポールの気候はとても暑いので、午後からの半日をガーデンズバイザベイ見学として計画しておくとよいでしょう。見学に続いて夜のイルミネーションや花火のショーなども一緒に効率的に観られるようになるので、おすすめです。OCBCスカイウェイは、夜のガーデンラプソディの時間が混雑します。空中からイルミネーションを見たいなら、夕方早めの時間から並んでおく必要があります。離れたところからイルミネーションを眺めてもきれいなので、並ばなくても十分楽しめますよ。

MRTで2ウェイアクセス

最寄り駅の「ベイ・フロント」駅は、シンガポールの地下鉄であるMRTのダウンタウンラインとサークルラインの2線でアクセスできる便利な駅です。MRTは、他のシンガポールの観光スポットにも行けるようになっているので、別の観光地からもガーデンズバイザベイにダイレクトにアクセスできるのがうれしいですね。短い旅程の滞在でも、効果的にシンガポールを満喫できますよ。

ガーデンズバイザベイの周辺スポット

マリーナベイサンズ

シンガポール観光には欠かせないリゾートが、マリーナベイサンズ。2010年に完成した、3つの57階建ての高層ビルの屋上が連結されている建造物です。マリーナベイサンズの屋上は、「スカイ・パーク」と呼ばれるとても巨大な庭園となっています。「インフィニティ・プール」というビルの最上階からシンガポール中を見渡せるロケーションのプールが人気です。プールの縁が見えなくなるように工夫されており、空中のプールのスリルを最大限に楽しめるでしょう。マリーナベイサンズには、巨大なショッピングモールもあります。世界的なブランドのお店や最新流行のファッションのお店まで、いろいろな魅力あるラインナップの店が軒を連ねています。また、お食事どころもいっぱいあり、高級なシンガポール料理のお店など世界中のグルメから選べますよ。ナイトタイムは、有名な「スペクトラ」という光と水のイルミネーションショーを楽しみましょう。

マーライオン

シンガポールに行ったら見ておかなければならないスポットのひとつがマーライオン。人魚のように下半身が魚になっているライオン像の口から、水が勢いよく吐き出されているシンガポール随一のランドマークです。最近の流行りは、ライオンから吐き出される水を使ったトリックアートのような写真を撮ることです。角度を合わせて、マーライオンから吐き出される水を口を大きく開けて飲み込んでいるような構図や、マーライオンの水をシャワーに見立てて頭を洗っているような構図など、いろいろアイデアを練って、楽しい写真をSNSなどにアップしていきましょう。

ナイトクルーズで夜のガーデンズバイザベイも堪能

ガーデンズバイザベイへの旅行を計画するなら、シンガポールの魅力をぎゅっと集めたツアーがおすすめ。ガーデンズバイザベイだけでなく、マリーナベイサンズやマーライオンにもゆっくりと行ける日程が組まれていて、思いっきりバカンスを満喫できます。「クラウドフォレスト」や「フラワードーム」などの有料施設の入場料も含まれているほか、時間帯が限られている「スペクトラ」や「ガーデンラプソディ」などのショーの時間も計画されているので、迷わなくてすみますね。また、ガーデンズバイザベイをクルーズ船から眺める行程が含まれているようなツアーも最近では人気が上がってきています。

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