更新日: 2024年4月27日
大阪でのグルメといえば「お好み焼き」「たこ焼き」「串揚げ」を思い浮かべます。どちらかというとみんなでワイワイと食べる雰囲気ですね。もう少し、おしゃれに、少人数やデートでしっとりと食事がしたい、会話を楽しみたいと思うこともありますよね。そんな時はイタリアンです。
さすがは「食の街」の大阪、ちゃんとお勧めの素敵なイタリアンのお店があるんです。イタリアンといえば、陽気で明るくにぎやかな雰囲気のお店もありますが、大切な人の時間に適した「ちょっと改まった」感じのお店もあります。そんな本場さながらのイタリア料理が楽しめるお勧めのお店を5軒紹介します。
目次
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大阪のイタリアン事情
大阪イタリアンの主要エリアとお店の立地傾向について
大阪の主なイタリアンエリアはJR大阪駅を中心として存在します。阪急、阪神、大丸、伊勢丹などの百貨店やルクア、グランフロント大阪などの商業施設、隣接するホテルなどにも多くのイタリアンのお店が集まっています。茶屋町方面にも新しいイタリアンのお店が存在し、少し足を延ばして北新地や中之島方面などにもおしゃれで高級感あふれるお店が多いようです。
大阪に行くなら第一候補?有名店・行列店を紹介
大阪には、イタリアンの話題のお店や行列ができる名店がいくつかあります。代表的なところでは、モダンでシックな空間で高級感あふれるイタリアンを提供する「クイントカント (QUINTOCANTO)」。2人のシェフによるコースを月替りで楽しめるリストランテです。ほかには、北イタリア地方の料理を楽しめるお店「イルピノーロ」や、石釜で焼き上げたピッツァが大人気の「トラットリア アルレッキーノ」などは良く知られています。
豆知識①:イタリアンの地域による違い
イタリアは現在の形に統一されるまでは、王国や都市国家が多数あり、各地域によって料理の雰囲気は大きく変わります。日本のレストランでは地域性を打ち出しているお店はそれほど多くありませんが、自分の好きな料理はどこの地方のものなのか知っておくと、日本でのお店選びのほか、イタリア旅行で行きたい都市も決まってくるかもしれません。
イタリア北部の料理の傾向
アルプス山脈に近い北イタリアは、近くのフランスやドイツ、スイスなどの料理の影響を受けています。食が有名な地域はベネチアやトリノ、ミラノがあり、海が近く魚介料理が多いベネチアと、内陸部のトリノ・ミラノではまた雰囲気が違います。
ベネチアは言わずと知れた「イカスミのスパゲティ」、寒冷地なので煮込み料理も多く多様なリゾットが楽しめます。
トリノやミラノなどの内陸部は畜産による食材が多く、乳製品や肉料理がさまざま楽しめるほか、山のふもとで取れる、トリュフやポルチーニなど山の食材が料理に華やかな香りを加えてくれます。生ハムで有名なパルマも北イタリアに属しています。
イタリア中部の料理の傾向
イタリア中部は、首都ローマの料理が有名。中部は気候的にもそれほど厳しい場所ではなく、山も海も田園もあり、食材のバリエーションに富んでいます。王国の貴族は贅沢な料理を楽しんでいましたが、そうではない庶民の料理がこの地域の人気料理として多数残っています。
羊肉やウサギ、イノシシ、鳥などのジビエ料理や、季節の野菜を使ったシンプルな味付けの料理が多く、内蔵を使った煮込みやレバーペーストなど、ワインに合うおいしいものがたくさんあります。ちなみにカルボナーラはローマが発祥で、炭鉱夫が食べていた炭がかかったようなスパゲティを模して黒胡椒が振られています。
イタリア南部の料理の傾向
地中海の交易の拠点にもなっていた南イタリアでは、海の食材をはじめとして、アラブやヨーロッパ諸国の影響をうけた料理が楽しめます。トマトとオリーブオイルをたっぷり使ったピザが有名なナポリや、マグロやイワシのほかタコやアサリなどの海鮮が味わえるシチリアが代表的な都市です。
パスタやピザなども南イタリアから広まったと言われており、本場のパスタやピザを食べたいと思ったら南イタリアがおすすめです。
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豆知識②:イタリアンのお店の呼び名の違いとは?
レストランと呼んだり、トラットリアと言ったり、バルと言ったり、イタリアンが食べられるお店と言っても、いろいろな呼び名があって、何が違うの?とふと気になることもありますよね。
日本では厳格に区別されているわけではないので、雰囲気の違い程度に思っておけば大丈夫ですが、コース料理が基本の高級レストランをリストランテと呼び、トラットリアは大衆食堂、オステリアは居酒屋と分けられています。ピザ専門の場合はピッツェリアと呼ばれ、バルはお酒をメインに軽食も食べられるお店となっています。
ちなみにビストロはフレンチの小料理屋という意味。ちょっと知っておくとお店選びで役立つことでしょう。
大阪のおすすめグルメを紹介!
■トラットリア パッパ
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最初におすすめする大阪のイタリアンは「トラットリア パッパ」。メディアへの登場も多く人気店なのが「トラットリア パッパ」です。特に夜はにぎやかです。にぎやかすぎてちょっと、と思う人は、ランチタイムに一度行ってみてはいかがでしょう。数人で来て盛り上がっている人もいるようですが、カウンター席がメイン、一人で入ってもお料理を楽しめそうです。このカウンターが一枚板ということで気に入っている人が多いですね。
前菜からきれいに作り込んであって、目でも楽しめるイタリアンです。魚介類がメインのお料理ですので、カルパッチョがおすすめです。パスタは量が多いと感じる人がいますので、しっかりお腹を空かせてから行きましょう。
■イルピアット
2番目におすすめする大阪のイタリアンは「イルピアット」。
心斎橋という中心地にありながら、「かくれ家的」と評判なのが「イルピアット」です。お料理、ワイン共にすばらしく、リピーターも多い実力派です。カウンター席のみで照明は落としてあるので、一人でひっそり食べるもよし、二人で仲良く食べるもよし、なお店です。
お値段は金額だけ見るとちょっとお高めに感じますが、食べれば納得できるものです。肉類あり、魚介類ありなので誰もが「お気に入りの一皿」を見つけることができるでしょう。ワインの種類が豊富なので、お店の人に相談しながらどのお料理にどのワインが合うかを試してみてはいかがでしょうか。
■スペッロ
3番目におすすめする大阪のイタリアンは「スペッロ」。「予約がとれたらラッキー」なのが「スペッロ」です。旬の素材を生かした本格的なイタリアンが食べられるので当然と言えば当然のことなのでしょう。「ミナミ」の地にありながら、落ち着いた、明るい感じのお店で、入り易そうなのも人気の一因かもしれません。
「とにかくパスタを食べてみて」という声が多いです。ランチのセットでセレクトできるパスタとして、イカスミのソースが絶品です。前菜、スープからデザートまで、ランチのセットはボリュームもお味も満足できるものになっています。ワインの種類も豊富なので、是非楽しんでみて下さい。
スペッロ
- 大阪府大阪市中央区南船場1-4-19 オデッササウスセンバ1F
- 06-6262-7044
- 11:30~13:30、17:30~22:00
- 火曜日、月一回不定休