更新日: 2023年11月21日
美味しいうどんが食べたい!と思っても、本場の讃岐うどんを食べに四国まで行くのは大変です。でも、ツルツルとなめらかな食感なのに、噛めば噛むほどに旨みがあり、しっかりとしたコシのある見た目にも美しいうどん、イリコの旨みがたっぷりと引き出された絶品のだし、それにカラリとした揚げたての天ぷらが付いたらもう、なんて魅力的なんでしょう!
そんな讃岐うどんが食べられるお店は東京にもありますが、今回ここでご紹介するのは、その中でも本格讃岐うどんの「名店」と呼ばれるお店厳選5選です。冷で麺の旨みを噛み締めたい、でも温かいだしも捨てがたい、と激ウマうどんの虜になること間違いなしです。
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讃岐うどんとうどん事情
「日本三大うどん」と讃岐うどん
「日本三景」や「三大グルメ」など代表する3つを上げて「三大○○」とよく言いますが、うどんにも「三大うどん」が存在します。その3つというのは、香川県の「讃岐うどん」と秋田県「稲庭うどん」、そして群馬県の「水沢うどん」になっています。その中でも群を抜いて有名なのが、うどん県とも言われる香川県を代表するグルメ「讃岐うどん」になっています。
讃岐うどんの歴史
讃岐うどんの歴史は古く、讃岐の国出身の弘法大師空海が、806年に中国から持ち帰ったのがと言われています。それ以来、讃岐ではうどん作りが盛んになり、約300年前には、すでに3件のうどん屋があったと言われています。讃岐の風土が、上質の小麦の生産に向いていることと、品質のよい「いりこ」が良くとれたこと、塩や醤油の産地であったことも、うどん県まで発展する理由であったと言われています。
讃岐うどんの特徴と本場の食べ方は?
讃岐うどんの特徴は、なんといってもコシの強さ。しっかりとしたコシとつるっとしたのど越しが多くの人を魅了しています。そんな讃岐うどんの本場での食べ方で最もポピュラーなのが「醤油うどん」。冷たいうどんに、すだちや大根おろしなどをトッピングし、醤油のみで味わう食べ方です。うどんがおいしいからこそできる究極のうどんの楽しみ方です。
東京のうどん事情
東京の誇るうどんとは?
「日本三大うどん」には入っていませんが、東京にもご当地グルメとして有名なうどんが存在しています。そのうどんというのが「武蔵野うどん」。東京の多摩地区・埼玉西部発祥で、通常のうどんの麺よりも太く、少し茶色い色のワシワシとしっかりした噛み応えが特徴のうどんです。ざる盛のうどんを温かいつけ汁で味わうスタイルで、地元の人はもちろん観光客にも人気です。
東京と讃岐うどん
全国各地のグルメが集まる東京では、おいしい讃岐うどんが味わえるお店がたくさんあります。セルフ式の讃岐うどんのチェーン店などもたくさん出来ており、気軽に本場の讃岐うどんを楽しむことができるようになっています。また、本場の讃岐うどんの味をとことん追求した讃岐うどんの専門店や、関東風のアレンジを加えたオリジナルの讃岐うどんの店などもたくさんあり、人気を呼んでいます。
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■うどん 丸香
最初におすすめする都内の讃岐うどんのお店は「うどん 丸香」。
名店「山越うどん」で修業した谷口氏は高松市出身で、「この店で出すのは讃岐うどんではなく、高松のうどんなんです。僕が地元で食べていた普通のうどんを、みんなに食べてもらいたいんです。」と語る若い店主の作る麺はすべて自家製でその日の朝に仕込むのだそう。
丼ぶりに美しく盛られた麺は、ほんのり甘い小麦粉の味が、噛むたびに口に広がります。しっかりとしたコシがあって、でもとてもなめらか。だしは非常においしく、いりこのだしが効いていて適度なしょう油味です。天ぷらも絶品で、おすすめは「かしわ天」。温玉は、香川県産の3Lを使用し、茹で加減が絶妙です。すだち(時価)は、絶対に頼んで頂きたい一品で、冷やかけであれば、なおさらマストです。
うどん 丸香
- 東京都千代田区神田小川町3-16-1 ニュー駿河台ビル 1F
- 非公開
- 平日11:00~19:30、土曜11:00~14:30
- 日・祝、年末年始
- 補足
■手打うどん すみた
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次に紹介する都内の讃岐うどんのお店は「手打うどん すみた」。
都内の「讃岐手打ちうどん店」の中でも「一、二を争う美味さ」「比類なし」と巷で評判の名店です。1999年開店、こちらの店主は本場香川の名店「源内」で修行し、「うどん」系のグルメサイトでは必ずと言って良いほど名前が挙がり、絶賛されているお店です。
注文を受けてから茹でられるうどんは、いつでもツルツルのピカピカで美しいうどん。ずっしりとした麺は非常になめらかで、しなやかで素晴らしく強靭なコシのある麺です。このうどんに鶏の天ぷらを添えたのが人気の「かしわざる」。スパイシーな鶏の天ぷらは「かしわおろしぶっかけ」や温メニューの「かしわうどん」にも乗っています。だしはイリコがほんのりと上品に効いていて、麺に絞ったレモンの酸味と相性抜群です。
手打うどん すみた
- 東京都北区志茂2-52-8
- 03-3903-0099
- 火・第2・4水・木・金11:00~14:00 (L.O 13:45)、18:00~21:30、第1・3水・土・日・祝11:00~15:00
- 月曜、第1・3日曜日
■谷や
3番目におすすめする都内の讃岐うどんのお店は「谷や」。
高松市の讃岐うどん「もり家」本店にて6年間修業し、その後、同「もり家」の浜松店店長として2年従事した若きうどん職人の谷氏が店長のお店です。朝まだ暗いうちから打たれる麺は、季節によって、その時々の気候に合わせて、オーストラリア産と香川県産の地粉を配合し、6~7時間、踏んでは寝かせるを繰り返して作られます。
「打ちたて」「切り立て」「湯がきたて」のうどんは、弾力と伸びのある美しい姿。谷や名物「ぶっかけ」は、うどんの茹で上がりに合わせて揚げたてを提供してくれる「かき揚げ」がおすすめです。だしは無化調で、いりこと昆布、削り節などを使い、毎日4時間以上かけて作られていて、少し甘めですがくっきりとした味わいです。
■讃岐うどん 蔵之介
続いておすすめの都内の讃岐うどんのお店は「讃岐うどん 蔵之介」。
本場、香川県の有名店「山田家」で5年間修業をした店主が、2007年6月に高田馬場にオープンしたお店です。こちらの麺は国内産小麦粉2種類を独自にブレンド、瀬戸内産の天然塩を使用し、季節や天気、気温、湿度など微妙な変化に応じてその日最高の麺を手打ちしています。
表面はなめらかで、しっかりとしたコシのある真っ白なうどん。温かいつゆでもコシは消えません。温かいだしは、毎日一昼夜かけて作る上品な味わい。ぶっかけなどのだしは、半日煮込み香川県産のしょう油でじっくり炊き上げ、数日間寝かせてカドを取っています。おすすめは平日の「お昼のセット」で、好きなうどんと天ぷらにご飯がついて、合計から300円引きとコストパフォーマンスもバッチリです。
讃岐うどん 蔵之介
- 東京都豊島区高田3-7-15
- 03-3987-9945
- 月曜11:00~14:00、火~金11:00~14:00、17:00~21:00、土曜11:30~15:00、17:00~20:00
- 日曜・祝祭日