織田信長の居城であった「岐阜城」をはじめ、「飛騨高山」や「白川郷」など、岐阜には歴史や文化、四季折々の自然に触れられる魅力的なスポットが豊富です。人造湖として知られる「恵那峡」は古くから桜の名所としても評判で、毎年4月にはライトアップなどでより美しい桜を観賞できる「恵那峡さくら祭り」を開催。湖上をはしる遊覧船も運行しているので、船の上から恵那峡めぐりと花見を一度に満喫することもできます。また岐阜県南部の池田町にある「霞間ヶ渓(かまがたに)」にも、渓流沿いにソメイヨシノやヤマザクラ、しだれ桜をはじめとする様々な種類の桜が約1,500本も見られ、一斉に咲き始めます。シーズン中は「池田サクラまつり」も催されており、春らしい寄せ植え作品の展示や、フォトコンテストなど、この時期ならではの多彩なイベントで桜をより楽しむことが可能です。
樹齢100年超の「鵜飼桜」を見に行こう「岐阜公園・長良川堤」一帯にはソメイヨシノや山桜、エドヒガンなどを中心とした約1kmの桜並木が続いています。桜は約400本。開花シーズンにはきれいな桜のトンネルができ、「飛騨・美濃さくら33選」にも選出された人気の花見スポットです。中でも「岐阜護国神社境内」にある「鵜飼桜」は樹齢100年超と言われるエドヒガンで必見。見頃は3月下旬から4月上旬頃です。
樹齢500年超の見事な桜の巨木「荘川桜」は岐阜県高山市にある2本の桜の巨木です。もともとは中野照蓮寺と光輪寺の境内にあったものがダム建設の際に移植されました。岐阜県指定天然記念物です。樹齢500年とも言われるアズマヒガンザクラで、「飛騨・美濃サクラ33選」にも選出された見事な桜です。見頃は例年4月下旬から5月上旬頃です。
養老の滝まで続く約3,000本の桜並木「養老公園」は名瀑「養老の滝」を中心とする養老山麓に広がる公園です。公園入口から養老の滝まで続く散策路を約3,000本もの桜並木が彩ります。3月下旬から4月上旬にかけての桜のシーズンには辺り一面がピンク色に染まり、圧巻。滝谷河原ではピクニックも楽しめるので、お弁当を広げてのお花見もおすすめです。
まるで龍が臥しているかのような大樹「臥龍桜」は樹齢1,100年超のエドヒガンザクラです。高さ20m、目通り周囲7.3m、南北に広げた枝は30mという大樹で、まるで龍が臥しているように見えることから「臥龍桜」と名付けられました。「飛騨・美濃さくら33選」にも選ばれており、国の天然記念物に指定されています。見頃は毎年4月中旬から4月下旬頃です。
川を覆うように咲き乱れる美しい桜新境川堤は、市内を流れる新境川による水害を防ぐためにつくられた土手で、両岸に約1,000本の桜が植えられている桜の名所としても知られています。 水路の完成を記念して、地元出身の歌舞伎役者である市川百十郎が寄贈した桜であることから「百十郎桜」と呼ばれて親しまれています。飛騨・美濃さくら33選にも選ばれており、水面を覆うように咲き乱れる美しい桜の景観を楽しむことができます。
木曾の景勝地で圧巻の花見恵那峡は、木曽川の中流に位置している渓谷で、地理学者の志賀重昴によって大正9年に命名されたものです。獅子岩や屏風岩をはじめ約20種類の奇岩・怪石を見ることができる景勝地であり、春は桜、秋は紅葉の名所として有名。遊覧船で巡ることができ、船の上からの花見を楽しむことができるのも魅力。ピンク色に染められた渓谷の姿は圧巻です。
桜の森と絶景を楽しめる水源キリン木曾水源の森は、木曽川流域の標高500mに位置している水源です。奥三河や伊吹山、名古屋駅前の高層ビル群などを見渡すことができる絶景スポットになっています。サクラやもみじ、栗などの苗木が約6,000本植えられており、春には約1,000本の桜が咲き誇る桜の名所にもなっています。展望台や、散策路もあり、ピンク色の美しい桜の森を満喫するのにピッタリです。
家族連れに人気の自然豊かな公園相川水辺公園は、相川の河川敷一帯に広がっている家族連れに人気の公園です。広い芝生や遊具などがあり、四季折々の自然の中で遊ぶことができる公園。園内には、樹齢50年を超えるソメイヨシノが約200本植えられており、3月下旬~4月中旬ごろになると、一面をピンク色に染め上げており、美しい景観を楽しむことができます。
姉妹の樹齢400年の桜の巨木苗代桜は、別名を暦桜とも言われている下呂市にある桜です。高さ約30mと約25mの樹齢約400mといわれているエドヒガンザクラに属する姉妹の2本の巨木で、県の天然記念物にも指定されており、毎年4月上旬から中旬の開花時にかけて、多くの見物客が訪れ賑わいを見せています。開花に合わせてライトアップもおこなわれ、幻想的な夜桜も楽しむことができます。
桜並木とお城の幻想的な夜桜墨俣一夜城・犀川堤は、木下藤吉郎が一夜で築いた言い伝えのあるお城です。周辺を流れている犀川の堤防には、樹齢50年以上といわれるソメイヨシノが約800本、約3.7kmにわたって桜並木を築いており、別名「桜堤防」とも言われる桜の名所になっています。3月下旬から4月上旬にかけての見ごろには、ライトアップもおこなわれ、お城と桜の幻想的な風景も楽しむことができます。
樹齢1500余年の天然記念物の桜根尾谷淡墨桜は、継体天皇お手植えの桜と樹齢1500余年の桜の巨木です。過去数回にわたっての枯死の危機を乗り越えてきた国の天然記念物の桜です。散りぎわになると、淡い墨をひいたような色になることから「淡墨桜」と名付けられており、4月上旬から中旬にかけて見頃を迎えています。開花に合わせてライトアップもおこなわれており、多くの見物客が訪れています。
中将姫の願いが込められた珍しい桜中将姫誓願桜は、 岐阜市大洞の願成寺の境内にある、ヤマザクラの変種といわれている桜です。花弁の数が、通常のヤマザクラよりも多い20弁から30弁あるのが特徴で、珍種の桜であることが確認されており、天然記念物にも指定されている桜になっており、中将姫によって婦人特有の病平癒を願って植えられたという伝説が残っています。
双眼鏡で観察したい貴重な天然記念物の桜揖斐二度ザクラは、国の天然記念物にも指定されている、ヤマザクラの変種といわれる大変貴重な桜です。1本の木に一重と八重の花を咲かせる非常に珍しい桜になっており、毎年4月上旬から中旬にかけて見頃を迎えています。ただし、生育地内へは立ち入ることができないため、双眼鏡などを持参して観察するのがおすすめです。
桜の花が咲く様子から名が付いた桜の名所霞間ヶ渓公園は、国の名勝・天然記念物にも指定されている霞間ヶ渓を有する公園で、桜の花が咲く様子を遠くから見ると、まるで霞がかかったように見えることからその名がついたといわれる桜の名所です。園内には、約1,500本の桜の木が植えられており、「さくら名所100選」にも選ばれています。満開のころには「池田サクラまつり」も開催され、多くの人で賑わいます。
峠に広がる美しい桜並木寺尾ヶ原千本桜公園は、岐阜県関市を走っている県道59号北野乙狩線上の寺尾峠と寺尾地区の間に広がっている公園です。寺尾峠を越える道の両側には、約2㎞にわたって約1,000本のソメイヨシノが並木道を作り上げており、桜の名所として有名です。桜の開花に合わせてライトアップもおこなわれており、幻想的な夜桜も楽しむことができます。
岐阜への交通手段は、飛行機や鉄道、バスなどがあります。東京から岐阜へは、新幹線で名古屋へ行き、JR快速に乗り換えて、合計約2時間10分でアクセスができます。大阪から岐阜へは、新幹線で名古屋へ行き、JR快速に乗り換えて、合計約1時間30分でアクセスすることができます。また、大阪からは高速バスを利用すると約6時間でのアクセスになります。
岐阜旅行の費用は、出発地点や訪れる場所、交通手段、宿泊するホテル、訪れるシーズンなどによって大きく異なります。東京発の新幹線利用、1泊2日の格安プランのツアー代金は、18,200円からになっています。このほかに、観光費用や食事代、お土産代などが必要になってくるため、30,000円ほど用意しておくのがおすすめです。
岐阜旅行で最も人気が高いのは、1泊2日のプランです。白川郷や飛騨高山などの定番観光スポットを巡り、飛騨温泉郷に宿泊する王道プランが一番人気。もう少し岐阜を堪能したいという人ならば、王道の観光スポットのほかに、木曽路や馬籠などの宿場町に立ち寄って、下呂温泉で宿泊し、郡上八幡も巡る2泊3日プランなどが人気です。
岐阜旅行のベストシーズンは、訪れるエリアによって異なっています。世界遺産の白川郷は、雪化粧した美しい景色やライトアップが楽しめる冬がベストシーズン。日本での有数の山岳リゾートとして知られている乗鞍岳などは、夏がベストシーズンになっています。また、日本百名上のひとつである岐阜城は、桜の時期がベストシーズンです。
岐阜旅行を、比較的人の少ないシーズンに楽しみ谷のであれば、春休みや夏休み、冬休み、ゴールデンウィークなどの学校が休みになる時期を外すのがおすすめ。また、土日祝日よりは、平日の方が人が少ない傾向にあります。季節としては、6月の梅雨のシーズン、冬休み明けの1月中旬から2月が人が少ないシーズンになっています。
岐阜には、美しい自然や歴史的なスポット、情緒あふれる街並など見どころが満載!世界遺産に登録されている白川郷や飛騨高山、情緒あふれる宿場町の木曽路や馬籠宿などに、山岳リゾートの乗鞍岳、紅葉の名所としても有名な恵那峡や養老公園、歴史を感じる岐阜城などのほか、名湯として知られている下呂温泉などの温泉も欠かすことができません。
岐阜は、訪れる場所によっても服装が異なります。市内は東京や大阪などの普段の服装で訪れることができます。白川郷をはじめ山間部は、東京や大阪に比べると気温が低く、夏でも朝夕は冷え込むので温度調節ができる長袖の羽織が必要です。一方冬は、たくさんの雪が積もるため、厚手のコートにマフラーや手袋、雪道でも歩きやすい長靴などを用意しておくのがおすすめです。
パッケージツアーの一番のメリットは、交通機関と宿泊施設を別々に予約するより、合計金額が安くなることです。移動手段は旅行会社にもよりますが、JR(新幹線)、飛行機、高速バスなどがあります。移動時間を短縮したければ飛行機、コスパ最優先なら高速バス、本数が多く遅延も少ないため予定が立てやすいのが新幹線です。また、現地での過ごし方によって観光付きにするのか、自由行動のみのフリープランにするのかも変わります。こだわりのホテルでおこもり旅行をするならフリープラン、桜や雪など季節による観光地を楽しむなら観光付きのプランがおすすめですが、人気が高いので早めに申し込みましょう。パッケージツアーはこのように、日程と予算、目的に合わせて選ぶことが大切です。
JR(新幹線)とホテルがセットになったパック旅行とは、新幹線の切符とホテルの宿泊を同時に予約することで、切符とホテルを別々で予約するよりも格安で利用できるプランです。利用する新幹線のルート、ホテルなどの宿泊施設を手配してあらかじめコースを決め、日程,人数などを定めて予約をします。予約の際は、往復の新幹線とホテルがセットになっている関係上、片道だけの利用や日帰りはできないこと、予約した列車より早く乗ることができない点も注意が必要です。ちなみに、新幹線に乗り遅れた場合は、原則として後続列車の自由席に乗車できます。
航空券とホテルがセットになったパック旅行とは、飛行機の航空券とホテルの宿泊を同時に予約することで、航空券とホテルを別々で予約するよりも格安で利用できるプランです。飛行機利用の場合は、搭乗手続き等の事前準備の時間がかかること、空港は都市中心よりやや離れた場所にある場合が多いため中心部へのアクセスに時間がかかることを考慮しても、飛行機の移動時間は他の交通機関に比べて最も短い場合が多くあります。また、早い段階で出発日時が決まっている場合は特に、飛行機は料金面の優遇を受けやすく費用を抑えられる交通手段で早期予約などによる割引が多いのがポイントです。