雄大な自然が広がる群馬は、温泉やレジャー、季節のイベントなどを楽しめる魅力的なエリアです。日本三大奇勝のひとつである「妙義山」の南側山麓一帯には、約5,000本もの桜が見られる「県立森林公園さくらの里」が広がっており、シーズン中には妙義山と桜のコラボレーションを眺めながらハイキングを楽しんだり、イベントや売店を散策したりして楽しめます。また、遊園地などを有する「華蔵寺公園」にも園内に多数の桜やツツジが見られ、4月~5月にかけて「華蔵寺公園花まつり」が催されています。観覧車に乗って上から園内の桜とともに市内全域を一望することもでき、一味違った花見を楽しむことが可能です。
池を囲むように咲き誇る約500本の桜「敷島公園」はバラ園や松林、ボート池などを備えた広大な公園です。池の周辺にはソメイヨシノやシダレザクラなど約500本の桜が植えられており、満開の時期には池の水面に桜が映える美しい光景も楽しめます。3月下旬から4月上旬の桜の開花シーズンにはライトアップも行われ、幻想的な夜桜が鑑賞できます。
園内の池を中心として約350本の桜並木が続く「前橋公園」は前橋城址にあり、市民の憩いの場として人気の公園です。園内の「さちの池」を中心として、ソメイヨシノなど約350本の桜並木が続き、桜の名所として人々に親しまれています。例年の見頃は3月下旬から4月上旬頃。開花シーズンにはライトアップも行われ、幻想的な夜桜も楽しめます。園内に隣接している中央児童遊園地「るなぱあく」でも季節の花々を鑑賞することができます。
動物園や遊園地もある桜の名所「桐生が岡公園」は動物園や遊園地が併設された公園で、桜の名所としても知られています。園内にはソメイヨシノが約430本植樹されており、3月下旬から4月上旬には一斉に咲き誇った桜が園内をピンク色に彩ります。開花シーズンには露店も建ち並ぶなど、お花見ムードも盛り上がります。桜を背景に動物の写真を撮るのもおすすめです。
春と秋に花見を楽しめるフユザクラの名所桜山公園は、国指定の名勝であり天然記念物であるフユザクラの名所として知られている公園です。約7.000本のフユザクラが植栽されており、11月中旬から下旬は、紅葉とフユザクラの美しいコントラストを楽しめるのも魅力。また、フユザクラは、4月にふたたび花を咲かせる珍しい桜で、約3,000本のソメイヨシノとともに壮大なスケールの花見を楽しむことができます。
迫力あるしだれ桜と珍しい黄桜妙義神社は、妙義山の主峰である白雲山の中腹に位置している神社です。江戸時代の権現造りの本社・唐門・総門は、国の重要文化財に指定されており、見どころも満載。しだれ桜・黄桜の桜の名所としても知られており、樹齢200年余りのしだれ桜が咲き誇る姿は、圧巻。黄桜は、樹齢100余年といわれており、珍しい八重の黄色い花を楽しむことができます。
長期間楽しめる桜の名所さくらの里は、妙義山の麓に広がっている公園です。園内には、約40種類・1500本の桜の木が植えられており、桜の名所としても有名。ヤマザクラやソメイヨシノ、ヤエザクラなどさまざまな種類の桜の木があり、長い期間花見を楽しむことができるのも魅力です。ピンクや白の桜の花と奇岩との美しいコントラストを楽しむことができます。
大観音と桜の幻想的な姿が楽しめる観音山は、山頂までの登山道に高崎白衣大観音の像が佇むことで有名な山です。ソメイヨシノやヤマザクラをはじめとする約3,000本の桜が植えられており、桜の名所としても有名です。3月下旬から4月中旬に見ごろを迎え、夜にはライトアップも開催。高崎白衣大観音の像と桜の花が浮かび上がる幻想的な風景を楽しむことができます。
シンボルの「御殿桜」が見どころ沼田公園(沼田城址)は、真田氏が治めていた沼田城跡を整備した公園です。園内には、ソメイヨシノをはじめとする約210本の桜の木が植えられており、桜の名所としても有名。中でも、樹齢400年以上といわれている「御殿桜」と呼ばれるヒガンザクラが公園のシンボルになっており、ソメイヨシノに先駆けて、公園に春の訪れを告げています。
住宅地に広がる桜並木八瀬川「さくらプロムナード」は、住宅地を流れている八瀬川の両岸に続く桜並木です。約150本のソメイヨシノが立ち並び、3月下旬から4月上旬にかけての開花時期には、川を覆うように桜の花が広がる美しい光景を楽しむことができます。見ごろのころには、ライトアップもおこなわれており、幻想的な夜桜見物も楽しむことができます。
家族連れにおすすめの花見の名所華蔵寺公園は、伊勢崎市のシンボルにもなっている公園です。園内には、入場無料の遊園地をはじめとするレジャースポットもあり、多くの家族連れなどで賑わいを見せています。毎年4月になると、ソメイヨシノをはじめとする約1,000本の桜が美しく咲き誇り、園内を美しく彩ります。ちょうちん点灯もおこなわれるので、夜桜見物もおすすめです。
見事な景観を楽しめる前橋の桜の名所赤城南面千本桜は、「さくら名所100選」にも選ばれている、群馬県前橋市にある桜の名所です。赤城山の南の麓を走っている市道の両側を埋め尽くすように立ち並ぶ桜と、隣接している「みやぎ千本桜の森」の桜を合わせると、その数は約1,000本を超えており、4月上旬から中旬にかけての満開時には見事な景観を生み出しています。
群馬への交通手段は、飛行機、新幹線をはじめとする鉄道、高速バスなどが一般的です。東京から群馬までは、北陸新幹線で高崎駅まで約1時間でアクセスが可能。新宿から前橋までの高速バス利用で約3時間20分です。大阪から群馬までは、新大阪駅から東京駅で新幹線を乗り継いで高崎駅まで約3時間30分でアクセスすることができます。
群馬旅行の費用は、出発地や宿泊日数、訪れる場所、泊まるホテル、訪れるシーズンなどによって大きく異なります。東京発で人気の草津温泉へ行く往復高速バス利用の1泊2日の格安ツアーで、12,600円からになっています。このプランには夕食と朝食代が含まれているので、観光費用と昼食代、お土産代をプラスし、20,000円ほどの用意がおすすめです。
群馬旅行は、どのような目的で訪れるのかによっておすすめの宿泊日数が異なります。草津温泉や伊香保温泉、四万温泉などの温泉地で温泉とグルメを楽しむのであれば、1泊2日でも満喫できます。一方、観光スポット巡りも楽しむのであれば、2泊3日がおすすめ。スキー目的などであれば、もう少し長く楽しむ人も多いようです。
群馬は、1年を通じて旅行を楽しむことができます。気候のよい春や秋は、観光スポットを巡るのにも最適ですし、春は桜、秋は紅葉の美しい景色も楽しむことができます。また、夏は高原の爽やかな空気を楽しむことができますし、冬は雪見露天風呂や雪見酒を楽しむことができるので、目的に合わせて季節を選ぶのがおすすめです。
群馬旅行を、比較的人が少ない穴場のシーズンに訪れたいのであれば、夏休みや冬休み、春休み、ゴールデンウィークなどの学校が休みになる時期を外すのがおすすめです。また、平日のほうが、土日祝日よりは人が少ない傾向にあるので、平日に訪れるのがおすすめ。6月の梅雨の時期や、1月中旬から2月ごろは、比較的人が少ない時期になっています。
群馬の観光スポットといえば、日本三大名湯に数えられている草津温泉をはじめ、伊香保温泉、四万温泉といった温泉。草津の湯畑は、一度は訪れたい人気の観光スポットです。そして、世界遺産に登録されてからさらに人気となっている富岡製糸場などがあります。また、高崎だるまで有名な高崎や榛名神社、草津白根山なども外せない人気の観光スポットのひとつです。
群馬は、訪れる場所によって気温が異なり、草津などは東京に比べて気温が低めなので、夏場は涼しく冬場は寒さが厳しくなっています。一方、高崎は、毎年全国の最高気温を記録するほど暑さが厳しく、夏場に訪れるのであれば熱中症対策が欠かせません。訪れる場所の気温などを週間天気予報などで確認して服装を用意するのがおすすめです。
群馬旅行には、歩きやすい靴と動きやすい服装を用意するのがおすすめです。人気の観光地は、自然豊かな場所であったり、伊香保のように階段が多い場所であったりするので、スニーカーが最適。女性はスカートではなくズボンの方がよいでしょう。また、両手が自由に使える斜めかけのバッグやリュックなどを用意しておくと便利です。
群馬で外すことができないグルメと言えば、日本三大うどんのひとつである水沢うどんや、江戸時代から食べられている郷土料理のおっきりこみ、太さ10㎝ほどもあり、きしめんのルーツともいわれているひもかわうどんなどが有名。また、B級グルメとしては、ソースカツ丼や高崎パスタなどがあり、ぜひ味わいたい人気のグルメです。
群馬では、コロナウイルス感染症拡大防止対策を徹底しています。密をさけるために、観光スポットの入場制限や飲食店の営業時間短縮、イベント開催の中止などがおこなわれており、訪れる前にホームページなどで確認しておくのがおすすめ。マスク着用やアルコール消毒、会話を控えめにするなどして安全に旅行を楽しむようにしましょう。