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コサックダンスの発祥はロシアではなかった！？
ロシアの伝統舞踏という印象が強いコサックダンスですが、実はこれはウクライナを発祥とする民族舞踏。ウクライナ語では「ホパーク」と呼ばれます。ホパークは16世紀始めウクライナ・コサックの繁栄とともに現れた踊りで、その原型は13世紀にキエフ大公国を滅ぼしたモンゴル人の東洋技術。最初は軍人たちが訓練目的で行っていたものが、機敏さや力強さといった鍛錬の成果を見せるアクロバティックな動きへと変化し、次第に舞踏へと発展していったと言われています。17世紀に入ってコサック独立国家が誕生するとその舞踏は各地の農村にも広く受け入れられ、ホパークはコサックだけでなく農民たちの間でも流行。その頃にはウクライナで女性が踊る儀式舞踏の要素も加わり、当初は男性のみの踊りだったホパークは女性も踊るようになったのです。
コサックダンスは有名ですが正式な衣装とは？
コサックダンスはソロチカ、またはヴィシヴァンカと呼ばれるウクライナの民族衣装を着て踊られます。ソロチカは一般的にリネンかコットンのシャツに細かい幾何学模様が刺繍されていることが特徴。男性も女性もこのソロチカを着て、男性はゆったりとしたズボンを履き腰にはベルト、女性は色鮮やかで回転すると優雅に広がるスカートを履きます。男女ともに帽子をかぶることも。このソロチカに刺繍されている伝統的な模様は地域によっても違い、刺繍の方法は200種類以上、模様にいたっては数千種類以上あるとも言われています。そしてこれは美しいだけでなく魔よけの意味も。そのため袖や襟元など外界との境目には特に念入りに刺繍が施されています。ウクライナの文化を感じられる民族衣装はコサックダンスの魅力の1つだと言えるでしょう。
コサックダンスのリズムや動きとは？
コサックダンスと言えば、腕を組みながらしゃがみ足を交互に蹴り出す踊りというイメージが日本では定着しています。ですがコサックダンスはそれだけではありません。コサックダンスは優雅な動きやアクロバティックな動きなど、かなり複雑な踊りで構成されています。また音楽は2拍子であることが多く、終盤にさしかかるとそのリズムは加速度を増し息継ぐ暇がないほど。ダンサーたちの身体能力と技術の高さがうかがわれます。私たちがよく知る定番の踊りももちろんコサックダンスなのですが、あれはコサックダンスの魅力の一部。コサックダンスはオペラやバレエに取り入れられるほど、時に美しく時に勇ましい、さまざまな表情を併せ持っているのです。
本場で見るにはどうすればいいの？
コサックダンスの実力世界一とも言われているのはイーゴリ・モイセーエフバレエ団。民族舞踊団としては世界的な知名度を誇るダンスカンパニーで、ロシアのチャイコフスキーコンサートホールを拠点に世界中で公演を行っています。その迫力は見るものの目を釘付けにして離しません。イーゴリ・モイセーエフ・バレエ団の公演の時はリピーターを含め多くの人々が訪れるため、チケットは早めの購入がおすすめです。
ウクライナおすすめオプショナルツアー
コサックダンス発祥の地ウクライナの首都キーウ（キエフ）には、ウクライナ国立歌劇場という劇場があります。日本でもキエフ・バレエ、キエフ・オペラの名称でおなじみですね。ここでは有名なオペラがオーケストラと踊りともに楽しめます。中でもウクライナに帰ろうとするコサックの人々をテーマにしたオペラでは、一糸乱れぬコサックダンスが見事。オプショナルツアーでもおすすめです。
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ロシアおすすめオプショナルツアー
ロシアではチャイコフスキーコンサートホール以外にもコサックダンスを見られる場所があります。そのうちの1つはロシア帝国時代のかつての首都サンクトペテルブルク。ここはオプショナルツアーでも訪れることの多い人気の場所です。サンクトペテルブルクではロマンティックな外観が魅力的なエカテリーナ宮殿や世界三大美術館に数えられるエリミタージュ国立美術館、名前の恐ろしさに反して優雅な建物が印象的な血の上の救世主教会などが有名。その血の上の救世主教会近くにあるレストラン、その名も「サンクトペテルブルク」では民族衣装に身を包んだダンサーたちが踊るコサックダンスやバレエを見られます。ここはロシアやウクライナの伝統的な料理が味わえるレストラン。目にも口にも幸せな体験が待っていること間違いなしです。
ウクライナまでの飛行ルート
現在日本からウクライナまでの直行便は運航していません。そのためヨーロッパの主要都市を経由する必要があります。日本からはフランクフルトやパリ、トルコやドバイなどを経由するのが一般的ですが、燃料の安さが反映される中東経由の方が安くチケットが手に入ることも。その他、日本から直行便が出ているポーランドのワルシャワから夜行バスと電車でウクライナに向かう方法もあります。
ウクライナから劇場までのルート
キエフ・オペラが観られるウクライナ国立歌劇場は首都キーウ（キエフ）にあります。周囲には有名な聖ソフィア大聖堂や聖ウラジーミル大聖堂があり、観光スポットとしても有名なエリア。ウクライナの空の玄関口キエフ・ジュリャーヌィ国際空港からは車で約30分、地下鉄なら約40分ほどで到着します。黄金の門公園がある大通り沿いに建つ上荘厳な外観なので、見落とすことはないでしょう。
ロシアまでの飛行ルート
ロシアの首都モスクワにはシェレメーチエヴォ国際空港とドモジェドボ国際空港と2つの国際空港があります。日本からはどちらにも直行便が運航していますが、市内に近いのはシェレメーチエヴォ国際空港。所要時間は約9時間30分です。空港からはアエロエクスプレスという列車が市内まで結んでおり、市内のベラルースキー駅までは35分程。値段はスタンダードクラスで500ロシアルーブル（約850円）です。
ロシアから劇場までのルート
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ロシアには多くの劇場がありますが、やはりコサックダンスの迫力を目の当たりにしたいなら実力NO.1のイーゴリ・モイセーエフバレエ団の公演がおすすめ。彼らの拠点はチャイコフスキー・コンサートホール。ここへはシェレメーチエヴォ国際空港からなら車で約40分。メトロなら最寄駅はマヤコフスカヤ駅です。正面には詩人マヤコフスキーの大きな像が建っているので目印になるでしょう。
踊ってみたい人はNDAアカデミー
コサックダンスを自分でも踊りたい！と思ってもなかなか教室を探すのは難しそう。でもコサックダンスを踊るには体幹を鍛えることが不可欠です。そのためにはまずダンススクールのNDAアカデミーで基礎教育を受けましょう。基礎教育とはどのジャンルのダンスにも必要なリズムトレーニングのこと。ここでは世界各地で活躍するダンサーたちが個人のペースに合わせて丁寧な指導をしてくれるので、初心者でも安心です。
NDAアカデミーはスタジオ数が多い
NDAアカデミーはスタジオ数が多く、池袋校、新宿校、中目黒校を始め、女性専用の駒沢校と銀座校と全部で8校あります。どのスタジオも腰や足に負担がかからない特殊な床構造となっており、シャワー室やロッカー室も完備。快適に通い続けられる充実した設備もNDAアカデミーの特徴です。またNDAアカデミーは全店舗共通会員なので、違うスタジオに立ち寄れることができるのもうれしいですね。
NDAアカデミーで体験も可能
NDAアカデミーでは受講する前にもちろん体験レッスンも可能。体験レッスンは公式ホームページからスケジュールを選んで予約してください。体験レッスンは1,000円。1人1回限りの受講となります。ダンス初心者なら「超入門クラス」か「リズムトレーニング」がおすすめ。どのジャンルのダンスにも必要な基礎のリズムとステップを丁寧に教えてくれます。周りはみんな初心者というのも心強いですね。
NDAアカデミーレッスンシステムは？
NDAアカデミーのレッスンシステムはとてもシンプル。予約は必要なく、好きな時に好きなレッスンを好きなスタジオで受けられるフリーレッスン制です。毎日同じレッスンを受けなくてもいいので、飽きずに続けられますね。もちろんレッスン回数の繰越は無制限。月謝が無駄になりません。もっとレッスンを受けて上達したい！と思ったらコース変更も自由。不必要な制限のないレッスンシステムこそNDAアカデミーの特徴です。
NDAアカデミーの気になる受講料
受講料は税抜で、月2回コースが5,000円、月4回コースが8,000円、月6回コースが11,500円と回数が多ければ多いほどお得になっています。またアフター5受け放題コース12,500円、すべてのレッスン受け放題17,000円と、利用者のニーズに合わせた細かいコース設定が印象的。現在キャンペーン中で10,000円の入学金が無料になっていますが、申し込む時には公式ホームページを確認してください。
まとめ
コサックダンスの背景や魅力をさまざまな方向から紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？もし興味を持ったら、動画サイトで一度検索してみて。その迫力ある踊りからきっと目が離せなくなるはずです。コサックダンス実力世界一とされるイーゴリ・モイセーエフバレエ団は最近来日していませんが、キエフ・オペラは時折来日しています。ぜひ一度本場の生の躍動感を体感してみてください。
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