ホーチミン最大の市場！ベンタイン市場のおすすめポイントや行き方などをご紹介

熱気あふれるベンタイン市場はお土産探しにぴったり！

ベトナムの首都・ホーチミン観光でのお買い物に欠かせないベンタイン市場（チョー・ベンタイン）。ホーチミンの中心部である1区にあり、およそ約1万3000m2もの広大な敷地面積をほこる市場です。ベトナムのお土産にぴったりな雑貨やアクセサリー、食料品などを販売する商店がたくさん並び、活気にあふれています。観光客向けのお店が多いため、価格設定はやや高め。そのため、値段交渉もベンタイン市場を楽しむ醍醐味のひとつとなっています。

ベンタイン市場の歴史

ベンタイン市場は歴史が長く、19世紀には現在とは別の場所に位置していたと言われています。ザー・ディン城というお城のそばにあり、ベンタインは“城の渡し場”という意味の言葉です。当時は藁ぶきの木造建物で、フランスの植民地となる際に近くの城と共に焼け落ちてしまいました。その後、市場のみすぐに建て直されるも、建物の老朽化のため1914年に現在の場所にヨーロッパ風の建築様式で再建されることになります。さらに第二次世界大戦でも大きな被害を受けたため改修が行われ、現在のベンタイン市場となりました。

ベンタイン市場を上手にまわるコツは？注意点などを紹介

ベトナムの活気を存分に感じられるベンタイン市場。しかし、活気あふれる場所なだけに、様々な注意点もひそんでいます。こちらでは、ベンタイン市場を快適にまわるコツや、気を付けるべき注意点をご紹介します。

ベンタイン市場の営業時間

ベンタイン市場は朝の6時ごろから開きはじめます。早朝は主に現地の人や地元の飲食店が食料品を買い付けに来る時間帯。そのため、生鮮食品を中心とした食料品店がオープンしています。雑貨屋などのお土産物を買えるお店の開店はだいたい8時頃からです。

早朝は開いているお店は少ないですが、あまり混雑もしておらず、比較的快適にまわれます。食料品でお目当てのものがはっきりしている場合や、現地に根付く市場としての雰囲気を味わいたいなら朝に散歩してみるのもおすすめです。その後、昼から閉店の19時ごろまでは大勢の人でにぎわいます。そして17時から19時の間には全て閉店し、市場の外側でナイトマーケットがはじまります。

両替はベンタイン市場前の両替所がおすすすめ

ベンタイン市場では現金でしか支払いのできないお店がほとんど。そのため、ベンタイン市場で買い物をするならあらかじめベトナム通貨のドンを用意する必要があります。ベンタイン市場利用だけでなく、ホーチミン観光におすすめのレートの良い両替所がベンタイン市場の近くにあるので是非買い物前に利用しましょう。場所はベンタイン市場の西側です。2店舗あり、『HA TAM』と『MAI VAN』という名前の店なので、是非チェックしてみてください。日本のお金を渡すだけですぐに両替してくれます。必ず受け取ったドンの枚数や金額をすぐにその場でチェックしましょう。

エリアを把握しておきましょう

ベンタイン市場で効率よくお目当てのものを購入するには、欲しいものが売られているエリアを把握しておくことが大切です。ベンタイン市場には東西南北4つの入り口があり、南側の時計台のある一番大きな入り口から入ると、右手に内部の地図が掲示されています。南側は主に衣類品や化粧品、北に向かう中盤の西側は雑貨や食器、東側はコーヒーやお菓子などの食料品、北側は生鮮食品と大まかに分かれています。

スリとぼったくりタクシーに注意

観光客も多く訪れるベンタイン市場では、観光客を狙った犯罪もたくさん見られます。とくに混雑時のスリには警戒が必要です。南側入り口すぐに警察署があり、警察官が頻繁に巡回していることから、ベンタイン市場のスリの多さが伺えます。カバンは必ず自分の目の届く位置に、手でしっかりと持ちましょう。

ベンタイン市場周辺のタクシーは、ぼったくりタクシーであることも有名です。法外な金額を請求してくるぼったくりタクシーは、車体のタクシー表記が明らかにシールであったり、車体が汚かったりする場合が多いです。しかし、見分けるのはなかなか難しいもの。ベンタイン広場周辺や入り口付近で待機しているタクシーはまずぼったくりと思って利用しないのがおすすめです。現地ツアーを利用すれば、ぼったくりタクシーを利用してしまう心配なくホテルなどからの送迎が頼めるので、不安な場合は利用すると良いでしょう。

値段交渉は必須！

ベンタイン市場では商品の金額を明記していないお店がほとんど。店員さんとくりひろげる値段交渉も、ベンタイン市場観光の醍醐味でもあります。商品を指さしたり、「How much?」と声をかけ値段を聞くと、観光客だと思ってありえないくらいの高額を提示される場合もあります。一度こちらから、希望金額を提示してみましょう。ある程度金額が下がってきたら、一旦帰るふりをしてみるとさらに金額が下がることも。交渉の結果、最初の提示金額の半額以下になる場合もあります。しかし、値段交渉はエネルギーのいるやり取りなので、ある程度納得のいく金額でOKするのがおすすめです。

ベンタイン市場でおすすめの見どころをご紹介！

それでは、ベンタイン市場内ではどういった商品が販売されているのか、ベンタイン市場内でおすすめの見どころをご紹介していきます。

セミオーダーの木製サンダル

ベトナムのお土産で有名なのが、ソール部分が木製のサンダル。気に入ったソールとストラップをそれぞれ選び、その場で職人に足のサイズに合わせて組み立ててもらえます。中には、半世紀以上もベンタイン市場で木製サンダルを作り続けている女性も。セミオーダー形式で、自分だけの木製サンダルをゲットしましょう。

アオザイやカゴバッグなどベトナムならではのお土産散策

木製サンダル以外にも、カゴバッグやアオザイなど、ベトナム土産に人気のアイテムが全て揃うベンタイン市場。オーダーメイドのアオザイを注文できるお店も多いベトナムですが、日本で着る機会をみつけるのはなかなか難しいと感じる人も少なくありません。ベンタイン市場のアオザイは全て既製品で種類も豊富なため、お気に入りのものを気軽に購入できます。

ベトナムコーヒー

コーヒーの生産量がブラジルに次いで全世界2番目のベトナム。意外にも、ベトナムはコーヒー大国なのです。ベンタイン市場内でも数多くのお店がコーヒーの量り売りをしています。豆の香りを1つ1つかがせてもらいながらの買い物はコーヒー好きにはたまらない体験になること間違いなしです。

市場内フードコート

ベンタイン市場の北西部分のエリアにあるフードコート。ジュースやスイーツ、フォーなどベトナムのローカルフードが楽しめるお店が所せましと並んでいます。買い物途中で飲み物を買ったり、お腹が空いたらご飯休憩をとったり、市場の活気を感じながらの食事はベトナム観光気分を盛り上げてくれます。

ナイトマーケット

19時ごろになるとベンタイン市場内の店が閉店する代わりに、両脇の道路でナイトマーケットが開催されます。ベンタイン市場同様、雑貨屋や飲食店が立ち並び24時ごろまで開いているため、日中は買い物よりも観光スポット巡りに時間を使いたい人にもおすすめです。

ベンタイン市場観光にかかる所要時間は？

ベンタイン市場観光にかかる時間は、しっかりお土産を吟味し、食事も楽しみたいなら2～3時間はみておくことをおすすめします。市場内をさっと巡り、雰囲気だけを味わうなら1時間以内で良いでしょう。時間によっては混雑でなかなか目当てのお店にたどり着けないこともあるので、目的がある場合は多めに時間をとっておくのがおすすめです。

ベンタイン市場へのアクセス方法

ホーチミンの観光スポットが集まる便利な場所にあるベンタイン市場。空港からタクシーに乗れば30分ほどで到着します。また、大きなバスターミナル『サイゴン・バスステーション』が市場向かいにあり、空港から路線バス109番を利用すると45分ほどで到着するためこちらもおすすめです。

ベンタイン市場と合わせて行きたいおすすめスポット

こちらでは、ベンタイン市場と合わせて行きたいおすすめのスポットをご紹介します。

ストリートフードマーケット

ベンタイン市場の北側にあるフードマーケット、ストリートフードマーケットはベトナム料理を堪能するのにおすすめのスポットです。たくさんの屋台の中からお気に入りの食べ物を選び、注文して席に着くと店員さんが席まで持ってきてくれるスタイル。ベトナム料理だけでなく、ピザや中華料理など様々な料理が楽しめるので食の好みがバラバラのグループでも楽しく一緒に食事できます。

ファングーラオ

ベンタイン市場から徒歩10分ほどにあるエリア、ファングーラオ。バックパッカー憩いのエリアとして知られています。ミニホテルやゲストハウスが多く、夜にはバックパッカーをはじめとする外国人観光客がファングーラオエリアの飲食店で食事を楽しみ、たいへんにぎやかです。東南アジアらしい雑多な雰囲気を楽しみたい人におすすめ。

マルゥ直営カフェ

ベトナムの人気チョコレートメーカー、マルゥ。マルゥのチョコレートを使ったスイーツを楽しめる直営カフェ、『メゾン・マルゥ』が2016年にベンタイン市場から南西に徒歩6分ほどの場所にオープンしました。店内でスイーツを楽しむだけでなく、おいしいチョコレートをお土産に購入することも。

サイゴンスカイデッキ

ベンタイン市場から東に徒歩10分の場所にあるサイゴンスカイデッキ。ガラス張りのモダンな68階建て建物の展望台からホーチミン全体を見渡せます。展望台があるのは49階。360度全面ガラス張りで景色を楽しめるおすすめスポットです。入場料は大人1人20万ドン（およそ1000円）と現地の感覚的に少し高めですが、とても良い眺めが楽しめます。

統一会堂

ベンタイン市場から北に徒歩10分の場所にある統一会堂。市内の中央に位置し、かつては大統領官邸だった建物です。豪華な会議室や大統領執務室のほか、地下の戦略室なども見学できます。屋外には戦車や戦闘機の展示も。見どころ満載の観光スポットです。

ベンタイン市場へは便利なツアーがおすすめ！

統一会堂や歴史博物館など、ホーチミンの観光スポットを案内つきで送迎してくれる現地ツアーには、ベンタイン市場観光もプランに加わっているものが多くあります。ぼったくりタクシーがたくさん横行している観光スポットを安心して巡ることができるため、ベンタイン市場観光の際にはツアーの利用がおすすめです。

ベンタイン市場で現地らしい活気に触れよう！

ベトナムの雰囲気を存分に味わえる、活気にあふれたベンタイン市場。観光客にもたいへん人気のスポットなため、価格設定がやや高めだったり、スリがいたりと注意点はたくさんありますが、きっと楽しい体験ができるでしょう。是非今回の記事を参考にベンタイン市場観光を楽しんでください。

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