市川屋珈琲ってどんなお店？アクセスとおすすめメニューを大公開

更新日: 2023年11月21日

京都市東山区にある2015年11月にオープンしたカフェ「市川屋珈琲」について、アクセス方法やおすすめメニューなどをいろいろと紹介します。「市川屋珈琲」は清水寺の近くにあって、京町屋（清水焼の工房）を改装して造られています。マスターは長年京都の老舗喫茶店である「イノダコーヒ」に勤務していて、コーヒーやランチメニューなどを熟知しています。長年の京都の伝統と、マスターの技術によって作られるコーヒーの世界はとても深く、出されているメニューにはどれも説得力があります。「市川屋ブレンド」や「季節のフルーツサンド」などの人気メニューを是非体験してみてください。

市川屋珈琲とは

市川屋珈琲は、京都市東山区に2015年11月にオープンした珈琲店です。五条通（国道1号線）と鴨川が交差するあたりに位置しています。静かなたたずまいの場所にあって、大きな京町屋をカフェスペースに改装しています。軒先には暖簾が掛けられています。市川屋珈琲ではコーヒーなどのカフェメニューのほかに、地元で採れた食材を使用したフルーツサンドなどのフードメニューを提供しています。

清水焼を生み出してきた工房を使用したお店

市川屋珈琲では、清水焼（きよみずやき）を生産していた工房を改装してカフェを営業しています。清水焼は京都で焼かれている陶磁器で、清水寺への参道沿いに多くの窯元があったことから名付けられました。清水寺は、江戸時代より京都を代表する伝統工芸品のひとつとして知られています。店内にある木の温もりに、京都にある昔からの伝統を感じられます。

京の街並みとマッチしたモダンな店内

市川屋珈琲の広い店内には開放感があって、居心地の良さを感じられます。マスターの祖父が以前暮らしていた清水焼の工房兼住宅が改装されていて、外見では想像つかないような広さがあります。内装によって古い建物がカフェのためにモダンにアレンジされていて、京都の古い街並みにさらに現代風に手を加えたような印象を与えます。

座る場所により見える景色が変わる

市川屋珈琲にある25席の客席には、カウンター席とテーブル席があります。そしてそれぞれの席では、座る場所によってそれぞれ違う景色を楽しめます。坪庭を眺められる席、井戸を眺められる席など様々な景色があって、店内でいろいろと試してみる価値があります。店内には吹き抜けになっている席もあって、気持ち良い雰囲気でくつろぐことができます。

市川屋珈琲へのアクセス

市川屋珈琲は、京阪本線清水五条駅から南東に600mほどの場所に位置しています。徒歩でおよそ15分で到着します。市バスでは、馬町（うままち）停留所で下車してすぐの場所にあります。市川屋珈琲は、五条通（国道1号線）のひとつ南を東西に通っている渋谷通（しぶたにどおり）沿いに建っています。近くには清水寺や三十三間堂などがあって、東山散策の途中で立ち寄ることができます。

市川屋珈琲の営業時間

市川屋珈琲の営業時間は、9:00～18:00です。定休日は火曜日と第2・第4水曜日です。モーニングは9:00～11:00に提供されていて、朝食を摂ることができます。ランチタイムには評判のフルーツサンドなどを求めてかなりの客がやって来る人気店になっています。土曜日・日曜日・祝日も営業しているので、京都観光の際に気軽に立ち寄れる便利さが増しています。

イノダコーヒに長年勤めていたマスター

市川屋珈琲では、市川さん夫妻がお店を経営しています。マスターは京都の老舗喫茶店であるイノダコーヒに長年勤めていて、焙煎に興味を持ったことがきっかけで独立してコーヒー店をオープンさせることになりました。ちなみにイノダコーヒは1958年に設立されたコーヒーの老舗チェーン店で、京都市内を中心に東京や札幌などにも出店しています。

こだわりのコーヒー1：市川屋ブレンド

市川屋珈琲では、コーヒーはブレンドされたものを提供しています。「市川屋ブレンド」は3種類あるブレンドのひとつで、華やかな甘い香りとコクがふわりと抜ける印象を与えます。味は強すぎることはなくて、飽きの来ない美味しさです。二杯目をつい頼んでしまうような感じで、マスターのイチオシメニューでもあります。値段は470円です。ちなみに市川屋珈琲では、ブレンドやアイスコーヒーの二杯目は230円で提供されています。

こだわりのコーヒー2：青磁ブレンド

「青磁ブレンド」は、市川屋珈琲で提供されているブレンドメニューのひとつです。柔らかな酸味の後に爽快感を感じることができるコーヒーです。優しい味わいは、まるでコーヒーの世界に包み込まれているように感じます。「青磁」という名称に、清水焼の工房があった昔の名残が伝わっています。値段は、「市川屋ブレンド」と同じく470円です。

こだわりのコーヒー3：馬町ブレンド

「馬町ブレンド」は、市川屋珈琲で提供されているブレンドメニューのひとつです。重厚な苦みと深いコクが上品な雰囲気を演出しています。旨みやとろみ感には独特のものがあって、まさにコーヒーの醍醐味を実感できます。値段は500円で提供されています。なお、それぞれのブレンドは販売も行っていて、気にいったブレンドを自宅で味わうこともできます。

市川屋珈琲のおすすめメニュー1：フルーツサンド

市川屋珈琲では、「フルーツサンド」が一番人気です。生クリームとフルーツがサンドされていて、ボリューム感がとてもあります。生クリームはあっさりとしているので、食べていてもしつこくなくあっという間に完食してしまいます。シンプルな作りになっていて、だから素材の味が生きています。ランチタイムでの軽食におすすめしたいメニューです。

市川屋珈琲のおすすめメニュー2：モーニングメニュー

市川屋珈琲では、9:00～11:00にモーニングメニューを提供しています。定番メニューは「市川屋モーニング」で、大きなプレートにはトーストにゆで卵・ベーコン・キャベツ・トマトなどが付いています。トーストはもっちりとした食感で、バターが染み込んでいます。ベーコンは地元で作られている無添加のものを使用しています。値段は650円です。

市川屋珈琲のおすすめメニュー3：ベーコンとみぶ菜のサンド

「ベーコンとみぶ菜のサンド」では、無添加のベーコンと自家製みぶ菜をミルクパンでサンドしています。漬物とパンという異色の組み合わせですが、味の相性は抜群で、みぶ菜の食感が旨さに一層磨きをかけています。ベーコンの塩味もメニューにアクセントを与えています。ヘルシーだけれど栄養バランスが良く取れたサンドで、値段は800円です。

市川屋珈琲のおすすめメニュー4：デミオムライス

「デミオムライス」は、バターライスを玉子で包んだオムライスの上にデミグラスソースをかけたメニューです。バターライスとデミグラスソースの相性は良く、それにコーヒーを加えても問題ありません。オムライスの上に載っているパセリも定番だけれどユニークです。デミグラスソースは味が強めで、一度食べるとクセになる美味しさです。値段は800円です。

市川屋珈琲のおすすめメニュー5：季節のフルーツサンド

市川屋珈琲では、フルーツサンドは「季節のフルーツサンド」として提供されています。「季節のフルーツサンド」で使われているフルーツは毎月替わっていて、春にはイチジク、夏にはモモ、秋にはカキなどが採用されています。旬のフルーツを酸味が効いた状態で生クリームと一緒にサンドしていて、毎回食べ飽きない美味しさがあります。値段は980円です。

まとめ

京都市東山区にあるカフェ市川屋珈琲について、いろいろとまとめてみました。市川屋珈琲は陶磁器（清水焼）の工房が改装されて造られていて、古い街並みに調和したカフェメニューやランチメニューなどを提供しています。フルーツサンドは特に有名で、毎月替わるフルーツが一番の目玉です。京都の東山を訪れる時には、是非とも立ち寄ってみたくなるカフェです。

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