【銀座】パリ100年の味わい。老舗有名店マキシムドパリのミルフィーユを食べたい！

更新日: 2023年11月21日

フランスのパリに本店がある「マキシム・ド・パリ」。日本では銀座にレストランがあり、ほか商業施設内にもケーキショップが点在していましたが、マキシム・ド・パリの日本撤退に伴い、すべてのお店がクローズしてしまいました。そんなマキシム・ド・パリで長年愛され続けていたケーキが、「ナポレオンパイ」と呼ばれるイチゴのミルフィーユで、こちらのケーキは今もなお食べることができるメニューとなっています。今回はマキシム・ド・パリの歴史から、なぜナポレオンパイが人気メニューなのか、また、現在どこに行けば食べることができるのかなどを説明していますので、ぜひマキシム・ド・パリの味が恋しくなったときはこの記事を参考に行ってみてくださいね。

パリで100年続く老舗のスイーツを解剖！どうしてこんなに愛される？

「マキシム・ド・パ」は、1893年にフランスにオープンしたアールヌーボースタイルのレストラン「マキシム」が前身となっており、その後1900年のパリで行われた万国博覧会を機に、世界中にその名前をとどろかせることとなります。日本には、1966年に「マキシム・ド・パリ」という名前で東京・銀座にレストランがオープンし、以降本格フレンチの名店として愛されてきました。

日本でも愛されたミルフィーユ！どこへ行ったら食べられる？

フレンチレストランとして営業されていたマキシム・ド・パリですが、実はスイーツメニューが大人気で、看板ケーキのミルフィーユをはじめ、さまざまなケーキやチョコレートなどが好評とされていました。銀座の本店をはじめ、羽田空港第2ターミナル店、ecute大宮店、東武池袋店、大丸東京店、ソニービル店、東急百貨店、ラゾーナ川崎店などがあり、これらのお店ではマキシム・ド・パリこだわりのケーキを購入することができました。

マキシムドパリといえばこれ！ナポレオンパイ！

さて、そんなマキシム・ド・パリの一番人気のケーキがここで紹介する「ナポレオンパイ」です。ナポレオンパイとは、いわゆるイチゴのミルフィーユで、サクサクのパイ生地にカスタードクリームをたっぷりサンド、みずみずしい食感のイチゴと生クリームをトッピングしたケーキとなっています。パイの食感とイチゴのジューシーさが絶妙で、ファンも多い一品です。

ナポレオンパイのレシピが公開 あの美味しさの秘密はどこに？

こちらのナポレオンパイですが、店舗の撤退に伴い一時は食べられなくなってしまいました。その後『ザ・グラン銀座』で提供が再開されましたが、再開に際してそのレシピが公開されることに！おいしさの秘密は、薄力粉の代わりに強力粉を使って仕上げられたカスタードクリームです。強力粉を使うことによってクリームが硬めの仕上がりとなり、パイ生地の食感ともマッチするような絶妙なバランスが完成されるとのこと。香り付けにはコアントローが使われており、生クリームが合わせられているので乳製品ならではのコクも感じられます。パイ生地は高温で一気に焼き上げることによってサクサクの食感に。また、クリームとイチゴのサンド方法にも、安定した形になるような工夫が施されています。

ナポレオンパイに正しい食べ方があった！せっかくなら一番おいしく食べたい！

ナポレオンパイに限らず、ミルフィーユはパイ生地がさくさくしている分、食べるのが難しいと感じる方も多くいらっしゃると思います。そんな方にぜひお伝えしたいのがナポレオンパイの正しい食べ方。まず皿の上にナポレオンパイを寝かせ、パイ生地とクリームが分離しないようにフォークで一口サイズに切り分けてから食べるという方法です。こうすることによってパイ生地のかけらも飛びちらず、綺麗に食べられますよ。

あの有名漫画家も愛したミルフィーユ！あのマンガや、このマンガにも登場してた

そんなマキシム・ド・パリのナポレオンパイですが、芸能人や著名人といった有名人の中でも熱烈なファンがいます。その中でも特に有名なのが漫画家の一条ゆかり先生で、一条ゆかり先生が描いた漫画作品の中でも多々登場するほどの愛されっぷりでした。一条ゆかり先生の漫画を読んで育った人達は、作品に登場するナポレオンパイに憧れを持っているという人も多いようですよ。

マキシムドパリって何屋さん？ケーキ屋さんじゃなく、フードもあるんです！

ここまでマキシム・ド・パリの名物メニュー、ナポレオンパイについてを詳しく紹介してきましたが、マキシム・ド・パリは本店のあるフランスでもフレンチレストランとして営業されているということもあって、ケーキ以外のメニューも提供されていました。かつて銀座にあった店舗ではコースメニューなどを味わうことができ、本格的なフレンチ料理が味わえるとあって、記念日などの利用にも重宝されていたとのことです。

ミルフィーユだけじゃない！プレゼントに喜ばれるこんなアイテムも

マキシム・ド・パリの有名スイーツといえばナポレオンパイ一択ですが、現在は三菱食品からチョコレートが販売されており、こだわりのチョコレートを購入できます。オーソドックスなチョコレートのアソートセットやショコラ、ビスケット、クレープを使用したチョコレートなどラインナップの幅も広く、プレゼントにもおすすめとなっています。

ちょっとまって！？お店が無いんですけど・・・ もう食べられないの！？

ここまで紹介してきたマキシム・ド・パリですが、実はすでに日本から撤退してしまっており、銀座店を含む直営店はすべて閉店となってしまっています。最終日には長蛇の列ができるほどで、今もなお、マキシム・ド・パリの復活を願う人が多くいます。そんなマキシム・ド・パリのナポレオンパイですが、2019年現在、一箇所だけ食べられる場所があるのです。

あのナポレオンパイがまた食べられる！銀座であの味を再び

2017年に銀座にオープンした商業施設・GINZA SIX。その13階に「THE GRAND GINZA（ザ・グラン 銀座）」という多目的ラウンジがあり、そこでマキシム・ド・パリのナポレオンパイを味わうことができるのです。元総支配人と初代パティシエによって監修された本家のナポレオンパイとなっており、単品またはドリンクセット、シャンパンセットなどで味わうことができます。

復活したならミルフィーユ以外も味わいたい！ステーキやサンドイッチも楽しむ

「THE GRAND GINZA（ザ・グラン 銀座）」ですが、マキシム・ド・パリの復活メニューであるイチゴのミルフィーユが食べられるほか、そのほかラウンジ感覚で食事が楽しめるよう、サンドイッチやステーキ、コース料理ほかアフタヌーンティーセットなども注文できるようになっています。せっかく訪れたのであればこういったメニューを一緒に味わうのもいいかもしれませんね。

銀座まで行けない・・・あのミルフィーユがお取り寄せできます！

マキシム・ド・パリのナポレオンパイは食べたいけれど、なかなか銀座まで行ける時間がない、というような方におすすめなのが、ナポレオンパイの製造工場である「カーディナル川崎製菓工場」での購入です。カーディナル川崎製菓工場は神奈川県川崎市宮前区にあり、併設するパティスリー・カーディナルではこちらのナポレオンパイを購入することも可能です。7.5cmx17cmの小サイズは2,400円、10x17cmの大サイズは3,500円で購入できますので、川崎周辺にお住まいの方はこちらを利用してみるのもいいかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか？この記事では、フランスに本店を持つ有名レストラン「マキシム・ド・パリ」で提供されていたナポレオンパイについて詳しく紹介しました。たっぷりのカスタードクリームにフレッシュなイチゴ、さくさくのパイ生地の組み合わせが絶妙で、お店が撤退してしまった今もなお愛され続けているケーキです。場所は限られるものの、現在も食べられますので、ぜひこの記事の情報を参考に食べに行ってみてくださいね。

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