一度食べたらやみつきのマルイチ ベーグルとは？おすすめメニューも大公開

更新日: 2023年11月21日

白金高輪は華やかで品の良さが感じられる町。そこで暮らすマダムたちは「シロガネーゼ」と呼ばれ、ファッション誌をにぎわせたこともありました。港区の中でも麻布や六本木と並ぶ代表的なエリアで、住みたい町としても人気です。町にはおしゃれな店やブティックが多く建ち並んでおり、マルイチベーグルもその1つ。目立たないシンプルな佇まいながらも連日たくさんの人が訪れ、行列の絶えない人気店です。今回はそんなマルイチベーグルの人気の秘密や、オーナー稲木美穂さんの背景、人気のベーグルなど、いろいろな方向でご紹介。マルイチベーグルのベーグルは他のベーグルとは一味違う味と食感が特徴。ベーグルは苦手、という人こそ必見です！

マルイチベーグルとは

マルイチベーグルは白金高輪にあるベーグル専門店。マルイチという名前の通り、その形を描くダイナミックなベーグルが特徴です。オーナーの稲木美穂さんは旅先で食べたベーグルに感動し、単身ニューヨークに渡り修行を積んだ人。もともと卵やバターを使わないベーグルですが、この店では牛乳も添加物も使っていません。そのため健康に意識の高い女性御用達ともなっています。

ベーグルとパンの違いって？

ベーグルはバター、卵、牛乳を使わずに作ります。そしてドーナツのようなリング状の形をしているのが一般的。そしてその最大の特徴は焼く前に茹でることです。生地を茹でてから焼くことで表面はカリッ、中はもっちりとした食感に。また一次発酵と二次発酵が必要なパンと違い一次発酵だけでいいので、手軽に作りやすいのもうれしいですね。バターや卵、牛乳を使わない分ヘルシーなのも魅力です。

「Ess-a-Bagel」で修業経験を持つオーナーの稲木美穂さん

マルイチベーグルのオーナー稲木美穂さんは、旅先で食べたベーグルに感動しお店を開こうと思った熱意の人です。稲木美穂さんの人生を変えるほどの感動を与えた店とは、ニューヨークでは知らない人はいない超有名店「Ess-a-Bagel」。彼女はその後単身ニューヨークへ渡ってお店に通い詰め、修行をさせて欲しいという気持ちを熱く訴え続けました。最初は相手にされませんでしたが通い続けるうち稲木さんの熱意が伝わり、修行させてもらえるようになったのです。そして帰国後はネット販売からスタート。2004年には代々木上原に念願の店をオープンさせました。そして2008年今の白金高輪へ移転。本格的なニューヨークスタイルのベーグルが味わえると、今では全国からベーグル好きの集まる人気店となりました。

マルイチベーグルの店舗情報

マルイチベーグルへは東京メトロ南北線・都営三田線の「白金高輪駅」3番出口から徒歩約3分。螺旋階段のついたビルの1階にあります。シンプルな外観なので見逃さないように注意が必要。定休日は月曜と火曜。営業時間は7時から18時半までですが、サンドイッチの販売は平日は8時から、週末は9時からです。16時からは予約商品の受け取り専用。電話番号は非公開ですが、公式ホームページからオンライン予約が可能です。

マルイチベーグルのこだわり1：添加物や砂糖不使用

マルイチベーグルのベーグルは添加物はもちろん、砂糖さえも不使用。厳選された材料そのものから感じる自然な甘さはマルイチベーグルならではです。ただブルーベリーやシナモンレーズンなどメニューによっては蜂蜜を使っているそう。ニューヨークの「Ess-a-Bagel」の手法を元に、健康バランスを考えてアレンジしているのがマルイチベーグルの特徴です。

マルイチベーグルのこだわり2：素材も国産

マルイチベーグルの素材はできるだけ国産であることにこだわっています。もちろん小麦粉も国産。国産の小麦粉の特徴は何といっても日本人好みの味に仕上がることです。ベーグルに欠かせないしっとりなめらか、そしてもちもちとした食感は国産小麦を使うことでより一層アップ。マルイチベーグルのおいしさの秘密はこのような素材へのこだわりにもあるのですね。

マルイチベーグルのこだわり3：塩はすべてシチリアのこだわり岩塩

マルイチベーグルで使う塩は、シチリアのアグリジェントとパレルモから採掘される岩塩。岩塩は海水から作られる海塩とは違い、にがり成分を含みません。マグネシウムなどを含まない分ナトリウムの純度が高く、塩本来の味が感じられます。そして余計なえぐみがなく辛さの中に甘みさえ感じるほど。マルイチベーグルのベーグルにほのかに感じる甘みは、この岩塩が引き立てていると言えるでしょう。

食べきれない分は冷凍してもおいしい

マルイチベーグルのベーグルはもちろん焼きたてが一番。ですがもし食べ切れなかった場合は冷凍するのもおすすめです。冷凍方法は乾燥を防ぐために一つ一つラップで包んでから、冷凍保存用袋に入れて冷凍庫へ。食べる時は熱くならない程度に1分程レンジでチン。その後はお好みでトーストします。または自然解凍後トーストでもOK。冷凍できればうれしいまとめ買いも可能ですね。

ベーグルサンドのオーダー方法

まずベーグルを選びます。そして温かいものか冷えたものかを決めたら、その後具をチョイス。1つのサンドで選べる具は3種類までです。次に左右に分けて挟むか上下に挟むかを伝えますが、これは希望するカット方法次第。切り方によって別々の味が楽しめたり、ミックスした味が楽しめるからです。具の量はレギュラーからハーフを選んで。ベーグル自体にもボリュームがあるので、選ぶ具によってはハーフがおすすめのこともあります。選ぶ項目が多く思えますが慣れてしまえば簡単。店員も親切に教えてくれるので、わからないことがあれば遠慮せず伝えましょう。また店の外にまでできている行列はこのオーダー待ちのことが多いよう。ベーグル単品が目的の場合は店員に声を掛けてみて。別途注文を受け付けてくれます。

マルイチベーグルおすすめメニュー1：やさい

マルイチベーグルは、お店であらかじめ作られているサンドも人気。なかでも色とりどりの野菜を挟んだ「やさいサンド」はとてもフォトジェニックです。もちろん味も本格的。プレーンのベーグルには和を感じるゴマペーストが塗られ、野菜にも程よい塩気が。サンドされている野菜はかなりの量でこれだけで1日の野菜摂取量をカバーしてしまうほどです。健康のためにも定期的に食べたいベーグル。値段は850円です。

マルイチベーグルおすすめメニュー2：クリームチーズ

マルイチベーグルはクリームチーズ系のフィリングが豊富。豆腐クリームチーズやドライトマトクリームチーズ、アップルシナモンクリームチーズなど思わず目移りしてしまいそうです。しかしその中でも人気はシンプルなプレーンクリームチーズ。なめらかな食感と程よい酸味がしっかり小麦の味を感じるベーグルにぴったりで隠れたファンの多い一品です。プレーンクリームチーズはオーダーサンドにも人気のフィリング。値段は290円です。

マルイチベーグルおすすめメニュー3：あずきバター

マルイチベーグルでも絶大な人気を誇るメニュー。米粉のベーグルにあずきと無塩バターを挟んだだけのシンプルなサンドなのですが、それぞれの相性が抜群。あずきは少しかためで甘さ控えめ。そこに無塩バターの風味が合わさり、止まらなくなってしまう味です。オーダーサンドもできるので、ベーグルの種類を変えていろいろ楽しんでみてはいかがでしょう。値段は420円です。

マルイチベーグルおすすめメニュー4：フルーツ

セブングレインハニーのいちじくなしのベーグルに、いちごやブルーベリーなど旬のフルーツをたっぷりサンド。色も鮮やかでインスタ映え抜群です。生クリームではなく少し酸味のあるクリームチーズを使っているので、フルーツの甘みを損ないません。これはあらかじめできているサンドイッチの中でも人気なので、見つけたら即購入がおすすめ。値段は550円です。

マルイチベーグルおすすめメニュー5：フムス

フムスとは茹でたひよこ豆をベースに、ゴマ、レモンなどを加えたもので、もともと中東の伝統料理。それがアメリカのベジタリアンやヘルシー志向の人々に受け、ニューヨークでもよく食べられています。マルイチベーグルのフムスはひよこ豆の食感が程よく残っており、それだけでもおいしいと好評。オーダーサンドにも人気のフィリングです。値段は420円。

マルイチベーグルおすすめメニュー6：ドゥグル

これはベーグルとドーナツが組み合わさったメニューです。ベーグルは茹でてから焼くのですが、焼かずに揚げたのがこれ。揚げた後たっぷりと砂糖をまぶしてできあがりです。外はカリカリで中がむっちりの新食感が人気の秘密。ファンの多いメニューですが、現在人出不足でお休み中。公式ホームページからも削除されています。早めの復活を期待したいですね。値段は250円です。

まとめ

いかがでしたか？白金高輪の人気店マルイチベーグルのベーグルは、本場ニューヨークさながらの食感とオリジナリティの高さから他店とは一線を画しています。またベーグルや具を選ぶだけでなく、具の乗せ方や切り方も選べるところにオーナーのベーグルへの愛を感じますね。行列必至の店ではありますが、その味は十分価値のあるもの。白金高輪に訪れたらマルイチベーグルにぜひ立ち寄ってみてくださいね！

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