歴史や自然を満喫できる岡山は、ユニークなご当地グルメやイベントも豊富な人気観光地です。岡山市内を流れる旭川の河川敷には、約1.3㎞に渡って250本のソメイヨシノが並んでおり、見頃の時期には「岡山さくらカーニバル」も催され、屋台やライトアップを桜と合わせて楽しめます。また県内屈指のお花見スポットとして知られる「津山城(鶴山公園)」では、城郭や石垣を背景に多数の桜の花が咲き誇る豪華絢爛な景観が評判で、シーズン中は「津山さくらまつり」を開催。ご当地グルメの店が集まったり、ステージイベントが催されたりと様々なイベントを桜とともに満喫することが可能です。真庭市の里山にそびえ立つ「醍醐桜」は、1332(元弘2)年に後醍醐天皇がこの桜を見て称賛したという逸話を有する、樹齢1,000年ともいわれるアズマヒガンの巨木です。今でも毎年春には見事な姿を見せ、開花の時期には大勢の花見客でにぎわいます。
山頂から望む桜と瀬戸内の絶景「岡山いこいの村周辺」にはシダレザクラやオオシマザクラ、ヤエザクラ、ソメイヨシノなど約2,500本もの桜が咲き乱れます。大平山の豊かな自然に囲まれており、山頂からは瀬戸内の島々を一望することができます。「日本の朝日百選」にも選ばれている地で、朝日と桜を一緒に望むのもおすすめ。見頃は例年3月下旬から4月上旬で、花見弁当やバーベキューを楽しみながら花見をすることも可能です。
約2km続く川沿いの桜のトンネル井原市内を流れる小田川沿いの「井原堤」には約800本ものソメイヨシノの桜並木が約2kmに渡って続いています。桜のトンネルをゆっくりと散策しながらのお花見がおすすめ。見頃は3月下旬から4月上旬頃です。桜の開花に合わせて「井原桜まつり」も開催されます。夜にはライトアップも行われ、昼間とは異なる幻想的な光景を楽しむことができます。
まるで雲海のような桜の景色を楽しめる津山城(鶴山公園)は、津山市にある歴史公園で、「日本100名城」に選ばれているほか、岡山県で唯一「日本さくら名所100選」に選ばれている岡山県屈指の桜の名所として知られています。本丸からのまるで雲海のように広がる桜の光景は、息をのむ美しさ。夜にはライトアップがおこなわれ、立派の石垣のお城と桜が浮かび上がる幻想的な光景を楽しむことができます。
歴史的建造物と桜の織り成す贅ある景観がいせん桜は、旧出雲街道宿場町の両側に、日露戦争の戦勝記念として植えられた132本の桜による桜並木です。毎年4月中旬ごろになると、歴史的な建物が立ち並ぶ街並みと桜の美しい景観を楽しむことができ、多くの見物客が訪れ賑わいを見せています。また、桜並木のすぐそばを流れている新庄川の堤防では、美しいしだれ桜を楽しめるのも魅力です。
桜とつつじの見事な饗宴三休公園は、標高270mに位置し、旭川湖と緑の森の美しい景観を楽しむことができる公園です。園内には、ソメイヨシノやヤマザクラなど約5,000本の桜の木があり、毎年4月上旬から中旬にかけて見頃を迎えています。また、1万本のつつじが咲くつつじの名所としても有名で、桜とつつじの素晴しい饗宴を楽しめるのも魅力です。
玉野市の中心で見事な桜を楽しもうみやま公園は、岡山県玉野市のほぼ中央部に位置している公園です。園内一円に、ソメイヨシのやシダレザクラ、ヒガンザクラなどさまざまな種類の約7,000本の桜の木が植えられており、3月下旬から4月上旬にかけて、美しい花を咲かせ、訪れる人の目を楽しませています。4月の上旬には、「深山さくらまつり」が開催され、ぼんぼりも点灯されています。
山里に建つ県下一の巨木の桜醍醐桜は、後醍醐天皇が隠岐配流の時に賞賛したといわれる、樹齢1,000年と推定されている県下一の巨木の桜の木です。「新・日本名木100選」のひとつでもあり、県の天然記念物にも指定されています。4月上旬から中旬ごろに見ごろを迎え、「醍醐桜まつり」も開催。地元農産品の販売なども行われ、多くの観光客で賑わいを見せています。
瀬戸内海の絶景と桜を楽しむ由加山桜園地は、蓮台寺と由加神社を有する由加山の山頂に位置し、瀬戸内海国立公園の絶景を一望することができる絶景スポットです。由加神社本宮と桜園地には、約500本のソメイヨシノやヤマザクラなどの桜の木が植えられており、毎年3月下旬から4月上旬にかけての見ごろになると、多くの花見客が訪れ賑わいを見せています。
四季折々の花を楽しめる桜の名所岡山市半田山植物園は、岡山市街を一望することができる半田山の丘陵地にある植物園です。約3,200種の植物が植えられており、四季折々の美しい花の景色を楽しむことができます。3月下旬から4月上旬にかけては、約800本のソメイヨシノが花を咲かせており、桜の名所としても有名。桜の開花に合わせて、ライトアップや桜祭りも開催されています。
名庭園で風情ある桜の花見岡山後楽園は、日本三名園のひとつに数えられている岡山にある日本庭園です。園内外の各所に、ソメイヨシノをはじめとする約280本の桜の木が植えられており、3月下旬から4月上旬にかけて、桜の林や桜のトンネルなどを作り上げており、訪れる人たちの目を楽しませています。園内には、茶屋などもあるので、お茶やお菓子を味わいながらゆっくり花見も楽しめます。
ヤエベニシダレザクラのトンネルが美しい桜の名所岡山市北部に位置している緑豊かな自然公園です。1982年に京都に在住していた桜の大家・佐野藤右衛門氏の指導で植栽が始まり、現在では100種・約15,000本の桜が咲き誇る桜の名所になっています。品種が多いため、長く花見を楽しむことができるのが特徴。特に、約1,5㎞続くヤエベニシダレザクラの「藤右衛門桜の小径」は、幻想的な空間が広がり人気です。
四季の花を楽しめる市内屈指の桜の名所種松山公園西園地は、倉敷市街地の南標高258mの種松山の山頂付近に広がる公園です。アスレチックコースや遊具を備えており、子ども連れにも人気。山の斜面を利用して、桜やつつじ、バラ、紫陽花などさまざまな花が植えられており、花見の名所にもなっています。桜は、ヤマザクラやソメイヨシノなどが約1,000本植えられており、美しい桜並木のトンネルを楽しむことができます。
東京から岡山県にアクセスする場合は新幹線を利用して約3時間10分で到着します。新大阪駅から乗車する場合の所要時間は約45分です。新幹線以外にも高速バスも岡山旅行の交通手段として使用できます。岡山県には空港があるため、飛行機を利用して各地からアクセスすることも可能です。岡山桃太郎空港からはリムジンバスを利用すれば市内にアクセスできます。
出発地や旅行シーズンにもよりますが1泊2日の旅行の場合、交通費と宿泊料金を合わせて20,000円から30,000円となっています。現地での飲食代やバスやタクシー代、お土産代も加えて50,000円前後用意しておけば岡山旅行を楽しむことが可能です。費用を抑えたい、逆に費用に余裕がある場合は宿泊代や飲食代で調整することができます。
岡山県は1泊2日でも楽しむことが出来る旅行先です。新幹線を利用してアクセスすることが可能なので週末気軽にアクセスすることが出来ます。いくつもの観光スポットを巡りたい場合や、温泉でのんびりしたい場合には2泊3日以上のスケジュールを組んで出かけるプランが人気です。旅の目的や、目的地に合わせて滞在日数を選んでください。
温暖で雨が少ない気候の岡山県は一年を通して旅行を楽しめる地域となっています。ベストシーズンは3月から5月の温かくなり始める時期で、豊かな自然や観光を満喫することが可能です。春から初夏にかけて以外だと秋頃の紅葉シーズンも人気となっています。鮮やかに色付く山々の眺望を楽しんだり、雲海が発生しやすい時期のため天空の山城を観光したりできます。
ベストシーズンを外した時期や春休み、GW、夏休みなどの長期休暇を外した時期は人混みも少なく穴場の時期と言えます。梅雨の時期は旅行の際に敬遠されがちですが、岡山県は雨が少ないので梅雨の季節でも観光を楽しむことが可能です。週末を外して平日で観光を楽しむ場合であればベストシーズン中も比較的のんびり観光することが出来ます。
岡山と言えば桃太郎のイメージが強いですが、日本三大庭園の一つである「岡山後楽園」や江戸時代の情緒を感じることがす出来る「倉敷美観地区」や「岡山城」もおすすめの観光スポットです。県内に神社やお寺があるため、神社巡りやお寺巡りを楽しむプランもおすすめとなっています。美人の湯として知られる奥津温泉も人気の観光スポットです。
岡山県は一年を通して過ごしやすい地域であることから季節に合わせた服装を選べば間違えありません。暖かな気候で知られる岡山県なので動きやすい服装や脱ぎ着しやすい服装もおすすめとなっています。レジャーや街歩き、アクティビティを楽しむスケジュールであれば履きなれた靴や動きやすい靴を用意しておくことをおすすめします。
岡山旅行で特別必要な持ち物はありませんが、移動時間が長い場合は時間を潰すことが出来る本やタブレット、ポータブルゲーム機を用意しておくのがおすすめです。お土産など現地で買い物をする場合はエコバッグや手提げ袋を持ち歩いておくと安心です。晴れの国岡山ですが、万が一の雨に備えて折り畳み傘などの雨具も用意しておきましょう。
岡山県はフルーツの名産地として有名です。白桃やマスコットを使用したスイーツは岡山旅行で外すことが出来ないグルメです。鰆料理や日生カキオコ、津山ホルモンうどんといった郷土グルメは地元民からも親しまれているおすすめの料理となっています。ひるぜん焼きそばやぶたかばといったB級グルメも外すことが出来ないグルメです。
現在、新型コロナウイルスが蔓延しているため旅行や外出の際にはマスクの着用が必須となっています。現地の方々に迷惑がかからないよう、マスクを着用しアルコール消毒をこまめに行うようにしてください。観光地を巡ったり、食事をしたりする際には3密を避けて行動しましょう。目的地の営業時間の変更や臨時休業情報なども要チェックです。